皆様…新年おけましておめでとうございます。 こんなご挨拶するのもそろそろ色褪せてきた頃合い?1年のはじめのご挨拶はもちろん大切なことだけれど、三ケ日が過ぎて仕事始めも迎える頃になると、1月1日のような…いわゆるお正月ムードというものはグンと控えめになっていくものでゴザイマスよね。もちろん松の内の間はお正月であることは間違いないのだけれども。 そして新年のご挨拶と共に忘れてならないのが…「今年はこうしたい!」「今年はアレをガムばりたい!」という、いわば年頭の決意表明!そそっ、抱負、願望や希望を述べるという行為でゴザイマスよね。皆様はどんなソレをご決意されたのかしらん?それはそうと…昭和アイポの世界にだって○○になりたい〜という希望や願望含みのお歌があったもの。今回はココにコジつけさせて頂き、あのかわい子ちゃんが放ったこの1曲をレビュってみたいなと思うのでありまする^^。 表題の「日曜日はストレンジャー」は、石野真子さんのシングル第4弾として、1979年1月25日に発売された楽曲。この頃の真子さんと言えば、デビュー曲の「狼なんか怖くない」を狼サインとともにお披露目され、瞬く間にトップアイドルルの仲間入り。ド肝を抜かすタイトルがインパクト大だった「わたしの首領(ドン)」ではメイドさんみたいなコスプレ風衣装で男子諸君を完全にノックアウト!次の「失恋記念日」では作風的におとなしいモノでありながらも、歌しりとりで「の」が回ってくると必ずや飛び出すという定番曲に。(笑)コレラ作品のお次に繰り出されたのが、表題曲だったということになる。Wikiによればこんな記述も…
コレは当時の担当ディレクターさんによるお言葉のようなのだが、「失恋記念日」があのような作風だったためか、かなり早い時点で第4弾のコンセプトは定まっていたのかと思われ。 さて、この作品の作詞を手がけたのはデビュー曲から連投の阿久悠氏、そして作曲は初起用された筒美京平氏というコンビ。デビュー年度は数々の新人賞を受賞、作家陣として吉田拓郎氏、穂口雄右氏を起用しながら着実にファンを増やしていった真子さん。年明け第一発目となるこの作品で一気に勝負に出たい…という気合が感じられる人選か。なにしろ筒美氏と言えば当時の名だたるヒットメーカーであり、彼を起用すれば前作を上回る手堅いヒットが期待できる!こんな皮算用があったのカモね。
という、モータウン風サウンドに乗せるマイナー調のイントロ。あれ?このイントロは…そうなんです。米モータウン界の人気グループとして君臨したフォー・トップスのコレにクリソツぅ。同グループの別曲でこんなのもある。といってもコレラにハタと気がつかされたのは、モータウンなども愛聴するようになった20代のはじめ。その当時(ウブウブな小学生ヨン)には知る由もなかった事だったのでありまする。コレは巷じゃ○クリなどと囁かれていたりもするようなのだが、ココまで正々堂々なご姿勢であるからして。○クリと言うよりは引用?というか作曲と同時に編曲まで手がけた筒美氏の哲学におけるお遊び程度?といった解釈でいいのではないかと。コレを○クリと括るのはかえって野暮なものカモ。(笑) ソレに引き続いて真子ちゃんが歌うのは… ♪天使より 人の心迷わす 悪魔の方が魅力的ね 特に月の夜は ハイヒールさげた両手からませ あなたと踊りつづける夜は 深い深いブルー イントロのマイナー調からは一転したメジャー調のメロ。当時の担当ディレクターさまが↑で決意表明されたとおりの展開か。だけどどことなく陰りも感じさせたりするんだよナ…歌詞にも悪魔や月夜が出てきてどことなくインディゴブルーな雰囲気がモアモア。徹底的に明るい歌…というのとはちと違うような気も。 ♪スペードばかり 並んでいる 不吉なカード 切りながら これまでの3作品ではルージュ、ハイヒール、ビール、レントゲン、カクテル、ブルー(青色)…などなど、阿久氏による作戦で小道具がビシバシと飛び出してきた。石野真子は一体どんな小道具と絡めたらその魅力が最大限に発揮されるのか…そんな試行錯誤や実験が繰り返されていたようにも見てとれる。その結果に基づいて(おそらくは?)相性が良いと判断(独断による?)されたお言葉群(ハイヒール、ブルー)をリサイクル。これらに加えての新小道具として、トランプとコラボさせてみたのが本作品での新しい切り口だったのかなと。後の「ハートで勝負」において♪ワンペア〜ツ〜ペア〜とトランプ片手にキメこむ真子さんがご登場と相成るワケだしネ…ココでの実験は成功だったと解釈してよろしいのかと。(笑) ♪悪魔になりたい 悪魔になりたい 身も心もあやしく変わりたい 日曜日はストレンジャー 私じゃない私になれる 1979年の年頭における真子さんの願望はコレだったようでゴザイマス。(笑)
こんだけキャワゆさを極め、悪魔なんて微塵にも感じさせない真子さんに♪悪魔になりたい〜と歌わせる手口。職業作詞家であり、巨匠と呼ばれるに相応しいオトコ…そんな彼の鋭さと切れ味がキラリンコンか。そもそも悪魔と言えば、キャンディーズの代表曲としても知られる「やさしい悪魔」という曲がある。ココから遡ること約2年前に世に出た作品なのだが、アチラは甘美で妖しくやさしい悪魔にドップリとトリコになることを唄ったモノだった。阿久氏はこの辺りも視野に入れておられたのだろうか…今度はその変形逆まわしゲリ?として、このかわいさ極まりない石野真子というアイドルに「アクマ志願」させ、仮面をつけさせたらどんなことになるんだろ?実はこんな企みも彼の頭脳の中では大いに働いていたのではないかと邪推してみるワタクシメ。ご賛同してくださる方はいらっしゃるかしらん。(笑) それにしても仮面つけて悪魔になる日がどうして日曜日なんでしょ。古い映画で「悪魔の日曜日」というものも存在していたりで…この辺りもヒントになったのか、ナゾ。歌詞の大意としては「ココロに大きな鍵をかけ続ける意中の男性に対しての対抗策としての悪魔志願」…というものが伺える。だとしたら土曜日に悪魔に変身して日曜日の最後まで彼をブンチョッパ!といった作戦も?いえいえ…そんなの可愛くないの。それだとホントの「悪女かまきり」になっちゃうんだから^^;。日曜日にあやしくやさしい悪魔になってアナタをトリコにしちゃいたい!だけど月曜日からは何事もなかったかのように…うん。コレくらいの方がアイドルとしてキャワゆいものでゴザイマスよね、はい。(笑) この作品はオリコン最高19位、6.9万枚というお成績。洋楽風味を注入した楽曲のカッコ良さと真子さんの可愛らしさからするとやや伸び悩んだ印象か。前作の「失恋記念日」が24位で9万枚だったこともあり…飛躍を目論む手堅いヒットの皮算用がやや外れてしまった結果か。
こんなクダリを入れたもんだからのぷち災い?いえいえ、当時のアイポはこれでも十分に及第点。なにせビッグネームと呼ばれた山口百恵さんやピンク・レディー等を除くと、チャートの100位にすら顔を出せないアイドルの方が多い時代でゴザイマシタものね。そんな状況下でこの作品を天使のようなあふれんばかりの可愛らしさで歌い上げてくれた真子さん。当時の印象としてはとにかく「かわいい!かわいい!かわいい!」このひとことに尽きるのでありまする。
こんなにかわいい真子さんの悪魔願望…きっと(オトコ)神様の多くはすんなりと叶えてくださることでしょう。(笑) ☆作品データ
作詞:阿久悠 作曲:筒美京平 (1979年度作品・ビクター音楽産業) |

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