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書庫☆70年代アイドルぷちレビュー

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かぐや姫と言えば…

「ワタクシは行かねばなりませぬ」

皆様もご存知のとおり、遥か昔から語り継がれる物語の主人公さまでゴザイマスよね。姫は70年代のニッポンにおきましてもちょっとしたムーブメントを引き起こされまして

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スキマジョの菊容子嬢はかぐや姫センセイ麻丘めぐみ嬢は姫カットがトレードマーク姫カットはまんがにも波及、うわさの姫子

どこもかしこもかぐや姫にまつわる方がゾロリンコン。これらの方々以外にもその名をそのままユニット名にしてしまったフォークグループが存在し、はたまた素人参加のお見合い番組「ラブアタック」(ABC製作)におきましては、その中心となる女性を「今週のかぐや姫」と名付け、OPでも♪ハァ〜かぐやひめぇ〜女声コーラス隊が色っぽく迫っていたものでゴザイマス。

それはそうとかぐや姫が吐いた↑のセリフ…ソレのモダンバージョン?とおぼしき歌詞を織り込んだ曲が、70年代のアイドル歌謡にもありましたよネ。そんなワケで今回はココんトコにコジつけ、いつものようにレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「秋日和」はしーちゃんことあべ静江嬢のシングル第5弾として、1974年8月25日に発売された楽曲である。しーちゃんと言えば、70年代を大代表するべっぴんさんの象徴のようなお方。

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タイヘン麗シュ〜ゴザイマスよハナタバを抱えるド清純派生まれたままの姿でカモンカモン!

どのお写真を眺めたとて「おうつくシュ〜ゴザイマスよ」というお言葉しか出てこんという、それこそ息を飲むよな美しさにウットリしてしまうもの。これだけの美女だもの…周囲の殿方が放っておくハズもなく、アベもとい「アヘ」をご満喫されたとおぼしき時期も存在していたようで?あべ静江と検索すると○イコンってのがセットで引っかかってくるのはその名残なのかしらん、ナゾ。

なにはともあれ…そんなあべ静江嬢が更にその美しさに磨きをかけ、1974年の初秋に放ったのが本盤ということになる。初秋もナニもアンタ…今じゃアチコチでドカ雪が降ってるじゃんかヨ!と、こめかみに怒りマークを表示中の皆様…どうもゴメンなさい。本来はもうちょっと早くに出すつもりだった記事なのだけんど、ふんづまってなかなか出すことができなかったというワケなの。まぁ、コレに関してはどうか「笑って許して」ほしいノよ、お願い。

さて、本曲の作詞を手がけたのは阿久悠氏、そして作曲は三木たかし氏という「スタ誕」における審査員コンビでもあり70年代のニッポン歌謡界を支えに支えた大黒柱のおふたりという表現の仕方もアリか。あべ静江嬢は同番組のご出身でもなんでもないワケなのだが、このコンビはあべ静江嬢をスターダムに押し上げたヒット曲群「コーヒーショップで」「みずいろの手紙」「突然の愛」を担当。本盤からひとつ前の楽曲(「透きとおった哀しみ」)は別作家が手がけたものだったのだが大スベリ。その失敗から巻き返しを図るべくの再登板だったのかとスイソク〜。

♪タ〜タラタ〜〜〜 タ〜ラ〜〜ラ ラ〜ラララ〜

たおやかな旋律には秋の穏やかな陽だまりを感じさせるハーモニカ音をあしらい、どこまでも澄み渡るストリングスの響きは頬にひんやり冷たい秋の風を表したものか。そしてあべ静江嬢のえもいわれぬ美しさを引き立たせるはハープ音の優雅さとキたもんだ。イントロ早々から醸し出される「秋」の雰囲気にウットリしてしまうワタクシメ。

冒頭から輝きを放ちまくる本アレンジを手がけたのは、TV番組のBGM等を多く担当し活躍していたボブ佐久間氏である。代表作としては「クイズダービー」「料理バンザイ!」「いい旅 日本」、そしてアニメ関連で「科学忍者隊ガッチャマン」や「冒険コロボックル」などがあるなれど、アイドル歌謡でなおかつシングル盤ともなるとそのクレジットはとても少ない。石江理世嬢の「放課後」も彼の編曲によるものだけれど、おそらく本盤がソレの最右翼という位置付けになるのではないかと思われるのである。元々はクラシック畑の方でもあったのだが、本曲の編曲作業においては彼の気合いがプニっと注入されまくった入魂の1曲といった印象が色濃い。アレンジひとつで楽曲はここまで情景を描くことができ、そして説得力がつく!まさに編曲家の鑑のようなお仕事をやってノケられているのである。モチ、三木たかし氏が紡いだ美しいメロディーがあってこそ…ではあるけれど。

♪秋のセーターを編みあげました
 多分気にいると思います
 好きな果実(くだもの)を買っておきます
 鍵はともだちにあずけます

透明感のある高音が実に美しい、あべ静江嬢の歌声。これこそがザ・オトナな女性のソレではないかと感じさせられるのである。とは言っても静江嬢がこの曲をカマされていた当時は22歳のうら若き頃でゴザイマスよ。はて?昨今の22歳にこんなにしとやかで艶っぽいお声は果たして出せるものなのかしらん、ナゾ。ロリータ流行りの影響なのか、どいつもこいつも鼻にかかったヘンな声出しやがって、クソ〜っ!(笑)

そしてその女性をムンムンと感じさせる美しきお声に丁寧な言葉使いが特徴の“ですます調”歌詞を絡ませてくるのも秀逸。これはまさしく阿久氏が十八番(オハコ)としていたものだったが、美しさと上品さを前面に出して売っていたあべ静江嬢にはお誂え向き…ですますを唄いあげた歌手の中じゃ一番シックリ来ているのではないかと。

秋に似合う色目で編みあげたとおぼしきセーター、彼が好きだという果実(くだもの)も調達し…想いを寄せる男性に対して身の回りの世話をするおしとやかな女性のある日常…そんなシーンを描く作品なのかと思いきや、まさかの急転直下がやってくるから侮れない。なっ、なんとこのお歌の主人公…彼の元から去っていってしまうの〜「行かなければなりませぬ」…それこそ“かぐや姫”のごとくに言い放って。

♪私は行かなければなりません
 話が出来なくてごめんなさい
 私をさがさないで下さい 私をさがさないで下さい

それこそ♪なにが〜私に起こったか〜の世界観かしらん?たしかコチラも阿久センセイの作品…だったかと。とにもかくにも何も存じ上げない状態で帰宅したであろうお相手サン…さぞかし驚かれたことでせう。それこそ♪ふたりだけの〜ことぉ〜なお事柄だものネ、いちいち詮索するのは野暮というものヨ。でも気になるからちょっくら推理ってみることにする。ってことで、この男性の叫びとやらはこんなん?

「ココを飛び出していく理由はなんだ?」「俺のなにが不満なんだ?」「お前には何不自由のない暮らしを云々」

慌てふためくオトコを尻目に…主人公の方はと言えば、いたって晴れ晴れとしたご様子?

