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毎年のことになるけれど…今年もまた「四文字」の日がやってまいりましたね。はて?その「四文字」の日とはなんぞや?
そそっ…七夕=たなばたでゴザイマス。またの名をしちせき、そして英語ではStar Festivalと呼ばれており、7月7日のみならず、旧暦の8月にも各地でお祭りが開催。特に7月7日に関しては、1年に一度だけ...愛し合う二人(織姫と彦星)が天の川を超えてランデブー…という、いとロマンちっくな日。しかし、そもそもこういう風になったのは、お二人の怠けた生活が原因でゴザイマシタよね。ワタクシメ自身もコレを肝に命じ、ブログにおける更新が滞らぬように努めますワ。というか、もうその状態になってますけんど?笑) それはそうと"四文字"と言って思い出してしまう昭和アイドル…やはりこの方ということに?ってなワケで、今回はこの方が放った、あの純度の高いアイドルポップスをレビュってみたいと思うのでありまする。かなり強引な書き出しに♪ハニャっ...ハートもゆがみますがな〜おそらくは。笑) さて、そのアイドルポップスというのが、表題の「夏色のギャルソン」ということになる。この曲は松本明子嬢のシングル第3弾として、1984年6月10日に発売。 この頃の松本明子嬢と言えば、こともあろうかあの"四文字"を公共の電波にのっけてしまったことで大騒動の渦中。しかし、かれこれ四半世紀以上も前のことになるため、今ではもうキオクがあやふや。ってことで、その事情とやらを詳しく調べてみることにした。あえて蒸し返すつもりは毛頭ないのだが、表題曲との絡みを言及するにあたり、どうしても避けては通れない部分であるからして。 その事件が勃発したのは1984年3月31日、フジテレビの「オールナイトフジ」という番組内。この日は「笑福亭鶴光のオールナイトニッポン」とコラボ特別編成だったのだが、騒動としてあっという間に世間へ広まることに。ネットもスマホも携帯も…そのような拡散ツールなぞ一切合財なき時代にそのスバヤさだもの。そのような話題はいつの世にも「好きよ」…たいそう好まれるということなのかしらね、ナゾ。アングラ的なものとして扱いながらも、反応が異様にスバヤいのだから...アンタも好きね〜といったトコロなのか。笑) 本楽曲が発売された日と、その事件が勃発した日を比較してみると…むむっ?この曲はその出来事の後に出回ったことが判明する。公共の電波にのっけてはならない"四文字"を、こともあろうか清純派として売り出されていたアイドル歌手が…という衝撃度の割りに、本楽曲のリリースにおいてはシラっと行われていた模様。一体どういうことになっていたのか…ナゾ。そんな言葉を発した後で、どんな顔でさわやかソングを歌うのかしら…と、コレは誰しもが思い浮かべる懸念かと。 なにはともあれ、作家陣の確認から始めてみることにする。 作詞:竜真知子 作曲:国安わたる 編曲:山田直樹 作曲を担当した国安わたる氏は、ほぼ時を同じくして「くわえ煙草に雨」で歌手としてもデビュー。ということは、この作品はそのデビューと合わせるかのように発表されたものであるからして、二足のわらじを履いてのご活動だったということも窺えるのでゴザイマス。そもそも、国安わたる氏が手がけた作品としてよく知られているのは 「はいからさんが通る」南野陽子、「ジプシー・クイーン」中森明菜(共に1986年) これらのヒット曲。それこそ、1986年あたりが彼の当たり年〜であるからして、表題曲は初期に世に出回ったことが分かる。シングル盤としての作品は、前年度(1983年)に小出広美嬢へ「心はプリズム」を提供。この曲は中森明菜嬢の「セカンド・ラブ」にニタピロな作りとしても知られたが、この1983年あたりが国安氏における作家デビューだったのかもしれない、おそらくは。 涼やかな序章...プールサイドにこしかけて〜といった情景を聴き手に描かせてくれるイントロ。ハデなはじまり方ではないのだけれど、夏の日差しの色合いが目に浮かぶようなアレンジが秀逸。 ♪水しぶきのプール ふたりはなれて あなたにTelephone したくなるの のどに冷たい ジンジャエールも 乾いた心 うるおせない まぁ...ステキな小道具がズラリ。プール、テレフォン、ジンジャエールというオシャレアイテムを並べたて...太陽の女王様の曲を彷彿させるようなラインナップ。先述したイントロ、この唄い出し、そして夏色だものネ...ソレを思い浮かべずにはいられないというものよ。夏色どころか、ソチラ色でムンムンといった風でアリマシテ。笑) それはそうとジンジャエールという名称は、とある企業により登録商標化されていたはずなのだけれど?このように商品名を歌詞で使用したら某テレビ局では唄えないのでは?という懸念も。ソレが考慮され、ペリエ→ライムへ書き換えた曲の存在もあったりで。松本明子嬢の場合は...例の"四文字"の事件がゴザイマシタもので...某局への出演に関しては考慮も懸念もナシ?これが故の堂々"ジンジャエール"だったのかもしれない。笑) ♪会いたい あなたの焼けた胸 ふれたい 抱きしめてくれるまで Do it, do it, do it 今すぐ どうやら主人公には、そのココロを占拠するオスがいる模様。しかも、その彼は焼けた胸を持つというムフフ。焼けたといってもやけど...ではゴザイマセンのであしからず。そのあたりは皆様のご想像を最大限に働かせていただければ。そして、主人公は水浴びしながら"夏の男漁り"というワケではなさげ...かわいい江戸時代。だってもう、ココロに決めた男がいるんだもん...ちょっとHな昭和時代。してしてして...今すぐ、お・ね・が・い!といった風。笑) ♪あなたはギャルソン 夏色のギャルソン とりとめなくなるの 恋は いけないギャルソン 夏色のギャルソン 南風 危ないから 早く来て 清涼感あふれるステキな楽曲のため、歌詞の内容など二の次になってしまいがち。なにせサウンドと歌声を耳にしているだけでリゾート気分が味わえてしまうという。それこそ、余計なこと考えるのがイヤになっちゃうの。しかしレビューはレビュー...やるべきことはしないとネ。 そもそも、ギャルソンというこの言葉の意味はなんぞや〜という方もチラホラ?かの"DCブランドブーム"をリアルで体験された方ならば、アパレル会社の社名だったワ...とか云々、色々と思い浮かべることはあるはず。
なんですね...ご存じの方にとりましては、いちいちこんなトコで教鞭とるな!とご憤慨モードかもしれないけんど。でも続けるの。また、他の用途として使われる場合もありまして
要は、コレがいわゆる街角の、フレンチライクなカフェにてご就労する男性ウェイターのことを指すものだったり。前にレビュりました、伊藤美紀嬢「哀愁ピュセル」の"ピュセル"も同じくフランス語。で、ギャルソンとそちらは対を成す関係になっているのでゴザイマス。 作詞の竜真知子氏は、ギャルソンがお好き。なぜかというと
こんな風に、以前の作品においてもギャルソンをお使いになっていたもので。笑)要は「夏色のギャルソン」においての"ギャルソン"は、すでに使いまわし状態だったということに?まぁ、お好きなら何度でもどうぞ...といったトコロなのだけれど。笑) ワタクシメの中のキオクだと、知佳ちゃんの曲がギャルソン歌の最初だったかな?と思っていたのだが、詳しく調査ってみたら違いましたノ。笑) ■おもなギャルソン歌
LP収録曲とはいえ、「さよならギャルソン」よりも早く取り入れた作詞家の存在が...しかも女流。しかし、さほど大きく水を開けられたというわけでもあるまい。小林和子vs竜真知子といった...ふたりの女性作詞家が"ギャルソン"で真っ向対決!くらいの煽りでよろしいのかも。このお二人よりも前にいらっしゃるのかもしれないけれど。 それにしても「夏色のギャルソン」はココチEメロディーを奏でるいい曲ではないですかん!類まれなメロディーメーカーとしても評価の高かった国安わたる氏...さすがでゴザイマスよね。初期の楽曲におきましても、手抜かりのないお仕事をされていた模様。このような傑作が埋もれに埋もれまくる...