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6月と言えば… 雨だれの季節 ジューンブライド 紫陽花のシーズン などなど、まぁ、楽曲のモチーフとして使うには割りと題材にしやすい月でもある。70&80年代の歌謡曲に目を向けてみても、こうしたモチーフを使用したチューンは色々とあったもの。今回レビュろうと思っている曲もソレらのうちの1つであることはコレを読み始めた皆様も察しがつき始めていることかと思われ。 今回取り上げるアイドルさん、実はここ最近のレビューではめずらしい部類の‘ちょっと大物’。いや、中モノだよ〜という反論めいたお声もチラホラかもしれないが、なんといってもこのお方は「日本歌謡大賞」における最優秀新人賞を受賞したご経歴があり、70年代後半アイドルの中でも知名度はバツグン!といったお方でもある。 そのようなワケで今回はあの方が放ったこの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。 表題の「June浪漫」は倉田まり子さんのシングル第5弾として、1980年4月21日に発売された楽曲である。Juneなのに4月発売って…と思う方もいるかもしれないが、ファッションの世界同様に…当時のアイドル界だって季節を先取りっ!ってのが主流となっていたものである。 それはそうと、まり子と言えば=ひとみ…こんな公式が頭の中にコビり付いてるワン!なんて方も多いことかと思われ。ひとみとは今さら言うまでもなく、石川ひとみさんのことである。このお二人がアイドル歌手としてご活躍されていた当時は、そのお顔立ちが実によく似ている…ということでいっつもセットになって語られていたもの。それこそコレがお二人にとってのFAQ(よくある質問)だったに違いないのである。なので今回のレビューには‘ひとみ’をぷちっとご登場させるつもり。(笑) 1980年4月頃と言えば…それこそアイドル黄金時代の元年と言われる年度。後に‘太陽の女王’としてその頂点に君臨することになるあのお方がちょうど歌手デビューをカマされた頃でもある。この頃のアイドル界は山口百恵さんの引退、ピンク・レディーの解散など、70年代を彩ってくれた人気アイドルたちがその姿をこぞって消す結果に。そしてその空位になった椅子に狙いを定め、たくさんのアイドル候補生たちがデビューしていった…こんな時代だったのである。それでも80年代という新しい時代へ引導を!(←アンタたちなんかに負けてたまるか?)と気を吐いていたアイドル達もチラホラいたりで。それらが石野真子さんであったり、榊原郁恵さんだったりで…今回のレビューの主役でもある倉田まり子さんもそのおひとりとして、下からの突っつきに「負けないわよ!」とばかりに意気込んでいたお仲間さんのひとりだったと言える。ちなみにこの頃の石川ひとみさんと言えば…情念がメラメラな「オリーブの栞」という新曲を発売し気を吐いていたものの、レコが売れない鳴かず飛ばず状態。まさに崖っぷちの‘ジリ貧状態’にその身を置いていたものである。 さて、こんな状況下で倉田まり子さんがデビュー2年目、それこそ夏に向かって放つ勝負曲として発売してきたのがこの表題曲だった…ということになる。この楽曲の作詞を手がけたのは亜蘭知子氏、作曲はデビュー曲から続いていた都倉俊一氏である。なんといってもまり子さんは都倉氏とはレッツヤンつながりによる‘秘蔵っ子’状態でゴザイマシタよね。センセイがこれだけの気合を入れて書き続けたワケってのが手に取るように分かる…といったところか。作詞を担当された亜蘭氏は、まり子さんの前作「イヴニングスキャンダル」からの続投。前作は思い切ったイメチェンでその賛否がまっぷたつに分かれた作品だったが、亜蘭氏の作品はなぜかこの後のシングル第6弾まで3作品連続で続いた。おそらくは同時期に依頼して一気に出来上がった作品群を王様のレコード会社がここぞとばかりにバンババン!連発銃攻撃として仕掛けちゃったのかと思われ。(笑)ちなみに亜蘭氏は後にTUBEなどと絡んで‘渚のオールスターズ’入り。作詞家としてのみならず歌手としても気を吐いてらっしゃいましたよね。ってか元々はソロ歌手(←アイドル?)としてデビューったお方…だったけれども。 ♪今どき口笛吹いても 振り向く娘(こ)など いるはずないわ AHAHA....おととい出直したら ♪緑の街並み歩けば 恋にあぶれた狼たちが AHAHA....スキを狙っているわ この曲はイントロからノリノリなのが特徴の1つになっていたりもする。そのメロ使いなどにより醸し出される雰囲気は‘のぼれ!太陽くん’が♪ルイルイっ!っとカマしてヒットしたあの曲を彷彿させるようなソレだったりで?ってかよくよく考えたらどちらも都倉センセイの作品であり、なおかつお二人揃ってレッツヤンのサンデーズにおけるお仲間さんだったのではないの!