「さがさないで下さい」…ソレは探してほしいキモチの表れとして解釈されることもある。しかしこのお歌の主人公の場合…どうもその言葉のまんまの理解でいいらしい。なぜなら曲のタイトルが「秋日和」だからである。

秋日和とは…秋の、よく晴れてさわやかな天気

主人公はすでに吹っ切れている。それこそ秋の、よく晴れたさわやかな空のように。なんのくぐもりもなく、そしてどこまでも澄み渡り。そして自身の中では収拾もついてすでに終わりを迎えた…秋の、よく晴れたさわやかな空の下、すべて刈られて裸ン坊になった畑と丸められた麦たば。コレはよく見かける秋の風景でもあるのだが、彼女のキモチはソレそのものなのではないかナと。だからこその「秋日和」…秋を迎え、もうすぐ外は白い冬。彼女にとってこの日は、ひとつの営みが終わった秋の一日…まさしくコレだったのでありましょう。

と身勝手にもズバリ判断をしてはみたものの…曲のエンディングに添えられる、ちょいとトっぱずれた感のあるハープ音。

♪ティン〜〜〜

この余韻はどのように捉えたらよろしいのかしらん。主人公の心情を表してるのは間違いなさげのようだけれど?晴れ晴れとしたキモチで別れたノ…でもココロの片隅ではやや異なる「秋日和」?少しだけ肌寒くてちょっぴり淋しいキモチも感じておられるのカモ…おそらくは。だって♪赤い皮の鞄〜かすかに脹らむその程度〜くらいの想い出は持ってそうだもの、この女性。

それはそうと悪女バイブルな女性だと、この種の行動はどんな意味を持つことになるのかしらん?

●手編みのセーター→アタシの髪を編みこんどいたワ(恨)
●好きな果実(くだもの)→毒を塗りこんどいたワ(恨)
●窓のカーテン→電流をシコんどいたワ(恨)
●爪きり→新しいオンナの爪ズタズタにしてやるワ(恨)
●ともだちにあずけた鍵→無残な姿を晒してやるワ(恨)
●♪ティン〜〜〜→ふっふっふっ(恨)

やめましょう…この美しい曲に汚れ妄想は相応しくなくってヨ、滝汗。サスペンス劇場の観すぎだっつーの。(笑)

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浴衣姿でシッポリする静江嬢70年代ニッポンが誇る美人顔

本楽曲はオリコン最高41位、登場週数11、5.0万枚を記録し、ひとまずはスマッシュヒットと相成っている。しかしながらいかんせん前述の3曲があまりにも目立ちすぎ、この曲は草葉の陰で泣きっぱなしといったトコロ?短い営みを終え、世間からは冷たく葬られてしまった楽曲の中にだって「これは!」と思わせてくれるものはあるが、この曲はまさしくソレのひとつであるとキッパリ物申したいトコロ。歌詞良し、メロ良し、アレンジ良し、そして歌唱のどれをとっても申し分ナシ。秋の雰囲気をしこたまに堪能させてくれる、名曲中の名曲…紅葉した秋景色を見つめながら聴いたらドップリコンコンでサイコーね。しかもあべ静江嬢本人が選曲に関わったというベスト盤(「あべ静江 アンソロジー」)におきましても、本楽曲はそれらラインナップに堂々と…しーちゃんと同じ想いを共有できているようでウレシュ〜ゴザイマスよ。

♪私をさがさないで下さい

ダメよ〜ダメダメ。アナタはいい曲なのだから、そんな暗いトコいないでもっと前へ前へとシャシャりでてこなキゃ〜!てんとう虫ですらそのようにしてるのヨ、ごぞんじデショ?やれやれ…本年度の「流行語大賞」ワードにすかさず飛びついてキましたな、お主。そんな自身のあさましさに辟易としながらも、心中はしごく晴れやかな「秋日和」そのもの、ふっふっふっ。今回の任務も遂行したワ〜!の悦びと共に、この営みを晴れ晴れとしたキブンのまま終わらせたく存じますノ。(笑)

☆作品データ
作詞:阿久悠 作曲:三木たかし 編曲:ボブ佐久間(1974年度作品・キャニオンレコード)
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レッドビッキーズと言えば…

テレビ朝日系列で1978年1月より放映された子供向けのテレビドラマシリーズであり、コレを読んでいる方の中にも懐かしさで顔がほころんでいる方も多いのではないかしらん?本シリーズはかなりの人気を博したことにより第2シリーズまで製作。ティーン女子が少年野球の監督を務めることになり、その彼女とチームメンバーである男のコと女のコたちによる熱血青春ストーリーといったトコロがおもなあらすじとなる。

このシリーズはそのストーリー性や脇を固めた俳優陣(柳生博さんや高田敏江さん等)にも注目が集まったものだが、それまでに子役として活躍していたサラブレッドたちも数多くご出演というのも特筆だったか。例えば「5年3組魔法組」からはハテナマンとして人気者になった増田康好クンがチームメンバーとして、ショースケ役を演じた神アコちゃんが敵チームのピッチャーとして、そしてケンちゃんシリーズからはトコちゃんを演じた佐久間真由美ちゃんも紅一点のメンバーとして…当時をときめいた子役たちがわんさかという状態だったのである。また、カリカリ役を演じた古川聰クンは後にアイドル歌手としてデビューという…なかばぷち金八?とおぼしき輩出もあったりで。

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下段右がアコ嬢、中央が増田クンツインテールがキャワゆいトコ嬢アイドルデビューも果たした聰クン

いずれにしてもこのテの子供向けドラマシリーズをオトナになった今こそ、最初から見直してみたいと思うのはワタクシメだけではないはず。なんといっても昭和のかほり芳しく…それだけでも懐かしものフリークとしては見る価値アリ!といったトコロ。

それはそうと男のコと女のコ、そしてレッドビッキーズと言えばこの方がいの一番に。ということで今回はココにかじりつき、この方のこの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「カモン・ベイビー」は林寛子嬢のシングル第7弾として、1976年1月10日に発売された楽曲である。

林寛子嬢と言えば現在も芸能界でご活躍中であり、しかも近年は同じく70年代アイドルの大場久美子嬢とコンビを組みコントにも挑戦されるなど、相も変わらずバイタリティがあふれまくり。なのでアイドルとしての現役時代をご存じない世代の方々にだって、そのお名前とお顔は十二分に浸透済みなのかと。それこそ時代を超越し、ソレラを知らしめておられるというのは、芸能人としてある意味とてもスゴイことだと感じるのでありまする。それにしても寛子嬢におけるあのパワーは一体どこからやってくるのかしらん、ナゾ。

なんせアンタ…寛子嬢における芸能界でのご芸暦はザっと47年でゴザイマスよ!もともとは子役としてそのキャリアをスタートされた方だもの…TV画面で見せてくださるパワフルで肝のスワった立ち振る舞いとやらは、ソノあたりからきているのでゴザイマスね、おそらくは。彼女にたてつける方なんて…そうそう存在しないのでは?と思われ^^;。

そんな寛子嬢ではございますが、彼女のアイドル歌手としてのスタート時(1974年|デビュー曲「ほほえみ」)は実に初々しい清純な少女といった風。だけれどもどこかしらから漂うアレが…そそっ、子役あがりの方にちょくちょく見られるその世界は知り尽くしましたワ風の手馴れた感?それこそふさいでもふさいでもどこかしらからにじみ出てくるというアレ…でゴザイマスよ。ただコレはプロとしてはとてもスバラシイことですからん…初々しさの点でやや障害になったか?くらいの言及に留め、さっさと先に進むことにしようと思うのでありまする。

そんな寛子嬢が放った表題曲「カモン・ベイビー」とは?

