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書庫☆番外編脱出成功レビュー

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アイドル史上初!河上幸恵さんがNEC社製のロボットとデュエットした曲「DOKI・DOKI」(正式表記は「DO-KI♡DO-KI」注:間にハイフンとハートマークが入る)の最新レビューは、下記リンクからお読みいただけます。

ツライナ・ボク・キミガ・スキ!「DO-KI♡DO-KI」河上幸恵+HP25の記事はこちら♪

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80年代は言わずと知れたアイドル黄金時代…しかしながらデビューをカマしたすべてのアイドル達がその恩恵に預かれた、というワケでは決してないのである。しかも抜群の歌唱力、そして類まれな歌唱センスなどを持ち併せていたにもかかわらず、スターダムにのしあがれなかった方はわんさかと存在していたのである。今回はそんな方の中からこの方のあの珠玉の1曲をピックアップ、いつものようにレビューしてみたいと思うのであります。

表題の「ブルー・エトランゼ」は河上幸恵さんのデビュー曲として、1983年7月25日に発売された楽曲。う〜ん、この7月デビューという時点でなんだかちょっぴり暗雲がたちこめてくるか^^;。なんでも当時の、とあるアイドルさんのお話によれば、80年代は3月や4月にデビューさせてもらえた子はいわばレコ会社のイチオシ&花形であり、6月以降ともなるとデビューさせてもらえただけマシ組に属してしまうとか。となると本レビューの主人公でもある幸恵さんはソッチの組ってことになってしまうのだろうか。そんな幸恵さんは「スタ誕」出身、そこで第36代グランドチャンピオンに輝き、最終的にはホリプロが獲得する…という道のりを辿ったようなのだが。「スタ誕」でチャンピオンになってから歌手デビューに至るまでにはかなりの年月を要してしまったのである。

そんな彼女のデビュー曲は作詞を三浦徳子さんが、作曲を高生鷹氏が手がけた清涼感のあるナツウタ。しかもデビュー曲からいきなりのバラードで勝負をけしかけてきたものだからビックリコンコン。ここら辺りはおそらく幸恵さんのやわらかみのある声質を生かすべくの選曲…だったのかと思われ。さすがはスタ誕が誇る第36代グランドチャンピオン様でゴザイマス。

タタタタンタタタン〜というシンセ音による、さわやかさがしこたま溢れるイントロに引き続いて…

♪白いシャツには 汗が滲んで
 キラキラ光るあなた ゴールドに灼けている
 
と歌い出す幸恵さん。とても新人のソレとは思えないほどの、実に落ち着きはらったメロウな歌声が特筆である。この冒頭部分だけで彼女には歌唱センスがたんまりある事が手に取るように分かってしまう…そんな序章部分なのである。

コレに引き続くはサビ部分…

♪あぁ この気持ちはなに
 わたしの中の誰かが囁いてる
 あぁ 丘の異人館
 青く咲いた 花の名前はエトランゼ

である。歌唱もさることながら、その歌詞も実に美しいのが特色となっているのだが…それにしてもこの歌の舞台設定はどこなのだろうか。異人館というフレーズ、そして2番の歌詞における…

♪あぁ そしてハーバーライト

と唄っている部分から察するに、そういうモノがあるところ。おそらくは…

函館、横浜、神戸、長崎

あたりに自然と的が絞られていくのである。おそらくは曲の雰囲気、そして彼女の出身地が神戸…はは〜ん、なるへそね!ならばおそらくは↑の3番目の街をモチーフにして書かれたもの?などという推測が立つのである。

うん…それにしても実に味わい深い楽曲、そして幸恵さんによるメロウな歌声が秀逸の1曲である。アイドルの…しかも新人歌手のデビュー曲としては合格ラインを容易く超越してしまっているかのような出来栄えである。これだけの素材でありながらも、1983年7月…などという、全くもって中途半端な時期にデビューってのは如何なものか。

