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書庫☆番外編脱出成功レビュー

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いわゆる1983年組と呼ばれる新人歌手さん達と言えば…

伊藤麻衣子さん、岩井小百合さん、大沢逸美さん、The Good-Bye、森尾由美さん、原真祐美さん、桑田靖子さん、小野さとるさん

このあたりの方々がソレの代表的なトコロ…と相成るのだが、こうした方達に先陣を切り、1982年の11月という時期に鼻息荒く早々とデビューをかました方と言えば…そう!「どうして?!」がデビュー曲だった佐東由梨さんなのでゴザイマス。彼女はあの有名なオーディションでもある…

「ミス・セブンティーン」

における優勝者。今回はそんな彼女が放ったあの1曲をレビュってみようと思うのでありまする。なんといっても東京あたりじゃかなり春めいて…いえいえ、先日は‘春めき’どころか夏めいちゃったそうで。どう考えても異常…ですわねん。

さて、表題の「春めき少女」は佐東由梨さんのシングル第4弾として、1983年11月に発売された楽曲である。‘春めき’なんてタイトルの割りに発売は秋なの…コレはちょいと時期はずれの感は否めないか^^;。できれば徐々に春めいてくるであろう頃合い、2月とか3月あたりの新曲として発売して欲しかったもの。(笑)

♪パンパン パッパッパッパ〜 パンパン パッパッパッパ〜

というイントロのキーボードによるホーン系の音色。今はまだ風が肌をつんざく寒い冬…でも一歩ずつ季節は着実に春へと近づいているの。そういった頃合いを感じさせる‘音’である。季節で言えば2月頃の…春をもうすぐのトコロに控えた、曇り空の日?といった風情だろうか。ソレに続くは…

♪ズンチャッチャ チャッチャッチャッチャ〜

という独特のリズム。そう、アレなのである!ソレはいわゆる‘モータウン’と呼ばれるリズム。もしかしたらあまりご存知ない方もいるかもしれないので、ここでちょっくらお勉強会を催したいと。モータウンとは…

1959年にデトロイトで創立された黒人レーベル。数多くのポップスやR&B系列の音楽がこのレーベルから発表され、当時の米音楽界全体に多大なる影響を与えた。60年代に入るとモータウンは"The Sound Of Young America"という理念を掲げ、当時の若者達の日常を題材にチューンを作りあげていくことになった。これらの軽快でありながらビートの効いた独特のサウンドは、その親しみやすさから多くの若者に支持され、やがてはモータウン・ミュージックと呼ばれるようになっていった。全盛期は1962〜71年の10年ほど。所属したアーチストはスティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン・ファイヴ、ダイアナ・ロス、テンプテーションズ、シュープリームス、ザ・バンデラス、メアリー・ウェルズなど多数。

こういった種類の音楽を指し示すのである。こうした音楽のリズムをさりげなく歌謡曲の中に溶け込ませたこの楽曲を、イントロからこの時点まで聴いてみて…う〜ん!モータウンをカジったことのある筆者としては絶対にシカトできないチューンというか、それこそ触発されるようなソレだったりもするのである。こうした‘イキ’が良く、実にクールなサウンドを作られたのは…

作曲:林哲司 編曲:後藤次利

といった作家陣。林氏と言えば、この時代のほんの少し後に杉山清貴&オメガトライブや菊池桃子さんの作品を書きまくり、そのセンスの良さを世間に大きくアピールした方でもある。それらの作品が1983年夏以降のものになることから、由梨さんのこのチューンは…いわば林哲司氏における大ブレイクのきざし中の作品…ということになるか。

♪君はズバリと切り出した
 早く私を抱きたいと
 弱い心の人なのに
 バカね 無理をしちゃって

歌冒頭…それものっけからなんともまた大胆なこと!まさに‘ズバリ’と切り出してくる…いわば‘青い性モノ’としても分類できそうなチューンなのである。ただその度合いはさほど強くないあっさり系のソレ…となっているのも特徴か。

♪真っ赤なハイヒールが 波にさらわれてく
 君が拾ってよ カッコつけてくれる

おっ、また出たな〜赤い靴!!このお歌でも‘赤い靴’は‘オンナ’を象徴する小道具として使われているようでゴザイマス。しかも波にさらわれたソレを「拾ってよ!」と指図する…いわば、ちょいと分の良い‘上から目線の彼女’を描くためのアイテムとしても利用されていたりもして。いやはや…赤い靴って便利アイテムだったのね、あの時代の曲群において。

♪春になれば私たち 女の子じゃないのよ
 好きになれば私たち 涙流す人よ

同年代の男の子なんかよりも…実はずっとずっと進んでる女の子達。体だけじゃなくココロの中だってもうオトナなの。そして春になれば単なる女の子からオンナへと変貌を遂げるのよん。君がズバリと切り出してくた勇気は認めるけれど…君はまだなんだかどこかコドモっぽくってねぇ…とでも言いたげな様子。コレは男の子よりも一足先にオトナになり始めた女の子による‘まなざし加減’なんだろうか、おそらくは。

