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アパッチとは
アメリカ先住民における一部族の名称。おもにアリゾナ州やニューメキシコ州、そしてテキサス州あたりに住んだ諸族の総称。元来は狩猟民だったが、一部の間では農耕も行っていたと言われている。アパッチは侵略してきたスペイン人に対して、最後の最後まで抵抗し立ち向かった勇敢な部族。
と、こんな風。それこそ昔の西部劇ではそのお姿をよ〜く見かけたもの。また、その勇敢なトコロにあやかり?米軍ヘリコプターやら戦闘機だかの名称として使われていたりもする模様。そして、日本国内においては、スポーツチームの名前としてもよく耳にするか。おそらくコレはまんが「アパッチ野球軍」(少年キング連載1970年〜)からの影響が大きいのか?ちなみにこの作品…1971年にはテレビまんが化も成されたのだが、現代では不適切と思われるセリフや設定が多々登場するとの理由により"取り扱い注意"になってるらしい。一度はDVD化されたようなのだが。

このような"取り扱い注意"の作品は、なにも少年まんがの世界だけでなく、少女まんがにだって…ほらね。

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日の目を見れないのは残念!美内すずえ先生にも曰くつき作品が!

こちらも理由は同じでアリマシテ。名だたる大物作家の作品でありながら、復刻が一切合切できないといふ。いわゆる”曰くつき”の作品と化しておりまして〜くわばらくわばら。(笑)

それはそうと、ニッポン歌謡界において”アパッチ”と言えば…そそっ、あの方々のことを指すのです。ということで、今回はココにコジつけ、アパッチのお三方が放ったこの曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「東京アパッチ」は、アパッチのシングル第3弾として1977年11月21日に発売。

さて、先へ突き進む前に、ちょこっとおさらいネ。もしかしたらアパッチのことを存じ上げず?な方がいるかもしれないため。

アパッチというアイドルグループは、とある楽曲のために急造されたグループ。その楽曲とは、1976年のヒット曲の節を寄せ集め、1曲にまとめてディスコチューンにのっけた「ソウルこれっきりですか」。コレが想定外のヒットと相成り、その動きを受けテレビでの歌披露用にオーディションで選出したのが、アコ、ミッチー、ヤッチン…そそっ、後のアパッチとなる三人だったのである。あいにくアパッチは歌番組でその曲を披露したのみ、彼女らの歌声によるレコード盤は発売されずという。あ〜ぁ、ソレを発売していたのなら、ベストテンヒットになったのでは?と今さらながらのブーイング (笑)。

そして、その曲で知名度をグイ上げしたアパッチは、満を持した1977年4月1日、「恋のブロックサイン」で正式デビュー。続いて夏には2ndシングル「あまったれ」を発売。表題曲はソレに続いた3作目ということになる。ちなみにグループ名の由来は

若さあふれるパンチ

をモジって、アパッチだったらしい。ならば"アパンチ"のはず?とツッこむ方がいるかもしれないが、ソコは語呂あわせヨ、語呂あわせ〜細かいことは気にしない。(笑) 

さて、そのように次から次へとレコードを発売していったアパッチ。3作目を手がけたのはこんな布陣でアリマシタ。

作詞:田中のぶ 作曲:佐瀬寿一 編曲:船山基紀

作詞を担当した田中氏は、おもに「パタリロ」や「トム・ソーヤーの冒険」などの、TVまんが関連の楽曲でご活躍。アレンジの船山氏は言うまでもなくの一流編曲家さま。そして作曲の佐瀬氏…この方はスゴイですよ。なんといっても、ワタクシメが「好きよ」な曲の多くを手がけてらっしゃるのだから。という、まるっきりの自分本位認定でスマソ。でもホントにスゴいお方なの。

ずうとるび「みかん色の恋」や「Drスロットマシーン」のようなコミカル系はもとより、石川ひとみ嬢の傑作「秋が燃える」、中森明菜嬢のアルバム曲「イマージュの翳り」のようなマイナー哀愁路線においても、素晴らしい芳香を。なおかつ、山口百恵嬢「赤い衝撃」「パールカラーにゆれて」などなど、名だたるヒット曲だってズラリとお持ち。そして、子供番組として人気を博した「ポンキッキ」にも関わり、その才をいかんなく発揮。「およげ!たいやきくん」「パタパタママ」「ホネホネロック」…あらら、ワタクシメが子供時代に親しんだ曲ばかり。そしてきわめつけが

♪ゆったりたっぷりの〜んびり〜ポン

そそっ…ホテル三日月のコマソンね。まぁ、ココは千葉県の勝浦に所在する観光温泉ホテルなもので、関東ローカル認定かもしれないけんど。そのエリアで育った人々にとりましては、ついついクチをついて出るという、それくらいの超有名CMソング。しかし、なぜゆえにコレを?と思いきや、佐瀬氏のご出身が千葉県勝浦市であることに気がついた。そういう事情があったのネ。それにしても佐瀬氏…偉大すぎますワ。なんでも来い!のオールラウンド・プレーヤー?