もちろんこの年度、ホリプロはHTSC優勝者で社のイチオシだった大沢逸美姐さんを大プッシュ。まぁ、そのキモチは分からなくもない、だって毎年、大々的に銭をかけて開いていた大会だったものねぇ。だけどもこれだけの逸材をなんとなくぞんざいに扱ってしまった罪はかなり大きいのではないかと…そんな風に感じるのは自分だけなんだろうか。同社には甲斐智枝美さん(1980年デビュー)や久木田美弥さん(1977年デビュー)という「スタ誕」出身娘が所属していたのだが…どうにもソコ出身の娘達は扱いが冷ややかだったように感じるのである。例外は初期の百恵さんくらいのものか…。しかも彼女等はそれぞれの年度におけるイチオシ娘達よりも、歌手としての才は上…といった風情の方ばかりだったからこれまた余計に惜しまれるトコロでもあるか、正直なところ。本レビューの主人公でもある幸恵さんもしかり。勿体無いわなぁ…まったくぅ。

この曲はオリコン最高192位…おっとっと!このクオリティでこれだけ魅力に溢れた1曲がこんな位置だったとは!!あれから二十ウン年経った今でさえ…なんだか信じられないキモチでいっぱいなのでゴザイマス。それでもまだギリギリでチャートにひょっこりと出てきてくれただけマシ…と思うべきなんだろうか。まぁ、たしかにアイドルの曲としては地味…だったってのは認めざるを得ないし。

この後の幸恵さん…このデビュー曲から7ヶ月空いた翌年の2月、やっとこさシングル第2弾となる「春にめざめて」を発売。ちょっとぉ〜7ヶ月ってなんなのさ、やる気あんの!?と思わずプンプン…怒りがこみ上げてしまうトコロか。そして遂には最先端ロボット(当時)とのデュエット歌手として「DO-KI♡DO-KI」という曲のテクノ歌謡要員として用足しされていくことになったのである。この作品に関しては以前にもこのブログでレビュらせて頂いているのだが…まぁ、お金はかかっていたけれども1発狙いというかなんというか…彼女の歌唱力などを考えたら「ちょっと違うんじゃないの?」という方向だった感は否めないのか、やっぱり。それでもこのロボット(ツトム君)とはソレの他にあともう1枚のシングル(「ハートのねじ」)も発売し、その曲に関してはプロモーションビデオやTVCM(ライオンの歯磨き)への出演なども存在することから…一応はプッシュ体制を敷いてくれていたものなのかと思われ。個人的にはこのロボットとの路線…幸恵さんが実にキュートに見えて決して嫌いではなかったのだが、幸恵ファン様の間ではあんまり評判がよろしくないようで…^^;。

■幸恵さんのディスコグラフィー
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「春にめざめて」「DO-KI♡DO-KI」「ハートのねじ」「心の中のルビー」

幸恵さんとしてはこういう扱いに関しては一体、どんなご心境だったのだろうか。もしかしたら…

♪あぁ この気持はなに
 わたしの中の誰かが 囁いてる

なんて…夜な夜な鏡でも見つめながら、アイドル稼業を続けるべきか否かでブルーになっちゃって…悩んだりしていたのか、もしかして。(謎)

☆作品データ
作詞:三浦徳子 作曲:高生鷹(1983年度作品・日本コロムビア)

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近頃は年金の諸問題やら物価の高騰やらでなんとなく先が見えない不安な日々を送られている…なんて方も多いかと思われ。特に年金は将来の大切な生活資金ですもの…そういった点は国としてシカリと管理してほしいものでゴザイマス。こういったつつしましやかな状況を考えるとおもわず思い出すあの曲…そう実は80年代アイドルポップスにもそのようなチューンがあったものでゴザイマス。

表題の「ペガサス・ハネムーン」は木元ゆうこさんのシングル第2弾として、1983年8月に発売された楽曲。ゆうこさんと言えば…

ポリドールレコード30周年記念歌手

として、社をあげての大プッシュを受け、1983年5月1日に「チェリー・ガーデン」という曲で歌手デビューを飾ったお方である。ゆうこさんに関しては以前にもこのブログのここでレビュっているので、ご興味のある方は参照してみてほしい。

そんな彼女のセカンドシングルは、作詞を阿木耀子氏が、作曲を鈴木キサブロー氏が手がけたアイドルポップス。作曲を担当した鈴木氏と言えば…

「見えない翼」 伊藤麻衣子
「11月のソフィア」 岡本舞子
「愛をとどけて」 ルー・フィン・チャウ
「ラストシーンに愛をこめて」 倉橋ルイ子
「バーシンブルー」 SALLY
「DESIRE-情熱-」 中森明菜
「輝きながら」 徳永英明
「涙をふいて」 三好鉄生
「青春の忘れ物」 堀ちえみ
「約束」
「AGAIN」 以上、渡辺徹