この曲の作詞をされたのは橋本淳氏。センセイとと言えば…

「私の先生」 榊原郁恵
「渚のうわさ」 弘田三枝子
「真夏の出来事」 平山みき
「カナダからの手紙」 平尾昌晃&畑中葉子
「愛は傷つきやすく」 ヒデとロザンナ
「青いリンゴ」 野口五郎
「誘われてフラメンコ」 郷ひろみ
「亜麻色の髪の乙女」 ヴィレッジ・シンガーズ/島谷ひとみ
「太陽は泣いている」 いしだあゆみ/山内恵美子

と…それこそそうそうたるヒット曲のオンパ。時代的には60年代後半から70年代にかけてご活躍された方なのだが、80年代にも…

「半分少女」 小泉今日子
「気まぐれOne Way Boy」 The Good Bye
「どうする?」 田原俊彦

など…80年代に入ってもまだまだご健在だったもの。そんなセンセイが作られたこの「春めき少女」の歌詞…こちらもなかなか小気味良い作品に仕上げられており‘歌詞’としてまとまり感のある‘あの頃’的な作品となっている。今の楽曲群に見られる日記をそのまんま歌詞にしちゃったようなソレラとは作品の質的にもかなりの違いがありありで…もちろんセンセイの書かれた詞の方が‘歌詞’として♪ちゃんとしてるぅ〜作品であることは言うまでもない。(笑)

この曲はオリコン最高…なんとも残念なことに100位入りはおろか200位入りも逃しておりまする。当時の由梨さんは歌手として素質が十二分にありそうな安定感のある声質が持ち味であり、その将来が大きく期待されていた方。かくいう自分も由梨ちゃんのナマウタ体験を通して...更にその魅力にとりつかれたもの。なのにこの出来の良かった作品がラストシングルになっちゃうなんて!泣くに泣けないったりゃありゃしない。

何度もクドイようだけど…デビュー曲「どうして?!」では男の子のような服装に、ウッドペッカーみたいなザンギリ頭にされちゃった挙句、ソニーが注ぎ込むものを注ぎ込んだデビュー曲は予想外の撃沈(オリコン最高154位)。その失敗を一気に払拭しようとした陣営…今度は由梨さんを女の子らしいキャラで売る策に打って出たのである。もちろん衣装だって素っ気ないズボンスタイルからフェミニンなスカートへ…しかも見てよ!↑のレコジャケのお美しさ!!「切りすぎた髪」(←by南渕一輝)もどんどん伸びはって…この美少女っぷり!コレこそが元来の由梨さんのお姿そのものだったのであり、デビューしたての頃の由梨さんはヘンにイジくられた挙句の…

「どうして?!」

だったのでゴザイマス。それこそ…

♪春になれば私たち 女の子じゃないのよ

まさにコレを地でいき、ものすごいスピードでしこたま色っぽい…

「春めき少女」

へと変貌していった矢先の引退!これまたもったいなか〜なのである。なんでも1984年6月頃にはコレに続く新曲も予定されていたとかで…最初っからこの美少女っぷりでデビューをカマしてくれていたらなぁ…たくさんの男の子達を魅了するアイドルさんになっていたであろうによ!由梨さん陣営のスタッフ様方、彼女の髪を…

♪ズバリと切り出した

功罪は実に大きいのでありまする。(笑)

☆作品データ
作詞:橋本淳 作曲:林哲司(1983年度作品・CBSソニー)

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ユーミンこと松任谷由実(荒井由実・呉田軽穂)さんがアイドルに提供した作品と言えば…

「イエ!イエ!お嬢さん」 榊原郁恵
「まちぶせ」 三木聖子/石川ひとみ
「オリオン座のむこう」 白石まるみ
「銀河の神話」 田原俊彦
「さよならと言われて」 松本典子
「メロンのためいき」 山瀬まみ
「Woman "Wの悲劇"より」 薬師丸ひろ子
「6年たったら」 五十嵐夕紀
「白い靴下は似合わない」 アグネス・チャン
「サマーブリーズ」 川崎龍介
「ボビーに片想い」 手塚さとみ
「カムフラージュ」 レイジー
「時をかける少女」 原田知世

などがあり、このブログで‘女王’と呼ばれる‘あの方’にも「赤いスイートピー」「渚のバルコニー」「瞳はダイアモンド」「小麦色のマーメイド」などなど…数々のヒット作を提供された方でもある。

このようにそれこそ‘珠玉’と呼べるようなチューンのオンパレードなのだが、そんな中でユーミンの妹分、はたまた‘ ぷちユーミン’といった風情でデビューをカマした方…コレを読んでる皆様ならこの時点でピンときていることかと思われ。今回はその方が放ったこの1曲をレビューしてみようと思うのでありまする。

表題の「愛にDESPERATE」は麗美(れいみぃ)さんのデビュー曲として、1984年1月1日にリリースされたチューンである。このデビュー曲はテレビでの告知スポットもガンガンにオンエアされるなど…かなりの強力プッシュ体制が敷かれてのデビューとなっていたもの。

