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書庫☆70年代アイドルぷちレビュー

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このブログを開設してから早4年と4ヶ月。その間にはいくつもの80年代女性アイドルポップスをレビューさせて頂き、またそれに留まることなく70年代女性アイドル、更には(70年&80年代を含めた)男性アイドル歌手達が放った楽曲までにも触手を伸ばしてきたのである。その総数とやらは…ちゃんと数えたことがないので?なのだけれども、とにもかくにもお初にココを訪れた方にとっては、ちょいと身構える??ような数に上っているのではないかと思われるのである。

なのになのに…それでもまだ完全にはカバーしきれておらずな状態で。未だもって登場させてないアイドルさんもいたりするのでありまする。しかもよりによってそれら取り残され組なお方達がアイドルとしては大御所クラスだったりもするものだから、始末に終えないのである。(笑)

そんなワケで今回は、まだレビュっていなかったあの人気アイドルさんにスポットをあて、あの方が放ったこの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「リップスティック」は桜田淳子さんのシングル第23弾として、1978年6月5日に発売されたナツウタである。淳子さんと言えば、それこそ70年代を代表するアイドルさんであり、またヒット曲のオンパレード…といった功績を残された方でもある。だからこの時期に記事にすべきナツウタレビュー候補生も、うようよな状態だったりもする。しかし今回はなぜにこの曲をセレクトしたのかと言うと…

「グッド・ラック」 野口五郎

あら?この曲はちょっと前にこのブログで記事としてうpしたチューンでゴザイマシタよね。実はこの楽曲と淳子さんの「リップスティック」は意外なほどに共通点がしこたま…なのである。

まずは発売年度が同じ。それでは発売時期は?と考えて調査してみると、コレもかなり似通ったものなのである。ただまぁ、このあたりに関しては偶然の一致じゃあないの?という例の罵声が飛んできそうな状態。じゃあ、これはどうよ。

当時の歌謡界を呑みこもうとしていたNM勢によるニューウェーブに対抗すべく、それらに打ち勝てるようなハイセンスな歌謡曲

この点までもが一致してしまっているのである!

でもそのくらいの共通項は…そうそう、郷ひろみさんが同年の同じような時期に放った「ハリウッド・スキャンダル」だってそうでしょ〜なんてご意見を頂戴するハメになるかもしれず。

なのでこれから先は本腰を入れて突っ込んでいくことにするので、覚悟してネ。(笑)

まずこの楽曲のテーマと言えば…

付き合ってたオトコにサヨナラしにゆくオンナ

コレである。そう言えば、五郎さんの「グッド・ラック」もソレの逆バージョンだったものね。ひとまずは更なる共通項(1)をご発見〜といったトコロかしらん。(笑)

♪ルルルルル ルルルル
 白い雨に 口紅だけ赤く

大概の人がこのレコード盤に針を落とした直後の感想ってのは…

「この曲はバラード?」

おそらくはコレなんだろうか。

とある夏の日の、雨がサラリと静かに降っている情景。夏の雨だからと言って、あのムシ暑い不快な雨降り…と言うよりは、夏なのに意外なほどにサラっとした雨が都会を白く煙らせ、ギラギラの太陽に長時間あてられ火照りまくった都会のスカイラインを涼やかなお色へと変貌させている…そんな風情なのかと思われ。

♪ストライプの雨が描く街影は
 山手線の窓に煙るイリュージョン

ストライプな模様を作る白い雨が見せたもの…ソレがこの雨に打たれてすっかり冷ややかになり、幻影のように見える都会の街並みだったということか。このように比喩がしこたまで、曲の序盤からスバラシイお仕事をカマされているのは、80年代アイドルポップスにおける大御所作詞家の松本隆氏である。そして曲冒頭ではスローなメロで展開させ、この部分から淳子さんらしいリズミカルなメロへと鞍替えさせた大センセイはというと…コチラは筒美京平氏。作詞家は違うものの、メロディメーカーに関しては五郎さんの「グッド・ラック」と同一作家である。

♪遠いマンションの灯が あなたの部屋

ふむ。このお歌における主人公様の彼氏は都会のマンション住まい。五郎さんの「グッド・ラック」にてお二人が一晩かけて‘泳ぎ疲れる’行為をした場所も都会のマンションとおぼしき設定でゴザイマシタよね。その都会のマンションが彼女の自宅だったのか、はたまたネオン煌くオトナのためのお城だったのかは不明なのだけれども。いずれにしても‘都会’という共通項(2)が見つかり、これら2つの楽曲の‘おつながり’とやらが更にムニュっと露呈してきたようでゴザイマス。

♪素顔が好きだと 釘をさされても
 わたし 言いつけ破る Ah

明日からは先のこと〜コワくてたまらない〜ならず…もう言いつけなんて聞いてられっか、コノヤロー!といった荒れ模様…ではなさげなんだけど。でもなんだかもう「あなたのための女です」などというクダラナイ「しあわせ芝居」をする気はさらさら無いようでゴザイマス。(笑)

♪リップスティック 口紅はひと文字のレッド
 リップスティック さよならの灯をともすように
 最後に見せる私だから 綺麗になります

最後に見せる…と決め込んでいることから、彼とはどうやらコレが最後のご対面〜を覚悟した上での…になるのかと思われ。で、その餞?いえいえ三行半代わり?として彼女が企んだのが、彼が嫌っていたという‘真っ赤な口紅’を塗りたくること。赤いルージュをつけることでオトナのオンナへと脱皮、お前みたいなガキんちょオトコはコッチからふってやる!といった強気のカマエ?あてつけのようなつもりなんだろうか。だって彼女は彼がソレを嫌っていたことは充分に承知していたんだから。