そもそも彼女のアイドル人生における代表曲と言えば…小泉今日子嬢がカバーしヒットに至ったことでも知られる「素敵なラブリーボーイ」でゴザイマシタよね。この曲は1975年9月発売でオリコンでは最高31位9.1万枚を記録、林寛子嬢を人気アイドルの座へと押し上げたもの。それまでの寛子嬢はデビュー曲以降、意外とヒットには縁遠かったこともあり、当該曲のヒットはご本人さま的にも相当ウレシかったのではないかとスイソクする。そういうヒットが出た後だもの…やはりその作風を踏襲して次も手堅く狙いうち!と考えるのが、一般的な商売の法則でゴザイマスものね。こんな状況下で繰り出されたのが表題曲ということになるのである。

ということで作家陣もその代表曲とまったくおんなじ布陣で…ちなみに作詞は千家和也氏、作曲は穂口雄右氏というコンビ。穂口氏は昨今じゃツイッターにおきまして色々とご活躍中の方でもあるのだけれど、アメリカンポップスのノリの良さとイノセントな雰囲気を和製アイドルポップスに溶け込ませた功労者と言える。それこそキャンディーズのおもなヒット曲群、たとえば「年下の男の子」だけを一聴しただけでもコレに関してはガッテンしていただけるのではないかと思われ。

でもって今回の表題曲において前作とひとつだけ異なる点…ソレは編曲家サンにある。そそっ、本作では竜崎孝路センセイが編曲をご担当ってことで…ココが前作と比較しての新鮮味ってトコロ。センセイは一時TVのオーディション番組などで審査員も務められ、おクチ元におヒゲのあるダンディーな…と言えばそのお顔を思い出す方が多いのカモ?竜崎センセイはオールドR&R風の味付けをさせたら五本の指に入ると言わしめた方であり、ソレが顕著に現れた作品として「あなたに夢中」「危い土曜日」(キャンディーズ)、「うれしい体験」(青木美冴)などがある。また、これに反して演歌の分野でもその腕を大いにふるわれ、例えば「舟唄」や「雨の慕情」(ともに八代亜紀)などもセンセイの作とキたもんだ!センセイったらば…かなりのオールラウンドテクニシャンなのでゴザイマスね、ウフっ^^。

コホン!ひとまずソレはさておき、肝心のレビューを進めてまいりまショ。

ドラム、ベース、ギターそしてピアノという、シンプルな編成により奏でられるイントロ。ギターの音色も実に懐かしく響きまくるレトロっぷりであり、1950年代後半〜1960年代前半頃のアメリカにタイムスリップ?といった趣きか。さながらガレージロック(そこら近所のガレージ内で演奏してるような)とでも呼びたくなるようなグッド・オールド・フィーリング!コレはのっけから期待できまっせ〜!

♪男の子と女の子がつき合うと 恋はこういうものかしら

と思うやいなや…前ヒットの踏襲をいきなりブツけてキましたナ。ただこの時点ではこの男子クンとやらが“ミスター・スイート・ラブリ〜ボ〜イ”なのかなんなのか、その正体はハッキリせず。あくまでも“とある男の子”くらいにとどめ、聴き手に興味を抱かせる手法を採用している模様。

♪くちづけするのは下手で 恥ずかしがりや
 とっても淋しがりで 涙もろい

と思いきや…想定外のスバヤい展開によりまして、その男の子とやらの素性がリビ〜るされてまいりましたヨ。ははん…なるへそ、そういうことですか。千家氏作詞の♪あいつはあいつはかわいい...アレとほぼニタピロなお性格?要はシャイでぶきっちょな男の子ってのが、本楽曲の主人公さまに宛がわれたお相手さんらしい。

♪カモン・ベイビー 可愛いの
 ちょっぴり憎らしいあなたが 大好きなの―−

それこそ“なんだか趣味じゃないけどとても気になるあいつ”なのか。主人公さまはその彼にZokkon命(LOVE)ってるご様子なんだもの。まぁ、昔から出来の悪い子ほど云々と言われておりますものね〜一種の中毒性というかなんというか「ほっとけないよ」にさせられるアレ。でもって千家氏は過去のそれらヒット曲にて

ちょいと勝気な女子 vs シャイで内気な男子

こんな関係の構築にご成功されたもの。それこそザ・千家和也と言える十八番(オハコ)手法でヒット曲をバンバンと叩き出していたのもの。それら楽曲がチャートを賑わしていた当時(70年代中盤)のニッポンと言えば、まだまだ男性優位が当たり前といった時代でゴザイマシタでしょうか。それこそ多くのご家庭でもお父上が「飯っ」「風呂っ」「こっちさこいっ」といばりちらしていた頃だったかと。そのような状態にあってのこういう図式…当時としてはかなり斬新だったのでは?そんな意味でも千家氏は先見の明をお持ちだったと言えるのカモ…だってそれから38年ほど経過した今、日いづる国の首相が「女性が輝く時代」を連呼しまくり女性age〜が進行中。時代は変わったものでゴザイマスよね。(笑)

♪私がそばにいないと あなたはなんにも
 ひとりではできないの

このクダリからはストリングスも導入され、独特の哀愁味も漂わせる。イントロからのオールドR&R風味が幾分やわらぎ、ちょぴっりウェッティな雰囲気に変わる部分でもあるか。なんせ主人公さまの心情が語られる部分だもの…しおらしさくらいは見せとかんとネ、だって…女のコなんだもん。(笑)

まぁ、ソレはさておき…くちづけするのも下手で恥ずかしがりや、とっても淋しがりで涙もろい。しかも“ひとりではなんにもできないの”だなんて〜ただの冷凍マグロじゃん(失礼)。もしかして当該ご関係におきましてはアレの際にも「こっちさこい」(カモン・ベイビー)と呼びつけるのは女性の側ってことになるのかしらん、ナゾ。しかし、こんな男の子...ワタクシメが女性だったらイヤですワン…だって面倒だもの〜と言ってるのに限ってそういうのにひっかかるものナノ。

♪恋はこういうものかしら

なのカモしれませぬ、ハイっ。(笑)

それにしてもこの曲を熱唱する林寛子嬢…どうよ、コレ。かなりのハイテンションではゴザイマセンこと?デビュー当初からその歌唱力や表現力には定評のあった彼女だったけれども、この曲ではソレラが大爆発?いえいえ…大暴発してるとおぼしき歌声にビックラこいて
しまうのである。特に終盤戦にあたる2分45秒あたりにやってくるコレ

♪グゥゥあぁモぉン〜ベぇイ〜(ヒィ~↑)ビぃイ〜(ヒィ~↑)

字ズラに出来ませんワ...滝汗。とにかくえずきながら?のうなり節+白目ムイてしまいそうなほどにやりすぎ感アリアリのしゃくりあげ…このかなりイっちゃってる歌唱法こそが、ザ・林寛子そのものであるように感じるのである。なんといってもデビュー曲「ほほえみ」では甘ったれたお声で生娘を、またある時にはアグネス・チャンでも風吹ジュンでもなんでもこい!とモノマネだってこなすノ。かと思えば他シングル「日暮れどき」や「わたしがブルーにそまるとき」で見せたようなおセンチ声までくりだせるのだから。あり得ないほど器用で芸達者、そしてお歌もお上手でゴザイマスよね。