麗美さんと言えば、元クラリオンガールで歌手だった堀川まゆみさんの実妹としても知られる方。堀川さんは歌手として「レモン感覚」や「DADDY」などの傑作チューンを残し、また作曲家として酒井法子さんに「イヴの卵」などを提供された方としても知られる、いわゆる‘べっぴんさん’でもある。

さて、麗美さんにおけるそもそもの芸能界デビューのきっかけとは…その美人なお姉たんがたまたま所持していた妹の写真、ソレがひょんなことから関係者の目について…こういったいきさつにより歌手デビューが決まったと聞く。やはりチャーミングな方は何事においても‘お得’なようである。(笑)

そんな彼女のデビュー曲は作詞、そして作曲の両方をユーミンが手がけたという超がつくような豪華盤。コレ以前にユーミンが他人に提供した楽曲に関しては、作詞だけ…とか作曲だけ…とかそれらのどちらかになるパターンが比較的多かったのだが、この楽曲に関してはその両方…ということで、麗美さんのデビューに関してはかなりの本腰と気合を入れまくったようでゴザイマス、ユーミンったらば。(笑)

それはともかくとして…この曲のタイトルになっているDESPERATEとは一体なんぞや?と思っている方もいるかもしれないので、ちょっと一緒にお勉強してみることにしようか。DESPERATEとは英語におけるお言葉であり…

自暴自棄、見込みがない、絶望的な

と…こんな意味を持つソレである。まぁ、どう見てもネガティブな…ということになる。こういった意味合いから考えるに…要はこの曲‘愛に絶望的’とでも訳したらテキトーなんだろうか。おそらくこの訳がこの楽曲の内容を理解するのにイチバン手っ取り早い訳?なのかと思われ。(笑)

♪季節が変わる風の中
 きらめく汗で走りたい
 タオルと息はずませ
 あなたを忘れたいの

ここはまだ歌の冒頭だっつーのに…♪あなたを忘れたいの〜というクダリからハートブレイキーなお歌であることをなんとなく匂わせていたりもする。でもソレが真実かどうか…この時点ではまだ霧の中…である。

♪たった一枚 持って出た
 コインが電話 さがさせる
 今すぐ 声ききたい
 角まで10メートル

コインを握るしめるその理由とは…あの角のところにある公衆電話(←時代を感じさせますわね^^;)に立ち寄り、彼に連絡を取りたいキモチでいっぱいの主人公様。♪あなたを忘れたい〜と言ってはいるものの、やっぱり本音は
あなたが忘れられない〜といった方がしっくりきているようでゴザイマス。

♪髪を梳くよなやさしさが 急に苦しくて

これはどういう意味なのか…。
彼はやさしいけれども、その彼とは先に進めない何か理由があるのか。すでにステディなお相手がいたのか、はたまたソレとは違った解決できない何か性癖上の問題があるのか…そこら辺りはユーミンにぜひとも‘詳細キボンヌ!!’とばかりに…鼻息荒くお伺いをたててみたいトコロでもある。

♪愛にDESPERATE みんなIt’s too late
 知らずに済めばよかったの
 愛はLONELYNESS やがてHeartless
 がっかりしたら 悲しいわ

愛に絶望的、見込みナシ、自暴自棄…そしてみんな遅すぎたのよ。知らずに済めばよかったの…って一体ナニを!?彼に彼女がいたこと?彼がゲイだったってこと?若しくはそれ以外のナニか…聴き手の想像はダウンヒルを転げ落ちてゆく雪玉のように、どんどん膨れ上がっていくのである。(笑)

しかもHeartlessだなんて、どうよ。コレを日本語に訳したら…

冷酷な、無情な、薄情な

ってな、すんごいネガティブな意味なんだから。なんだかこうなってくると彼のゲイ疑惑が一層高まってきたりもして。だって彼女がいるくらいなら奪ってしまえ!という略奪愛ってのも最終手段として不可能なことではないからして^^;…別に絶望的にまで至らなくても良さげなもの。でもゲイちゃんだとねぇ…こればっかりはどうしようもなくってよ。(笑)

♪そっと増える思い出が 今は重すぎて

♪会わなかったら 良かったの

と…結局、最後の最後までユーミンにはお茶をうんとこさ!っと濁される始末。こうなるとますますそのストーリーの核心が気になってきちゃうもの。(笑)

この曲はオリコン最高…あら?これも圏外組???こんな良曲が…これはかなり意外な結果である。ユーミンに作詞&作曲、そして松任谷夫妻による豪華プロデュース、そして告知用のテレビスポットまでついたというのに…一体あの頃の世間はどこを見ていたのだろうか。ちなみにこの楽曲は後に80年代アイドルだった西村知美さんにカバーされシングルとして発売(オリコン最高27位、1.3万枚)された経歴もある。

この後も麗美さんは「青春のリグレット」「残暑」など‘ユーミンの妹分’としてご本家様が作詞&作曲をカマされた‘いかにも’な作品を残してみたりもした。まぁ、とにかくお声や発声の仕方が若い頃のユーミンにそっくりだったものね。なぜに彼女が‘ユーミンの妹分’として売り出されたのかは明確なところといえようか。個人的には活動中期あたりに発売した「都会のサファリパーク」などは…たいそうお気に入りの作品だったのが、歌手としては…

