ツライナ・ボク・キミガ・スキ!「DO-KI♡DO-KI」河上幸恵+HP25の記事はこちら♪ 80年代は言わずと知れたアイドル黄金時代…しかしながらデビューをカマしたすべてのアイドル達がその恩恵に預かれた、というワケでは決してないのである。しかも抜群の歌唱力、そして類まれな歌唱センスなどを持ち併せていたにもかかわらず、スターダムにのしあがれなかった方はわんさかと存在していたのである。今回はそんな方の中からこの方のあの珠玉の1曲をピックアップ、いつものようにレビューしてみたいと思うのであります。 表題の「ブルー・エトランゼ」は河上幸恵さんのデビュー曲として、1983年7月25日に発売された楽曲。う〜ん、この7月デビューという時点でなんだかちょっぴり暗雲がたちこめてくるか^^;。なんでも当時の、とあるアイドルさんのお話によれば、80年代は3月や4月にデビューさせてもらえた子はいわばレコ会社のイチオシ&花形であり、6月以降ともなるとデビューさせてもらえただけマシ組に属してしまうとか。となると本レビューの主人公でもある幸恵さんはソッチの組ってことになってしまうのだろうか。そんな幸恵さんは「スタ誕」出身、そこで第36代グランドチャンピオンに輝き、最終的にはホリプロが獲得する…という道のりを辿ったようなのだが。「スタ誕」でチャンピオンになってから歌手デビューに至るまでにはかなりの年月を要してしまったのである。 そんな彼女のデビュー曲は作詞を三浦徳子さんが、作曲を高生鷹氏が手がけた清涼感のあるナツウタ。しかもデビュー曲からいきなりのバラードで勝負をけしかけてきたものだからビックリコンコン。ここら辺りはおそらく幸恵さんのやわらかみのある声質を生かすべくの選曲…だったのかと思われ。さすがはスタ誕が誇る第36代グランドチャンピオン様でゴザイマス。 タタタタンタタタン〜というシンセ音による、さわやかさがしこたま溢れるイントロに引き続いて… ♪白いシャツには 汗が滲んで キラキラ光るあなた ゴールドに灼けている と歌い出す幸恵さん。とても新人のソレとは思えないほどの、実に落ち着きはらったメロウな歌声が特筆である。この冒頭部分だけで彼女には歌唱センスがたんまりある事が手に取るように分かってしまう…そんな序章部分なのである。 コレに引き続くはサビ部分… ♪あぁ この気持ちはなに わたしの中の誰かが囁いてる あぁ 丘の異人館 青く咲いた 花の名前はエトランゼ である。歌唱もさることながら、その歌詞も実に美しいのが特色となっているのだが…それにしてもこの歌の舞台設定はどこなのだろうか。異人館というフレーズ、そして2番の歌詞における…
と唄っている部分から察するに、そういうモノがあるところ。おそらくは… 函館、横浜、神戸、長崎 あたりに自然と的が絞られていくのである。おそらくは曲の雰囲気、そして彼女の出身地が神戸…はは〜ん、なるへそね!ならばおそらくは↑の3番目の街をモチーフにして書かれたもの?などという推測が立つのである。 うん…それにしても実に味わい深い楽曲、そして幸恵さんによるメロウな歌声が秀逸の1曲である。アイドルの…しかも新人歌手のデビュー曲としては合格ラインを容易く超越してしまっているかのような出来栄えである。これだけの素材でありながらも、1983年7月…などという、全くもって中途半端な時期にデビューってのは如何なものか。 もちろんこの年度、ホリプロはHTSC優勝者で社のイチオシだった大沢逸美姐さんを大プッシュ。まぁ、そのキモチは分からなくもない、だって毎年、大々的に銭をかけて開いていた大会だったものねぇ。だけどもこれだけの逸材をなんとなくぞんざいに扱ってしまった罪はかなり大きいのではないかと…そんな風に感じるのは自分だけなんだろうか。同社には甲斐智枝美さん(1980年デビュー)や久木田美弥さん(1977年デビュー)という「スタ誕」出身娘が所属していたのだが…どうにもソコ出身の娘達は扱いが冷ややかだったように感じるのである。例外は初期の百恵さんくらいのものか…。しかも彼女等はそれぞれの年度におけるイチオシ娘達よりも、歌手としての才は上…といった風情の方ばかりだったからこれまた余計に惜しまれるトコロでもあるか、正直なところ。本レビューの主人公でもある幸恵さんもしかり。勿体無いわなぁ…まったくぅ。 この曲はオリコン最高192位…おっとっと!このクオリティでこれだけ魅力に溢れた1曲がこんな位置だったとは!!あれから二十ウン年経った今でさえ…なんだか信じられないキモチでいっぱいなのでゴザイマス。それでもまだギリギリでチャートにひょっこりと出てきてくれただけマシ…と思うべきなんだろうか。まぁ、たしかにアイドルの曲としては地味…だったってのは認めざるを得ないし。 この後の幸恵さん…このデビュー曲から7ヶ月空いた翌年の2月、やっとこさシングル第2弾となる「春にめざめて」を発売。ちょっとぉ〜7ヶ月ってなんなのさ、やる気あんの!?と思わずプンプン…怒りがこみ上げてしまうトコロか。そして遂には最先端ロボット(当時)とのデュエット歌手として「DO-KI♡DO-KI」という曲のテクノ歌謡要員として用足しされていくことになったのである。この作品に関しては以前にもこのブログでレビュらせて頂いているのだが…まぁ、お金はかかっていたけれども1発狙いというかなんというか…彼女の歌唱力などを考えたら「ちょっと違うんじゃないの?」という方向だった感は否めないのか、やっぱり。それでもこのロボット(ツトム君)とはソレの他にあともう1枚のシングル(「ハートのねじ」)も発売し、その曲に関してはプロモーションビデオやTVCM(ライオンの歯磨き)への出演なども存在することから…一応はプッシュ体制を敷いてくれていたものなのかと思われ。個人的にはこのロボットとの路線…幸恵さんが実にキュートに見えて決して嫌いではなかったのだが、幸恵ファン様の間ではあんまり評判がよろしくないようで…^^;。 ■幸恵さんのディスコグラフィー
幸恵さんとしてはこういう扱いに関しては一体、どんなご心境だったのだろうか。もしかしたら… ♪あぁ この気持はなに わたしの中の誰かが 囁いてる なんて…夜な夜な鏡でも見つめながら、アイドル稼業を続けるべきか否かでブルーになっちゃって…悩んだりしていたのか、もしかして。(謎) ☆作品データ
作詞:三浦徳子 作曲:高生鷹(1983年度作品・日本コロムビア) |

>
- エンターテインメント
>
- 音楽
>
- 邦楽


