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書庫☆男性アイドルレビュー

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70年代末期に颯爽とデビューした3人組、フラッシュの記事を書いて以来すっかりごぶさたとなっている「男性アイドルレビュー」書庫。まぁ、こうした過疎っぷりはアソコの動画サイトを覗いてみてもおんなじような状況のようで…男性アイドルのソレってのは女性アイドルのソレとは比較にならないほどに極少!ってのが現状のようである。だからといってウチのブログでも右にならえ!なんてことはしないからねっ。(笑)

ってなワケで今回は「男性アイドルレビュー」書庫をテコ入れするの。今回は今でも俳優さんとしてリッパにご活躍中のあの方が放ったこの曲をレビュってみたいと思うのでありまする。ってかこの記事を書いている最中にあのゴシップが入ってきたから、結局のところは半分以上書き直すハメになったんだけどぉ。(笑)

表題の「セクシーNO.1」は松村雄基さんのデビュー曲として、1981年6月1日に発売された楽曲である。雄基さんと言えば…

東京流星会会長
川浜一のワル

などなど、80年代当時のティーン達をテレビの前に釘付けにさせた大映制作のドラマ群にて、ワルを演じさせたら右に出るものはいない!と言わしめた方である。それこそワタクシメと同年代の方にとっては、雄基=こういうイメージってな具合で頭の中はタップリコンコンになってるのではないかと思われるのである。こうしたドラマで人気者になった雄基さんだったのだが、元々のデビュー作と言えば「生徒諸君」である。この作品は庄司陽子センセイにより雑誌「少女フレンド」にて連載されていた人気少女マンガをドラマ化(テレビ朝日系列)したもので、上田美恵さんというアイドルさんを主役に据えたテレビ劇だったもの。また、歌手としてデビューする時期とほぼ重なるようにTBS制作のドラマ「ぼくらの時代」なんてのにもご出演されていたものでゴザイマス。えっ?そんなドラマあったっけ?なんて方もいるかもしれないのでちょっとだけ補足を入れてみることにする。

国広富之さん演じる新米教師が担任となった高校2年生の生徒たち。彼等と奮闘していく中で芽生える友情を描いた学園青春モノ。共演には田中好子、新井康弘、あべ静江、中条静雄、菅井きん、谷啓、高松しげお等

放送時間は火曜日の夜8時からだったと記憶するのだが、コレがかなりのお宝ドラマだったりもするのである。なんせ上記出演者の他、生徒役として…

松村雄基、中島めぐみ(デカメロン)、時任三郎(ふぞろい)、曽我泰久(ヤッチン)、柳葉敏郎(後の一世風靡セピアメンバー)、堀広道(ソロ歌手デビュー)、土屋かおり(つちやかおり)

などなど…えっ?あの人が??なんてメンツのオンパレードだったからである。ぜひとも再放送してほしい筆頭株だったりもするのだが、残念なことに未だに放映は成されてないようである。といってもギバちゃんが出てた?なんて記憶は殆ど残ってなかったりもするのだが、資料によれば出演者にお名前が残っているから事実なんだろう、おそらくは。(笑)

さて、そんなこんなでドラマの世界では一足先に人気者になっていた雄基さん。そんな彼も当時のトレンドに則って歌手としてレコードを発売することになったのである。そのデビュー曲が表題の「セクシーNO.1」だった…ということになる。

この楽曲は作詞を伊藤アキラ氏が、作曲を鈴木キサブロー氏が手がけたもの。作曲をされた鈴木氏は…

「約束」
「AGAIN」 以上、渡辺徹
「見えない翼」 伊藤麻衣子(現:いとうまい子)
「涙をふいて」 三好鉄生
「青春の忘れ物」 堀ちえみ
「愛をとどけて」 ルー・フィン・チャウ
「バージンブルー」 SALLY
「輝きながら」 徳永英明
「想い出がいっぱい」 H2O

(これらにプラスしてご訪問者様からご教示頂いた分)

「ヴァージン・ハート」 相楽ハル子
「ぺガサス・ハネムーン」 木元ゆうこ
「センチメンタル・ガール」 西城秀樹 

などに代表されるようなホロ苦い青春モノ&ポップ路線を書かせたらこの人しかいない!といったメロをお得意とされたいた方でもある。またその一方で…

「DESIRE -情熱-」 中森明菜

のような前衛的作品もたまには書かれたりする…といった実に幅広い作風を持つセンセイなのでありまする。伊藤氏に関しては石野真子さん「春ラ!ラ!ラ!」の記事で触れたとおり、たまにワケわかな珍品とおぼしきモノも世に出されるセンセイとして(?)、歌謡曲ファンの間では認識されている方でもあるか。(笑)