そんな彼が手がけた「東京アパッチ」…ノリは完全にコミカル路線でゴザイマス。それこそ、女子版のずうとるびみたいな作品とも言える。言わずもがな…品の良さよりも楽しさで^^;という注意書きが必要カモ。(笑)

70年代の...あの頃を懐かしく思い起こさせてくれるような、陽気でノリの良いイントロ。ついつい、アパッチのお姉さま方と一緒に踊りだしたくなっちゃうようなソレ…である。外は寒いけど中はあったか…お茶の間のおこたにでも入ってぬくぬくしながら聴いていたいフユウタ。というほどフユの風情は感じさせないのだが、レコジャケに写るお三方の格好はシカリと"冬"してらっしゃる。

♪リンゴをかじって公園通り
 アパッチ娘がおどりながら Ah! Hah!
 スケートボードのあいつはど〜ォ?!

あらら…スゴイじゃないですか。ココで登場する公園通りとは、モチ…渋谷でゴザイマスよね?2番の歌詞には"原宿通り"が出てくるあたりからもソレを推測することができたりで。少なくとも、ご近所ローカルな公園通りではなさげ。木々の葉も落ち、裸ン坊になった街路樹…そんな風景が目に浮かぶ。

そして小道具としてスケートボードが飛び出すあたりが、この時代のアイドルポップスらしいところと言えようか。同時期のスケボ扱いソングとしては、榊原郁恵嬢「夏のお嬢さん」、松本ちえこ嬢「ワンダフル・ヒーロー」、グッピーズ「恋のスケートボード」などが存在したが…アパッチの本楽曲はそれらに"さきがけ"であるからして、ここ重要!

それにしても、この時代に「ど〜ォ?!」なんて今風のチャラい表記が存在?ソレ風のまんがコミック本ならともかく、純粋なアイドルポップスにおきましては、かなり斬新なお言葉使いかと。作詞の田中氏が、後にアニソンでご活躍されたのも頷けるトコロ。

しかし、この程度で目を白黒させてはなりませぬ。コレ以降がもっとスゴいんだから。

♪派手な口笛鳴らしてる <ヤッチャエ!!>

なっ、なんと。<ヤッチャエ!!>ですか…しかも< >(やまかっこ)付きとは恐れ入りました。この歌に出てくる"アパッチ娘"とは、若さあふれるパンチ〜なぞは超越しまくったお性格?そして、この曲の歌詞…とどまることなど知らぬ存ぜぬといった様相を呈してオリマシテ。

「♪……」 感度良好!
「♪……」 OK. That's right
「♪……」 作戦通り!
「♪……」 パンチ行クカァ!!

歌詞内の「♪……」はナニを意味するの〜ォ?男まさりで勇敢なアパッチ娘が、口笛吹きながら「ふふん」なドヤ顔?しかも仕留め方といえば、パワーにまかせた力づく方式?(笑)

♪チャンバラチャンバからんで
 チャンバラチャンバもつれて
 チャンバラチャンバほどけて
 ハグハグ!ハグハグ!アパッチ!

チャンバラが「チャンチャンバラバラ」の略なのは知っていたけれど、コチラでは「チャンバラチャンバ」ですか。ふぎゃ!こっぱみじんのコテンパン〜もうお手上げ。(笑)

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ピチピチした健康的なお色気ハグハグハグハグ〜アパッチ!
 
このような場面と言えば、その昔に少女雑誌「りぼん」に連載されていたまんが…例えば「美季とアップルパイ」(山本優子著)や「ラミと気まぐれ学園」(坂東江利子著)などに出てくる主人公みたいでアリマシテ。それら主人公たちはお世辞にも品がよろしいとは言えぬ…いわゆる、ドタバタしたオンナ。まぁ、ソレがおもしろかったのだけんど。(笑)

しかもこの時代に「ハグ」とは…なんたる時代の先取り!ソレは今なら…さしずめ市民権を得た外来語のひとつかと。しかし、1977年のあの頃ニッポンにおきましては…ほとんど浸透していなかったのでは?作詞の田中のぶ氏…感度良好ビンビン物語だったようでゴザイマスね。もち、このスゴ歌詞にのっかる佐瀬メロと船山アレンジも絶妙で、三位一体による奇跡のベストワークになっていることにも言及しておく。それこそ、このからみあいは、見たこともない床技でも拝ませていただいているかのよう…ベンキョウになりますワ。俗に言う、四十八手以外のソレなのか、ナゾ。(笑)

しかも、鼻っ柱の強い女子が主人公になっとるという点にも要注目か。今日のニッポンにおいて、その数を増殖中と言われる肉食系女子。そんな女子像が、こんなにも早い時代から描かれていたとはネ。田中氏の先見性…只者ではゴザイマセン。それにしても、いいなぁ〜この時代の覚えやすくてシンプルな歌。なんでもかんでもコむずかしくすりゃ、良曲になるというものではないのよネ。

