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コレを読んでる皆様は…
の姉弟コンビが女性アイドルに提供した作品といって、いの一番に思い出す作品はなんだろうか。やはり有名どころでは… 「スローモーション」 「セカンドラブ」 「トワイライト〜夕暮れ便り〜」以上、中森明菜 「疑問符」 「ストロータッチの恋」以上、河合奈保子 「ORACIÓN-祈り-」 斉藤由貴 「夢色のメッセージ」 西村知美 「さよならのめまい」 南野陽子 「語りつぐ愛に」 「セーラー服と機関銃」以上、薬師丸ひろ子 などなど…こうしたラインナップになってゆくのだろうか。アイドルという括りでなければ… 「シルエットロマンス」 大橋純子 「マイ・ラグジュアリー・ナイト」 しばたはつみ 「ねじれたハートで」 桃井かおり/来生たかお とか色々あるのだけれどもね。で、このコンビというとなんだがすべての曲がヒットした!なんてイメージがあるのだけれども、中にはイマイチのお成績やそれ以下になってしまった…なんてのも存在したものである。 今回はそんな埋もれた作品群の中からこの1曲をピックアップ、いつものようにレビュってみたいと思うのでありまする。 表題の「もの想いシーズン」は斉藤慶子さんのデビュー曲として、1982年9月21日に発売された楽曲である。そう、実は彼女の歌手デビュー作品だって、泣く子も黙る来生コンビにより作られた豪華な1発だったのである。 斉藤慶子さんと言えば、それこそ女優さんとして現在でもご活躍を続ける方であり、その知名度に関してはかなりのお方…になられていたりもする。なので慶子さんがお歌を!?と当時を知らない若い方はビックリコンコンとされるかもしれない。そんな彼女のデビューのきっかけは…
コレであり、当時は同じ熊本大学出身で人気が爆発していた宮崎美子さんの後釜のような形で注目された方だったのである。活動初期の頃はそれこそキャンペーンガールといったステイタス上、水着姿などを頻繁にお披露目するという、いわゆる‘グラドル’だったのだが、活動が進むにつれて露出も減っていったと記憶する。そんな彼女が‘清純派’として歌手デビューすることになり、その時に用意されたのが表題曲だった…ということになるのである。まぁ、どっちかと言えば先輩格だった美子姐さんのソレを見習ったのか、アイドル業界へ殴りこみ!といった風情も無きにしも非ずだったのだが。(笑) そんな慶子さんのデビュー曲…実はコレがなかなかの傑作なのでゴザイマス。このレコードが発売された1982年からすでに27年の歳月が経過した今じゃ…それこそ斉藤慶子さんがお歌を唄われていた!なんて事実こそがとっくに風化しているようなもの。だけれども風化させるにはもったいなか…そんな風に聴き手を立ち止まらせてくれるような、そんな1曲と相成っていたりで。 ストリングスにオルゴールを思わせる音色が絡んでくるイントロも、センチメンタルちっくで胸キュンもの。それこそナツカシさがこみあげる‘セピア色の世界観’がジワ〜っと広がってくるような…そんなアレンジが特徴的である。 ♪もの想いだけ 胸しめつける 雨の音だけ 耳ふさいでる あなたの傘を 返すため 理由ならあるけれど おっ!しかも来生作品としてはめずらしい、頭サビから始まるアイドル王道路線ではないか!この作りには慶子さんをアイドル歌手として売り出そうとした、来生姉弟&スタッフ陣営による並々ならぬ思惑や気合…そんなものもあったのだろうか、おそらくは。 それにしてもいきなり‘あなたの傘を返すため’って唄われても意味がサッパリコンコン。なのでとりあえずはこの曲のテーマを先に記しておくことにする。