などなど、それこそ‘青春の甘ずっぱさ’のようなメロを書かせたら右に出る者はいない…と言われたお方。そんな彼がゆうこさんに提供したこの楽曲は、なぜかそういった風情が意外にもあっさりうす味の…普通ちっくなアイドルポップスに仕上がっているのが特徴とも言えようか。

そんなこの曲のテーマは…

切り詰めながらも、小さなシアワセをかみしめる二人

である。さて、それではいつものように歌詞をザっと覗いてみることにしようか。

♪ふたりのお金を 全部あわせて
 指輪買ったら 今日のランチは
 半分ずつの幸せ 半分ずつのピザパイ
 それでも欲しいのふたつ お揃いで

なんともまぁ!歌の初っ端から節約モードが全開コンコンのようである。ガソリンもバターもチーズも…なにもかもが値上がりの昨今にはピッタリのお歌…とも言えようか。そうそう、こういう時こそ‘半分ずつの幸せ’‘半分ずつのピザパイ’といった心もちで切り抜けるのでゴザイマス。(笑)

♪超能力だわ あなたにかかると
 ガラス玉も光る宝石になるの

こういうお方がおソバにいてくれたのなら…僕等の暮らしはどんだけ楽になるのだろうか。ガラス玉を宝石に、ポンコツ車をピカピカの新車に、それこそなんでもかんでもお望みどおりに変えてくれるという重宝なお方のようである。ただこの歌詞における状況は…別にホントに変えてくれるワケではなく、精神的にそんな気がするわん…といったおキモチなのかと思われ。

♪あなた 連れてって
 今すぐパラダイス 
 刺激的なことが 起こりそうだわ
 あなた 連れてって
 今すぐハネムーン
 ペガサスを チャーターしましょう

そんな彼と一緒なんですもの。刺激がいっぱいで楽しい旅になることウケアイか。ただこの歌詞、意味の捉えようによってはかなりキワドさが見え隠れ。なぜならば…

あなた連れてって今すぐパラダイス=Take me to heaven=ティラミス

という図式がチラっと脳裏をかすめたりもして。しかもこのお歌の主人公様は‘刺激的’なことをひそかに期待されているようでもあり。あっ、ダメダメ!コレは純粋なるアイドルポップスなんだから。こんなオヤジ目線での解釈はご法度なのでゴザイマス。

この曲はオリコン…えっと、見当たりません。こちらもデビュー曲同様に100位以内へのチャートインを逃してしまった楽曲のようでゴザイマス。ゆうこさんに関しての人気面はそこそこあったものの、レコ売り上げがイマひとつ振るわずに…彼女にとったらコレが最後(←清純派アイドルとしての)シングルと相成ってしまったのでゴザイマス。30周年記念アイドルというフレコミだった割には…その手の引き具合はかなりスバヤかったようでありまする。ちなみに準備されていたシングル第3弾はオクラ入り、そして「ペガサス・ハネムーン」のB面に収録されていた「美少女メーカー」という曲もなかなかの傑作であることを付け加えておくことにする。

このように当時は波に乗り切れず、なんとなく不遇なアイドル生活を送るハメに陥ってしまったゆうこさん。しかしながら彼女のような懐かしアイドル達の姿をネット上の動画サイトにて気軽に拝めるようになった昨今…当時は陽の目を見ずにフェイドアウトしてしまったアイドル達が再評価される動きもかなり多くなってきているのである。このレビューの主人公でもある木元ゆうこさんも実は再評価の声がとても高いアイドルさんのひとりであり、当時などよりもよっぽど今のほうが人気を誇っている…そんな勢いも感じさせられたりするのである。彼女があともう少し後に産声を上げ、芸能界にデビューしていたとしたら…それこそたくさんのファンに支えられ…

♪あなた連れてって 今すぐパラダイス

トップアイドルのスターダムに押し上げられ、それこそアイドル歌手としての‘刺激的’なパラダイスを味わえたかもしれなかったのにぃ。ゆうこさんに関しては全くもって惜しい!のひとこと、コレに尽きるのである。

☆作品データ
作詞:阿木耀子 作曲:鈴木キサブロー(1983年度作品・ポリドール)