DESPERATE

まさか…そこまではいかないけれども、いいモノを持ってながらなんとなく大波に乗れずに…

IT’S TOO LATE

となってしまったのが非常に残念でもある。ものすご〜く売れそうだったのに大きくカスってしまった歌手のひとり???なんて^^;。

そもそも、こんなコメントは…

HEARTLESS

極まりないか、おそらくは。(笑)

☆作品データ
作詞・曲:松任谷由実(1984年度作品・日本コロムビア)

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泰葉さんと言えば…

林家三平氏の実娘

であり…

春風亭小朝氏の元妻

ということになる。彼女の歌手デビューは1981年。決してアイドル歌手ではなく、作曲もこなせるアーチストとしての船出だった。しかしながら「おはスタ」へのゲスト出演(後には司会も務めた)、はたまたその他のアイドル系歌番組やら、新人賞レースへの参戦などなど…ちょぴっとだけれどもアイドルっぽいようなこともされていたものである。まぁ、以前には渡辺真知子さんや竹内まりやさんも書いちゃったことだし…どうかお許しを♪

ここ最近の泰葉さんは例の離婚騒動から焼けぼっくいに火がついたような状態で…いわゆる‘時の人’と化していたりもする。それこそ年末にはハッスルにも参戦、ご自身のヒット曲「フライディ・チャイナタウン」をテーマソングとして意気揚々と入場をカマし、リング上で大暴れするというパフォーマンスで年の瀬に華を添えてくれたもの。それこそ、そういった行動は…

♪わたしも異国人ね〜

ならず♪わたしも異星人ね〜といった様相でゴザイマシて…奇行?なんて言うとまた角が立つから大っぴらには書けない(←ってか書いてるしぃ)のだけれども。なにしろ、そういった居直りまくった行動が目立つ最近の彼女。しかしながらそういったことを差し置いても泰葉さんの音楽的な才能には目を見張るものがあったもの。それは彼女が80年代に残した作品群、たとえば…

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「フライディ・チャイナタウン」「水色のワンピース」「ポール・ポーリ・ポーラ」

を聴いてみればご納得事項かと思われるのである。特に「フライディ・チャイナタウン」は泰葉さんの代表曲と言える作品であり、都会的でクールなサウンドが唸って唸って…これでもかと唸りまくる大傑作だったりもする。しかし彼女には忘れてならないチューンが、実はもう1曲ゴザイマシタよね。

このようなワケで今回はその王道とも言える代表曲…ソレを脇に置かせて頂いて、その忘れべからずなお歌をレビュってみたいなと思うのでありまする。王道外し…ここら辺がこのブログらしいところ…でもあるか。(笑)

表題の「ブルーナイト・ブルー」は泰葉さんのシングル第2弾として、1982年3月に発売された楽曲である。この曲は作詞を荒木とよひさ氏、作曲を泰葉さんご本人が手がけたもの。作詞をされた荒木氏はテレサ・テンさんにおける一連ヒット(「時の流れに身をまかせ」や「愛人」など)で知られる方。ただこうしたヒットを量産する以前には、アイドルポップスやらNMと呼ばれる分野での作詞も担当されていたのである。たとえば…

「待ちくたびれてヨコハマ」 柏原芳恵
「わたしの胸に」 伊藤麻衣子
「恋の免許証(ライセンス)」 麻生真美子&キャプテン
「涙のTake a Chance」 風見慎吾

などなど…ホラねっ!あと別名義でこっそりと作詞をされたのが…

「後ろから前から」 畑中葉子

らしい。コレにはちょっとビックリコンコン!(笑)
おそらく世間一般的には神野美伽さんの旦那様として、また3代目あばれはちゃくの実父(!)として人々に記憶されているのかと思われ。まさか美伽さん相手に夜な夜な「後ろから前から」なのかしらん…なんて余計なお世話ですわねん。(笑)

さて、泰葉さんの「ブルーナイト・ブルー」。実はこの曲、発売当初からそこそこ話題になっていたもの。なぜならば泰葉さんがこの曲を引っさげて東京音楽祭にエントリーすることが発表されていたからである。当時の東京音楽祭は通常の賞レースとはひと味違い、それこそ歌の上手い実力派が中心となってレースを繰り広げる…といった趣向のものだった。そこでゴールデンカナリー賞を受賞した3組(通例)のみが外国人シンガーも参戦するという、世界大会への出場権をゲットすることが出来たという、要は歌手にとって是が非でも欲しい!という権威ある賞だったのである。それこそ音楽的には一般賞番組よりも格上のソレとして位置付けられていたもの。予選的な位置付けだった東京音楽祭にてゴールデンカナリー賞を受賞した泰葉さん…なんと世界大会では日本人新人歌手としてはお初の快挙となる‘銀賞’を獲得!その音楽的センスをこれでもか〜!と世界に向けて見せ付けてくれたのである。

ちなみにこの曲における作詞&作曲のコンビはデビュー曲のソレと全く同じ。おそらくはこの楽曲もデビュー曲候補としてリストアップされていたチューンだったのかもしれない。