こうした二人のセンセイにより出来上がった雄基さんのデビュー曲のモチーフは…

君にメロメロ

コレである。まぁ、実にタイムリーというかなんというか…伊藤アキラ氏ったらば2010年のこの日この時を予言して書いた作品だったのか?といったところかしらん。(笑)

♪君はセクシー 僕にセクシー
 夢の中じゃ特にセクシー
 ゆれてセクシー 燃えてセクシー
 僕を毎晩迷わせる セクシーNO.1

♪僕は思わず君の名を 闇に向かって叫んだよ
 好きじゃないならそれでいい
 もしも好きなら答えてくれ

♪ほとばしる この愛で
 君の体染めたい

だそうでゴザイマス。お二人の恋のはじまりはこんな感じでのスタートだったのかしらん、ナゾ。なんだか現状そのまんまみたいなお歌にドッキリ&ビックリコンコン!いずれにしてもヒュ〜ヒュ〜!アツアツラブラブなのはウラヤマシイ限りでゴザイマスよね。(笑)

歌手としての雄基さんはと言うと、ドラマのソレに比べるとあまり目立ったものはなかった…ってのが事実だったりもする。歌手としての活動も俳優としてのソレも同時進行でされていたものの、テレビでお歌をお披露される機会ってのはさほど多くなかったものである。それでもワタクシメ…彼がデビュー曲をテレビにてお披露目する姿をこの目で見た!という、いわば生き証人だったりもするのでありまする。その時の衣装は全身が黒色、でもってスキニーっぽい形のパンツに包まれた下半身。上半身は袖部分がかなり短めの、タンクトップに近いようなTシャツ?とおぼしきものをお召しになっていたと記憶する。そのようないでたちで…

♪君はセクシー 僕にセクシー

っと、フリツケとしてこれでもかとばかりにお腕まで振り上げるものだから、腋のお毛々はまる出し状態。しかも↑の歌詞に合わせたのか…

♪せっくすぃ

って…恥ずかしげもなくお尻まで右に左にプリンプリンと振りまくる始末。アクションがどハデな男性歌手がもてはやされた時代があったにせよ(←といっても81年ともなればそういう旬はとうに過ぎていたような?)…その陶酔過剰気味のフリツケには「ちょっとやりすぎではないっすか〜兄さん!」といったご意見をカマしたくなる風情でムンムンだったのでゴザイマス。なんだか観ているコッチが恥ずかしくなってきちゃうようなソレだったりで。もしかしたらご本人様的にソレは絶対見られたくないという...

「過去ブイNO.1」

なのかもしれないが。(笑)

1981年度と言えば、女性新人アイドル歌手がまったく振るわなった妙ちくりんな年度として知られるが、それに大きく反比例して男性新人アイドル歌手は大活躍したものである。表題曲を唄って歌謡界に殴り込みをかけた雄基さんもその中のおひとりだったワケなのだが…ドラマによる顔売りはタップリコンコンと出来ていたにもかかわらず、この曲がオリコンの100位以内に滑り込んでくることはなかったのである。↑のレコジャケからも察しがつくように…

10時10分

と呼ばれた凛々しいまゆ毛を持つイケメン顔にプラスしてCBSソニーからのデビューという恵まれた環境。しかも↑で説明したスゴパフォーマンスにプラスしてなかなかの歌唱力の持ち主…と歌手としての下地はかなり良かったと思うのだが、デビュー曲では成功した!とは決して言えないおジミなスタートを切られていたのである。その後から現在に至るまでの俳優サンとしてのご活躍は今さら言うまでもないだろう。また、おばあさん子で年老いた彼女の面倒を見ながらお仕事をこなされていた…という涙ぐましい逸話が残る人格者だったりもする。でもってご趣味が詩吟に剣舞に茶道&伊万里焼の収集って…キリっとしたお顔にはピッタリコンコンのようでゴザイマス。

それにしても、このデビュー曲発売から29年もの歳月が経過した今…

♪セクシーNO.1 恋人は君さ

っと若き日のお声で絶叫しまくる雄基節を聴く度に…なんだか妙な生々しさに包まれてしまうのはワタクシメだけかしらん?(笑)

それにしても彼の芸名をマジマジと見てみたら...「雄基=オスが基本」って…滝汗。

☆作品データ
作詞:伊藤アキラ 作曲:鈴木キサブロー(1981年度作品・CBSソニー)

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元フラッシュのメンバーさんからコメントをいただきました。詳細はコメント欄にてご確認ください。「以前のコメントを読みこむ」をクリックで過去コメントがすべて表示されます

