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書庫☆70年代アイドルぷちレビュー

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コレを読んでる皆様が清純派というお言葉から連想する歌手や女優さんはどなた?

これまでのニッポン芸能史をふりかえってみても、そういったものにあてハマる方々はたくさんいらっしゃったもの。しかも、このお言葉はウチらの日常生活においてだってよく飛び交うものでゴザイマスよね。それくらいにクチをついて出てくる「清純」というお言葉には一体どんな意味があるのか?といってもその字ヅラから容易に想像がつきそうなものなのだが、ひとまずは調査ってみることにした。

清純とは…

きよらかでけがれのないこと。清楚で純真なさま。きよらかで素直なこと。世の中のけがれにそまっていないこと

おもにこんな意味として用いられている。やはり調査る必要もなく?読んで字の如く…でございましたの。(笑)

かつてニッポン芸能界において清純派と呼ばれていた歌手や女優さんたち。おそらく彼女等の幾人かはあくまでもお仕事上の「プラトニックをつらぬいて」?私生活では♪やってられないわ〜なんて方もいらっしゃったのカモ。昨今の芸能界には清純派なんて…なかなかお見かけしませんものね、みなさんあけっぴろげで。(笑)過去の芸能界で「清純派」と呼ばれた方々は見た目やしぐさ的には充分な「清純派」であり、テレビの前の視聴者にうんとこさっと夢を与えてくれたもの。それこそニッポン人男性における理想の女性=清純派みたいな、公式?とおぼしきモノまで築き上げてしまったほどで。まぁ、なんせ当時の作り手側(スタッフ)の殆どが男性だったという事実…仕事しながら彼等の思い描く理想の女性像を作り上げては楽しんでおられた…って解釈もアリか。(笑)

実は今回レビュろうと思っている女性アイドル歌手…彼女も「清純派」というお言葉がピッタリコンコンにハマった方。彼女の場合、それこそ絵に描いたモチとも言えるハマリっぷりであり、ワタクシメ的にはたいそう気になる存在なのは言うまでもない。といってもリアルタイムではあまり存じ上げない方でもあるのだが、後追いしたくなるほどに興味シンシンなんだから困ったもの。(笑)

そんなワケで今回はこの方が放ったあの1曲をレビュりたいと。

表題の「少女期」は森田つぐみ嬢のデビュー曲として、1976年4月25日に発売された作品。つぐみ嬢は大阪府豊中市出身の女の子で、デビュー当時は17歳。芸能界デビューのキッカケはNETテレビ(現テレビ朝日)の「あなたをスターに」における第2回大会のグランドチャンピオンに輝いたこと。出来レース?だったのか否かは深く掘り下げないことにして、アイドルがデビューするキッカケとしては十分すぎるほど理想的なソレだったご様子。しかも所属先は大手、渡辺プロダクションとキたもんだ!うおっ!コチラも恵まれておりますの〜お膳立てがバッチリコンコンといったトコロ。

でもって彼女のプロフィールを少々…ナニナニ?特技は書道3段!これはこれは!つぐみ嬢における清純派としてのイメージを更にグイ押しする要素であるか。しかも↑のようなルックスとデビュー曲のタイトルだもの…清純派としての純度がすでに「君は1000%」。(笑)そしてそして…デビュー時におけるキャッチフレーズとやらが…

小鳥とショパンと17才

コレなんだからぁ。あら、やだぁ〜ん!もう完璧っすね。ここまでは非の打ちドコロが全く見当たらないつぐみ嬢。

そんな彼女のデビュー曲は作詞を千家和也氏が、作曲を大野克夫氏が手がけたもので、ショッパナからいきなりのバラード作品なのである。おそらくコレは彼女が持っていたおしとやかで奥ゆかしい、そしてお上品な女の子というイメージを最大限に活かすにはどうしたら?といった話し合いの末に決定づけられた曲調だったのかと思われ。

優雅なピアノの調べが美しいイントロ。キャッチフレーズでショパンをひっぱり出すくらいなんだから、やはりピアノの音色は必須アイテムでゴザイマスよね。脳内で描くイメージとしては、深窓のお嬢さまが瀟洒な白い洋館でため息…といったモノ。そしてその家の庭には真っ赤なバラと白いパンジー、足元にジャレつく仔犬までいるのよネ…って、これでは西洋文化に憧れを抱く昭和の小市民感覚がムキ出しではありませんこと?

こうした優雅な調べをイントロに据え、つぐみ嬢は奥ゆかしくもこんな風につぶやきだすの。

「あなたにあえて何かがわかりかけました。何かを…つかみかけました。」

う〜ん、なんて品がおよろしいのでしょう。セリフ入りってのは清純度をグイ上げするための大切な小道具だったことは言うまでもない。こういう手法はしーちゃんこと、あべ静江さんがお得意とされていた分野だったもの。ネットの世界じゃつぶやきが横行する昨今ではゴザイマスが、こうした美しいつぶやきってのは全く目にしたことが…。まぁ、アソコでこんなん…ちょっと頭おかしい種扱いされる可能性大かしらん、ナゾ。

♪あなたの前に 出る時だけは
 飾りや嘘の ない娘(こ)でいたい
 涙に濡れた くちづけの中
 みつけたものを 大事にしたい
 難しい事は 分からないけれど
 好きなんです 心から愛しています

もう完璧すぎるほどの美しさ。楽曲や歌詞が美しいだけでなく、つぐみ嬢の歌声だってなかなかのもの。音が取りづらいメロ構成でありながら音程も取れているし、なにせ育ちのよさ?を感じさせる清らかさがなによりも最大の魅力かしらん。

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レコジャケより洗練!愛らしいつぐみ嬢ヨコ顔もお品がおよろしいようで