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ジャニーズ事務所と言えば…これまでの歴史を振り返ってみても、男の子アイドルばかりを世に送り出してきた…という認識が強いトコロになっている。が、しかし…時は1984年、実は純粋なる女の子アイドル製造にも手を出していた…という事実、これは一部のマニア間を除いて世間一般的にはあまり知られていないお事柄?ではないだろうか。その女の子アイドルとは…

オレンジ・シスターズ

と名乗った3人娘。今回は夏休み近しといった頃合いでもあることにコジ付けさせて頂いて、このユニットの、あの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「サマーホリデー」はオレンジ・シスターズのデビュー曲として、1984年3月21日に発売されたチューンである。彼女達がなぜにジャニからデビューをカマすことになったのか…そこら辺のいきさつはちと謎めいていたりもする。元々この3人は青山のミニFM局KIDSでDJを務めていたらしい。そこで人気がそこそこ出たことにより、KIDSレーベルからもオリジナルコンピアルバム「RASBERRY AVENUE」を発売(←正式デビュー前)したりしていたそうな。コレに参加したアーチストとしてココナッツ・ボーイズ…そう後のC-C-Bなどもいたという。そう、いわゆる女子大生などがラジオのパーソナリティーを務めて、ソレがもてはやされていた時代の一派?みたいなモノになるのだろうか。ルックス的にはいかにも〜な当時の女子大生風というか、昔の川島なお美さんあたりにも通じるような、さわやかサーファー・ギャル…といった風情がしこたまのお三方だったのである。ちなみにそのKIDSというミニFM局…後に作成された映画「波の数だけ抱きしめて」(主演:中山美穂)のモチーフになったとも言われているのである。

さて、そんなこのユニット。そのメンツの構成はと言うと、↑のレコジャケの左から順に…

吉竹加世子
酒井妙
吉川聖美

のお三方。で、それぞれにはニックネームなるものも付けられており、それらが上から順に…

ジュディ
サンディ
キャンディ

となっていたのである。おそらくは西海岸の女の子風とか、そういった類のモノをコンセプトにしていたのだろうか。今見るとちょっとお顔から火が出てきそうな、なんとも小っ恥ずかしいネーミングであったりもする。日本人にこのテのニックネームってのは…どうにもこうにも不似合い極まりないものである。(笑)

そんな3人のデビュー曲は作詞を大沢孝子さんが、作曲を新川博氏が手がけたというもの。新川氏はアレンジャーとして…

「雨音はショパンの調べ」 小林麻美
「北風のキャロル」 荻野目洋子
「曇り、のち晴れ」 志村香
「君は1000%」 1986オメガトライブ

などなど…スバラシイお仕事をされていた方としても知られている。本レビューの「サマーホリデー」は曲全般的にカレッジポップスの芳しい香りというか、先に須藤薫さんが「思い出のスクール・ラブ」「涙のマイボーイ」「素敵なステディ」などで歌っていた世界観にかなり近いと言える作品。

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↑どのジャケットのデザインも秀逸で、60sポップセンスがしこたまの須藤薫さんのアルバム

基本のリズムベースもこのテのポップスによくあるスペクター、若しくはナイアガラサウンド風を取り入れたもので、60sスタイルがゴキゲンな実にさわやかな調べとなっている。イントロの初っ端から絡んでくる男声コーラスがリゾートちっくな雰囲気を嫌がおうにも盛り立てるのだが、ここら辺りからして西海岸やリゾートに強い憧れを抱いていた80年代のニッポンを色濃く彷彿とさせるところでもあるか。

♪みんなで撮った 写真の中で
 必ずあの子 あなたのとなりにいた

可愛いフリしてあの子わりとやるもんだねっと…といった世界観がお歌の初っ端からすでに勃発なのか。(笑)

♪私の視線 感じたかしら
 かすかすなジェラシー 陽に灼けたその胸に

ふむ…オンナの闘いらしきモノが水面下で蠢く…ジェラシー・夏の章といった趣きがしこたまか。その割にはメロもアレンジもすこぶるさわやかなものだから…このようなうって変わったワールドがジトっと存在していること自体が‘もみ消し’されているような気もする。

♪忘れないでね(サマーホリデー)
 白いビーチを(サマーホリデー)
 夏が過ぎても(サマーホリデー)
 まだ夢中なの
 二度とは帰らないまぶしさで
 はしゃいでいただけね エブリディ あなた追いかけて