コレである。コレこそがこの曲のテーマである。要は気になるあの人がわたしのことを好きなのかどうか…そんな想いをめぐらせて‘もの想い’にふける主人公様を描いているのである。 このモチーフから考えるに…かなりのアイドルっぷりである。慶子さんがこの曲を引っ提げて歌手デビューされたご年齢を考えると、ちょっとばかり‘サバを読んだ’ような内容とも言えようか。ここら辺りからもどうやら慶子さんはかなり‘本気モード’でアイドル稼業に取り組もうとしていたことが窺える部分でもある。まぁ、その彼女の‘やる気マンマン’加減に関しては後ほどね。(笑) ♪電話するのも怖いの あなたの反応ばかり いろいろ想像してしまう ♪素っ気ない返事ならば きっと落ち込んでしまう 教えて わたしのことは 好きですか ふむ。どうやら雨が降ってきたあの日…主人公様のために傘を貸してくれた彼。なんだか妙に優しくしてくれちゃったものだから、気になって仕方がないわん…といったトコロか。でもって彼だって傘を貸してくれたくらいなんだもの〜アタシに気があるのかも…ぐふっ。だからこそさまざまな想いを張りめぐらし‘もの想い’にふける主人公様なのである。それにしても傘を貸してくれたぐらいでそこまでの青写真ワールドが広がる理由とは?実はその秘密がこの後にやってくるサビメロにおける繰り返し部分に隠されてるの。 えっ!じゃあ早く…詳細キボンヌ!!(笑) ♪もの想いだけ 胸しめつける 雨の音だけ 耳ふさいでる あなたは濡れて帰ったわ 傘だけを 手渡して コレなのでゴザイマス。己を犠牲にし、ずぶ濡れになって帰っていったあの人。ワタクシメのために…えっ?きゃ!うそ〜っ!!あ〜もう胸がガクガクブルブルで気になるわ!!ハァハァ萌え〜っ!!!ってな世界観でいいのだろうか、おそらくは。(笑) この曲は…えっと、残念ながらオリコンのTOP100にはチャートインしなかった。しかし、このチューンは当時のラジオ番組などでもよく流されていたので、記憶に片隅に残ってる!なんて方も多いのかもしれない。 やる気マンマン?で放ったデビュー曲がカスってしまったことにより業を煮やしたのか…慶子さんはこの後も… 「愛されたがっているくせに」 「Flashin’ Back」 と出すわ出すわ!しかも… 「慶子…もの想い」 なんて、デビュー曲をモチーフにして編み上げたアルバムまでお出しになっていたのでありまする。その後もたしかアルバムをもう1枚くらいはカマされていたような…そこらのB級アイドルよりよっぽど高待遇だったようでゴザイマス。 肝心の歌声は…と言うと、見た目のシャープな感じとは裏腹なもったり系というかなんというか。普段、テレビにご出演されておしゃべりしてる時とはちと雰囲気の違う重みのあるお声といった印象か。しかし、後発シングルではどんどん軽やかなお声になり&お上手になっていたことから…おそらくはデビュー曲ということでレコーディングに関して不慣れだった故の…と思われるのでありまする。 この時代の慶子さんは日テレの午後枠に奥様番組としてNTV系列で放映されていた「酒井広のうわさのスタジオ」で司会アシスタント(←要は酒井氏を支えるお役目ね^^)などのお仕事もこなされていたのだが、なんとその番組内でもご自分の持ち歌をシカリとご披露!でもってわざわざ歌用のヒラリンコンとしたミニドレスなどにお召しかえになったりしてね。しかも彼女の驚嘆逸話はまだまだあってよ。参院選の速報番組で持ち歌「Flashin’ Back」をお披露目!こんなのもゴザイマシタかしらん。そこでお歌のご披露ってのは選挙と一体どういうお繋がりがあったのか…その意図がちと不明だったりもするのだが、とにもかくにも事実らしい。(笑)
こんな問いかけを国民に向かってカマすまでもなく…ご本人様は‘アイドル稼業’に勤しまれていたようでゴザイマス。それもかなり‘ゴリ押し’気味にね^^。 ☆作品データ 作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお(1982年度作品・テイチクユニオン) |

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