それにしてもなぜにこの彼女は三行半を突きつけにいこうとしているのだろうか。実はそこら辺りの種明かしは、2番の歌詞に隠されていたりもする。

♪おせっかいな噂聞いた三日前
 つきあってる女が他にいるよって

♪昨日電話した時さえぎる声
 あなたはいないと 冷たい言葉に
 私 青ざめました Ah

あんりま。これこそが五郎ちゃんとの「グッド・ラック」との最大の接点でゴザイマスよね。だってあのお歌におけるオトコは…

「ココロに響く汽笛にウソはつけないのさ。あばよ!」

と心の中で言い放ち、彼女の元から静かに去っていったヤツ。でもってその彼が去った朝、目覚めたオンナが現実を悟り、数日後に起こした行動が↑のソレだった…ってことになりそ〜。ならばとばかりに彼の嫌いな真っ赤な口紅を塗ったくり、自らでピリオドを打ちに行こうとする…そんな場面を描いたお歌が「リップスティック」なんだろうか、おそらくは。

このようにこれら2曲はあたかも一篇の映画のように…つながりまくっているのでありまする。こうした背景を踏まえて2曲を楽しむってのも、これまた乙なものでゴザイマスよね。

この楽曲はオリコン最高10位、19.6万枚を記録して、淳子さんにとっては通算18作目のベストテンヒットと相成ったのである。しかし…

コレが最後のベストテンヒット

そう、泣いても笑っても最後の…になってしまったのである。あたかも…

♪さよならの灯をともすように

♪最後に見せる私だから綺麗になります

こんな歌詞そのまんまになってしもうた!最後になりそうだからキバるわっ...みたいな。

モチロン淳子さんがテレビのベストテン番組にお顔を出すことが出来たのも、コレが最後の作品となってしまったのである。ちなみに次作だった「20才になれば」はオリコン最高14位、「ザ・ベストテン」では最高11位で寸止まってしもうた!

あんりま。こんなところでも五郎ちゃんと芋づるしてたなんて…滝汗。この記事を読みながらPCの前で…

♪私 青ざめました

なんてたらりん状態に陥ってる方もいたりして。だから言ったじゃない…共通点がしこたまだって。(笑)


☆作品データ
作詞:松本隆 作曲:筒美京平(1978年度作品・ビクターレコード)

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アイドルポップスならびに懐歌謡曲ファンの間では、女性アイドルがオトコ側からのキモチを‘ぼく’という言葉を使って歌う楽曲を…

ぼくモノ

なんて呼んだりもする。このブログでも以前にこの‘ぼくモノ’に関してのレビューは何度かしたことがあり…

「水色のカチューシャ」 小林千絵
「南風」 太田裕美
「レースのカーディガン」 坂上香織
「うさぎ」  野咲たみこ

などなど…色々と記事にしたものである。今回、取り上げようと思っているこの1曲も‘ぼくモノ’に属する1曲であり、実は隠れ名曲とも言えるようなかなりの傑作チューンだったりもする。この1曲を唄った方は純粋なアイドル歌手…というワケではなく、どちらかというとフォーク寄りの立ち位置にいらした方である。だけどこのお方のビジュアルがあまりにキュートだったことからか…彼女には今でも熱烈なる声援を送るファン様もかなり多くついているようで…。実はこのブログでも「ぜひ!」というリクを頂いていたのである。

このようなワケで今回はこの方が放ったこの‘ぼくモノ’をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「シオン」は沢田聖子さんのシングル第2弾として、1979年10月25日に発売されたチューンである。沢田聖子さんのお名前を拝見すると、どうしてもパブロフの犬の如く条件反射してしまうのが…

松田聖子

そう…80年代アイドルポップスにおいて常に中心に位置し、長きに渡り女王の座にどっしりと鎮座した‘あのお方’である。なんせ「松」と「沢」…名字の部分で一字違いなだけなんだものね。でもコチラのレビューにおける主役、沢田聖子さんは「せいこ」じゃなくって…

しょうこ

なの。だからといって「喪失」を歌った麻野星子(まのしょうこ)さんとも違うから、コンドーしないでね。それこそ沢田聖子さんの場合、デビュー年度だってひと足早いんだし「この名前におけるパイオニアはアタシよ!」とでも言わしめるくらいの権利はありそうな気配だったりもするのである。(笑)

そんな彼女におけるデビューは1979年5月25日。イルカさんの作詞&作曲による「キャンパススケッチ」という楽曲である。そもそも聖子さんの芸能界デビューのきっかけは、イルカさんの事務所が開催したオーディション。コレで優勝しての歌手デビューだったと聞く。でもその前に芸能関係の下地はタップリコンコンとあったようで…ネットでの情報によれば「音羽ゆりかご会」に少女の頃から参加、テレビコマーシャルなどにも子役としてご出演されていたそうな。どうりでフォーク歌手にしちゃカワイすぎるお顔...だものね。

そんな経歴を持つ彼女のセカンドシングルは、これまたデビュー曲と同じくイルカさんの作詞&作曲によるチューン。それこそ聖子さんと言えば…

イルカの妹分

コレがキャッチフレーズのようになっておりましたもの。それならば…とばかりに楽曲はやっぱり「イルカさんにお願いっ!」ってのが自然の流れだったのかと思われるのである。

