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書庫☆70年代アイドルぷちレビュー

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♪ホラ 春咲小紅〜ミニミニ見に来てね

こんな歌が似合う季節がやってまいりましたね。陽気が穏やかになると蠢きだすのが、健康的なおみ足ニョッキョリファッションで街を闊歩する…いわゆるミニスカムスメたちということになるか。昨今ではスマイレージがミニスカアイドルの代名詞のようになり、相変わらずのご活躍といった風にはなっているものの、だからといってもソレだけでセンセーションが巻き起こる!という時代でもない。

そもそも女性のミニスカートは1950年代末のロンドン辺りですでに産声をあげていたとも聞くが、世界的なブームとして圧巻しはじめたのは1960年代中盤頃と言われている。イギリス人モデルのツイッギーが日本に来日したのが1967年。この頃になると世界中の女性たちがそのミニミニっぷりに魅了されまくり、スカートの丈を競うように短くしていったらしい。流行りもの好きとして知られる我が国ニッポンがそんなブームをほうっておくワケもなく…ツイッギーを日本企業のCMに担ぎ出すわ、和製ガールズシンガーたちに次から次へとミニミニ賛歌を歌わせるわで…それこそすんごいミニミニブームが到来していたようである。

■和製ミニミニ賛歌の一例
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「ミニ・ミニガール」金井克子1967年8月発売。NTV「レ・ガールズ」主題歌。レコード盤ではソロとしての吹き込みだが番組では金井をはじめ西野バレエ団の美人娘(由美かおる、奈美悦子、原田糸子)が鉄やぐらの上でミニスカ!ゴーゴーと歌い踊った。
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「ミニミニ・ロック」木の実ナナ1967年7月発売。ドイツのロックバンド、グーシーズのカバー。アイドル時代の木の実さんにおける唯一のぷちヒットとして知られる楽曲。

こんなミニミニブームに飛びつき、あわよくばその恩恵を…との野望が「ぎらぎら燃えて」(かどうかは定かではないけんど)、ニッポン国内での盛り上げに一役買ってくだすったのが…ナニを隠そうこのお方…山本リンダさん!リンダ嬢と言えば…

「リンダ、こまっちゃぁ〜う」

のイメージを国民に植えつけたデビュー曲「こまっちゃうナ」(1966年|作詞・曲:遠藤実)が大ヒット。といってもオリコンによるデータ集計前のため、一体どんだけ売れたのかは定かではない。それでもデビュー翌年の「紅白歌合戦」に出場をカマされていることから、かなりの枚数(当時の基準において)をサバいたものと思われ。

そんなリンダ嬢がハーフとしての最大武器である伸びやかな肢体を大活用してプロモっていたのが表題の「ミニミニデート」なの、ジャジャーン!この楽曲の発売は1967年7月10日…おん年44歳になるワタクシメですらこの世に生を授かってないですがな!といった時代である。こんな古曲…ナニをトチ狂ってねじコミレビューしているのかというと…コレがね、なかなかいいんだから。まぁ、それなりに古いの否めないけどダマされたとでも思って聴いてみておくんなまし。さもないと…

チェリー、こまっちゃぁ〜う

って…ゲボっ。44歳にもなるオッサンがのたまったところでサマになるセリフでもないようで、シッケイシッケイ。(笑)あっ、前置きだけでこんなにしゃべっちゃった…どうしましょ。

チェリー、こまっちゃぁ〜う

ってしつこいんだよ。さっさと聴きましょ、ハヤくハヤく。(笑)

♪ミニミニスカートで 歩いてみたの
 白いブーツで はずむ足どり
 可愛いおひざもこんにちは
 素敵な素敵なあのひとが よく似合うと言ったのよ
 ミニミニミニ ミニ━━━
 ミニミニミニ ミニ━━━
 ミニデート………
 ミニミニスカートは ラブラブカラー
 いつもの街を 歩きたいな 歩きたいな………

えっ?コレで終わり???なんともまぁ…短くて内容がナイヨ━━━ウ。改めて本レビューの前置きを長くしておいてよかったナと、妙な安堵感がワタクシメを包み込むのでありまする。でもでも歌詞は長けりゃいいってもんでもないでしょうに。あっ!「ミニミニデート」だからきっと歌詞もミニミニ!短くしたのよね…きっと。作詞をされたのはどんな人?樋詰喜久子氏…あまり馴染みのないお名前だけど、気になって色々と調査ってみたらば、なんとこの歌詞は月刊誌「平凡」の企画として一般公募されたものらしい。どうりでシ○○ト臭いと思ったら…いえいえ、この方は後になって書籍も出版されていたようだし、きちんとした人のはず。「こまっちゃうナ」の○痴少女的イメージで大当たりしたリンダ嬢のイメージを十二分に活かしきり、短いながらも当時の最先端なる少女的日常を描いた珠玉の…とでも書いておくのがオトナとしての対応でしょ、コレ。