そして、このドタバタ設定に応えたアパッチのお姉さま方だって、楽曲に負けないパフォーマンスをお披露目したんだから。

イメージ 6衣装はネ…ピンク・レディー風の、お召しもの全体にスパンコールが付けられたミニスカート。なのに…あっ、見えちゃう、見えちゃった!というくらいに、惜しげもなくジャンプなさるの…汗が噴出しますワ。しかし、この思い切りの良さこそが、アパッチというアイドルグループにおける最大の魅力でアリマシテ。ピンク・レディーのソレでもない、キャンディーズのそれでもない…それこそ♪作戦通り〜中間地点に着陸しパンチ一発!スカっていた部分の埋めはしてくだすったはず。ソレが功を奏してのグループ存続(1980年まで活動)だったのだが、欲を言えばヒット曲が欲しかったか。あいにく表題曲もオリコン圏外という、泣っ。(画像は所有者の方の許可を得て掲載しております)

アパッチのおもなレギュラー番組:ヒット'76、シャボン玉こんにちは、8時だよ!全員集合、家族そろって歌合戦、大入りダイヤルまだ宵の口など

小さな事務所に籍を置きながら、これだけのレギュラーを抱えたアパッチ。その独特の立ち位置により、日本ガールグループ史上にその名をシカリと刻みこんだことは間違いのない事実でアリマシテ。しかもアパッチは、踊りやお歌の方も一級品。それこそ、本格的なコーラスグループだって視野に入れられたはずでアリマシテ。

ちなみにフリツケ…デビュー曲から土居甫センセイがご担当。しかし、諸事情により、本曲からさようならになったとか。また、新人賞においては前半こそ参加したものの、以降はお取りやめに。これらはご本人さまたちの弁によるものなの。なんでチェリーが知ってんだヨ!と、ご憤慨の方もチラホラ?

実はワタクシメ…昨年11-12月にかけての里帰り中、アパッチのお三方とご対面する機会がゴザイマシテ。とある方のお心遣いによるもので、感謝感激雨あられ。主催してくださいました方、そしてお声がけしてくださいました方、ありがとうございました。それにしても、感動いたしましたヨ。だって

♪ハグハグ!ハグハグ!アパッチ!

のご本人が、しかも三人ソロって目の前にいらっしゃるのだもの。胸の鼓動は

バクバク(←注:ハグハグではゴザイマセン)

しかも、一次会におきましてはミッチーさまのお隣に座るというシアワセ。農家へ嫁がれたミッチーさま…手作りのゆずこしょうに関するレクチャーを直々にしてくださったのでありまする。そして、二次会のカラオケではアコ&ミッチーさまに挟まれるという両手に花状態。決して陣取ったワケではありませんので、誤解のなきようお願いいたしますネ^^;。自然とそうなってしまったのヨ…と、言えば言うほど言葉がスベるのはなぜかしら?(笑)

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ミッチーさん手作りのゆずコショウ主催者の方持参、貴重な入場券

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当時のファンクラブ会報0号。「創刊準備号」という、実に貴重なモノをいただきました。缶バッヂ2種も...ありがとうございます!

この夢のご対面に関する詳細…それこそ「チェリーのニッポン滞在記」にて書き連ねたいところではありますがね、なにぶんプライベートな会合で。このため、お写真の公開等を含む、その他色々はしないでくださいというお約束ごとがアリマシテ。ちなみに本会におきましては、ライターの葉月けめこさまにもお目にかかれましたのヨ。葉月さまと言えば、雑誌「昭和40年男」にて、懐かしのアイドルコーナーをご担当ということで有名かと。葉月さまも、アパッチに負けず劣らずステキな方。お会いできましてウレシュ〜ゴザイマシタ!

でもネ…これだけは書かせて。

3人ソロって「ソウルこれっきりですか」+フリツケ

あ〜まぢかで見れたなんて夢のよう。そしてそしてまさかの出来事が…

♪ハグハグ!ハグハグ!アパッチ!

会合中に、おそらくはガブガブとお飲みになられたとおぼしき色つき水。ソレがアパッチのお姉さま方の五臓六腑にかな〜り染みわたっていたのか?とは言え...まさかこの歌詞どおりのオ・ト・コになれるなんて…感涙。いえ…決してワタクシメから抱きつくなんて〜そんなことはいたしません!あのネ、そのネ、だけど〜モジモジ^^;。

「♪……」 パンチ行クカァ!!

その決定的瞬間を目撃された方…こんなおキモチになっていたカモしれませぬ。お気を悪くされましたでしょうか、申し訳ゴザイマセン。しかし…悦びとは隠しきれないもの?そして、帰路は方々に分かれ…電車のホームまではヤッチンさんとふたりきりのランデブー。

「♪……」 作戦通り!

違います、キリっ。単に帰りの方向が一緒だったという…ただそれだけのこと。(笑) 

そんなこんなで「東京アパッチ」の宵は更けていったのでありましたとサ。アパッチの皆様(アコさん、ミッチーさん、ヤッチンさん)、すばらしき時間を本当にありがとうございました。

♪これっきり〜これっきり〜

とはおしゃらず、また遊んでくださいマセね。

☆作品データ 
作詞:田中のぶ 作曲:佐瀬寿一 編曲:船山基紀(1977年度作品・CBSソニー)

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