エブリディ(=毎日)追いかけたそうな…ちとストーカーちっく?にも思えてくるか。この曲を聴いていた当時はこのさわやかなメロにすっかりとゴマかされ、こういったドロっとした内幕にはサッパリコンコン気が付きませんでしたわ。こうして歌詞を追ってみるとさわやかな中にもドロっとした何かが見え隠れする…そんなユニークな作りとなっていたようでゴザイマス。(笑)

この曲はオリコン最高97位…おっとっと!ギリギリの位置でのチャートインだったようでゴザイマス。このデビュー曲におけるテレビでの歌披露時は、お三方とも信号機みたいなお色の水玉がこれでもか!と散りばめられたミニを着用、ビジュアル的にもそこそこ目立っていたと記憶する。まぁ、女の子アイドルと水玉は切っても切り離せない関係にあるのだし、女子アイドルは不得手だった(?)ジャニもそこら辺に関してはひとまず押さえていたようでゴザイマス。

イメージ 6この後、彼女達はシングル第2弾として「涙のキスマーク」を発売。こちらもデビュー時のコンセプトに規則正しく則ったオールディーズ系。デビュー曲よりも更にテンポアップした50sスタイルのロックンロールといった風味になっていた。しかしながらこっちのレコジャケ…なぜかセンターが入れ替わっておりまする。コレはもしかして…女の子ユニットによくありがちだったセンターチェンジ?を視野に入れた策だったのだろうか。テレビでの歌唱においてもやっぱりご変更をカマされていたようで…コレがグループ内のチームワークにヒビをビリリ入れたのかなんなのか…オレンジ・シスターズはこの2枚とアルバム1枚を残して早々と解散…という結果を迎えてしまうのでありました。こういったセンター争いに巻き込まれた(?)お二人さんが…

♪かすかなジェラシー

だか‘かなりのジェラシー’だかを感じていたのかどうかは…ご本人のみぞ知るといったトコロになるのだが、ソレに一切巻き込まれなかった右端の吉川さんのみが、なんだか女神様のように性格良さげ〜に見えるのは気のせいなんだろうか。(笑)

ちなみにデビュー曲でセンターを務めていた酒井さんは現在も女優さんとして(芸名=あさいゆきの)芸能界で生き残り中…プロフィールにもシカリと「オレンジ・シスターズ」時代のことがちゃんと加えられており、ここら辺りは包み隠さず…毅然とした態度がなんともステキでゴザイマスわね。


☆作品データ
作詞:大沢孝子 作曲:新川博(1984年度作品・アルファムーン)

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以前にもこのブログでは日本における多くの70&80年代アイドルポップスが、
米英50&60年代初頭あたりのティーンポップがベースになっているものが多い…という事実を新田ちゃんの記事のトコロで書いたことがある。今回ご紹介しようと思っている1曲もそんな風情がしこたま漂う…いわばソレをあえて‘狙って’作られたであろう、そんな楽曲なのである。

表題の「ブルージン・ボーイ!」は森下恵理さんのデビュー曲として、1985年6月に発売された楽曲である。恵理さんはデビュー年度こそ1985年だったものの、それ以前にはかなりの輝かしいお成績をお残しになった方として、アイドルマニアの間ではその名を轟かせているお方でもある。それは何かと申しますと、河合奈保子さんや石川秀美さんを輩出した大会としても知られる…

「ヒデキ(西城秀樹)の弟・妹募集」

というコンテスト。実はソコに恵理さんもご参戦されていたのである。しかも石川秀美さんの輩出回において、最後の最後までその優勝の座を秀美さんと争った方…だったのである。秀美さんは秀樹さんの鶴の一声により決定した…とも言われている。が、そのお声が無かったとしたら…おそらくは恵理さんが優勝の座をもぎ取っていた…そんな経過だったとも囁かれる、いわゆる‘強豪’だったのである。ちなみにソコで歌唱したのは伊代ちゃんの「センチメンタル・ジャーニー」だったとかで…しかも例のあの部分を♪恵理はまだ14だから〜と替え歌にしてカマしたらしく、秀樹さんを除く審査員の全員が満場一致で彼女に…という流れになっていたらしい。ふむ…かなりのツワモノだったようである。(笑)その時点では惜しくも優勝は逃してしまったものの、やはり出てくる方は出てくるものである。そして機も熟した1985年にこのデビュー曲を引っさげ、アイドル歌手として華々しくデビューを飾ったのであった。