そんな寛子嬢にはお誂え向きとおぼしき曲が今回の「カモン・ベイビー」であることは言うまでもないか。なんせ彼女が持つ歌唱テクとやらを存分に発揮できる作風なんだもの。ってことで寛子嬢が子役時代から培ってきたであろうザ・芸能人魂が大炸裂?でもってサービスしすぎた結果が↑の“えずきながらのうなり&しゃくりあげ”唱法だったのかと思われるのである。まぁ、オールドR&R風味なんだもの…それくらいやんないとサマにならないというものヨ。ソレ系には必須の楽器、サックスも間奏でパワープレイ!R&R風味をトコトン盛り上げる…ラブリ〜ボ〜イよりコッチの方がスキかも。

いやはや…どんな作風の曲でもかかってこい!主人公のぶきっちょなお相手さんとはまるで対極?なんでもこなす寛子嬢には感服…いつどんなときでも全力投球のご姿勢には感心させられますヨ。しかも今はお笑い界にまでお足をツっこんでおられ…。そのパワフルさのカケラでもいいから煎じて飲みほしたいくらいでゴザイマスよ。

さてさて…この曲の成績発表とまいりましょう。本楽曲はオリコン最高51位、登場週数9、売上3.7万枚を記録し、前作「素敵なラブリーボーイ」に続くTOP100ヒットと相成ったのでありまする。

この歌のお披露目ではジーンズ生地の上下に身を包んだ寛子嬢。なので歌声ともどもダイナミックなアレがプリプリと。そしてレッドビッキーズの際に着ておられた野球のユニフォーム…ソレにおきましてもアレがプリプリと...。小坊だった当時のワタクシメの目にもソレは否応なしに飛び込んで、女性というものを意識させられたものでゴザイマスよ、ドキっ。現場にいて毎回ソレを目の当たりにしていたであろうレッドビッキーズの面々は、それこそ“まっ赤なかえる達”と化していたのか?あどけない少年達でありながらも自身の中のオトコを感じておられたことでしょうよ、ウフっ。

♪男の子と女の子がつき合うと 恋はこういうものかしら

はて…ツクのはオトコの役目と理解しとりましたがナニか?コラっ!誰が「○く」なんていったのヨ、字ズラを良く見なさいっ!しかも女の子にそんな術は…構造的に凸と凹だった…デショショ?男フタリの組み合わせならばともかくサ。ってかこれからやってくる時代が女性優位の時代になろうとも…このお役目だけは延々と続くのじゃ!だってぼくら凸…男のコなんだもん。(笑)

本日も地球のアチラコチラで

♪カモン・ベイビ〜

シェキナ・ベイビ〜!泣かせてやる〜めちゃめちゃに〜お前がブルーにそまるとき…ウっヒッヒ。ありゃ?寛子ネタで〆ようと思ったら完全に取り乱してしもうたワ、シッケイシッケイ。めんぼくないぜ、ベイビ〜。(笑)

☆作品データ
作詞:千家和也 作曲:穂口雄右 編曲:竜崎孝路(1976年度作品・キャニオンレコード)
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2014年の暑かった夏もそろそろ終盤戦に突入?今回のサマーシーズンは前半から猛スパートかけて暑くなったと思いきや、中盤になると♪雨は降る降る〜な天候になったりで、それが原因で災害なども発生してしまいましたわナ。災難に遭われた方々にはココロからのお悔やみを申し上げるとともに、無事でおられた方々には一日も早く元の穏やかな暮らしが戻りますことを願わんばかりでゴザイマスよ。どうにもこうにもここのところ天候が♪過激〜でしょ?になりすぎている気がしてならず、快適で楽しい夏とやらはドコへ行ってしまったのかしらん、ナゾ。

なにはともあれ、こう暑い日々が続くとひんやりとしたデザートについつい触手が伸びてしまうものでゴザイマスよね。ワタクシメがお子様の時分に大変お世話になりましたひんやりデザートと言えば…

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ひんやりシャキっとシャービックちょいとホロ苦コーヒーゼリーミルクとまぜまぜフルーチェよ

数々のアイドルたちがCMに出演...

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クーコもいるヨ!トライアングルなんてキャワゆい、河合奈保子嬢ア〜ン!北原佐和子嬢

こんなんありましたワ。どれもこれもハウス食品株式会社製の、お家で作れる簡単デザート!というコンセプトに基づいたモノ。ハウスさんってのはスナック系がどうにもこうにもイマイチではありましたが、このテのぷるるんデザートに関しては他の追従を許さず?なんといってもどれもこれも未だに現役バリバリ!ってのが素晴らしいトコロでゴザイマスよね。それらラインナップの中でもワタクシメがだ〜いすきだったのが…

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デカプリ〜ン!のクーミンラインナップは充実の二種類

コレなの。そそっ「デカプリオ〜!」もとい「デカプリ〜ン!」のTVコマーシャルで一躍有名になった「プリンミクス」という商品。プリンってのはしきたりに沿ってこしらえようとすると、コシたり蒸したり…色々と手間がかかるシロモノ。しかしこのミクスを使えばチャチャっと簡単!というのが売り文句でゴザイマシタよね。当時のお子様たちにとってこのテの西洋デザートってのはあこがれの的であり垂涎モノ。コレが食後のデザートとして出てきた日にゃ、それこそ小躍りしたようなキオクもあったりで。その高ぶるキモチとやらは、給食でソフト麺がふるまわれた際のソレと同じ類だったかと思われ、おそらくは。(笑)

ってなワケで、今回のレビューは「プリン」と「あこがれ」で強引にゴジつけた結果、その線上に浮かび上がってくるという、このアイドルさんのあの1曲を考察してみたいと思うのでありまする。

表題の「あこがれ」はクーミンこと大場久美子嬢のデビュー曲として、1977年6月5日に発売された楽曲。

クーミンと言えば70年代後半という時代を榊原郁恵&石野真子嬢等とともに支えた大黒柱〜でゴザイマシタよね。それこそとある番組内では3人娘として組まされ、豪華歌の競演〜!なんて回もあったとキオクする。ただし、そのように番組メインをはれるようになったのは1978年以降のことであり、デビュー1年目のクーミンは意外や意外に苦戦を強いられていたもの。70年代のアイドル歌手というものは、売れればベストテンに入れるトップ歌手、売れないと見事に圏外〜ってな具合で、その当落が実にハッキリしていたものでゴザイマシタよね。TVでよくお見かけするあの人この人…お名前自体は割りと轟いているのにもかかわらず、発売されたレコード盤は次から次へと鳴かず飛ばずの撃沈!なんて方も大勢いらっしゃったりで。デビュー当時のクーミンもその好ましくないレールに乗っかっていたようで、シングル3枚目の「大人になれば」(オリコン最高66位、登場週数8、2.4万枚)を記録するまでは撃沈生活を強いられていたのである。コレはあくまでも歌手として…という意味になるけんど。