NHK「レッツゴーヤング」と言えば70年代から80年代にかけてお茶の間で人気を博した音楽番組…だったことは、このブログのご訪問者様ならば即刻ご承知のことかと思われ。でもってその番組における華と言えば…

サンデーズ

でゴザイマシタよね。特に番組初期の頃はこのメンツに選ばれ同番組に毎週レギュラー出演する…これこそがスターダムにのっかるための、いわば架け橋のようなソレだったものである。ただこの神話は80年代に入ってから急速に崩れ始め、後期に関しては「入らない方が…」といったただならぬ噂までもが流れてしまったもの。もう目もあてられないわんといったトコロまでイってしまったのも記憶に新しいところか(←ってかすこぶる昔の話なんだけど)。

今回レビュろうと思っているこの方達…実は彼等もサンデーズのご出身。ソロ歌手ではなかったのに、なぜかサンデーズの一員として紛れ込んでしまったという、めずらしい方々である。彼らは1979年にCBSソニーより鮮烈デビューを果たした3人組。そんな彼らのユニット名は…

フラッシュ

である。フラッシュを日本語で表してみると…

(光などが)ピカっと光る、キラリと光る

などがソレに該当するお言葉になる。ただ辞書を引っぱってみると【英語口語表現】のところに「○器をさっと見せる」なるものが見受けられたりもして。コレは一体…どういった場面でそういう行動に出る必要があるのか…ちとナゾだったりもする。しかもこの口語表現とやらは今でも使われてる‘生きた言葉’なんだろうか。現地でもあんまし聞いたことないけど。きっとソレ相当の場所に赴かないと聞けないお言葉なのか、おそらくは。(笑)

なにはともあれ…今回レビュろうとしてるフラッシュはそういった類のことを舞台上でしていたユニットではないのであしからず。それこそハンサムな若者3人が寄せ集められた…といった風情でムンムンの、要はイケメンユニットだったのである。メンバー構成は…

結城純、江里奈譲、五十嵐良

というお三方。キャーっ!!なんともまた、とってつけたというかなんというか…そういった表現がハマりまくるような、実に素敵かつ偽造っぽいお名前がズラリンコンと並ぶのである。それにしてもこれってまさか本名じゃないでしょね。とすると名付け親は一体…さぞかし頭を抱えこみ&考えに考えた挙句やっとこさ「ポン!」と産み出されたのがこれらだったのか、おそらくは。

さて、そんなイケメンユニットだったフラッシュのデビューは1979年4月8日。そのデビューを飾るにあたって用意されたチューンが表題の「電光石火」だったというワケなのである。

この楽曲は作詞を松本隆氏が作曲は都倉俊一氏が担当したという、なんとも豪華なコンビによるチューン。このコンビによる作品はコレ以外にも…

「ひとりごと」
「女学生」以上、 岡田奈々
「パープルシャドウ」
「花しぐれ」以上、高田みづえ
「ワル!(泣くのはおよし)」 五十嵐夕紀
「DEEP」 渋谷哲平

などに見られるが、時期的に見ても↑における五十嵐夕紀さんの作品と同一線上というか…ビートとドスを効かせまくったハードコア歌謡?とでも名付けられるような、そんな趣の作品だったりもする。もちろんこの曲は彼等がサンデーズとして毎週出演していた「レッツゴーヤング」内において「ヤングヒットソング第9弾」としてお披露目が成されていたのでありまする。

そんなこの曲はイントロ早々から激しいビート、でソレに合わせて踊る踊るわお三方!それこそデビュー曲のタイトルやユニット名にお誂えるかのごとく…舞台上ではスポットライトがチカチカとフラッシュしまくるの。それこそQuick as lightning! 電光石火なる稲妻のごとし…そのものなのでありまする。そんなこの楽曲のモチーフは…

「だから言っただろう」

コレである。英語で言い換えれば(←必要ないけど念のため)、I TOLD YOU SO…ってことになる。(笑)

このように説教垂れされたハズのとあるオンナ。しかし彼女は何の因果か悪い噂が絶えないアイツ引き寄せられていった。でもって彼女は散々ぱら遊び道具にされた挙句の使用済みお払い箱。アイツに振られ酒を浴びまくるオンナ。主人公様は(好意を寄せていた)そのオンナがグダグダになっていることに業を煮やす。命を賭けてオマエを守れるのは…その目をかっぽじってよく見ておけよ!