そんなこの楽曲…まず注目すべきはレコジャケかしらん。オーバーオールという素朴な出で立ちはやっぱり姉さん格のイルカさんに見習って…ということのようだけど。それにしても聖子さんったらば…アイドルデビューしちゃった方が良かったのでは?と思えてくるほどの可愛らしさに絶句!80年代後半にはガールポップという分野が確立され、谷村有美さんや野田幹子さんなどなど…それこそすぐにでもアイドルデビューできそうな女性ボーカリストの台頭が目立ったけれども。そういった意味でも沢田聖子さんはこうした分野でのパイオニア的存在?要は名前でもカテゴリーでも…の‘Wパイオニア’状態を確立されたお方だったようでゴザイマス。(笑)

そして次なる注目はやっぱりそのタイトル…

「シオン」

なのでゴザイマス。この曲をリアルで聞いていたお子様なワタクシメが、「シオン」と聞いて思い浮かべたもの、それは…

シフォンケーキ

そう、なんだかフワッフワで軽やかなスポンジのようなアレ…だったのでありまする。たしかこういうお子様的発想は、井上望さんにおける「ルフラン」記事でも記述ったことがありましたよね。でも「シオン」は別にケーキの種類でもなんでもなくって…

♪シオン 僕が内緒でつけた
 シオン 可愛い君の名前
 秋の庭にまつ毛ふせる 
 あの花にとても似ているから

と…このように歌詞の中でも説明されているとおり、実はお花の名前なのでありまする。

シオン(紫苑、学名:Aster tataricus)は、キク科の多年草。別名、オニノシコグサ、ジュウゴヤソウ(十五夜草)。草丈は180cmくらいまでになり、開花期は秋で薄紫で一重の花を咲かせる。また、その花の色から紫苑という色名の語源となった。花を観賞するためによく栽培されている。また、九州の山間部に少数であるが自生している。(Wikipediaより)

たしかユーミンのアルバム曲にも「ハルジョオンヒメジョオン」とかってのがあったと思うけれど。要は秋に咲くのが「シオン(紫苑)」、ソレの春咲バージョンを「ハルジョオン」(ハルジオンとも呼ぶ)と呼んで区別しているらしい。それにしてもこの植物は背丈180cmくらいになるって…あら?まさかこの「シオンちゃん」もそういったジャイアントな部類の女の子???そんなワケはないわな。(笑)

♪シオン 話しかけたいけど
 シオン あどけない笑顔で
 ぼくの前 風のように
 すり抜けていってしまう

この曲はとある男の子が好意を寄せているという、名も知らぬ女の子に「シオン」と名付け、いつも遠くから見守っている…という、実にポエム的で繊細な世界が広がっているのが特徴になっている。コレはいわゆる‘ぼくモノ’をお得意とされていた谷山浩子さんが作る楽曲の世界観にとてもよく似ている。谷山さん作でたみちゃんこと野咲たみこさんが唄った「うさぎ」も、泣きはらした赤い目をした女の子に「うさぎ」と名付け、遠くから見守っている男の子のお歌…でゴザイマシタものね。

♪はにかみやの小さな肩 そんな君の手をとって
 この世で一番ステキな娘(こ)だと 言ってあげたい
 シオン シオン シオン

女性作家が男性側からのキモチを描いた歌詞の特徴は、まさにその「美」と「繊細さ」にあるだろうか。少女マンガで言えばしつこくて大袈裟な絵柄の「なかよし」よりもナチュラルでメルヘンちっくな「りぼん」の世界観であり(←分かるかな?)、特にこのお歌に出てくる主人公様は、それこそ陸奥A子さんあたりのほのぼのとしたマンガにでも出てきそうな…オトコのギラつき感は微塵にも感じさせない、シャイでほのぼのとした男性といった風情。コレは今風に言うと‘草食系’とでも呼んだらいいのだろうか、おそらくは。

♪どんな人波にまぎれても 君のこと見つけられるよ
 ぼくの気持ちなんか言えない 驚かせたくないから

いやはや…なんて優しくソフトな男性なんだろうか!どちらかというと押しの強い‘肉食系’男性が多いオースじゃちょっとお目にかかれないような…あっ、でも稀にいるか…オイオイオイッ!なオージーなのに妙に繊細なお方も。(笑)

♪遠くから君を見ていたい
 だから変わらずにいてほしい
 今夜も出さずじまいの手紙 君に綴るよ
 シオン シオン シオン

この部分はフォークアイドル版の「北の宿から」か?とツッコミを入れたくなったりもして。でもこういうセンチメンタリズム…個人的にはダイスキなの。(笑)

それにしてもこの曲はかなりの傑作とみた。当時17歳だった聖子さんの、まだあどけなさが残るかわいい少女声…これに絡んでくるのがしのび泣きのストリングス。楽曲全般的にはいたってシンプルであり、純アコースティック。シンセ音によるハデなアレンジなどは一切織り込まれてないのだが、そこが「シオン」という素朴で、それでいて愛らしい花のイメージを十二分に演出できていて、聴いているとココロが自然にほっこりと温まってくるような…そんな作品に仕上がっているのである。

この曲のエピソードの1つとして、元々このチューンはイルカさんが聖子さんに「練習用」として作った…なんてのがあるけれど。もしもコレがそのまま練習曲としてだけの役目で終わっていたのなら…もったいないことこの上なかったのではないか…そんな風に思わずにいられない出来栄えなのである。

