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1日に急性動脈瘤(りゅう)のために死去した俳優、石立鉄男さん(享年64)の通夜が2日、静岡県熱海市の成田山快長院でしめやかに営まれた。10月に出演予定だった舞台に並々ならぬ意欲を見せていた石立さんだが、明るい演技を再び見せることはできず。駆けつけた俳優座養成所時代の先輩、同僚らは故人の無念を思い、涙にくれた。またこの日、代表作で共演した女優、杉田かおる(42)や岡崎友紀(53)が追悼コメントを寄せた。 明るい人柄でだれからも愛された石立さんの通夜に、懐かしい顔がそろった。通夜は近親者のみの予定だったが、横内正(65)ら俳優座養成所時代の同僚、先輩らが出席。8年間住んだ熱海の近所の人々らも集まり、弔問客は100人に達した。(yahooニュースより抜粋)

もうすでに皆様ご承知のことと思うが、昭和を彩った俳優さんがまたひとり逝ってしまった...。今回はこのブログのご訪問者様より石立さんの追悼記事をぜひ...というリクエストを頂いたこともあったし、自分自身としても思い出深い俳優さんのひとりでもあったため、緊急に記事を書いてみることにした。

70年代〜80年代にかけて、たくさんのテレビドラマやCMなどで、その元気いっぱい&コミカルなお姿を見せてくれた石立さんの記事なので、あまりしめやかになりすぎない作風にしてみようかと思う。

まずはザっと彼の経歴から...

石立さんは元々、俳優座養成所第13期生、そして文学座座員を経て1970年に出演したテレビドラマ「おくさまは18歳」で当時の人気アイドル、岡崎友紀さんと共演、この作品で一躍人気者となり俳優としての地位を掴んだ方だ。

そしてその後は日本テレビ系列にて「石立ドラマ」と呼ばれた...

「パパと呼ばないで」(1972年)
「雑居時代」(1973年)
「気まぐれ天使」(1976年)
「気まぐれ本格派」(1977年)

などに主演。特に「パパと呼ばないで」では、あの‘杉田かおるさん’
イメージ 1 イメージ 2 ←アイドル歌手時代はこんな初々しいお顔だった杉田さん
がまだ初々しかった子役時代に共演しており、そのドラマ内で発した...

「おい、チー坊」

という名セリフはものマネのネタにされるほどの人気セリフとなる。後になってそれが石立さんの代名詞のようなものになったのも有名なところか。

こうして名実ともに人気俳優となった石立さんはこれ以後も...

「赤い激流」
「赤い絆」
「赤い激突」
「噂の刑事トミーとマツ」
「秘密のデカちゃん」

などの人気ドラマに次から次へと怒涛のように出演していくことになっていったのである。

ただ、自分の場合、この時代の石立さんに関してはどちらかというとリアル世代ではなく後追い(テレビの再放送などで...)のような形が多かったのだ。だから彼の素晴らしい演技をリアルで体感していくのはこの時代のちょいと後...そう1983年からフレジテレビにて放映が開始された月曜ドラマランド枠内で主演した「どっきり天馬先生」、そこら辺りの方が自分にとってはより鮮明な記憶として残っていたりする。このシリーズは月曜ドラマランド枠で初期の頃に製作されていた作品だったが、これもかなりのヒット作となり、そのすべてを合わせると13シリーズも作られていたというから驚きだ!これ以降にも彼はこの同枠内で...

「乙女学園男子部・どっきり双子先生」(全8シリーズ)
「乙女学園すみれ寮」(全3シリーズ)

などの人気シリーズ作品を連発、70年代はもちろんのこと、自分がティーンの頃においても非常に人気のある俳優さんだったのである!

彼の出演したドラマは多かれど...決して忘れてならないのが大映製作の‘あの’ドラマではないだろうか。そう、キョンキョンこと小泉今日子さんが1985年に主演した「少女に何が起こったか」...まさにコレなのである。
イメージ 3
このドラマに関しては前にもこのブログで記事として書いたことがあったので詳細は省略させてもらうが、このドラマ内における彼の役どころは...

刑事

そう、他ドラマで魅せていたオチャメな石立さんとはちと趣きの違う役柄であり、またその設定が大映らしいというか、なんというか...。

天才ピアニスト東雪彦(←風間杜夫さんが写真のみでのご登場でしたでしょうか...)の娘と言い張り、名門一家へまんまと乗り込みそこで生活を始め出した少女・野川雪(キャスト:小泉今日子)。その屋敷内では素晴らしい女優さん達によるキョンキョンいじめも見ものでしたよねぇ。東家のお嬢様役として雪役のキョンキョンにことあるごとに「あなたっ」と見栄を切った賀来千香子さん、そしてオドロオドロしいおば様役が素晴らしかった岸田今日子さん、ひっつめスタイルで怖いおばちゃんを演じた辺見マリさん…などなど、そのどれもが唖然〜!!と驚嘆させられるようなものスゴい演技をカマして下さっておりました。またこのドラマはオーバーアクションなのが‘売り’だったのか何なのか…体を動かすごとに...

バサッ ガサッ

と、な〜んとも耳障りなほどのわざとらしい効果音(?)が付いていたってのも特徴でしたでしょうか。そんな中、このドラマでいいお味を出していた石立さんの存在も忘れることはできまい。それはまさにキラリ...どころか‘ギラリ’と光るソレ...であり、悪役としては相応しい名演技...はたまた迷演技(?)とも言える様な素晴らしい役どころを演じられていらっしゃったのであります。

「やい、薄汚ねぇシンデレラ!!」

こんな罵声と共に...夜な夜な12時になると、どこからともなく東家の屋敷に現れては雪を脅かしにくる...そんな役どころを、あくまでも‘真剣’に演じた石立さん。(笑)雪を演じたキョンキョンに‘シンデレラ’とはなんぞや...を説明するため、童話「シンデレラ」の絵本まで携えてのご登場...

「えっ?アンタはわざわざその絵本とやらを見せるために、こんなトコまでのこのこ飛んできたんかい??」

おそらく多くの視聴者は異口同音にこのように感じ、そしてテレビの前で絶句させられたものでございました。(笑)
イメージ 4 ←絵本を持って夜な夜な現れる石立さん
このドラマを観ていた誰もがそんなケチを付けまくりたくなるような...そんな一場面。その滑稽な設定にはおそらくご本人も???だったと推測される。だけれども、それに屈せず(←多分^^;)一生懸命にそのヘンな役ドコロを演じ、視聴者をたんま〜りと楽しませてくれたのも何を隠そう石立さんでございました。

また、クルクルと巻かれたあの独特のヘアースタイル...あの髪型はまさに「わかめラーメン」のCMイメージにピッタリで…
イメージ 5 イメージ 6 ←わかめラーメンではいつもどおりのキャラ(笑)
あぁ、どれもこれも懐かしゅうございます。
あの石立鉄男さんがもうこの世にいらっしゃらないなんて...。これでまた華やかなりし‘昭和’が一歩も二歩も遠のいていってしまったような...そんな気がしてなりませぬ。

石立さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。どうか天国で安らかに...。

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