要は若さが燃えたぎる、とある男の…

ビリビリしびれる物語

を描いているのである。

♪稲妻空を走り 窓辺の君を照らす
 青白い髪 濡れたまなざし

1979年当時はディスコブームの真っ只中。西城秀樹さんの「ヤングマン-YMCA-」のメガヒットに続け!とばかりに…

「ピンク・タイフーン」 ピンク・レディー
「ヤング・セーラーマン」 渋谷哲平
「恋のサバイバル」 布施明
「恋のサバイバル2」 麻生よう子
「ジンギスカン」 原たかし

次から次へとディスコソングが放たれていったものでゴザイマス。それこそこの時点でかなりベテランの域に達していたとおぼしき布施さんまでもがご参戦をカマしていたことからも、このブームがいかにスゴかったことが明確になってくるのである。フラッシュが唄った「電光石火」だって、もちろんソレに負けじ!といったご体勢だったことは言うまでもない。↑の楽曲群のように洋モノカバーではなかったけれども、ベースが唸りまくってめちゃめちゃカッチョE仕上がりの、正真正銘和製ディスコチューンなの。でこの後部分に続くのは…

♪あいつに振られて酔っていると言う

↑のレコジャケでセンターに収まる結城純さんのソロパート。そのお声は70年代男性アイドルに良く見られた熱唱型。その風情はちょいと‘ぷち’西城秀樹といったトコロで、若さと言う名のエネルギーをこれでもか!とブチまけるような歌声が実にスバラシかったりもする。

♪Flashing light Flashing fire

何度も言うようだけど彼らのユニット名は「フラッシュ」。それではしこたま宣伝しなくちゃネ…とばかりに歌詞中にもソレを埋め込む徹底ぶり。作詞をされた松本隆センセイは70年代から思慮深い歌詞を書かれていたようでゴザイマス。自分の名前を歌詞に入れこんだおかげで某国営放送では歌詞を強制入れ替え、若しくは唄わせてもらえずなるトバッチリを受けたアイドルさんもチラホラといたもの。でもフラッシュのお三方に関しては特にご指摘はなかったようで。まぁ、この程度(←ってかユニット名そのものを雄叫びしてるワケじゃないし)ならば○HKさんも情状酌量の余地ありってな状態だったのかもネ。(笑)

♪若さの値打ちとは傷跡をふやす事
 涙なら 俺たちの勲章さ

♪電光石火 電光石火
 くちびるに走った火花
 ビリビリしびれるぜ ビリビリしびれるぜ
 氷の稲妻

この曲をレビューするにあたり何度も聴いていると…なんとなくそのカラクリが見えてきたりもして。ってかワタクシメがこの曲をリアルで見聴きしていたのは小学生の頃。そんな頃にこんなオトナが仕掛けたカラクリまではいくらなんでも気づかないというもの。ワタクシメが考えるに、この電光石火ってのは復讐や敵討ちに闘志メラメラな彼自身の‘燃えたぎりっぷり’を表していたのかと。だから↑の♪Flashing light〜Flashing fireってのは…要は彼自身がプチっとキレて火柱がゴォ〜っと上がった瞬間…なんだろう、おそらくは。

この曲はこんな闘志メラメラな状態のまま、2番へともつれこんでゆく。2番に入ったからといって手を抜くことは一切合財ありゃしない。それどころか…

♪都会の毒を流すネオンが部屋を洗う

♪不倖に酔うには若すぎる

♪女は遊び道具とあいつはうそぶいてた

♪今頃奴は片目にタオル 青あざ冷やして悔やんでるさ

これでもか!といった具合のスゴ歌詞たちが束になって襲いかかってくるのである。いやはや…松本センセイのこうした気合の入りまくった歌詞、そして都倉センセイによる唸りまくるディスコビート、結城さんを初めとするお三方のオトコ臭がムセかえる歌声。ゾクゾクしますがな〜コレってかなりの傑作と言って良い作品ではないかと…。作曲をされた都倉センセイご自身だってこの曲に関しては「売れなかったことに悔いが残る作品」の筆頭株として挙げておられたりもして。

フラッシュのお三方はみなさんがそれぞれイケメンで、当時の動画を見ると会場には黄色い声援も飛んでたりもする。でもってサンデーズのメンバーだから日曜日の夜には毎週テレビに出てくる…こうした刷り込みによりコドモ時分のワタクシメはこの方達はかなりの売れっ子なのだと…そんな風に思い込んでいた。しかしオリコン公式記録によれば、この曲がチャートインした証は見つからない。ということは圏外に甘んじていた…ということになる。ガーン!なんとももったいのうゴザイマス。