♪Blue night Blue あなたの瞳 
 私だけを映す夜ね 愛のスクリーン
 Blue night Blue あなたの心  
 私だけが翔べる空ね いまだけは

こちらもデビュー曲の「フライディ・チャイナタウン」に負けず劣らずの、超クールなアレンジが耳を捉える。特にズンズンと唸りまくる重低音ベースの度合いはこちらの方がやや上か…といった印象もありきで。

♪踊る大都会の灯が カシオペアに見えてくる
 じっと肩にもたれ 眼を閉じるの
 
↑に記述した頭サビ部分、♪ブルーナイト・ブルーから♪今だけは〜までは極限まで突っ走っていくというのに。♪踊る大都会の〜からは一転してゆっくりメロへと推移。ここら辺りの宇宙っぽいような、都会の流星のような…そんなモノを思わせるアレンジが実にここちEのである。ちなみにこの曲のアレンジを手がけたのは井上鑑氏である…さすがのセンスでゴザイマス。

大都会…二人のいる場所は高層ビルの谷間あたりか。次の箇所で‘寒い’といってるから野外なのだろう、おそらくは。カシオペアのように見えてくるという、その瞬く青白い灯に包まれながら、なんともロマンティックな夜景時間を過ごすお二人さん。

♪少し寒いとふるえる きっと心の言い訳
 いま口びるで もらす言葉そっとふさいで

この二人は単なる恋人達なのかと思いきや…うん、どうやら違うらしい。頭サビ部分における…

♪私だけ〜

そして…

♪いまだけは〜

という限定フレーズ群が、なにやらキナ臭さを醸し出しているのである。しかもこの部分でも…

♪いま口びるで〜もらす言葉そっとふさいで

と唄っているところから察するに…おそらくはオトナ同士のワケあり恋愛???そんな推測が立つのである。もしかしたら単なる邪推かもしれないが。(笑)

♪Blue night Blue あなたのことば 
 私だけがゆれる宇宙 時のシルエット
 Blue night Blue あなたのグラス  
 私だけが泳ぐ海ね いまだけは

またまた…キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
私だけ&いまだけは。やっぱりワケあって‘ずっと’になることが不可能で‘今だけ’にしかなれないお二人さんなのである。要はオトナの事情をわきまえた上での‘恋愛’なのか、おそらくは。

それにしても♪もらす言葉そっと〜からの盛り上がり方もスゴイ。この曲におけるテレビでのお歌お披露目の際は、もちろんピアノでの弾き語り。この部分に来るとそれこそピアノを叩きつけるかのように♪ジャンジャンジャンジャンとカマした泰葉さん。それこそ彼女の全体重をかけるかのように勢い良くカマしていたところが実にカッコ良く、また見ていてとっても気持が良かったものである。ここら辺りが泰葉さんの真骨頂であったか。当時はピアノを習っていた筆者、チェリーもこうした‘弾き語り’ってのに、と〜っても憧れを抱いたものである。何度も練習をカマしたものの、結局は歌にツラレまくって出来ず仕舞いだったけれども。(笑)

この曲はオリコン最高…おっと!記録がゴザイマセン。当時の記憶だと100位近辺…それもかなり至近距離のトコロまでは来ていたかと。おそらくは110位とかそこら辺りだったものかと思われ。正確な順位を記すことが出来ずに申し訳ない。コレを読んでる皆様が…

♪きっと心の言い訳

おいっ!チェリー!!なんて思われてなければ一安心なのだけれども。(笑)

それにしても前述の世界大会において銀賞を獲得したという、華々しい経歴を持つこの傑作が、こんな位置で停滞していたとは。泰葉ここにありき!と言わんばかりに超かっちょええ〜この曲…これまたふたたびの‘もったいなか’なのである。

☆作品データ
作詞:荒木とよひさ 作曲:泰葉(1982年度作品・ポリドール)

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80年代…アイドル輩出を目的とした重要コンテストとしてその名を轟かせた、ミス・セブンティーンコンテスト。それこそ、そのオーディションからは…

坂口良子さん、大滝裕子さん、菊地陽子さん、横田早苗さん、松本典子さん、網浜直子さん、百瀬まなみさん、藤原理恵さん、渡辺美里さん、セブンティーン・クラブ(柴田くに子、木村亜希、工藤静香)、斉藤満喜子さん、佐東由梨さん、斉藤さおりさん、国生さゆりさん…

と数々のアイドル達がキラ星の如く誕生し、またその場においては思うような結果が残せなかったOR予選落ち等していたものの、ソレをきっかけとして芸能界入りのチャンスをムギュっともぎ取った…

松田聖子さん、朝加真由美さん、渡辺満里奈さん、ポピンズ…

という方もわんさかと存在したのである。今回、ご紹介するこの方も、実は同コンテストのご出身者であり、しかもそこでは歌唱賞を受賞したという、いわば歌手の生命線である歌声に関しては太鼓判をもらいデビューに漕ぎ着けた…というアイドルさんだったのである。

表題の「オペラグラスの中でだけ」は村田恵里さんのデビュー曲として、1985年6月21日にCBSソニーから発売された楽曲である。恵里さんが出場したのは1984年に開催された大会。ここでは…