このウィットに富んだ簡潔な歌詞にメロディーを乗せたのは、デビュー時からリンダ嬢を必要以上に(?)サポートしまくってきた遠藤実センセイ。なんといっても彼のお名前を宛がったミノルフォンレコードに所属させたくらいの秘蔵っ子なんだからね。センセイに気にいられちゃったぁ…

「リンダ、こまっちゃぁ〜う」

またかよ。(笑)

それにしてもこの「ミニミニデート」ったら、なんてイカしたチューンなのでしょう!1967年のメイド・イン・ジャパンとは思えない、その躍動しまくるリズム感がなんといってもカッコいいのね。楽曲全体にあふれかえる「ちょっとこの娘、大丈夫?」的な懸念をよそに、シカリとした重厚感でリスナーに絶大なる安心感を与える男性コーラス隊員のお声もズテキ。楽曲後半でヒートアップしまくるギターとドラムスの大競演も見逃せないったらありゃしない!ドラムのおにいさん、そんなに激しくしちゃイヤ…

「リンダ、こまっちゃぁ〜う」

またなのね。(笑)

こうしたサポートによりのびのびいきいき…水を得た魚みたいに元気いっぱいなのがリンダ嬢。ベタベタ歯にくっつきまくって糖度も最高値のアメリカ製キャラメルみたい…しつこくてあま〜いリンダフルワールドを大炸裂させている歌唱にも要注目!

♪ミニミニスカートでぇ↑

♪ミニミニスカートでぇ↑

♪ミニミニスカートでぇ↑

キャワゆ〜い!シャクリ女王はリンダ嬢に大決定させていただきまする!右に出る者なんて存在いたしませ〜ん。こんなリンダ嬢なんだもの〜おひざさんだってそりゃ「こんにちは〜」しちゃうのよね、許せる許せる。(笑)それにしてもラブラブカラーってのが気になる気になる「Dang Dang 気になる」。

ソレッテナニイロナンデスカ?うん、ウフン、えっとね、アフっ…

「リンダ、こまっちゃぁ〜う」

もういい加減にしてよ!(笑)

それにしてもリンダ嬢はプロ意識に秀でた方である。デビュー曲「こまっちゃうナ」から間髪入れず、例のセクシーヒット群(「どうにもとまらない」「じんじんさせて」「狙いうち」など)をイメチェンとともに連発したのだと誤認されることも多いが…実は「こまっちゃうナ」から約4年もの間、ヒットシーンからは見放されていたのである。でもってその不遇時代はナニをされていたのかというと…ちゃんとお歌のお仕事を続行していたのでゴザイマス。あの日あの時の時代の要請に必死で応えながらネ。しかもかなりの試行錯誤を繰り返しまくり…なんだけんど。

■低迷期のリンダフルワールド(1967-1970)
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「世界の国からこんにちは」1967年3月発売。三波春夫センセイ等との競作盤としてリリース。あま〜いお声で博覧会を唄うリンダに萌え!♪1970年の〜あたりのクダリには思わずなつかしさがこみあげて胸キュン!
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「フリ・フリ5」1968年6月発売。当時流行のリズムを取り入れイチ早くフリフリ!ヘソ出しでフリフリ!リンダ、プールで水着でも唄ったの。
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「トンボのメガネ」1970年3月発売。珍曲中の珍曲?とおぼしき盤。19歳になっていたはずのリンダ嬢があり得ないほどのロリ声で♪しゅるぅしゅるぅ〜しゅるしゅるぅううう〜とキャラメル攻撃をけしかける!必聴!
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「涙は紅く」1970年9月発売。↑からわずか半年の急変貌に仰天!当時人気の弘田三枝子か奥村チヨ風狙いか?歌唱法までガラっと変えてのイメチェンだったがこの時はあえなく失敗。

ラブラブカラーでいっぱ〜いなの。そして流行りモノにすかさず飛びつくスバヤさにかけてもニッポン一!(笑)70年代のブレイク後、再度の低迷期には「わたしの恋人、たいやきくん」なんて便乗モノも。それにしても♪しゅるぅしゅるぅ〜しゅるしゅるぅううう〜!!!!!低迷期のリンダフルワールドにドップリと浸かり、脳みそをウララウララの「狙いうち」されてしまった感のあるワタクシメ。こんなになると…チェリー、こまっちゃぁ〜う。酔いざましに...

♪ミニミニスカートでぇ↑

お散歩でもしてこようかしらん←ゲボっ。(笑)

☆作品データ
作詞:樋詰喜久子 作曲:遠藤実 (1967年度作品・ミノルフォンレコード)

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