売れる売れないなんてものはそれこそタイミングがモノを言うもの。フラッシュはたまたまその時流に乗れなかっただけ...なのかもしれない。

あえての改善策(今さらだけど)をご提案させて頂くと…脇にいるお二人には楽器を持ってもらうとか?またお衣装に注目してみると…楽曲がハードな割りにステージ衣装が軟派風なソレだったのがどうにもこうにも気になったりで。どうせなら世良風の皮風味のソレとか、当時人気だったヴィレッジ・ピープルの皆々様の如くマッチョマッチョのコスプレでカマしてたら…

♪ビリビリしびれるぜ

なる女子達で日本は溢れかえったのかも?いや、でもソレはソレでかえってキワモノ扱いされちゃって余計に撃沈喰らった可能性大だったかしらん。(笑)と思ったらフラッシュのお三方ったらば…

イメージ 2「ポリスマン」 フラッシュシングル第4弾(ラストシングル)

↑のレコジャケでポリスマンのコスプレを!ここでゴタゴタ言うまでもなく「電光石火」の如しソレをとっくにカマしていたようでゴザイマス。(笑)

☆作品データ
作詞:松本隆 作曲:都倉俊一(1979年度作品・CBSソニー)

追記:フラッシュの結城さんは現在、築地で居酒屋の店主さんをされてるようでゴザイマス。メディアからも取材を受ける繁盛店のようで…めでたしめでたし!

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1970&80年代には歌謡曲やアイドルポップスという分野が存在し、それこそたくさんのヒット曲が世に生まれ出ていた。しかしながらそれら量産されたポップス達のすべてが陽の目を見れたかと言えば♪いいえ〜ソレは嘘〜という状態になったりもする。業界にはチャート誌(オリコンやミュージックリサーチなど)というものが存在し、その誌面上にて楽曲に対する順位付けが成されていた(←ソレは今でもだけど)からである。

そうした順位にて100位以内に食い込むことが出来た楽曲だけが、現在も「トップ100」入りを果たしたチューンとして公式記録に残され、そうでなかったチューンは100位以下、いわゆる…

圏外曲

として一括りにされてしまい公式記録も一切合財残らない…という、なんだか切ない扱いになっていたりもする。

ただ100位以内に食い込むことが出来なかったとは言え、その中にはもっと売れてしかるべきメロ、いわゆる‘売れ線メロ’を充分に湛えた素晴らしい楽曲だって存在したものである。例えば…

「ミスター不思議」 川島恵
「紫外線」 沢田玉恵
「6年たったら」 五十嵐夕紀
「恋のローラーブーツ」 比企理恵
「シンデレラ」 高見知佳
「マーマレード気分」 甲斐智枝美
「ちょっと春風」 
「風のシルエット」 以上、沢田富美子
「水色のカチューシャ」 小林千絵
「君はナチュラル」 スコッチ 

などなど…なんだかこうして挙げているとキリがないし、贔屓目にもなってくるのでこの辺でやめておくことにする。上に挙げたどの楽曲も100位入りを果たしていないというのがにわかに信じがたいほど…売れ線メロを湛えたチューン達なのである。

今回ご紹介しようと思っているこの曲も…実は↑のお仲間さんとして名を連ねるチューンということになる。この曲はオリコンの100位に入るか入らないかの一線はおろか、ソレを遥かに下回る位置にしか到達出来なかった1曲…キャッチーなメロにはじけるようなポップセンスを湛えた見事な出来栄えだったにもかかわらず…である。

表題の「ハニーハニーSunshine Girl」は新田純一さんのシングル第3弾として、1982年9月21日に発売された楽曲である。新田さんと言えば…

マッチ似

で男性アイドルのニューホープとして、同年の4月21日にキングレコードより「Hop・ Step・愛(Love)」という楽曲で満を持してのアイドル歌手デビューを飾った方である。純一さんはデビュー前から評判もすこぶる高く人気も上々。そんな勢いに乗ってNHK「レッツゴーヤング」のサンデーズの一員としても選出されるなど、芸能生活早々から順風満帆なスタートを切っていたものである。そんな彼がデビュー曲、そして第2弾の「サマー・セクシー」と立て続けにリリースした後のサードシングルとしてカマしてきたのが、この表題曲だったということになる。

作詞を担当したのは三浦徳子さん、作曲を手がけたのは大沢誉志幸氏というコンビである。三浦徳子さんは言うまでもなく、太陽の女王の初期作品などで知られる大御所の作詞家さん。大沢氏至っては後に自らがシンガーとしてもご活躍された方だが、この楽曲を書かれた時点ではまだご本人がソロ歌手としてデビューする前…のことである。彼はアイドルや歌謡曲分野の歌手に楽曲を提供することに関しては意外にも積極的(←そういう風には見えないけど^^;)であり…

