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(前編より続き)
ガチョーンのポーズとおぼしき…いえいえ違います。(笑)「捕まえるぞ〜ウ〜ウォンテッド」を表現したフリツケが秀逸。♪I WANT YOU BABYのところの激しさ、ミーちゃんのお目々ひんむき加減、そしてラストの♪タタタ タタタ タタタ タタ〜に合わせて頭をグルングルン回転させる様は迫力満点!ミーちゃんたらば激しく回しすぎちゃって…頭に付けてたお飾りがすっ飛んでしまうことも度々ございましたとさ。(笑)ミーちゃんが黒、ケイちゃんが白のフリンジ風衣装がなんとも印象的でゴザイマシタ。年末の賞レースにおいてはそれらフリンジにラインストーンが施されキラキラ加減が増幅、一段と豪華になったものでした。
イントロにおいて手にマイクを挟み、ヒラヒラさせるのは飛来するUFOをイメージしていた。ちょうど手の上に飛び出したマイクのヘッド部分がUFO本体をイメージしていた…というワケなのである。で、あの有名な♪ユッフォーのところ…アレはUFOが丘(頭部を丘に見立て)からひょっこり…のイメージで考えられたそうである。♪飽きたところよ、アンの部分では手をグルングルン…子供には大ウケしたであろう、体操みたいなフリツケがウリか。衣装は初期の銀バージョンに加え、よりグレードアップした感のある金バージョンも存在した。
この曲あたりからフリツケがグンと難しくなっていく。この曲における最大のポイントは♪私ピンクのサウスポー…と歌った後のフリツケだろう。歌舞伎のアレをも髣髴とさせる‘見栄キリ’ポーズが実に印象的だったもの。またミーちゃんとケイちゃんでそれぞれ微妙に違うフリが付けられており、ミーちゃん役、ケイちゃん役がよりエンジョイできる曲でもある。例えば、イントロの♪タララタラタラタ〜のトコロはミーちゃんがオーバースロー、ケイちゃんがサイドスローの格好で投げる真似をしていたのである。この曲では準備された衣装の数も非常に多かったのが特筆なのだ。デザインはすべてほぼ同じで、初期のピンク布バージョンを始め、ピンクスパンコール、黒スパンコール、青スパンコール、金&銀の賞レース用バージョンも存在した。
土の下から這い上がるモンスターを表現したイントロ部分。曲自体も長いのだが、全体的にフリツケの難易度がかなり上がっており、完璧にマネするのは非常に難しい。相当なレッスンを積む必要がある。この曲でもケイちゃん踊りが炸裂してるのが見所のひとつだろうか。(笑)♪モンスタ〜この私のかわいいひと〜の部分においては…本来的には脚を舞台に付けずにユラユラ…のはずなのにケイちゃんのソレは一旦シカリと付けてお休みしてからユラユラするという…ケイちゃんステキすぎます。(笑)過激なスケジュールの影響でお疲れだったのね。(笑)最後の…おそらく蝙蝠をイメージしたであろう、決めポーズは圧巻だ!!この曲でも多数の衣装が用意され(←儲かってたのねっ!)、初期の真っ黒バージョン、黄色×黒、黒×白、白×白、水色のワンピースバージョンなどなど。ビジュアル的にも充分に楽しませてくれたのです。
前作の「モンスター」が難しすぎて苦情が殺到したのか、何なのか…本作ではかなり簡略化されシンプルなフリツケとなっていた。但し、サビの♪透明人間あらわるあらわる〜の部分では、またしてもフリツケの変更が途中で成されたのである。初期バージョンはムーンウォーク風のソレだったのだが、「習得できない〜」と嘆くお子様が多かったのか?…後の手で八の字を描くソレへとコテ入れされたのだった。衣装は曲の内容に沿ったシースルー風のモノが多かったが、実はミーちゃん…この時のお衣装がお嫌いだったそうです。(笑)