例のアソコにはこの曲のフルバージョンうpなどがあったりするのだが、そこのご意見欄にてとっても気になるコメントを残されている方がいた。なんでもコメ主様の実娘さんがこの曲をよく聴いていた当時のコメ主様のご年齢になられたそうで。しかしながら「シオン」のようなピュアでココロが洗われるような楽曲が見当たらない昨今…彼女は将来、一体どんな曲を聴いて今を思い出すのだろうかと…。

うん…まさにそのとおり。このコメントを読んだ筆者は、素敵な歌であふれかえっていたあの時代にコドモ〜青春時代を送ることが出来てホントにシアワセだったなと…今更ながらに痛感させられたのでありまする。

ちなみに「シオン」の花言葉は…

「君を忘れない」「遠い人を想う」

あの時代(←人ではないけれど^^)を忘れられずに、熱き想いを込めてこうした懐古記事を書き続ける筆者の姿勢にはピッタリコンコン?なお花のようでゴザイマス。

当時のこの楽曲における詳しいオリコン順位は分からないのだが、なんでも沢田聖子さんのシングルに関しては「卒業」の最高50位が頂点とのことで…ということはこの傑作「シオン」はそれ以下だったということか…ガックシ。こんなにいい曲なのにぃ…なんでじゃ!

♪この世で一番ステキな娘(こ)だと言ってあげたい

ならばと…またまた「人」ではないのだけれどネ。この曲をこの世で一番ステキな曲だと…誉めてあげたいくらいに気にいってしまってる筆者なのでありまする。

☆作品データ
作詞・曲:イルカ(1979年度作品・クラウンレコード)

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坂口良子さんと言えば…

開口一番で「女優さん!」といったご回答が戻ってくる…そんな方であるかと思われ。彼女はもちろん現在でも女優としてご活躍中なのではあるが、もともとの芸能界入りのきっかけは…

ミス・セブンティーン

そう、このブログにおいてこれまでに何度もご登場してきたという、お馴染みのオーディションのご出身だったのである。しかもソレにおける1971年度大会のご出身ということで、歴史を刻んできた同大会の初期も初期の…というパイオニア的存在のお方…ということになる。そんな彼女もお若い頃には…

「新サインはV」
「アイちゃんが行く!」

などなどお子様向けのドラマに続々と出演、コドモ達の間でも人気のあるアイドルさんだったのである。そんな彼女が70年後半に、今度はオトナのオトコどもを魅了するアイドルになったのだが、そのキッカケを作ったドラマが日本テレビ系列で1980年から数度に渡りシリーズ化されて放映された「池中玄太80キロ」だったと言えるか。そのドラマにおける彼女の役どころは鳴山暁子役。主人公の玄太がカメラマンとして所属する大京通信社の同僚という設定だったもの。

このドラマは言わずとしれた人気ドラマであり、第2シリーズにて主題歌になった「もしもピアノが弾けたなら」(歌:西田敏行)や挿入歌の「鳥の詩」(歌:杉田かおる)などが続々とヒットを記録!前者はオリコン最高4位、51.7万枚、後者は最高10位、28万枚と…このことからもこのドラマが人気を得ていたことが充分に伺えたりもする。で、もってソレの恩恵にあずかろう(?)と参入をカマしてきたのが、本レビューの主人公でもある、坂口良子さんだったのである。

そんな彼女が1982年2月1日放った楽曲が、表題の「まるで少年のように」だったのである。この曲は同番組関連ではなかったものの、玄太で視聴者を魅了した良子さんがその人気に便乗するかのように…久しぶりに歌手としてレコード盤を発売した1発。しかも同じ日テレ系のドラマ「田中丸家御一同様」(1982年)の主題歌になるというお膳立て付きもあったの。この「田中丸家御一同様」ってドラマもなかなかユニークなソレで…主演は森光子さん、その娘役が坂口良子さん、沢田亜矢子さん…といったメンツ。今じゃそれら娘役を演じた女優さん達がみ〜んな‘熟女’と化しているトコロが時の流れを感じさせますがな。(笑)

さて、そんな良子さんにおけるこのチューンの作詞を担当されたのは松本隆氏、作曲は坂田晃一氏である。松本氏に関しては今さら語るまでもないが、坂田氏と言えば…そうそう、↑でも記述った…

「もしもピアノが弾けたなら」 西田敏行
「鳥の詩」 杉田かおる

や…

「純愛さがし」 高田みづえ(TBSドラマ「高校聖夫婦」主題歌)
「太陽に出会う風」 高橋リナ
「さよならをするために」 ビリー・バンバン

などの楽曲で知られる方である。純粋アイドルに提供した作品はあまり見当たらないが、世界名作劇場の「母をたずねて三千里」や「南の虹のルーシー」の音楽プロデューサーを務めていたのも…実は彼なのである。

そんなコンビにより作られたこの楽曲のテーマは…

甘えていいのよん

コレである。キレイなお姉さんが「ゴロニャ〜ンしてもいいのよ」なんて言ってくれる…それはもうオトコどもにとっちゃ夢みたいなモチーフ…と言えるか。(笑)

♪ワインのグラスを 胸に乗せ
 あなたはうとうと 目を閉じる

ワインがご登場となる時点でティーンのお歌ではないことは明らか。リズムベースもオトナの雰囲気がタップリのワルツである。しかも単なるズンチャッチゃの三拍子ではなく、ジャズワルツと呼ばれる…