そんなクーミンのデビュー曲を作詞されたのは岩谷時子氏、作曲は鈴木邦彦氏、編曲は萩田光雄氏という、当時批准としては豪華なトライアングルによるもの。しかも岩谷&鈴木コンビによる作品は、どちらかと言えば歌謡曲分野に多く、クーミンのような純度の高いアイドルへの提供はさほど多くないご様子。越路吹雪さまの訳詩やザ・ピーナッツ作品における作詞など、ソレ相当の分野でご活躍されていた岩谷氏がクーミンという少女アイドルのデビュー曲を担当することになったいきさつとやらを知りたいものでゴザイマスよね。まぁ、その前に岩谷氏は♪きみたち女の子〜GOGO〜!とやらにも手を染めておられたようだけんど。(笑)一方で作曲の鈴木センセイと言えば、「君こそスターだ!」の審査員を務め、作曲家としては黛ジュン、ザ・ピーナッツ、西城秀樹、奥村チヨ、森田健作、安西マリヤへ楽曲を提供…この時点でご活躍された年代が顕著になってくるというものか。ただし80年代になってからも…

●「あしたのジョー〜美しき狼たち〜」 おぼたけし
●「シークレット・ラブ」 八木美代子

などなど、ポップス分野での傑作も残されているから、あなどれませんワ、センセイったら!ということになるのである。

♪ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥッテュ〜↑ドゥテュ〜↑ドゥテュ〜↑

高鳴る想いを表したかのような疾走感あふれるイントロ。弾むようなピアノの音色は、夏の雫が水面に落ちる際の躍動感でも表現してみせたのかのよう。恋にあこがれ一直線〜な感じがしごく伝わってくるというものヨ。77年デビュー曲におけるイントロ大賞なるものを開催できるのであれば、ワタクシメはこの曲のソレと五十嵐夕紀さんの「6年たったら」にでも一票を投じてみたいトコロ。奇しくもお二人ソロって東芝EMIムスメになるけんど。

♪私の恋人どこに 隠れているのでしょうか
 出て来て頂だい 私ここよ

新人のデビュー曲だものネ…♪は〜じめが肝心〜!というお考えに基づくものなのか、頭にサビをもってくる、いわゆるアイドルポップスの王道パターンでキましたナ。でもってココでクーミンがカマしたフリツケ…コレがまたキャワゆかったもの。う〜ん、字ズラではなんと表現したらよろしいものか…

前髪チョッキン

のような仕草とでも?デビュー曲の時点では前髪パッツンヘアではなかったクーミンだったけんど、このフリツケに従うかのごとく、後には前髪パッツンカットへ。そしてソレが最終的にはクーミンのトレードマークにもなったのだから、いわばこのフリツケは「そうなりますのヨ〜」と言わんばかりの伏線?という解釈でよろしいのかしらん、ナゾ。(笑)

♪波の上でゆらゆらゆられて
 夢を見てる私
 誰かが泳いで来るわ
 しぶきあげてやって来る
 もしも腕がふれたら
 ほほえんでもいいかしら

恋をした女の子は誰でもが天使よ…という歌詞が他アイドルのお歌にもゴザイマシタがね。コチラは恋にあこがれる女の子は誰かれかまわず、後ろから前からアプローチOKよ!とでも言いたげ。波のお上でゆらゆら夢見ゴゴチ…だけれども泳いで来るオトコの風貌は薄目で確認してるのよネ、おそらくは。それこそ「そのまえにチェック・オン・チェック」の心意気というモノよ、必須必須。(笑)

♪私の恋人どこに 隠れているのでしょうか
 答えて頂だい 私ここよ

あまりに短くシンプルな歌詞のため、探究すべき点が果たして存在するのやら、はて。それでもハッキリと物申せる事、ソレは…

夏のオトコ漁り

というモチーフか。あらま!コレは前回の江戸真樹嬢におけるソレと同じなのでは?恋の宿題なんて早くすませちゃお〜!っとばかりに、夏の恋人候補を探しまくる主人公さま。まぁ、自らの本名を名乗って自己紹介なんてしてない分、クーミン盤の方が奥ゆかしき70sといった趣?(笑)ただし、そう言う割には腕がふれただけでも微笑んでやるぅ〜!という奥底に潜むある種の意気込みのようなモノもチラホラか?薄目による事前確認作業により良好と判断を下した場合にゃ、波にゆられるフリしてぷかぷかと…徐々にそのオトコとの距離をちぢめてゆくのよネ。水面下のお足はおそらくガチョウのソレとおんなじサバキ?やや焦燥モードな「にじり寄り」。さもないとキラキラ星な出逢いは♪なかった〜なかった〜ってな具合になり、後で後悔することになるというものヨ。(笑)

なにはともあれ…ティーンの男女ってのは恋にあこがれ、色恋沙汰でご多忙の愛・視点ルールになるのが当たり前の年代と理解しておりましたけんど…はて?最近増殖中らしい二次元云々という若人たちに関しましては、こういうプロセスはハショリ気味という解釈でよろしいのかしらん、ナゾ。クーミンのデビュー曲にテ習って…恋に関してはこれくらいの意気込みと積極性が欲しいトコロでゴザイマスよね。さもないと日本人という種族自体が途絶えてしまいますもの、ゆくゆくは^^;。

ってなワケでこのデビュー曲…レビュー冒頭でも触れましたとおり、100位以内へのチャートインは逃しておりまする。まだまだキャワゆさが爆発する前…いわばアイドルとしてのクーミン夜明け前小唄となりますからネ、いた仕方がゴザイマセヌ。所属していた東芝EMIも、デビュー年度は五十嵐夕紀嬢の方をオセオセモードでやっていた模様でゴザイマシタしねぇ。

だけどそのお成績とは関係なく、ワタクシメ個人による楽曲出来栄えチェックにおきましてはデビュー曲としては合格印〜!ってことに。なんといってもあこがれの描写が歌詞、メロ、アレンジで三位一体!しかもたった2分30秒程度の間に聴き手めがけて一気に畳みかけてくるのだから大したもの。なのにアイドルらしい可愛らしさは決して決して忘れないという…ネ。クーミンの歌声に耳を傾けてみても、世間一般的に言われるソレではなく、丁寧かつ落ち着いてカマせているご様子ナノ。さすがはデビュー曲だもの、彼女の音域と力量を綿密に計算というアレ?要は北原佐和子嬢のデビュー曲でも垣間見られるソレと同等効果がアリアリになっているとでも申し上げたらよろしいのかしらん、おそらくは。

♪あの人誰ひとりで 波のりするお兄さん

2011年5月には一般人男性とビックリ婚を発表したクーミン。なんでもクーミンのアイドル時代からのファン様でちびまる子ちゃん似(クーミン曰く)のご風貌の持ち主らしい。そもそもはその男性がクーミンのブログに書き込みしたことが発端になってのご縁ということで…要は「一億人の妹」らしく↑の歌詞になぞり、ネット上でナミノリしてたニイサンと劇的にめぐり逢い&ゴールインしたのだから仰天だわな、こりゃ!まぁ、実際のトコロは10歳離れた年下の男の子のようだけんど。なんでもその男性からのメールにクーミンが直々にご返答を差し上げたのがナレソメという…それこそ↑で書いたようなある種の「にじり寄り」も功を奏したようでゴザイマスがね。なにはともあれ「大人になれば」…♪恋とはなんでしょ〜愛とはなんでしょ〜なんだっていいじゃないの、そんなこと。

♪出て来て頂だい 私ここよ

こうしてちゃんと素敵な方が出て来たんだからサ。なにはともあれ、クーミンがハッピーでおられるのであれば、コチラも幸いで候(ソウロウ)というものヨ^^。

☆作品データ
作詞:岩谷時子 作曲:鈴木邦彦(1977年度作品・東芝EMI)
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「暑いですのぉ〜」