「1/2の神話」 中森明菜
「ラ・ヴィアンローズ」 吉川晃司
「おまえにチェックイン」
「晴れのちBLUE BOY」 以上、沢田研二
「永遠の友達」 小泉今日子
「抱いた腰がチャッチャッチャ」 ビートたけし
「センチメンタル・ハイウェイ」 田原俊彦

このように楽曲を提供していたのである。こうしたチューンの中でも新田純一さんの表題曲は大沢氏ワークにおける草創期作品、いわばパイオニアとして位置する楽曲と言ってもいいだろうか。なんといっても中森明菜さんが唄って大ヒットした「1/2の神話」ですら1983年の発売であるからして。新田さんの表題曲はその時期を遡ること5ケ月も前に産声を上げていた…ということになる。大沢氏が他歌手に提供した作品におけるお初がどの曲だったのか…コレに関してはハッキリしないのだけれどもネ。いずれにしても新田さん陣営…かなり先見の目があったかと思われるセンスの良さなのである。そんなこの楽曲はイントロの時点から…

チャッチャッチャチャチャッ チャチャチャチッ

というハンドクラッピングを思わせるような威勢の良い音色から始まる。なんだかスタジアムでニッポンチャチャチャ!と応援でもカマしてるような…実に小気味良いサウンドである。楽曲全体のアレンジを見ても小編成のバンド(ドラム、ギター、ベース、キーボード)あたりでもこなせそうなシンプルでタイト、フットワークの良さを感じさせるようなスパイスがふりかけられている。男性アイドルにはピッタリコンコンの爽やかさ加減である。でもってココから間髪入れずに新田さんは…

♪Look! Look at me
 照れずに見つめて Shall we go
 Look! Look at me
 抱きしめあおうよ Shall we dance
 今すぐ 僕に笑顔見せて
 ハニーハニー Sunshine Girl!  

という、いわゆる頭サビを元気いっぱいにアイドルらしく唄い始めるのである。

そもそもこの楽曲は不二家のチョコレート「LOOK」のコマソン(+ご本人様も出演)としてタイアップが付いたもの。ここまで書けばなぜに歌詞の冒頭からLOOKがしこたま状態なのか…頷けるというものである。

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二人でパイナップル「LOOK」をしこたま宣伝チョコをほおばる新田さんラインナップは3種類

このテのコマソンタイアップ曲は作り手側の苦労がニギニギと垣間見れたりもする。なんといってもクライアントから指定された商品名やそのイメージを楽曲の中に上手く盛り込まなければならず、また決められたとある一定の小フィールドの中だけでその創作活動を余儀なくされるという、ハードワークとおぼしき作業だからである。このテのチューンといってふと思いつくのは…

「気分を着替えて」 中島はるみ(カネボウ「マイデイト」のコマソン)
「パンプキン・ラブ」 沢村美奈子(グリコ「パンプキンパイ」のコマソン)
「ときめきTouch Me」 渡辺めぐみ(資生堂「バーミーウインド」のコマソン)
「バスクリンビーチ」 河合夕子(ツムラ順天堂「バスクリン」のコマソン)

などなど…↑のどれにも商品名若しくはソレに準ずるワードや動作が歌詞に練りこまれておりましたものね。しかも最後のなんて商品名そのまんまタイトルってのが…夕子さんスゴっ!(笑)

♪車の波に ふり向いた君
 何か言いかけ 途中でやめた
 聞こえぬふりして僕はいたけど
 言いかけた言葉 知ってるさ

「聞こえないフリをしたけどさ。言いかけた言葉は知ってるんだ。君は僕がスキ…なんだろ?」要は新しい恋のはじまりのお歌…である。アイドルのシングル第3弾+ポップで明るいメロと来れば賞レースの勝負曲としてはお誂え向きのモチーフと言えただろう。新田さんはデビュー曲やセカンドでも似たようなモチーフを唄っていたのだが、セカンドの「サマーセクシー」ではちょいと荒げたロック調にしたことが裏目に出てしまい大失速!ということでデビュー曲での好調っぷりよもう一度!と失速からの生還を強くキトーした上で、このような選曲になったのかもしれない、おそらくは。

それにしてもなんてキャッチーでポップ…それでいてパンチの効いた曲なんだろうか。ソロとしてデビューをカマす前の大沢氏の提供曲ということだけれども…この時点ですでに作家としてのセンスの良さをメチャメチャ見せつけてくれちゃったりで。たしかに筆者も当時…この曲がダイスキだった。何かといえばこの曲の頭サビばかりをハナウタしていたものである。