ズゥーチャッチャッチャ〜

という独特のリズムを刻む実にオシャレなソレが宛がわれた楽曲となっているのである。このリズムは米のジャズ黄金時代から美人女性ジャズボーカリストの十八番(オハコ)として頻繁に使用されていたもの。ソレを唄うはニッポンの歌姫…と言うほどに歌唱力に関してはアレだったけど、キレイなお姉さん!といった風情がしこたまだった当時の良子さんにはお誂え向きの、実に色っぽいリズムだったように思えるのである。イントロあたりにゃアコーディオンちっくな音色も宛がい、花の都パリあたりへの旅情などもかきたてられるようなJAZZYテイスト溢れるシャンソン風といったところだろうか。良子さん自身の歌い方もソレを意識した上での線細歌唱。それこそ‘女優は唄うよ’といった風合いでムンムンな仕上がりっぷりが特徴の1曲なのである。

♪私の気持ちは 置いてきぼりね
 幸せすぎても つまらない

♪恋をした女は 妹になり姉になり
 恋をした女は そして最後に母親になる
 
このレビューを読んでる女性の皆様…当たってますかしらん、コレったらば。恋をした女は妹のように可愛くもなり、時には姉のように主導権をも握り、そして大地のように包容力豊かな母親のようにもなるという。♪見えつ隠れつ変幻自在〜スパンコールの〜じゃないけれど、要は女性の場合…恋というモノによってさまざまな表情を持つことができるのよん!ってな意味でよいのかしらん、おそらくは。

♪いいわ いいわ いい夢みても
 わたしの膝に頭をのせて

それにしても良子さんのようなキレイな方に「いいわいいわ、わたしの膝に頭のせて」なんて言われたら…オトコとしては夢ごごちだわな、こりゃ。こんなシーンを思い浮かべるとなんとなく思い出してしまうのが、新宿のとある店舗で始まった新サービスとやら。実はコレに関してはテレ東のとある番組で観て知った次第なのだが…。なんでもソコでは浴衣を着たキレイなお姉さん軍団が膝まくらをして耳かき&ヘッドマッサージを男性陣に対して施してくれるらしい。商魂逞しいニッポンとはいえ、これまたスゴイものを考えだしたなと感服するばかりなのでゴザイマス。昨今のストレス社会で病んだ男性諸君にはもってこいの癒し系ビジネス…と言えようか。(笑)

♪まるで少年のように

要は♪わたしの胸でお眠りなさいませ〜じゃないけれど、そういった類の母性愛モノ?そんなお歌のようでゴザイマス。それにしてもこの部分で‘しゃくりあげ’までご披露して下さっている良子さん…太陽の女王も真っ青なノリノリ加減ね。歌手活動に結構やる気マンマンだったのかしらん?

この曲はオリコン最高…えっとたしかチャートインしていたと記憶するのだが、詳しい順位が手元にはないので不明でありまする。たしか40位台?かなり上の方まで駆け上がっていたと記憶しているので、そこそこの売り上げに結びついたぷちヒット程度のモノにはなっていたかと思われ。どなたか詳しい順位と売り上げがお分かりの方がおりましたら、ぜひともご教示のほどよろしくお願いたしまする。(←ご訪問者のフュー様より早速、オリコン最高41位、6.0万枚とのご教示を頂きました。フュー様、どうもありがとう♪)

若き日の良子さんが唄われた、この母性愛がしこたまなお歌…それこそ、この母性愛加減ったらば2番になるともっとエスカレートするんだから、ぐふっ。

♪いいわ いいわ いい夢みても
 わたしの胸に顔を沈めて

ほらね…ビコーン!!それにしても松本センセイったら…太陽の女王に書いてたソレとは全然毛色の違った作品だったから、ちょいとビックらこいちゃったワタクシメ。書いていたのが似たような時期であっても松本センセイは手広く色々なタイプの作品をお作りになっていたようで。

♪まるで少年のように

なんだかいたずら好きな少年みたいに…あのテこのテによる作詞家活動を繰り広げられていたようでゴザイマス。

それにしても…なんだか今宵は良子オネエサマのステキな歌とお声に癒されて。少年のようにすやすやと…心地よい眠りについてとってもいい夢が見れそうな…そんな気がしてきた筆者なのでありまする。それでは皆様も…

「いい夢みろよ」(「もしも…」の想定外ヒットによりB面に回された西田さんのお歌)

おやすみなさいませ。(笑)


☆作品データ
作詞:松本隆 作曲:坂田晃一(1982年度作品・フォーライフ)

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いよいよ2009年も6枚目のカレンダーがそのお顔を見せる月がやってきた。ニッポンの6月と言えば、やはりあのジメジメっとした季節の到来。そう…

梅雨

のシーズンなのでゴザイマス。筆者が住むオーストラリアのメルボルンは、それこそ梅雨どころか、かなり乾燥気味な気候でゴザイマして。年間を通しても雨がしとしと一日中降る日なんてのがすこぶる少ないお土地柄なのでありまする。だからなのか1年に1度、日本に里帰りした際はその降水量の多さにビックラこいてしまうというワタクシメ。たしかに以前はそういう気候でノーマルライフを送っていたハズなんだけれども。とある土地から一旦離れてしまうと人間の感覚などはすぐにニブってしまうものでゴザイマスよね。

雨と言えば…70〜80年代のアイドルポップスにもソレをモチーフにしたものが結構あったかと。それこそ、このモチーフだってぷち定番?とおぼしき状況と化していたと言えるか。

そんなワケで今回はそのぷち定番とも言える「雨」をモチーフとして練りこんだ楽曲の中から、あの方が放ったこの1曲をレビュってみようと思うのでありまする。

表題の「わがまま金曜日」は榊原郁恵さんのシングル第3弾として、1977年7月1日に発売された楽曲である。

郁恵さんは1977年1月1日(元旦!)に「私の先生」という曲でデビュー。しかも彼女は所属のホリプロが開催したHTSCにおける第1回大会の記念すべき優勝者ということで、それこそ社が一丸となって送り込んだニューホープ。なのでそのスタートは実に華々しいものと相成っていたものである。そんな郁恵さんが…