それはそうとこの美しい歌詞を書かれた千家和也氏は、おもに70年代を中心にご活躍された作詞家さん。80年代アイドル好き諸君にはおなじみ、小泉さんがカバーなすった「素敵なラブリー・ボーイ」(オリジナルは林寛子さん)なども彼の作品である。この当時(1976年)の千家氏はすでに満30歳というご年齢になられていたようなのだが、少女の感性をこれほどまでに美しくちりばめた?あたかもポエムのような歌詞をこしらえましたのね、センセイったら。

♪女の子に生まれたこと
 あなたを知ってから 誇りなんです

ステキな異性とのめぐり逢いにより、女の子に生まれたことを誇りに感じるこの瞬間。これが恋なのね、あれが愛なのね…と恋や愛の意味を知りはじめる少女が直面する「少女期」。要は少女における「私のいちばん美しい時を」のシーンを描いたモノ…と言えようか。

また、このサビ部分では冒頭セリフにより語られていた「何か」が明かされている。その「何か」とは…

女の子として生まれたことへの誇り

コレなのね。さもないとアナタをこうして好きになることはできなかったわ…とでも言いたげ。まぁ、恋愛の自由化が進みまくった昨今じゃ男の子に生まれたって同性を…という方法はありそうではゴザイマスがね。(笑)「あぁ、この人と出逢えてよかった。つぐみ、幸せ!」という‘オンナの悦び’なのね〜つぐみ嬢。

またその一方でこんな美しい曲を汚さんばかりの中年妄想も…?「何か」とは…異性にしか存在しないアレをムギュっとつかんだオンナのめざめ!って、おっさん!そんなんじゃ「熟女期」よ。五月みどり姐さんにお出ましいただかないと。(笑)

♪恥じらいも何も 忘れそうなほど

つぐみ嬢が唄うこの節どおりの汚妄想になってるからイヤになっちゃう、もう。(笑)だけど裏を返せばこの美しいとおぼしき歌詞も…なんだかエロチックなモノにも思えてきたり?って、そもそもそういう風に思案すること自体が「清純派」からかけ離れてることになるのね、プンプン。

おふざけはこの辺にして…このような美しすぎるほどの楽曲、清らかで愛らしいルックス、そして恵まれた環境に身を置いて歌手デビューしたつぐみ嬢だから、さぞかし大売れしたのでしょ?と思いきや…オリコン最高84位で1万枚の売上。あら、意外と低空飛行だったご様子。まぁ、こういう完璧に仕上がったモノは…いや、なんかちょいと媚びすぎかな、コレやっぱり。

つぐみ嬢がデビューした1976年は後に怪物化してニッポン列島を丸呑みすることになるピンク・レディーが出現した年度。この怪物デュオがデビューしたのは8月25日。つぐみ嬢がデビューした日から僅か数ヶ月後のこと…である。

「申し訳ないけど、それまでにいたアイドルがビュってどこかに飛んでいった」

とある番組でピンク・レディー出現に関してこのようにコメントしたのは堺正章氏。彼は当時のアイドルたちがこぞって出演していた歌番組で司会を務めており、彼らの一番近い場所にいらっしゃった方。そんな彼が「遂に完成された新しいアイドルが出てきたな」と感じたそうな。

この怪物デュオの出現により、その後のニッポン歌謡界勢力図は激変!丸呑み餌食となってしまったつぐみ嬢はシングル3枚(表題デビュー曲の他、「さよならは似合わない」「恋して海岸通り」)、アルバム1枚のみでアイドルとしては終幕に!その後もコドモ番組などで細々と…1983年頃までは芸能界にいらした模様なのだが。デビュー曲以外はどうも楽曲に恵まれない不運も?テレビとのタイアップあり&佳曲と呼ばれる「冬の哲学」もなんでかナ…B面収録でゴザイマシタしね。

お膳立てや素材が完璧でありながらポシャる!というパターンは80年代の高橋美枝さんをはじめとして数あれど…70年代中盤から後半にピンで人気アイドルになれたのは郁恵さんや真子さんなどの愛嬌タップリ娘たち。いわゆる70年代的な「清純派」の存在ってのは倉田まり子さんあたりが最後の生き残り?そういう彼女も華々しく活躍できたのはデビュー1年目くらいだったしで。1980年代以降は‘あの方’のご出現により、これまた新種の清純(を装った方もチラホラ?)ムスメたちがこぞってデビュー。しかしながら70年代にもてはやされた…

♪女の子に生まれたこと あなたを知ってから誇りなんです

こんな歌詞がよくお似合いの、もの静かで奥ゆかしい「清純派」…実はこういうタイプは1976年あたりですでに絶滅危惧種?として認定されてしまったのカモ。まさに…

「何かを…つかみかけました。」

今回のレビュー作業により、ニッポン過去アイドル史における‘何か’をつかみかけた…と感じてジコマンしまくるワタクシメなのでありまする。(笑)

☆作品データ
作詞:千家和也 作曲:大野克夫 (1976年度作品・日本フォノグラム)

■参考資料|1976年組の新人歌手
内藤やす子、新沼謙治、ピンク・レディー、吉田真梨、角川博、朝田のぼる、芦川よしみ、三木聖子、大竹しのぶ、森田つぐみ、黒沢浩、因幡晃、秋本圭子、丸山圭子、あさか早苗、横本メイ、三波豊和、山本百合子、目黒ひとみ、江口有子、星ますみ、浦部雅美、野中小百合、神保美喜、桜たまこ、早乙女愛、ゴールデンハーフ・スペシャル、北村優子、究トモ子、川口裕子、岡崎ひとみ、北沢まゆみ、林るり子、香川裕子、異邦人、ミス花子など

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