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秋と言えば…赤や黄色、そしてオレンジ色に染まった美しい木々の葉がなんとも美しいもの。それこそ色とりどり…といった風情がしこたまで、四季の中ではイチバン美しい季節ではないだろうか。筆者は元来「Oh!多夢」…いえいえ、オータム好きであるからして…余計にそのように思ってしまうのかもしれないが^^;。 今回レビュろうと思っているチューンは、そんな色とりどりの情景を見るとふと思い出すという、あの1曲なのでゴザイマス。 表題の「女の子・秋・色とりどり」は倉沢淳美さんのシングル第6弾として、1985年8月28日に発売された楽曲である。倉沢さんと言えば、わらべのかなえちゃんとして「めだかの兄妹」や「もしも明日が...。」などの大ヒットを放ち、なおかつソロ歌手としても「プロフィール」(オリコン最高4位、22.8万枚)というベストテンヒットをカマした方としても知られる。 ■倉沢淳美さん、表題曲以前のディスコグラフィー
淳美さんはそのデビューヒットの後にも上記のように数枚のシングルを発売してはいたものの‘わらべのかなえちゃん’という肩書きが取れてしまった途端になんとなく尻すぼみ傾向というか、その人気自体に翳りが見え始めてしまったのも事実か。この現象はおニャン子や風間三姉妹などにも同じように見られたものである。要はその番組に関わっている間は出す曲がそこそこ売れるものの、離れてしまうとなんともお淋しい‘引き潮状態’というアレ…だったのである。 そんな状況下にいた淳美さんがここで勝負!とばかりに、本格的な秋を待たずに繰り出してきたアキウタがこの表題曲だった…ということになるのである。 この楽曲は作詞をありそのみさんが、作曲をいけたけし氏が手がけたというもので、来る秋という季節へのドキドキ感というか、緊張感というか、そういった独特の雰囲気をしこたまに感じさせる1曲となっているのである。筆者がコレをお披露目する淳美さんを初めて観たのは、当時、フジテレビで夕方に毎日放映されていた夏休み特番だったと記憶する。それこそなんとなく日差しにも秋の気配が感じられるようになった8月末日といった頃合いで、淳美さんはこの曲を引っさげ、その特設ステージで熱唱されていたもの。 ♪女の子・秋・色とりどり 女の子・秋・色とりどり と…のっけからサビでおっ始まるインパクト抜群な曲調、そして秋の風情を醸し出すにはピッタリな‘色とりどり’というお言葉。この場面を目にした瞬間、筆者的には… 「今年のアイドル界にも秋が来たな」 と感じたものである。それこそ8月の末頃になって秋の化粧品コマソンがテレビ画面を彩り、それと共に季節の移ろいを意識させられる…それにも似た感覚をこの曲と共に味わったのである。上記に挙げたデビューヒット以来、なんとなく燻り続けていた彼女にもようやく良曲が…?そんな期待感をも抱かせたものである。 そんなこの曲のモチーフは…
である。要は「もうちょっと背伸びをして、オトナの恋をしてみたい!」こんなWISHと共にほんのりとした色づきを見せる女の子のお歌…ということになるのである。 ♪まるで小説のヒロイン 夢にひたってみるの 素敵な人とめぐり逢う 9月のイリュージョン それこそ‘恋に恋する乙女’な状態である。コレを読んでる皆様もご存知のとおり、現在の淳美さんはオーストラリア人の旦那様とご結婚生活を続行中、すでに3人のお子様のお母様になっているのである。デビュー曲で♪1967年4月生まれ〜今16才…なんて唄っていたあの初々しい淳美ちゃんが…である。コレにはいささか時の流れを嫌でも感じさせられる筆者である。現在のオージー旦那様(←おそらくはイケメンさん?)と出会った時も、この歌詞のように‘夢見ごごちな乙女’状態だったのか、淳美さんったらば。 ♪少しずつ 冒険をするのよ 一時はとある日本人野球選手と交際の噂(←ってかデート現場目撃体験アリ!)があった淳美さん。それから暫くして彼女の顔をテレビで見ないな〜と思っていた矢先、次に飛び込んできたニュースが「オージーの旦那様とオーストラリアで暮らしてまぁ〜す」だったからビックラこいたもの。少しずつ冒険…どころか一気にグイっと方向転換をカマされたようでゴザイマス。(笑) ♪急にキレイになった そんな気がする私 めぐる季節の中で 生まれ変わるわ まぁ!要はこれがその方向転換をすべく…淳美変身宣言を高らかにカマすためのお歌?だったのか、もしかして。(笑)淳美さんのデビュー曲「プロフィール」では「平凡すぎる女の子、あなた嫌いですか」なんてセリフを吐いていたけれども…欽ちゃんからご寵愛を受け、アイドル歌手としても人気を博し、私生活ではオージーの旦那をみっけて、オースで海外生活も経験…そしてまたまた芸能界へ復帰と、あら?ちっとも平凡じゃないじゃないのさ。なんだかとっても恵まれた非凡な人生を歩んでいるように思うのでありまする。(笑) この曲はオリコン最高35位、1.5万枚を記録して…ひとまずは面目を保った形と相成った。しかしこれまでのレコード売り上げをチェックしてみると… 「プロフィール」 22.8万枚 「ある愛の詩」 6.5万枚 「危険な夢」 2.1万枚 「卒業」 4.0万枚 「六月の花嫁」 4.2万枚 うん…やっぱり尻すぼみ気味?しかも1年目の22万枚から2万枚ってナニよ、ソレ。あまりに極度なものだから余計に気になってしまうもの。そんでもってこの曲…筆者的には久しぶりにトップ20あたりにゃ返り咲きが出来るのでは?なんて思うほどのソレかと予想してはみたものの…なんだかその予想は大きくハズレてしまったようで。余計にジリ貧になってもうた、ガックシ。しかもそれまで保っていた4万枚ベースのレコ売り上げをこの曲は勢いよく‘下方修正’してしまったという…記念すべき(!?)1曲となってしまったようである。 まぁ、売れる売れないってのは時の運もあることだし、売れなかったからと言って決して駄作でもなんでもないのである。現にあれから二十ウン年の歳月が経過したとて…こうして熱烈にこの曲のレビューをカマしてる人間が存在しているくらいなんだし…ねっ。(笑)
どの楽曲もその運命はマチマチであり…浮かばれたモノ、浮かばれなかったモノなどなど。まさにそれぞれが独特のお色を見せながら…
の様相を呈していたようでゴザイマス。(笑) ☆作品データ 作詞:ありそのみ 作曲:いけたけし(1985年度作品・ワーナーパイオニア) |

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