と...季節がまるっきり反対の南半球に生息するワタクシメが吐くべきセリフじゃないけんど。それにしてもウダるような暑さであわやの40度超えを記録しそうなニッポン列島!単なる暑さだけならともかく、ニッポンの場合はその暑さに加えジレジレムンムンな湿度が加わるからたまったものではゴザイマセンよね。こうした暑さ対策として、冷たいモノ(アイスやかき氷など)をおクチに運ぶ機会もかなり頻繁になるけれど、実は冷たいモノを食べると逆効果?食後にはその反作用により体温が上昇してしまうらしい^^;。

アイスと言えば、少年時代のワタクシメにとりましては大好物この上なし!といったモノのひとつでゴザイマシタが、中でもお気に召しておりましたのがコレのパイナップルフレーバー。

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マコの棒フレンドと高らか宣言果汁50%のリッチ贅沢三昧メタリックな包装が涼しげネ

そそっ、カネボウから発売されていた「BOB」でゴザイマスよ。この商品は当時の人気アイドル、石野真子チャンをイメージキャラに据え、清涼感を感じさせるメタリック包装と美味なるフレーバーにより、昭和のあの頃における人気アイスキャンディーのひとつとして君臨していたのでありまする。

さて…暑さ→パイナップルという半ば無理やりの流れをこしらえた上で、是が非でもコジつけレビューしたい曲がここに。ソレが表題の「恋のパイナップルサマー」なの、ジャジャーン!

といってもその発売日は1977年5月と…当ブログにおけるご訪問者さまのジャストミート時代からハズれてしまう頃の曲であるからして…レビュー開始早々に「知らん」のお声がゾクゾクかしらん、ナゾ。まぁ、ご存知の方もそうでない方も…しばしのお付き合いをお願いいたしますネン^^。

この曲が巷に流れていた頃のワタクシメと言えば、まだこの世に生を受けて数年程度の小坊低学年。ナツウタと言えば時代にかかわらず名曲は多いものだが、ワタクシメの脳裏で未だにコダマしまくるが、なぜか77〜79年あたりのソレってなことになってるノ。おそらくコレは純真無垢な少年として楽しい夏休みを過ごした想い出が、今でも色褪せることなく脈々と…といった類によるモノなのかと思われ。

それでは77-79年頃の、ワタクシメの脳裏に鎮座するというナツウタとはどんなものが?

「渚のシンドバッド」 ピンク・レディー、「暑中お見舞い申し上げます」 キャンディーズ、「アバンチュール」 キャッツ☆アイ、「夏のお嬢さん」 榊原郁恵、「ワンダーブギ」 石野真子、「波乗りパイレーツ」 ピンク・レディー

いわゆる屈託がなく底抜けに明るい!そう、あの頃の元気ハツラツ伸び盛りニッポンを象徴するようなチューンがズラリンコン。それこそお花畑(もちろん良き意味で)な曲ばかりだったりもする。こうしたナツウタは海水浴に出かけた際の、いわば海の家が建立されたオン・ザ・ビーチなどでヘビロテされていたものばかり。ヘビロテされることによりナニが起きるかと言えば…無意識のうちに脳裏へのスリコミがなされ、そうした夏の情景とともにキオクとして延々とメモられ続けてゆくというアレ。(笑)

こうしてスリこまれた1曲として、ワタクシメの脳裏には「恋のパイナップルサマー」という曲が存在するワケでありまして。でもってコレを唄うは西崎みどり嬢でゴザイマ〜ス!とハデにご紹介したところで、彼女をアイドルとして認識できるのは、ワタクシメ世代あたりがギリギリってなところか?

みどり嬢に関して当時のチェリー少年(ワタクシメ)が存じ上げていたお事柄と言えば…

●「コメットさん」(九重佑美子バージョン)に美少女役としてご出演←モチ再放送で観賞
●「旅愁」という演歌ヒットがあるらしいがよく知らん

この程度のモノ。まぁ、当時のワタクシメはお子様だったし、インターネットなるものはあるはずもなく…そんな中で我ながらよくやったと誉めてあげたいくらい。(笑)こんなんだからテレビのコマソンとして、また、海の家あたりで耳にしていたこの曲が、アイドル歌手によって唄われているものなのかなんなのか…そこら辺の情報整理は全くもって出来ていなかったワケで。ただ単にこの曲「好きよ」という感情だけが先走る…という、理論分析などは一切合財できてないパターンか。(笑)

ただ今こうして振り返ってみれば、なぜにこの曲がそれほどまでに気になる存在だったのかがよ〜く分かったりもする。なんせこの楽曲を作・編曲されたのは…

都倉俊一

そう、ピンク・レディーの一連ヒットとおんなじ方なの…どうりでネ。(笑)だからなのかやはりそれらとの共通点がしこたまなのは言うまでもない。ただし、ピンク・レディーのA面ヒット作品とは毛色が違い、B面に収録されていた曲群(「パイプの怪人」や「逃げろ!お嬢さん」みたいな)にかなり近い風情がムンムンする1曲といったトコロ。

イントロからココロ踊らされ♪ダララダッダラダッタタラララ…と叩くドラムの音色が軽快きわまりない。都倉センセイの伝統手法とも言える、歌謡曲とストリングスの調べを掛け合わせながらも、決してポップさは失わないというアレ。ソレがこの曲でもビシバシと使われているのでありまする。

♪パイナップルな あの人の瞳(め)は
 いつも遠くを見ているのです
 パイナップルな 私の胸は
 なぜか淋しくなります

♪ペンキペケペケ 海辺のベンチ
 二人の恋のよに
 はなれたまま白い渚 見つめているだけ

どうよ、コレ。この底抜けの明るさこそがTHE70年代でゴザイマスよね。この脳天気加減は翳ることなど一切知らんようで…

♪ラララララ…パイナップルサマー
 ラララララ…パイナップルサマー
 片想いでいいんです 二人分 恋してるから
 Oh! My Sweet…パイナップルサマー

こうして延々と続いていくの、まさに陽気にパインパイン!だけどサ、この分かりやすくてシンプルなところも70年代流行歌における魅力のひとつではなかったかしらん?そうした歌詞を耳ざわりの良いメロに乗せては次から次へと量産…まさに大量生産大量消費!今となってはあの頃のニッポンがおナツカシュ〜ゴザイマスよね。

♪パイナップルな 男の子って
 白い歯ならびならびまぶしいのです
 パイナップルな女の子って
 はずかしがり屋なのです

まぁ、それにしてもパイナップルずくしのまま【コース終了のお知らせ】?それこそ食後はパイナップル特有のスッパ味により、おクチの中が酸性雨のワンダーランドと化しちゃいそう。(笑)

このある意味ステキな歌詞を作られたのは、キャンディーズの「やさしい悪魔」などのヒットで知られる喜多條忠氏。えっ!ちょっと意外カモ…だって彼は割りとしんみりした作風で本領発揮されていた方だったかと^^;。本曲の制作においてはクライアントさまからのご要望を丸呑みか?パイナップルをそこらじゅうに散りばめまくり、ノリノリ能天気なお花畑のまんまでお仕事完了〜してしまったらしい。おそらくは...