この楽曲の作詞を手がけたのは安井かずみさん、作曲は加藤和彦氏という、ご夫婦コンビによる作品。このコンビはヒット曲もそこそこ多く…

「どきどき旅行」
「マルガリータ・ガール」
「愛してモナムール」 以上、岩崎良美
「ジャングル・ラブ」
「ボーイフレンド」 以上、高見知佳
「愛・おぼえていますか」 飯島真理
「夕暮れ物語」 伊藤つかさ
「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」 岡崎友紀/フローレンス芳賀/ribbon

などなど…たくさんの作品を輩出している。このお二人の作品はどことなく風変わりで、個性が強い作品になる傾向もあったのだが、この「ブルージン・ボーイ!」に関してはノリノリ&ゴキゲンの弾けるポップスというかなんというか…あたかも「アメリカン・グラフティ」あたりにゃBGMとして流れてきそうなロックンロール…そんな風情が特徴になっているのである。それこそ…

ソーダホップでティーンがわんさかGet Together, Yeah, Yeah, Yeah!

といった若さハジけるノリか。金髪のポニーテール娘と青い瞳のリーゼントボーイがジュークの前でハジけてパチパチ、ポップンロール(←雰囲気お分かり頂けますでしょうか)…まさにそんな50s感覚が溢れまくるポップでロックな作品に仕上がっているのである。

この曲を全体的に通して聴いてみると耳につくもの…ソレはコレを歌唱している恵理さんの歌声である。しかもソレは‘しゃくりあげ’という技術を盛り込んだソレであり、コレを聴き逃してこの曲は語れない…と言えるほどの頻度の高さで盛り込まれているのである。(笑)このしゃくりあげに関しては以前にも当ブログの岡本舞子さん記事で触れたことがあるのだが、今回はちゃんとした‘お言葉’による記述を下記に貼り付けてみたのでぜひとも参照してみてほしい。

歌に使用するテクニックのひとつである。たとえばミの音を発声するときに一瞬だが一度下にあたるレ、もしくはミ♭(レ#)を発音して一気にミの音に持っていく。

しゃくりあげというのを文章で表すとこのようになるようなのだが、なんだか余計にわかんなくなってまいりました。(笑)なにわともあれ、この小技を曲中で随所に散りばめ、これでもか!と言わんばかりにカマしてくれているのが恵理さんであり、ソレはまさにこの曲の‘聴きドコロ’にもなっているのである。

♪あの人いい感じしてるぅ〜↑

♪不良すぎないブルージン・ボ〜ォイ↑

♪わたしチャンス あ〜るかしらぁ〜↑

と…このように怒涛のように繰り出され、それはあたかも「恵理のしゃくりあげワールドへようこそ〜!」とでも言わんばかりに、聴き手をすんごい力でその魅惑の世界へとグイグイ引っ張っていくのである。そして恵理さんは最後の〆として…

♪あなたに抱きしめられる ドリーミン
好きよ ブルージン・ボ〜ォイ↑

と…最後の最後まで休憩は一切合切ナシ…まさに手を緩めることのない執拗なしゃくりあげ攻撃をけしかけてくるのである。ここまでくると聴き手はもうメロメロ…しゃくりあげの渦の中でグルングルン回されるだけ回されちゃって目がクラクラ…そんな(悪?)酔いゴコチを楽しめる曲…とでも表現しようか。(笑)

この曲はオリコン最高29位をマークしてデビュー曲としては絶好調なる滑り出しを見せた。このレビューの冒頭でも触れたとおり、恵理さんは花の85年組。彼女の同期としては…

本田美奈子、斉藤由貴、松本典子、芳本美代子、中山美穂、南野陽子、浅香唯、橋本美加子、井森美幸、岡本舞子、志村香、セイント・フォー、森田まゆみ、ツインキー、石野陽子、川原理加、秋本理央、網浜直子、新井由美子、江原由希子、大西結花、奥田圭子、工藤夕貴、児島未散、佐藤弘枝、佐野量子、志村香、高橋真美、中村繁之、野咲たみこ、藤原理恵、ベリーズ、宮里久美、村田恵里、森村聡美、森川美穂、森口博子、矢野有美、若林加奈、若林志穂、セブンティーンクラブ、早川めぐみ、古沢みづき、高橋利奈…