「私の先生」(デビュー曲)
「バス通学」(シングル第2弾)

と立て続けにリリースした後の、夏場に向けての勝負曲…ソレがこの「わがまま金曜日」だったのである。夏場に向けての勝負というのは、当時のニッポン歌謡界において新人歌手にとって夏の陣と呼ばれていた…

「日本テレビ音楽祭」
「歌謡大賞新人まつり」

これらのことを指したもの。これらの桧舞台でどれくらい活躍できるかが、秋以降の新人賞レースを有利に展開してゆく上でキーポイントだった…こうした重要な正念場と化していたのである。

さて、そんな郁恵さんが夏の陣に向けて放ったこの楽曲。作詞を担当したのは藤公之介氏、作曲は森田公一氏によるもので、新人アイドル歌手には相応しい明るいメロが特徴のポップスとなっている。作詞をされた藤公之介氏と言えば、この方も作品の幅が広いことで知られるが、アイドルポップスにおける代表作品は...

「恋のリクエスト」 あいざき進也
「バス通学」
「いとしのロビンフッドさま」以上、榊原郁恵
「渚通りのディスコティック」 大西結花(星ますみさんのカバー曲・原曲は「渚通りのディスコハウス」)
「そよ風とわたし」 岡田奈々
「おもいで不足」 松本ちえこ

などで、アイドル以外だと泉ピン子さんの「哀恋蝶」やアニメ「愛してナイト」のOP&EDなどを手がけていたりもする。作曲の森田センセイに関しては今更述べる必要性もなく...70年代を中心に大活躍された大御所作曲家のおひとり...でゴザイマスよね。

さて、そんな彼のペンによるこの曲のテーマは…

わがままし放題

コレである。それでは、このお歌の主人公様がなぜにわがまましたいのか…そこら辺りをいつものようにのぞき見してみたいと思うのでありまする。

♪ウウウ わがまま
 わがまま放題し放題
 水玉模様の金曜日

この曲はサックスの印象深い音色をフューチャーしたキャッチーで威勢の良いイントロに引き続き、アイドルポップスにおける王道である頭サビから始まる…いわばソレのお手本と言えるような作りになっていたりもする。それにしても♪わがまま放題し放題って…一体どんだけのわがままをするおつもりなのかしらん。(笑)

♪ランブリング ランブリング
 にわか雨 電話ボックス雨やどり

郁恵の○○パイはブリンブリン…失礼おば致しました。(笑)

だって、なんだかさぁ…この楽曲のリズムベースである

ズンズチャ〜ズンズチャ〜

ってのが、郁恵さんの大きな○っぱいを更に揺さぶる結果となりそうな…そんなリズムとなっているのだもの。だけれどもランブリングってのは別に勝手に作った擬音でもスラングでもなんでもなく…

Rumbling (原形はRumble)

このように綴る英単語なのでありまする。で、もってこのお言葉の意味とは…

(雷・腹などが)ゴロゴロ鳴る、ゴロゴロという音、ガヤガヤという騒音

こんな感じなのでありまする。だけれども日本語耳でそのお言葉を聞くと、なんだかやっぱり…

(ラン)ブリン(ラン)ブリン

と…ブリンブリンのあたりばっかりが強調されて聞こえてくるような気がするのはワタクシメだけなのかしらん。コレはやっぱり郁恵さんの豊満なお胸のせい…「ブリンブリン物語」だからなのね、おそらくは。(笑)

街角の電話ボックスで雨やどりする主人公様…携帯電話が普及した昨今では、この電話ボックスってのもおナツカシュ〜ゴザイマスといったシロモノになってしまうのか。このお歌に出てくる電話ボックスは無機質な現代風ではなく、それこそアイドルらしく…赤か白のペンキが塗られた格子状でアンティーク、西洋風のソレ?がお似合いかしらん。

♪ランブリング ランブリング
 ずぶ濡れよ 急いで迎えに来てほしい

急いで迎えに来い!コレが主人公様による‘わがまま第1弾’のようで。

♪水玉模様の傘がいい きょうの気分に似合うから

うへ〜っ!ふいのにわか雨に遭遇して傘がないっつーからご親切にも迎えにいってあげるのにぃ!傘の柄まで指定してくるなんて!!コレが彼女における‘わがまま第2弾’のようでゴザイマス。(笑)

♪十分以上 待たせたら
 誰かとどこかへ行っちゃうわ

あら。彼女のわがままは留まるところを知らないようね。↑の「急いで迎えに来い!」に追加して時間指定までしてくる始末。「10分以内に来い!」コレが彼女の‘わがまま第3弾’のようでゴザイマス。

1番ではとりあえずここらで収まってるけれど、なんといってもモチーフが…

わがまま放題し放題

だものね。コレでアッサリコンコンと終わるハズがないの。この後も2番の歌詞では…

「波乗りしたいから海に連れて行け」

だの…

「雨が止むまで待てないから早く」

とか…キましたわ、やっぱり。(笑)

でも雨に濡れたくないって言うから、わざわざお迎えにあがろうとしてるのに…サーフィンなんかに言ったら余計にすぶ濡れ…どころかびしょ濡れになってしまうがな。濡れる…という結果は一緒なんだから、そしたら迎えにいく必要ないじゃないのさ。(笑)

いえいえ…彼女にはわがまましたいという理由がちゃんとあるの。

♪いじわるしたいの好きだから

ほらね。好きだからこそ...いじめてみたくなるって心理のアレなのでゴザイマス。コレを読んでる皆様も小学生くらいの時にゃ...隣の席に座ってた気になるあの子をワケもなくイジめてみたりとか...そのような経験がおありかと思われ。

それにしてもこの歌で唄われているわがままってのは...