ピンク・レディーが披露した曲中で、おそらくは一番ハードでタイトなフリツケを付けられたのがコレではなかろうか。2年前に行われた復活コンサに於いて、この曲をフルコーラスでご披露ろ相成ったお二人。歌い終わった後は、それこそ息が上がってグッタリ&舞台にヘタレ込む…の様相を呈しておりました。(笑)♪カメ〜レオン ア〜ミ〜のところの手フリはカメレオンの舌をイメージしていたが、当時のケイちゃんったらば…このフリツケが気持ち悪くて嫌で仕方なかったそうな。衣装のハデさ加減でもこの曲は他曲の群を抜いていた。緑×白、赤×金、青×銀…とそれぞれがスパンコールでビッシリと覆われた、爬虫類の肌風デザインだったのである。(笑)
マルコポーロによる「東方見聞録」をモチーフに作られた曲だけあり、衣装もソレ風。ケイちゃんの頭にはターバンが巻かれたが、子供時代の自分にはプチ引き(←ドン引きまではしなかったけれども)した記憶が…。♪黄金の島〜の部分では「おっ!ミラクルアイランド発見!!」と言わんばかりのフリが付けられていた。全体的にお子様向け色が強く、アミューズメントパーク風と言えようか。その割りにこの曲はウケがイマイチで、オリコン1位が取れず、4位に甘んじた。
別名‘ピンク・レディー体操’とでも言えそうな、体操風のフリツケがウリ。が、やってみると意外にハードで難しい。特に♪やっちゃいなやっちゃいなやりたくなったらやっちゃいな〜の部分は腰が縦横無尽に動くぜ!とご自慢の貴兄にはおすすめか。(笑)タレントの山咲トオルさんが、とあるテレビ番組でピンク・レディーのおふたりと一緒にコレをご披露。彼のソレは見事なまでに完璧で…ビックラこいたおぼえがゴザイマシタ。(笑)
77年に発売された「渚のシンドバッド」にも似た、ユニークでキュートなフリツケが満載。♪波乗りハネムーン〜の部分の手技や、間奏部分のふたりによるフリツケ合戦も実におもしろい。曲〆は後ろを向いてお尻プリプリ…「カルメン‘77」での経験が生かせそうだが、同時に髪を上げてうなじを見せる必要があるため、若干難易度が高めか。(笑)フリツケらしいフリツケが付いた最後の曲となってしまったのである。この曲と共に、子供のアイドル、ピンク・レディー…そして楽しかった夏休みや70年代が僕等の前から去っていってしまった…そんな一抹の淋しさをも感じたものである。 この他にも「マンデー・モナリザ・クラブ」におけるセクシーダンスなどもあったのだが、波乗りまでのソレラとは趣が違ってくるのである。自分の記憶によれば土居センセイがご担当されたのは「DO YOUR BEST」までか。それ以降はピンク・レディーのフリツケがメディアを通して話題にのぼることは無くなり、土居センセイのお名前を聞く機会も徐々に少なくなっていったのである。ちなみに土居センセイは数々のアイドル達にフリツケレッスンを施されたのだが、その厳しさはハンパなソレではなかったとか。ピンク・レディーのおふたりも…
と幾度となく怒声を浴びせられたとかで。普通のアイドルはあまりの怖さに泣いてしまい、レッスンが中断…というのが日常茶飯事だったらしいのだが、プロ根性の座りまくったピンクのお二人は唯一泣かずに付いてきた…そんなレッスン生だったと聞きます。そんなことからか、土居センセイとふたりの絆は強く、お付き合いは解散後もずっと続いていたようであります。実際、ミーちゃん&ケイちゃんのお二人は土居センセイが亡くなる前日にもお見舞いに行ったとか…実際、それが生きていた土居センセイとのラストミーティング…になってしまったのです。 これだけの創意工夫にとんだ素晴らしいフリツケを考案され、アイドル歌手やテレビ番組を通して僕等に踊ることの楽しさを教えて下さった土居センセイ。今はそんなセンセイにお礼を言いたいキモチでいっぱいなのです。改めて今、70年代にピンク・レディーと出会えたこと、そしてソレを100%エンジョイできた昭和の子供でいられた事の素晴らしさ、それらをひしひしと感じているのであります。 みなさんがスキだったフリツケはどの曲でしたか?フリツケに関する想い出などをお聞かせ頂けると幸いです。 土居センセイ…本当にありがとうございました。そしてどうか天国で安らかに。心よりのご冥福をお祈りいたします。
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