このようなメンツがひしめきあい、それこそ強敵多しといった様相を呈していたのである。そんな状況下でも恵理さんはこのデビュー曲ヒットを引っさげ、新人賞レースでは大いに気を吐かれていたものである。しかしシングル2枚目「わたしは街のバレリーナ」で早くもイメチェン?と思われる‘ぷち変身’をカマすことになる。コレは元々のご本人様によるご希望だったのか、はたまた最初からプロジェクトに組み込まれていたものなのか…そこら辺りのいきさつは謎なのだが、いずれにしてもご本人様は現在も現役で、しかもライブ活動などを精力的にこなされていることから察するに…アイドルとしてよりもアーチストとしての活動が当初からのご希望だった…のかもしれない。ちなみにアイドル時代に残したアルバムで加藤和彦氏がプロデュースした「ボーイフレンド」…コレは傑作中の傑作でゴザイマス。

それにしても、もし彼女が‘西城秀樹の妹’として1982年にデビューしていたとしたら…一体どうなっていたのだろうか。堀ちえみさんや16歳軍団(今日子、寛子、薫子、あつ子などなど)に混じって人気を博し、かなりのトップアイドルになっていた可能性もあるか。もしかしたら花の82年組のひとりとして未だに語り草になるような存在にも…?そう考えるとやっぱりあの時、是が非でも‘ヒデキの妹’になっておくべきだったか、恵理ちゃん。(笑)


☆作品データ
作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦(1985年度作品・RVCレコード)

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青森県出身の歌手…というと演歌歌手というか、そこのお土地柄のせいなのか、なんとなくそういうイメージが付きまとってしまうもの。しかし、アイドルが量産された70&80年代には青森出身のアイドルさん…というのもちゃんと存在していたのである。そのようなワケで今回はその方のこの1曲をレビューしてみようと思うのでありまする。

表題の「風色タッチ」は菊地陽子さんのデビュー曲として、1983年5月21日に発売された楽曲である。陽子さんは青森の八戸市のご出身、幼少の頃から電子オルガン(←エレクトーンのカワイ楽器バージョン)や新体操を嗜む芸術的なセンスを発揮する少女だったようである。そんな彼女がアイドル歌手としてデビューするに至ったきっかけとは…

「ミスセブンティーンコンテスト・TBS賞」

コレである。前回の大滝裕子さんに続いてこの方もミスセブンティーン系列のご出身…ということになる。さて、そんな陽子さんのデビュー曲は作詞を森雪之丞氏が、作曲を鷺巣詩郎氏が担当したモノとなっており、この曲のモチーフとなっているのは…

流れ出す涙を止めようと努力しまくる少女

である。いわば‘青春ナミダ小唄’というかなんというか…ちょっと青臭い風情の仕上がりとなっているのが特徴と言えようか。それではちょこっとその歌詞とやらを覗いてみることにしようか。

♪涙止まれ! 止まれ涙!
 夢をつかむまで
 ぐっばい哀愁少女 もう泣かない

おっ!歌のしょっぱなからこの曲のモチーフ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!…という感じか。‘夢をつかむまで’なんてお言葉が導入されているせいなのか、なんだかスポ根モノの匂いが鼻を突かないでもないか。それこそ以前にこのブログでレビュったことのある、坪井むつ美さん「高校野球」の世界観にも相通ずるところがあったりして。

♪身勝手な彼(やつ)なの 風色のチョークで
 私のハートに 名前を書き込んだ
 占いをのぞけば 牡牛座のあなたと
 事件が突然起きるとでていたの

唄い出しのスポ根風味からは一転…チョーク、ハート、占いなどの女の子のための3種の神器などを♪ねるねるね〜るね〜しており、アイドルポップスの風情をより醸し出していたりもするのである。だけれども‘彼’という漢字に‘やつ’なんて‘ルビ’をふっていたりするのが、あくまでも陽子さんのキャラに沿わせて作りましたってな風情がしこたまでもあるか^^。