この曲を唄った新田さん…たしかアイドルとしてはめずらしいスーツっぽいデザインのお衣装だったと記憶する。上着はいつも脱いだ状態(←ってか最初っから無かったのかも)で、白いシャツにベストそしてネクタイにトラウザーズといった出で立ち。なんだかとっても爽やかなフレッシャーズみたいな格好だった。同時代に活躍したアイドルのソレラを考えたらやや地味なデザインだったのかもしれないが、ソレがかえって新鮮だったりもして…チャラチャラした衣装を着た某男性トップアイドルよりよっぽどカッコ良く見えたものである。

なのになのに…この曲はレビュー冒頭でも触れたとおり、オリコンの100位以内にチャートインしてくることは無かったのである。最高位がどの位置だったのか…詳しい順位は記録してないのだが、筆者の記憶によれば140位台…うっ、ウソでしょ!!順位にはあまりこだわりたくはないけれど...ちょっと信じられまへんで、コレ。思いっきり圏外じゃん!

この高品質な楽曲、不二家チョコとのタイアップ、新田さんのカッコ良さで挑んでも…この切ない結果である。コレは一体どういうことだったのか…1980年デビューのTさんや翌年デビューのMさん、新田さんと同年デビューの信号機(赤青黄色)ユニット…どいつもこいつも‘アソコ’の所属である。新田さんは新栄プロ+キングレコードという組み合わせで…

イメージ 6「Hop・Step・愛(LOVE)」オリコン最高28位、4.6万枚

デビュー曲はトップ30にチャートインする絶好調ぶり。でもってセカンドの「サマー・セクシー」はというと…コレがなんでかなぁ〜どうにかこうにか滑り込みセーフ!といった位置でのチャートインだったと記憶する。デビュー時にあんなに好調だった人のセカンドがここまでの大失速!う〜ん...コレはどうもキナ臭いことこの上なかったりもするのである。腹黒いことで悪名高き芸能界のことだからねぇ…まぁ、当時その業界に身を置いていたワケではないからその詳細に関してはよく分からないのだけれども。いずれにしてもこの不可解な結果には…

♪Look! Look at me
 ハードに愛して Shall we go

新田クンをハードに愛して一生懸命応援したのにぃ〜キィ〜ッ!!ハンカチをギュっとしぼるほど思い切り泣いたわん!

こんな風に悔し泣きしまくった新田クン大好き少女達も多かったのではないかと思われるのである。こんなんじゃアンタ…

ハニーハニーSunshine Girl

サンシャインどころか、どしゃ降りのズブ濡れ状態じゃないのさ!新田さん的にも…

♪Look! Look at me

もっとオレを見ろよ!と言わんばかりのご心境だったに違いないか。全くもう…

♪いい加減にしてぇ〜〜〜

プンプン。(笑)

☆作品データ
作詞:三浦徳子 作曲:大沢誉志幸(1982年度作品・キングレコード)

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かねてからこのブログでは70&80年代のニッポン歌謡界におけるアイドルポップスのルーツらしきものが、米50&60年代で花開いていたティーンポップにある…と記述したことがある。

今回ご紹介しようと思ってる楽曲…実はコレもその風情が実に色濃い…というか、ハッキリ言ってソレが思いっきり下敷きとなった‘和製オールディーズ’と名付けるべき作品だったりもする。

和製オールディーズとはなんぞや?という方のために念のため。ソレに関しては、これまでにもこのブログで何度か取り上げており、例えば三谷晃代さんの「絶交」、そして森下恵理さん「ブルージンボーイ!」あたりのレビューをご参照頂けると分りやすいのかと思われ。要は日本産のアイドルポップスにソレっぽいエッセンスを加えノリノリでイノセントなあの頃的なナンバーに仕上げたという、そういった類の楽曲群のことを指すのである。

しかし、今回ご紹介するこの曲はソレラを凌ぐようなかなりの度合いのチューンになっていたりもする。それこそ和製オールディーズのお手本とも言えるような…そんな仕上がりっぷりが最大の特徴になっているのである。それこそ、そのお手本ぶりは唄い出しの時点から始まったりもする。

♪ミスターDJ ミスターDJ  伝えてよ...