パイナップル=甘ずっぱい

ってな公式で組み立て?歌詞中のパイナップルワードをその日本語に置きかえれてみれば合点するカモね。(笑)

都倉サウンドが大炸裂する、陽気なパインパインポップを清々しく歌唱する西崎みどり嬢もこれまた乙!本来は日舞をたしなまれる和風総本家みたいなお方で、それこそ1974年の大ヒット曲「旅愁」(オリコン2位、58.1万枚)に見られるような演歌路線が中心だったはず。この曲以前のリリース経歴を調べてみても、そうした流れを組む作品がズラリ。それなのに1977年5月に突如としてアイポをカマし、当時はこの曲のための「歌とサイン会」(←行きたかった〜!)なども開催していた模様。それこそアイドル然としたふくらみ袖のお衣装で日々キャンペーンに励まれていたらしい。みどり嬢は生まれついての美少女だったのだもの…いっそのこと本格的なアイドル道を歩んでほしかった逸材でゴザイマタからん。当時開催のコンサートでは、美脚をニョッキロとお出しになった衣装も着用されていたようでゴザイマス。

いずれにいたしましても、この曲をご存知ない方にはぜひともご拝聴いただきたい!そんなナツウタの傑作なのでありまする。

ちなみに当時の所属レコ会社は遠藤実センセイ絡みのミノルフォン〜!ってことで…ソコに所属していた山本リンダ嬢における節操のなさ(流行りモノにとびつく?)を思い起こしてみれば、みどり嬢の突如ポップス化も納得事項ってなことになるのかもしれませぬが。

それにしてもリンダ嬢といい、西崎みどり嬢といい…遠藤実センセイはキラリンコンな美少女がお好みだったようで。(笑)

♪Oh! My Sweet...パイナップルサマー

お二人をこんな風にお呼びなすって…お鼻の下はノビノビだったのかしらね、ナゾ。ちょっと!大センセイにむかってなんてことを言うの!と、非パイナップルな怒号が皆様から押し寄せる前に、これにてお開きとさせていただきまする。(笑)

☆作品データ
作詞:喜多條忠 作曲:都倉俊一(1977年度作品・ミノルフォン)
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開催前から色々と物議を醸していたソチ冬季オリンピック。開会式を華々しく開催したのも束の間…あっという間にその幕を降ろす時がやって来てしまいましたネ。冬季オリンピックにはさまざまな人気競技があるものの、その中でも大会の華と呼ばれている種目が、女子フィギュアスケーティングでゴザイマスよね。

今回は大会前から浅田真央選手とキムヨナ選手の一騎打ち!とマスコミが焚きつけまくっておりましたが、フタを空けてみたら意外な展開に。我がニッポン代表におけるフィギュア女王、真央選手はメダルにはあいにく手が届かずという結果に。でもいいの…本大会でのアナタは、がけっぷちに追い込まれながらも勇姿を見せた美しきチャレンジャー。嗚呼!まさしくフィギュアスケート界の天使だと確信した瞬間でゴザイマシタ!世界の人々を感動の渦に巻き込み、どの色のメダルにも負けない輝きを放つ、アナタのためだけに用意された特別なソレを神から授けられたのだから。と、美しく記述ってはみたものの…ショートプログラムでの真央選手は悪夢以外のナニモノでもなかったワ。元オリンピック選手の橋本聖子氏発言「オリンピックには魔物がいるんです」が脳内でこだましつづけ、それこそ一体なんのミステリー劇場を見せられているのかと…体が震えまくった一夜でゴザイマシタからん^^;。

それはそうと、ミステリー劇場と言って思い起こしてみれば…70-80年代アイドルポップスの中にだって、そのテの曲?と思われるものがゴザイマシタよね。ってなワケで今回はここにコジつけさせていただき、あの方が放ったこの奇怪な曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「ミステリアス チャイルド」は荒木由美子さんのシングル第7弾として、1979年3月21日に発売された楽曲。

荒木由美子嬢と言えば、ホリプロダクションが自社で開催したオーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン」第1回大会において、審査員特別賞を受賞して芸能界デビューと相成った方。この時の優勝者は榊原郁恵さんだったことは今さら言及するまでもないほど知られていることだが、当時の裏話として優勝の座は荒木由美子さんにほぼ決定していた!なんてのあったりで。ホリプロとしても、社のドル箱スターだった山口百恵さんの後を継いでくれるような逸材が欲しい!と思うのは自然の成り行きであるからして…ソレと似て翳りのあるオトナっぽい雰囲気を醸し出す由美子嬢に白羽の矢を立てるのは頷けるトコロでもありまして。まぁ、結果的にはソレをくつがえす力により、当初の予定とは異なる形での結果と相成ったようでゴザイマスがね。

さて、優勝候補と目されていた由美子嬢をホリプロがあっさりと手放すはずもなく…彼女が歌手デビューと相成ったのが1977年6月、郁恵さんの船出から数えて5ヵ月後のことである。大方の予想どおり?デビュー曲は阿木燿子&宇崎竜童というあのコンビが手がけた曲(「渚でクロス」)となり、オリコン最高56位、4.4万枚を売り上げる幸先の良いスタートを切ったもの。その後もチュチュハッハ歌謡ブルースを純白ウェディングドレスで歌唱してみたり、無理やり抱かれた夢を見たというのにまんざらでもないご様子のお歌を唄ってみたり…モモエさん路線を匂わせつつも、ソレとはどこか違うゾ的な趣を湛える桃色歌謡風の作品が続いた由美子嬢。しかしながら、それらなまめかしすぎる路線がかえって聴き手側に敬遠されて?アイドル歌手としてはジリ貧気味もいいトコロ。テレビドラマ「燃えろ!アタック」の小鹿ジュン役としてのご活躍はありましたけれども。そんな彼女の作品においてしばらくぶりのチャートインを果たすことができたのが、表題曲の「ミステリアス チャイルド」だったのである。なんとコレはデビュー曲でのチャートイン以来、1年9ヶ月ぶりの珍事(←失礼)だったのである。

その迷走期間においては、由美子陣営もかなりの試行錯誤?作家をとっかえひっかえしてみたものの、やはり成果があらわれない状態が延々と続いた。このため“初心忘れるべがらず”を実行してみたのか?はたまた困ったときの神頼みだったのかよく分からないのだが、作家を阿木&宇崎コンビに戻して再挑戦!ってか「またですか〜」的かなりしつこいってな感じも無きにしも非ずだったりで…色々と手をだしてはみたものの、やはりこの二人に頼るしか!という、最後の砦的?藁にもすがる思いの?結論に至ったのカモ?なんて邪推してみたり。その辺りのいきさつに関しては、当時の関係者にお会いし、ぜひともインタブー決行と相成らせていただけたらシアワセこの上ないのだけんど。(笑)

そういう断末魔の中で生まれた楽曲?なんだもの…内容だって狂気の沙汰なのヨ。(笑)

♪子供が見てたの 子供が見てたの

オドロオドロしいイントロはまさに「ミステリー劇場」を彷彿とさせるもの。そして間髪入れずにカマされるこの歌詞は一体…早くも「ふぎゃ〜っ!」。目をひんむきながら悲鳴を上げるべき?なにやら気味の悪い展開になりそうな悪寒がジンワリと。

物語の舞台は夜の公園。月明かりが照らす薄暗いその場所にいるのはとあるオトコとオンナ。あら?カップルがスリルを求めてあの行為をしにノコノコやってきたというワケ?いえいえ、違いますのヨ。そのオトコを欲しくてたまらないオンナ…そのお方が一世一代の大バクチをしにきているの。