♪まずいな もしかして恋かな? 
 泥まみれのまま 走り出す
 あなたの情熱を見てると
 いつも キュンと 熱い目頭

あら?やっぱりまた戻ったわ。(笑)
泥まみれのまま…だなんて。アイドルポップスの世界では、それこそなかなかお目にかかれないお言葉でゴザイマス。作詞をされた森センセイは陽子さんが青森のご出身ということを念頭にじんわりと染み込ませた上で…コレをお書きになられたのだろうか。

それにしても↑のレコジャケの陽子さん…とってもお上品に撮れているようでゴザイマス。それこそ深窓のお嬢様風というか、なんというか…ただこれとはウラハラに、実際にテレビで拝見していた彼女はショートカットのおてんば娘風、それこそポスト桜田淳子?を狙ったのかなんなのか…ヤンマーディーゼルの田植え機のコマーシャルなどにもそのお顔を出されたりで。そういったのどかで元気はつらつとした印象が強いためなのか、余計にそう見えてしまったのかもしれないが。それはさておき、この曲の内容や印象はどこかナツカシイ…そう、若草や土の香りを彷彿とさせる…なんて感じるのは筆者だけだろうか。やっぱりコレを作詞された森センセイの頭ん中は…青森の田んぼやのどかな畑の風景でいっぱいになっていたのかしらん。

この曲はオリコン最高…あら?またしても100位以内へのチャートインは逃してしまった曲のようでゴザイマス。順位の詳細をご存知のお方がおりましたらぜひご教示下さいませ。たしか、この曲のB面が「第3キープ」という楽曲で、森永製菓「チャミィ」のイメージソンイメージ 2グ…あれ?でもちょっとその「チャミィ」って商品ってのがどんなシロモノだったのか、残念ながらあまり記憶にゴザイマセン。ただ、せっかくコマソンになっていたのならソッチをデビュー曲にしても良かったような気がしなくもないか。筆者としてはこのデビュー曲よりもシングル第2弾でオールディーズ風味がしこたまに漂った傑作「ねがわくば…kiス」の方がお好みではあったのだが。まぁ、このデビュー曲も彼女の個性を生かすためのソレとしては、なかなかハマっていて良かったように思うのでありまする。

テレビで見かけた陽子さんと言えば…やっぱり思い出すのが歌でのソレよりも女優さんとしてのご活躍だろうか。そう、例のあのドラマ「だから青春〜泣き虫甲子園〜」である。このドラマは…

あだち充・やまさき十三の漫画『ああ!青春の甲子園』を原作に制作されたドラマ。NHK少年ドラマシリーズの1作品。1983年6月14日から10月11日(毎週火曜日、19時30分から19時58分30秒)放送、全13話。共演者として愛川欽也、新田純一、森尾由美、柄沢次郎、永瀬正敏、豊原功輔、宍戸錠、伊藤かずえなど。(Wikipediaより一部抜粋)

このような内容の番組だったのですが、皆さんは憶えてらっしゃいますでしょうか。ここでの陽子さんの役どころは愛川欽也さんの娘役、新田純一さんと共にほぼダブル主演?のような形と相成っていたのである。83年組で同期だった森尾由美ちゃんはどちらかと言えば準主役級…そう、このドラマでは由美ちゃんを抑えて、その上に君臨していた陽子さんだったのである。彼女の演技はなかなか評判が良く、この後も…

「下町三人娘」(NHK)
「青い瞳の聖ライフ」(フジテレビ)
「太陽にほえろ!」(日本テレビ)
「スケバン刑事」(フジテレビ)
「花のあすか組」(映画)

などなど…女優として開花できそうな勢いがあったものなのだが…。なんとなくフェイドアウトの風情は否めず。晩年は「クイズ!年の差なんて」で着ぐるみ姿でご登場と相成るアシスタント…その辺りでお見かけした記憶がゴザイマス。なんだかもうちょっとご丁重に扱ってあげて欲しかった…そんな気が致します。その後はBUTTER FIELD なるユニットを組まれて音楽活動をされていたとかで…。陽子さん自身は…

♪涙止まれ! 止まれ涙! 夢をつかむまで

このようなおキモチで歯を食いしばりながらがんばってらしたのでしょうか。女優さんとしても充分にイケそうなキャラと素質の持ち主だっただけに…そんな彼女を生かせなかった日本芸能界がなんとなく恨めしく思えてくるのでゴザイマス。


☆作品データ
作詞:森雪之丞 作曲:鷺巣詩郎(1983年度作品・CBSソニー)

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