要は都倉ファミリーによる‘ニタウタ同士’というカテゴリー分けが出来るのか。 ♪BLUEのTシャツのあの彼(こ) わりと好きなタイプ.... でもここでおちたらできすぎね この頃の都倉センセイはプロジェクトに関わっていたピンク・レディー人気が一段落したことからの脱力放心状態?それこそ自らの過去作品を焼き直しする作戦にうって出ちゃったのかもネ、おそらくは。(笑) ♪恋はまるでMYSTERY 言葉もなくSAY-HELLO! 見知らぬ誰かが 身近に見える六月は 危険な季節 要はアハンウフン!「恋が喰べたいわ」というモンモンな状態?6月は求愛ダンスをおっぱじめるシーズンなのよ!と言わんばかりの意味なのか。明るくて陽気なメロの割には結構スゴイことを唄っていたようで…滝汗。作詞をされた亜蘭氏も清純派のまり子にこんなのを歌わせるなんて!それこそコレのレコードを買ってよく聴いていた当時のワタクシメ(←ウブウブ時代)は、そんなことはつゆ知らず…だったのでゴザイマス、言うまでもなく。(笑) それにしてもワタクシメ好みの半音練り込みチューンが頭にコビりついてクセになるぅ。しかも↑のレコジャケってばまり子さんが惜しげもなく美脚をお披露目!こうきたら即ジャケ買いの一品となっていたことも間違いないか。その魅力はレコジャケだけではなく、楽曲自体も非常にキャッチーで憶えやすくノリがタイヘンよろしいトコロ。70年代に発売していたらもっと売れた曲だったのではないだろうか。しかしながら都倉センセイによるメロやアレンジ(←編曲もセンセイによるものなの)は80年代の発売という時制を考えるとどうかなと…こんな疑問が頭をもたげてきたりもしないだろうか。後に‘太陽の女王’の座に君臨することになる‘あのお方’が放ったソレラに比べると…
いまどきこんなの唄われても〜ってのが大方のご意見だったのか。それこそ‘おととい出直したら’といった風情が漂ってしまっていた印象があったかもしれない。楽曲のタイプ的にどう聴いても70年代の典型的スタイルがむき出しになったメロだものね。まり子さんご本体にしたってデビュー当時の100%清純派路線を考えると、やはりそこからはやや逸脱させられた雰囲気は否めないか。その分、まり子さんの美人度ってのはグンと上向きだったのだけれども。おそらくはレコ会社や事務所は彼女の‘美脚’に目をつけまくり、是が非でもソコをアピールする売り方に鞍替えしたかった???言い換えればそんな魂胆をマジマジと垣間見ることが出来る1曲?とも言えようか。 この曲はオリコン最高89位を記録してデビュー曲から5作品連続でのチャートインを達成した。しかしデビュー年度に新人賞を受賞したご活躍を考えると…やはり格落ち感は漂ったか。もうちょっと時代を先読みしたような楽曲を宛がわれていたら…まり子さんにおける歌手としての2年目はまた違った展開も望めたのではないだろか。結局のところ、まり子さんはこの曲を最後にオリコンチャートからしばらく姿を消すことになる。となるとやっぱりこの曲は失敗作?でもでもなかなかどうして…時代との調和を考えずに判断すれば、個人的にはかなりお気に入りのチューンだったりもするのだが。 それはさて置いても、まり子さんがこの曲をテレビなどでお披露目した時…これまたスゴかったものでゴザイマスよね。なにせ下着?に見まごうばかりのお衣装から自慢の美脚がニョッキリコンコンと出てきちゃう大胆素敵なソレ。しかも脇にはふたりの男性ギタリストを引っさげての‘女王様パフォーマンス’とキたもんだ! まり子さんと言えばその美脚がウリの1つだったアイドルさんではあったけれども、ここまでやっちゃうってのはどうかなと…。1年目の清楚なイメージをもうちょっと大切にしてほしかったな…とも思ったりもする。まぁ、男性諸君にとっちゃその美脚ニョッキリには鼻のした長く伸ばしてニンマリ状態だったに違いないのだが。それにしてもその脇にいた男性陣ギタリストのおふたり…まり子のセクシーな美脚&○尻を真後ろから拝める!という絶好のロケーションでのパフォーマンス。正直なところ彼等はギター演奏なんてソッチのけだったのではないかしらん、ナゾ。それこそ本体部分が15cmくらいは宙に持ち上げられていたかもネ、持ち上がり幅には個人差があったと思うけど。(笑)
アレはまるでMYSTERY〜うん、たしかに言葉もなくSAY HELLO!するけどさぁ。(笑) ってアンタ、ナニを言い出すのコラっ!やはり6月は人間を狂わす‘危険な季節’のようでゴザイマス。それにしても清純派イチバン星として君臨されていたまり子さんのレビュー内でコレってあり?不謹慎極まりない字面が続きまして大変失礼おば致しました。(笑) ☆作品データ
作詞:亜蘭知子 作曲:都倉俊一(1980年度作品・キングレコード) |

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