松本典子さん、網浜直子さん、渡辺美里さん、藤原理恵さん、斉藤さおりさん、セブンティーン・クラブ、森村聡美さん、国生さゆりさん…

という、後にその殆どの方が歌手としてデビューをカマされたという…ものスゴイ面子により実施された大会だったのである。ちなみにこの大会の応募総数は17万人と言われており、その中から優勝の座を勝ち取ったのが松本典子さん、そして網浜直子さんだった。本レビューの主人公でもある恵里さんは、あの‘渡辺美里さん’と共に歌唱賞をダブル受賞という、それこそこの時点で恵里さんの歌声は並以上のソレであったことを証明する結果…となっていたのである。

さて、この楽曲の作詞を手がけたのは康珍化氏、作曲は亀井登志夫氏というコンビ。夏の清々しさ、そして瑞々しい水玉ちっくな風情をしこたま湛えた、実にクオリティの高い楽曲となっているのである。この曲の基本となっているサウンドは、いわゆる…

ナイアガラサウンド

と呼ばれるソレである。ナイアガラサウンドとは…

米60年代に音壁サウンドと言われた、独特の分厚いアレンジを施したチューン(ロネッツ「Be My Baby 」など)を多数輩出したフィル・スペクター。その彼を敬愛してやまない日本のミュージシャン、大瀧詠一氏が大瀧=大きい瀧を文字ってナイアガラと名付けたと言われているレコードレーベル。この発想はフィルが自分の名前をもじり、自らのレーベルに「フィレス」と名付けていたことから由来するらしい。そんな大瀧氏がフィルの作った音楽を参考にし考案した和製音壁サウンド…ソレを総称してナイアガラサウンドと呼ばれている。

と…こういったモノとなっており、代表的なところだと太陽の女王こと、松田聖子さんが1981年に放った「風立ちぬ」、ユーミンの妹分だった須藤薫さんに提供(作詞・曲共に大瀧氏という豪華盤)した「あなただけI LOVE YOU」、シリア・ポール&吉田美奈子さん歌唱の「夢で逢えたら」あたりがソレの初期作品…ということになるか。要はエコーが曲全般的に響きまくり、カスタネットによる独特の合いの手アレンジ、そしてなおかつ「おっ!音壁じゃ〜」と思わせてくれるような独特の分厚いアレンジを持った楽曲がナイアガラサウンド…ということになるのである。ちなみに恵里ちゃんのデビュー曲のアレンジを手がけたのは井上鑑氏であり、大瀧氏はこの作品には関っていないのであしからず。。

こうしたゴージャスでエコーがガンガンに効いた清涼感溢れるサウンドを宛がった「オペラグラスの中でだけ」。そんなこの曲のモチーフはこのタイトルからもご察しがつくように…

オペラグラスの中で展開される、少女の密かな片想い

コレなのである。要はとある少女が好意を抱いているオトコをオペラグラスを使ってのぞき見している図…と表現してしまうとなんだかいかがわしくなってしまうから困りモノか。(笑)

♪あなたが憧れ 胸を打つ光
 日焼けの横顔 窓にもたれ追いかけるの
 
おそらくこの少女が憧れている彼とやらは…テニス部とかサッカー部とかそういった類のトコロでご活躍の彼なのだろうか。日焼けの…というクダリから察するに、少なくとも漫研とかアイドル研究会とか^^;、そういうところに籍を置くオトコでないことだけは確かなのである。(笑)

♪遠くで背中を 抱きしめるように
 見つめるわたしに いつかきっと気がついてね

抱きしめるように見つめる…実に美しい表現である。要はオペラグラスを通して…優しく優しく愛情をもって彼を包み込む女の子の図…といったトコロになるのか。

♪ときどき胸は痛むけど
 淋しい時はいつでも会えるのよ あなたに

ここで「会える」と言ってるのは、もちろんオペラグラスを通してのソレ…という意味合いになる。だって主人公様はまだ一度もこの彼と直にご対面〜なんてしてないんだから。まだまだ遠くから見つめるだけがせいいっぱい…という、実に初々しい少女の夏物語…そんな状態にいるのでゴザイマス。(笑)

♪オペラグラスの中でだけ 内緒よ
 誰も知らない 片想い

色々なことで何かと‘うるさい’現代。そういった状況下でこういう行動に出る…ということは、かなりマズイことなのかもしれない。だけどこの曲が発売された1985年…日本はまだまだ平和で人々も穏やか、しかも時代そのものがキラキラと輝いていた頃。そういった背景を考えるとオペラグラスを使って意中の彼をのぞき見する女の子…この程度はまったくのご愛嬌で、それこそなんだか愛らしくさえ思えたものである。