漢字では我が儘、または我が侭と書く。わがままを言う側と言う相手との間柄によって大きく意味が異なってくるが、世間一般での通例は2.であることが多い。

1. 配偶者や恋人(いわゆる彼氏や彼女を含む)または親友など、親しい間柄の相手に言う場合。お互いが笑顔でいる場合は、いわゆる甘えである。笑顔でなく、特に真剣な顔や感情をむき出しにしている場合、2.として扱うべき。

2. 1.の条件に当てはまらない場合。相手のことを考えずに、自分の意見だけを通そうとしている。ことわざで言う我田引水はこっち。いわゆる身勝手というもので、通しすぎると嫌われる元となる。ことによっては恨みを買う可能性もあるので、長生きするためには(自分から見てではなく)他人から見て程々にすること。(はてなキーワードより抜粋)

ふむふむ...ということはこのお歌の主人公様の場合は「1」に該当ってことでよいのかしらん。まさか「2」ではないわな...だってアイドルの歌だもの。(笑)

この曲はオリコン最高52位、4.0万枚を売り上げて、100位以内へのチャートインを果たした。この頃の郁恵さんはまだ本格ブレイク前。デビュー曲から連続して50位台をウロウロしていた時期である。この楽曲を聴く上でのポイントは郁恵さんの歌唱だろうか。前2曲ではその魅力がイマイチ前面に出てこなかったのに比べ、この曲ではソレがムキ出しに。しかも特筆すべきはこの曲こそが郁恵さんにおける...

記念すべきナツウタ第1弾

だったのでありまして。翌年に「夏のお嬢さん」を引っさげ‘郁恵と言えば夏!'というイメージの植え付けに成功!

♪ランブリング ランブリング

とばかりに轟音を響かせながら当時のアイドル界に殴りこみをかけブレイクした郁恵さんだったのでありまする。

この楽曲はいわばその道しるべを作ったチューンでもあったワケで。そうやって考えながらこの曲を聴いてみるってのも...うん、これまた乙なものでゴザイマスよね。

☆作品データ
作詞:藤公之介 作曲:森田公一(1977年度作品・日本コロムビア)

イメージ 1

ここのところシーズンつながりの曲をレビューしまくるワタクシメ。伊藤つかささん、斉藤慶子さんと80年代からカマしたみたその後…今回は70年代からの刺客なのでゴザイマス。といってもスタ誕から飛び出し元気しこたまに‘シーズン’を‘ナツウタ’として唄った彼女ではなくってよ。だってあの曲は夏まっさかり…といった風情でムンムン。レビュるにはまだちょっとばかり早過ぎるのだもの。

ということで今回は別のアイドルさんが放った‘シーズン’をレビュってみようと思うのでありまする。

表題の「悲しみのシーズン」は麻丘めぐみさんのシングル第9弾として、1974年9月10日に発売された楽曲である。

麻丘めぐみさんと言えば、つい先日も芸能界デビュー50周年記念コンサを大成功させ、ここのところ歌手活動には意欲マンマンという方でもある。それこそ1977年にご結婚のために引退、その後の離婚を経て芸能界にご復帰された頃の…

「アイドル時代の歌はもう…」

なんて宣言をカマされていた彼女からは想像ができないほどなのでありまする。例の記念コンサではなんとミニスカ姿までご披露して下さるというサービスっぷり。往年のファン様としては「待ってました〜めぐみちゃん!」といったトコロで…これだけ歌に意欲的になって下さってるめぐみさんに対しては嬉しい悲鳴の連呼!なんて状況なのではないだろうか。

そんな彼女がまだバリバリのアイドル歌手としてご活躍中の頃に放ったのがこの表題曲ということになる。しかしながらこの曲は復帰作として、当時はかなりの話題を呼んだチューンでもある。あれ?だってアイドル歌手としてご活躍中って…そう、実はめぐみさんは1974年3月に日劇で開催していた「ワンマンショー」の舞台に設置された階段から足を踏み外したことで転落、大怪我をしてしまうというアクシデントに見舞われたのである。その後、治療に専念するため約6ヶ月もの間、芸能活動が出来ないという状況に追い込まれてしまったのでありまする。めぐみさんと言えばこのショッキングな事故を鮮明に憶えてる…という方も多いのではないだろうか。

そんな事故後の復帰作だったこのチューンの作詞を手がけたのは千家和也氏、作曲は筒美京平氏というコンビ。このコンビはめぐみさんのデビュー曲「芽ばえ」からその殆どを手がけたきた、いわばめぐみさんと相性がすこぶる良いタッグチームといったところでもあった。

この楽曲はそれこそめぐみさんの復帰作として相応しい明るめの曲なのかと思いきや…前作「白い部屋」でイメチェンをカマしたのと同様にこちらもマイナー調となっていた。この辺りからめぐみさんのアイドル活動は徐々に‘オトナ’を意識されたソレへと変更され、歌謡曲風味しこたまなマイナー調チューンで延々と押しまくってゆくことになったのである。