コレはあってはならぬことでアリマシテ。どうにかならんのかね?どなたかカバーしてしてして...お・ね・が・い。 松本明子嬢も例の"四文字"なんてどこ吹く風?淀みの一切ない、超絶的なさわやかさを演出。そして、ソレ風を演出するにあたり必要不可欠?しゃくりあげも嫌味にならない程度に軽くカマされていたりで。 そもそも、歌手デビューのきっかけとなった「スター誕生!」では松田聖子嬢の曲を歌唱。このため、清涼を感じさせる歌声なぞ、彼女にとったら朝飯前だったはず。ちなみに例の"四文字"の意味に関しては、テレビ番組で叫びちらした当時はご存じなかったとおっしゃっておりまする。前作「キャラメル・ラブ」においては恋愛経験が豊かであることをハニャ〜と鼻にかけてらっしゃったけれど...実生活ではそうでもなかったご様子?笑) この沸騰しまくる想いを国安わたる氏本人に伝えたく...なっなんとご本人に会ってまいりましたの。といっても、本来の目的は別にあり、その伝達に関してはあくまでもついで程度だったのだけんど。お目にかかって早々に名刺交換までしていただき...嬉しゅうございましたヨ。小出広美嬢「心はプリズム」が良い!「夏色のギャルソン」は名曲!などなどを叫びちらし...とんでもないマニアが来たな!と、さぞかしご迷惑だったことでしょう。笑) ちなみにワタクシメの隣にいらっしゃったのは、これまた作曲家の伊豆一彦氏。そそっ...マニアなアナタならすでにお気づきのことかと。前述の「心はプリズム」は国安氏の作曲、B面「夢で逢いましょう」は伊豆氏の作曲ってことで...シングル盤A&B面の作家おふたりが居合わせてしまったという。ワタクシメにとりましては"現実で逢いましょう"...いえ"逢いました"なる、大コーフンの宵だったのは言うまでもなく。
現在の国安氏は音楽活動の傍ら、上野にある音楽酒場をご経営。実兄の国安修二氏と共に、日々を忙しくしてらっしゃる。その酒場ではリクエストすれば、国安わたる氏の伴奏で歌を唄わせてもらえるという旨み付き...ご興味のある方はぜひ。 蛇足に蛇足が続き..気づけばレビューまとめの時間がやってきてしまいました。 本曲はオリコンのチャートイン圏外...ならば101-200位はいかが?と探ってはみたものの、こちらもあいにくナシ!うっそ〜信じられませぬ。この曲をプロモートしていた頃の松本明子嬢は、見まごうばかりの一糸乱れぬ聖子ちゃんカット。そして、海を想わせる"碇マーク入りのミニスカート"でガムばったというのに〜なんてこった...プンプン。 やはり例の"四文字"が災いをもたらしたのか? ♪あなたがいない こんな休日 もてあますのも 情けないけど この頃の彼女は仕事がなくて毎日をもてあます日々?まぁ、たしかに...通っていた学校(堀越学園)は皆勤賞、事務所近くの店でアルバイト(その後、見つかって処罰)、諸先輩方のグッズをフリマで叩き売り...などなど、清純派アイドルとしての活動は終わったといっても過言ではないエヴリディ。いえいえ、もてまあすだなんてとんでもありません!その後は捨て身の覚悟で?さまざまなことにチャレンジし、イヤな仕事も引き受けたからこそ...今は満面笑顔の松本明子嬢が存在しているのではないですか。 "四文字"を叫んだ当時、彼女には「夏色のギャルソン」とおぼしき、とある男性の存在が。
そして、その彼は正統派として活躍していた男性アイドルだったそうな。しかし...その彼にはお仕事上公言できないお性癖があり、ソレを周囲がバラすぞ〜云々と脅し、慌てふためいた故の"四文字"だったらしい。おココロ的にはとってもピュセル(=乙女)?お相手を守ろうとしてるんだから..思いやりにあふれるお優しい方のようでゴザイマスね、松本明子嬢。 まぁ、そんなトコでギャルソンとピュセル...あえて足並み揃える必要性はなかったような気もするのだけんど。笑) ☆作品データ
作詞:竜真知子 作曲:国安わたる 編曲:山田直樹(1984年度作品・VAP) |

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