それにしてもこの曲を聴くにあたって注目すべきは…

村田恵里さんの歌唱力

だろう。前述したように恵里さんは「ミス・セブンティーンコンテスト」において渡辺美里さんと共に歌唱賞を受賞されたという強豪。その歌いっぷりに関しては…う〜ん、もしかしたら80年代における‘太陽の女王様’のソレを遥かに超越してしまっているのではないかとおぼしき、実に丁寧で味わい深く、また音感に関してもしっかりと取れた素晴らしきクオリティを誇る歌声なのである。こういった長所にプラスしてまだあどけなさの残る少女声…これがまたこの曲のモチーフにピッタリコンコンで…もうこの曲の完成度に関しては申し分の無い出来上りっぷり…と太鼓判をバコ〜ンと押したい筆者なのでゴザイマス。

これだけのクオリティ、そして類まれな歌唱力…ときたら向かうところ敵ナシなのかと思うのが世の常でゴザイマス。しかしこの曲…オリコンの100位以内へのチャートインすらカスっておりまする。まさにコレは‘認めたくない事実’なのだが、すでに過去のことなのでいまさらどうのしようもない。以前ここでもレビュったことのある河上幸恵さん「ブルー・エトランゼ」しかり…この曲もこれだけの高品質を持ってしても100位の壁をブチ抜くことが出来なかった組ということになってしまうのである、マコトに残念ながら。

こんなに才能豊かな恵里さんを…

♪誰も知らない

状態になんて絶対にしておけない!そんな熱き想いと共に(真冬だというのにナツウタを!)レビュらせて頂いた今回の記事でゴザイマシタ。日本はまだまだ冬だけど…acceptだったかしらん。(笑)

☆作品データ
作詞:康珍化 作曲:亀井登志夫(1985年度作品・CBSソニー)

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このブログでは以前、甲斐智枝美さんの「スタア」という曲をレビュった際に、星にまつわる楽曲を皆様から募ったことがあった。その際はそれこそたくさんの星ソングを挙げてくださったのだが、そんな中に1曲…訪問者の方々からリクを頂いていた曲がゴザイマシタ。そして、このお星さまがキラキラとするこの季節にぜひ!という思いから、今回はその曲を記事にしてみようかな…と思いたったのでありまする。

表題の「PIRA☆星物語」は若林加奈さんのデビュー曲として1985年3月1日に発売された楽曲である。加奈さんと言うと同時期にアイドルデビュー、そして現在も女優サンとしてご活躍中の若林志穂さんとゴッチャになってしまう〜なんて方も多いことかと思われ。なのでこの機会にコレに関しては♪ハッキリ!カタをつけてよ〜ってな状態に持っていきたいと思うのである。(笑)

若林加奈さんのデビューのきっかけは、日本コロムビアが開催した新人歌手オーディション。そのコンテストで優勝をカマしたという、石川県出身の女の子。石川県出身と言えば、他にもアイドルさんがおりましたよね。そう、1980年に「ありがとう」でデビューした石坂智子さん…あら?そう言えばお二人ともなんとなくタレ目ちゃん同志で似たような雰囲気の持ち主。石川県で育つとそういうお顔になるのかしらん…なんて。加奈さんの所属事務所は田辺エージェンシーという大手。要は彼女…田辺とコロムビアがタッグを組んで送り出した期待の新人歌手さんだったのでゴザイマス。

■加奈さんのディスコグラフィー

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「夏色パラダイス」「セプテンバー・クイーン」「COOL〜アナタガタリナイ〜」

彼女のデビューに際してのキャッチフレーズは…

45%妖精

である。なんで45%と中途半端な数字なのかナゾである。だけれどもソレがかえってユニークでコミカル…そんなところが加奈さんのおキャンな性格にはピッタリコンコンとハマっていたようにも思うのである。所属が田辺…ということもあり、将来的にはバラドル方面への視野も入れていたのだろか、もしかして^^。

そして彼女のデビュー曲として出来上がってきたのが表題の「PIRA☆星物語」である。この楽曲は作詞を夏目純氏、作曲を尾崎亜美さんが手がけたという豪華盤。亜美さんと言えばそれこそ当時のアイドル歌手へたくさんの楽曲を提供した、いわばヒットメーカーでもある。加奈さんはこうして亜美さんから書き下ろしの楽曲をもらい、初っ端から実に恵まれた船出を切ったのである。

この曲はイントロもそこそこに…

♪PIRA パリピラル〜

と…おそらくは呪文!?とおぼしきフレーズでおっ始まる、宇宙とかスペースとか、そんなモノを想像させる序章。このパリピラルってのがナニを意味してるのか…そこら辺に関してはちょっとナゾでもある。おそらくは当時の夏目氏からホニャっと生み出された黄金のお言葉?だったのかと思われ。(笑)そして間髪入れずに「おっ!」と聴き手を唸らせる、非常に特徴的なメロが耳をくすぐり始めるのである。

♪不思議だわPIRA
 光りだすPIRA
 貴方の体エメラルド

♪言葉よりPIRA
 胸をうつPIRA
 貴方のSIGNAL感じる

亜美さんが作った曲は数あれど…これだけ‘亜美メロ’が炸裂しまくっている楽曲ってのもそうは多くないハズである。なんだか亜美さんがコレを歌っているお姿が目にクッキリ&ハッキリと浮かんでくるような…それこそ‘亜美ワールド’が全開ムキ出しになった…とでも表現しようか。それだけ特徴的なメロがてんこもりになったお歌なのである。