♪これが最後の賭けのつもりで
 夜の公園にあなたを誘うの
 ナイフのような月が怖いと
 泣きじゃくりながら抱いてと迫るの

色じかけにおナミダ作戦…おそらくはこの主人公さまが持ち合わせる技量で実行可能とおぼしき、ありとあらゆる方法を繰り出し中といったトコロか。

♪アー 唇がすぐそこに
 アー そっと目を閉じかける

A guy is a guy…オトコというものは所詮この程度のモノなのか?我ながら情けないったらありゃしない。でもなんだか「好きよ」…ゾクゾクするこういう展開。やはり本能にはどうやっても逆らえないというものなのかしらね、ナゾ。 (笑)

♪誰もいないはずなのに 誰かが見ている
 誰もいないはずなのに 私を見ている
 ミステリアス チャイルド チャイルド
 ミステリアス チャイルド チャイルド チャイルド

♪子供が見てたの 子供が見てたの
 揺れてるブランコで

この女性の愚行?○態?なんだかよく分からないけれど、とにかく不可思議な子供がその一部始終を凝視している…という図のようである。山川静夫アナではないけれど「キモチの悪い歌ですね〜」と感想をもらしたくなるというものか。

チャイルドという言葉は本来、無邪気で可愛いらしいものなどを想像させるソレのはずなのだが、これほどまでに薄気味悪く響き渡るというのは、やはりこのようなストーリー展開のせいなのか。作詞をされた阿木センセイ…モモエさんで試せなかったことを由美子嬢でやってのけてしまった…という、なにか清々しいくらいの満足感が歌詞からビンビン伝わってくる!と感じるのはワタクシメだけ?山口百恵という縛りがなかった分、阿木センセイもやりたい放題し放題ができたのかもしれないが。まぁ、ちょいとやりすぎてしもうた感が漂うのは否めないところでもあるけんど。(笑)

日本のアイドルポップス史上において、その薄気味悪さではナンバーワン?それこそオカルト歌謡とでも名付けるのが相応しいであろうこの楽曲において、主人公の女性になりきり大奮闘しまくる由美子嬢もこれまた賞賛に値するというものか。1979年当時のワタクシメはまだまだウブウブな少年だったこともあり、由美子嬢がなぜにこうもなまめかしい風情を湛えた楽曲ばかりを宛がわれていたのかサッパリコンコンだったもの。が、しかしオトナになった今こうしてふりかえってみれば...ふむ合点。なぜならこの方…えもいわれぬ色香をプンプン、しかも昼ではなく夜がお似合いの風貌なのね、絶対的に。あくまでも当時の見た目だけの印象になるけれど。

当時、由美子嬢を囲んでいた陣営、おそらくはオトナの男性がほとんどだったはず…そうした事情から察しても、このような路線の楽曲を由美子嬢に歌わせたい!とついつい考えてしまうであろう男性心理がビンビン働いていたのではないかと考えてみたりもする。見た目だけでそのように判断されていた由美子嬢は迷惑この上ない?といったトコロだったのかもしれないが。実際の由美子嬢は人間味あふれて涙もろい…とても温かみのある女性のようでゴザイマスものネ。アイドル時代の彼女はと言えば…○○ペットアイドルNo.1などという称号も授かっていたらしく?だけどそんなものはオトコ側の勝手な妄想が作り出したモノにすぎなかったはず。○○ペットだなんて…当時はその言葉自体がナニを意味しているのか、全くもって分からんちんなワタクシメでゴザイマシタけれどもネ。(笑)

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コドモがミテタノ〜コドモがミテタノハチノジマユが特徴の由美子嬢シルバー衣装もイカしてるぅ

それにしても主人公の女性…一体ナニをそんなに怯えておられるの?オトコを落とそうとあのテこのテで迫りまくる姿を他人に見られたくない一心で…えっ?そんな程度のことなぞ気に留めもしない肝っ玉にも思えるけれど?いえいえ、違いますのヨ。この方がここまでビクつかなければならない理由があるの。それはね…

♪あなた愛しちゃいけない 友達の彼

あ〜キてしもうたワ…やっぱりこういう展開だったのか。あの頃のニッポン歌謡曲の世界では、このテの奪い合いをモチーフにした楽曲がたっくさん存在した、それこそお家芸のようにネ。アナタに彼女を会わせたことを後悔しまくるアレや、気のないそぶりで仲間に加わり虎視眈々になるアレ、友達の彼と知っていて誘われたシネマに頷いたというアレ、三人模様の絶体絶命も…なにもかもがバラ色に見えるわ〜奪った直後はネ、多分。だけどやっぱりドドメ色のドロドロ顛末がテマネキしてる感じがして…ワタクシメ的にはシックリこない行為なのヨ。(笑)だけれどもヒトそれぞれ色々なワケで…時にソレは倫理を超えた関係を作り上げてしまうものでゴザイマスよね。

なにはともあれ…この曲は個人的趣向でモノを言わせていただくと、まさに怪作?快作?いえ、感動という類のものではない、なにかまた別モノのような気もするのだけど。このようなオカルト歌謡が生まれたこと自体に感動を覚えるというかなんというか…ちあきなおみさんの「夜へ急ぐ人」もそうだけど、やはりニッポン歌謡曲はあなどれない。いささかトウが立ち始めたアイドル歌手用の曲だったとはいえ、略奪愛と罪悪感を唄わせてしまうという阿木センセイの奇天烈なセンス!宇崎氏によるスリルとサスペンスに満ちたメロ!萩田光雄氏によるオドロオドロな編曲も心臓を揺さぶる!ソレに応えた由美子嬢の歌声も気合が入りまくる!それこそ怪しげにひっそりと咲く一輪の毒花みたい。一度その毒性に侵されるとそれナシではいられなくなる…こういう患者が多少はいたのか、はたまたB面目当て(注:B面は「燃えろ!アタック」関連曲)だったのか、なにはともあれ久しぶりのチャートイン(オリコン最高90位、0.7万枚)になったのである。

この結果に気を良くした陣営は次作(「グッド・バイ・ジゴロ」)で更に調子に乗ることになるのだが。ヒモ男、黒猫、酒、髪が伸びる人形…いつかアイツをヤッてやる!ナイフの切れ味ためしながらニッコリ笑う女性が登場するんだからコワイったらありゃしない。それこそ表題曲と一緒に連作として聴いてみることをお奨めしたいトコロ、人生の教科書として。あそこまでして奪ったオトコはロクでなしのヒモだった…やはりヒトのものを奪うとバチがあたるのネ。(笑)

♪子供が見てたの 子供が見てたの 私がうばうのを

ところで夜の公園に子供なんて本当にいたの?ヒトが悪行を働こうとする時、誰かに見られているのではないかと怯えてしまう心理…事の大小はともかく、誰にでも一度くらいは身に覚えがあるはず。あれこそがまさに良心の証と言われるモノらしい。生まれついてのワルでない限り、誰もが持っているという良心。その汚れなき良心が作り出すまぼろし…それこそが“ミステリアス チャイルド”。アナタをじっと見ている目…ソレに他ならないのではないかと思うのでありまする。

☆作品データ
作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 (1979年度作品・キャニオンレコード)

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