そんなこの曲のテーマはそのタイトルが指し示すとおり…

悲しみのシーズン

そのものである。悲しみというからにはナニか涙を流さずにはいられないような、悲しい出来事が…そう、勃発しているのである。

イントロの…

♪タラララ〜ラ ラララ〜 タラララ〜ラ ラララ〜

って時点で悲しみ色がしこたま。とってもじゃないけど恋の喜びを唄う明るいポップスといった風情は皆無である。歌直前の…

♪ピロリロリ

ってメロだって、眉間にシワ&眉形を4時40分にしなくてはならないような…そんな緊迫感で溢れかえっていたりもする。 

♪それがふたりにとって 幸せと言うのなら
 頬の涙ふいて お別れしましょう

あちゃ〜初っ端から‘悲しみ’がキましたわ。なんといってもタイトルが「悲しみのシーズン」だものね。この曲は悲しみ色であふれかえらなければならない使命とやらが存在するようでゴザイマス。

♪そっと額にかかる 髪の長さが好きと
 ほめてくれたことも 気まぐれなのね

「いや、本当に可愛いと思ったから言ったんだよ」というコメントがオトコ側から戻ってきそうな…そんな雲行きか。しかも「あの時はね!」なんてセリフまで最後に付け加えられてね、ふんっ!。(笑)

♪いいことも 悪いことも
 あなたが教えてくれたから
 明日からは先のこと
 恐くてたまらない

いいことはともかくとして…悪いことってナニを教わったのかしらん、興味津々。めぐみさんはたしかデビュー曲の「芽ばえ」でも♪悪い遊びおぼえていけない子と〜なんて歌ってらしたけど。当時におけるめぐみさんのお嬢様風ルックスを思えば…清純100%ちっくな風情でいっぱいのお嬢様&悪いことの組み合わせは、釣り合いが取れるハズもなく…そういったところからめぐみさんにはこういう歌詞を…そのギャップ感を楽しむためにあえてしこたま状態で宛がっていたのだろうか、おそらくは。それにしてもこの時代の女の子歌は実に…

男性上位

のようで。あの時代のお歌に出てくる女の子のなんともまぁ、従順なこと!
今とは大違いのようでゴザイマス。(笑)

♪まるで季節の花が 枝を離れるように
 訳も告げずあなた 離れてゆくのね

要はこの楽曲で描かれている「悲しみのシーズン」はこの離れてゆくあなたによって引き起こされた‘失恋’が原因だったようでゴザイマス。

「悲しみのシーズン」と言えば…このお歌に描かれているような‘恋の別れ’ではなかったけれども、先日の清水由貴子さんにおける突然の訃報…あれもこの世界観だろうか。訳も告げずに旅立ってしまったユッコさん…思い出すだけで涙があふれてくる悲しみなのでゴザイマス。で、もってその後を追うように…ユッコさんとも造詣の深かった作曲家の三木たかし氏も天国へと…。これでまた昭和の大きな一辺が失われてしまったのである。

これらの件に関しては‘悲しみのシーズン’の真っ只中にいる…なんて歌謡曲ファンの方も多いのではないだろうか。

今の若い世代の方がこういうTHE歌謡曲といった趣の楽曲を耳にしたら…それこそ「ゲッ!演歌!?」なんて感想を持つのかもしれない。でも70年代初頭はこのテの楽曲の華やかなりし頃でもありまして…アイドルがデビューして少しオトナちっくな年齢に達すると、作家のセンセイ方はこぞってこのテの作品を宛がったものでゴザイマシタよね…で、メロは決まってマイナー調なの。あの頃はマイナー調=オトナという公式でも出来上がっていたかのようにね。

こんな表題曲「悲しみのシーズン」はいわば、悲しみに浸りたい時にはピッタリコンコンといった趣の、実に悲しく切ない曲である。メロがそこそこアップテンポな仕上がりなのと、めぐみさんのお声が相変わらずキャワゆいので救われている感じ?とも言えようか。でもマイナー歌謡曲好きな筆者としては、なかなかのお気に入りだったりもして。

この楽曲はオリコン最高10位、18.9万枚を売り上げて20万枚に届こうかという堂々のベストテンヒットと相成った。この曲が無事にベスト10入りも果たしたことで、事故後のめぐみさん復帰を華やかに彩ったのでありまする。しかしながらめぐみさんにとっては‘コレが最後のベスト10ヒット’になってしまったのも事実…だったりする。

これから初夏になり‘青空のシーズン’になってゆくニッポンにおいては、まったくもって不似合いの楽曲…かもしれない。ただ今回は清水ユッコさんや三木たかしセンセイの件があったもので…筆者の頭の中では自然と悲しみ色の楽曲ばかりを探しまくり。なので今回はこういう選曲になってしまったこと…川田あつ子ちゃんに代わって「ごめんなさい」。

ご訪問者の皆様から…

「ちょっとぉ〜初夏なのになんでこんなしめっぽい曲?」

と思われるのが…

♪恐くてたまらない

というワケでは決してないけれど。(笑)

あっ、でもニッポンの場合は湿っぽい…

梅雨のシーズン

もすぐそこ!それに今は新型インフルのせいで「悲しみのシーズン」ならず…

警戒のシーズン

ってな状況なんだろうか。オースのこの州においても米国旅行帰りの小学生に感染発覚!と…遂にヤバイ雲行きになってまいりました。これこそ...

♪恐くてたまらない

だったりもして。ワタクシメも感染しないように気をつけないとね^^;。

☆作品データ
作詞:千家和也 作曲:筒美京平(1974年度作品・ビクターレコード)

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