それにしてもこの曲のタイトルに宛がわれている‘PIRA’。当然の如く歌詞のあちらこちらにも散りばめられているのだが、その意味に関してはまたもや不明なのでゴザイマス。(笑)PIRAってなんなのかしらん?夏目氏が考え出した惑星のお名前?それとも…。こうした不思議ちゃん系のお言葉群もこの曲に大いなるお色を添えていることは間違いないのである。

まぁ、いずれにしてもエメラルドだの、星だの、パリピラルだの…アイドルとしてのキラキラ感が満載の、理想的な1曲になっていることは確かである。

さて…そんなこの楽曲において、その‘PIRA’というお言葉と同じくらいにインパクト抜群なものがある。それはこの曲を唄っている…

若林加奈さんのお声

である。彼女の声質はいわゆる‘ちりめんビブラート’と呼ばれるソレ。これを説明するには一例として下記に挙げたお三方の顔ぶれをまずは見て欲しい。

●岩崎宏美さん
●中森明菜さん
●浅香 唯さん

いわばこれらビブラートが大きいことで知られるお三方とはまったく対極に位置しているのが‘ちりめんさん’の歌声…というワケなのである。ちりめん?一体なんのこと〜という方がいるかもしれないのでちょっとばかりお勉強。ちりめんとは…

表面にちぢれ(しぼ)ができるように織った布地。着物地として使用されることが多い。

そう…例のあのシワシワっと細かいヒダのよった生地のことを指すのである。要は声にかかるビブラートが非常に細かく、ソレがあたかもちりめん状の細かい‘ちぢれ’をイメージさせる…ということからそういった歌声を称するのに使用されているらしい。加奈さんのお声を聴いてみると…ソレはおそらくちりめんビブラート界における最高峰?非常にユニークかつ独特なお声である。この世に‘ちりめん番付’なるものでも存在するのならば、その横綱としての称号をぜひとも差し上げたいくらいの、そんなちぢれ具合が特徴なのである。ソレは故意に作り出そうとしても絶対に出来ない正真正銘の天然モノ。まさに持って生まれた類まれな歌声の持ち主だった…というワケなのである。ただ、この‘ちりめん’歌唱法…聴き手によっては好きとキライがはっきりパッカリと分かれてしまう…という難点もあったりするのである。ワタクシメはスキだけれども。(笑)

この曲はオリコン最高…おっとっとこの楽曲も100位入りを逃してしまったようである。なんせデビュー曲にユーミンを起用した白石まるみさん(「オリオン座のむこう」の記事を参照してね♪)しかり、尾崎亜美さんを持ってきた若林加奈さんしかりで。当時はアイドル全盛期…それだけ競争自体が混沌としていたこともあり、これだけの楽曲クオリティを持ってしてもその壁はかなりの分厚さだったのである。それにしてもこの楽曲の出来からいってせめて100位以内くらいにはチャートインしても良さげなものだったが…記憶によれば200位以内にすらランクインしていなかったような。♪PIRAパリピラル〜というワケわかな歌詞が鬼門?になっちゃったのかしらん、もしかして。

しかしながらソレだけで終焉を迎えた加奈さんじゃなくてよ。彼女の場合はそのお声と共にチャートアクションも実にユニークであり、それこそ…

♪不思議だわPIRA

といった様相を呈していたもの。なぜならばコレとセカンド(「夏色パラダイス」)はチャートインなしの撃沈、しかしシングル第3弾で新人賞レースの勝負曲としてカマした「セプテンバー・クイーン」がオリコン最高81位…と100位以内に食い込むという‘超尻あがり’状態。しかもこの時期には楽曲のTVスポットCMが流されたり、俳優の井浦秀知さんとグリコのCMで共演するという、ちょっとばかりの‘加奈大プッシュ’状態と化していたもの。

この勢いを持ってこれからが楽しみなひとり…でもあったのだが、シングル第4弾で「COOL〜アナタガタリナイ〜」がラストシングルとなってしもうた、ガーン!この曲は作詞をいとうせいこう氏、作曲をサザン・オールスターズの大森隆志氏が提供したという話題作であり、その期待度もかなり大きかったのではあるが、ナニがイケないってアンタ…この新曲が出るまでに前作から7ヶ月も空けちゃったのだもの。こんなに上り坂だったのにナゼなのかしらん。人気に明るい兆しが見えてきた時は間髪入れずに‘次’を放たないとダメなのよん、鉄は熱いうちに打て!って言うでしょ、プンプン。

田辺さんやコロムビアさんもなぁ…この独特なるお声を備えた加奈さんをもうちょっとネバっこくプロモして欲しかったもの。だってぇ…上向き加減の中での終幕ほど惜しまれるものはないのでゴザイマスから。

♪貴方のSIGNAL感じる

じゃないけれど…加奈ファンからの信号を敏感に読み取って、もっと積極果敢に売ってあげて欲しかったものでゴザイマス、もったいなかagain。


☆作品データ
作詞:夏目純 作曲:尾崎亜美(1985年度作品・日本コロムビア)

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