バラード?とおぼしきゆったりとした序章。こうした始まり方はこのブログで少し前にレビュったばかりの、桜田淳子さん「リップスティック」つながり(←こじつけ?)と言えようか。

そしてミスターDJという、いかにもあの頃的なアメリカンポップの香りが芳しいお言葉。そして米のあの時代にこれでもか!と多用されたDJ(ディスクジョッキー)という職業モチーフ。

「あの人にこの熱いキモチを伝えて…Dear Mr DJ! Play it again!!」

とか

「あの人を思い出して悲しくなるから…Dear Mr DJ! Don’t play it!!」

とか…色々とシチュエーションはあったものでゴザイマス。なんだかアメリカがまだイノセントで穏やかだった頃の…ポップンロールな雰囲気がなんともステキだったりするのである。ニッポンにおいては80年代に突入してからもこうした和製オールディーズに対してはかなりの需要が残っており、チェッカーズが放って大ヒットを記録した「涙のリクエスト」。アレなどはこのテの人気存続を証明した代表曲…ってなことになるのかと思われるのである。

だけれどもなぜにこのテのオールディーズ風メロってのは、ニッポン人の間で人気を誇り続けたのか…。

おそらくはノリノリロックンロール風味でありながらもどこか哀愁味を感じさせるメロ…これこそが日本人のハートをキュン!とさせた要因だったのかと思われるのである。現に米の50〜60年代で人気者だったティーンポップ歌手達が、本国ではすっかり「あの人は今!」状態と化してしまった70年代。そんな時代に突入してもニッポンじゃ彼等は未だに人気者…なんてこともあったりで。コレはそうしたカテゴリーの音楽がニッポン人の感性にピッタリコンコンとマッチングしたモノだったことが窺えるエピだったりもするのである。

さて、そんな風情をしこたまに湛えた表題の「恋のリクエスト」は、70年代男性アイドルとして人気を博したあいざき進也さんのシングル第6弾として、1975年4月25日に発売されたチューンである。

あいざきさんと言えば、そのコンパクトで少年然としたお体にとろけるような甘いお顔がのっかったという…なんだか少女マンガの世界から抜け出してきたような男性アイドルさんだったもの。それこそ彼の当時のビジュアルやお声のイメージからは‘男性’なんてお言葉は似つかわしくなく…そういった雄の匂いのようなものは一切感じさせない‘中性的なトコロ’が大きな魅力となっていたものである。

そんな彼が放ったこのチューンは作詞を藤公之介氏が、作曲を井上忠夫氏が手がけたとびきりのポップンロール。ただし単にポップ…というだけではなく、ポップさの中にも哀愁味を帯びたメロが挿入されているという、まさに日本人のツボをつんつんとツキまくる‘胸キュン’ポップンロールと相成っていたのでありまする。井上忠夫氏はブルーコメッツのボーカルとしてご活躍された方であり、後は井上大輔というペンネームで郷ひろみさんやシブがき隊などのヒット曲で知られる方である。

そんなこの曲のモチーフは…

ミスターDJ、ぼくのキモチを伝えてよ!

コレである。

あの夏の日…海辺で偶然に出会った女の子。主人公様はそんな彼女にZokkon命(LOVE)状態。♪愛しくって愛しくって〜狂いそう〜そんなおキモチであふれんばかりになっているのである。

♪海辺の光にまみれて ふたりは
 日焼けた肌を寄せ合って 歌った
 あの娘のうぶ毛のまぶしさ 今でも
 目に焼きついて はなれない

うぶ毛のまぶしさ…ということは少なくとも毛深くない女性ってことになるか。さもないとうぶ毛どころか剛毛が…となりかねないものね。この主人公様がソチラの世界におけるマニアさんでない限り…ソレが目に焼きついてはなれない〜ってことにはならないものね。オンナなんだからその剛毛、剃っとけ〜ってのが現代におけるノーマルコモンセンスかしらん、おそらくは。(笑)

♪ぼくの心をかき乱し
 苦しくさせて 消えたひと

あちゃ〜かなりキちゃってるようでゴザイマス。まさにコレは…

恋わずらい

というもののようで。

♪ミスターDJ あの娘が好き
 この気持 伝えておくれ
 ミスターDJ あの娘が好き
 この想い 届けておくれ
 忘れられない...

サビに突入して♪ミスターDJ〜を連発する進也さん。まさにオールディーズ歌謡における王道ワード…キター!といったトコロになる。コレにプラスして♪あの子がすき〜の

「す」

の音…コレこそがメロに哀愁味を加えてやまない秘密のエッセンス…だったりもする。この音は音楽的に言うと半音と呼ばれる‘黒い鍵盤’の音色なのだが、この音使いは米のあの頃ポップスにおける定番中の定番。コニー・フランシスやニール・セダカといった当時の歌手達のチューンには必ずと言っていいほどに使われていた「音」なのである。いわばあの頃ポップスからこの定番を取ったら最大の特徴をも失ってしまう!それほどまでに重要な音使いということになる。おそらくこの表題曲において作曲を担当された井上センセイ…作業中の頭の中はとにもかくにもオールディーズ一色…でもって進也さんが唄うことになるからソレの和製盤ね!こんな妄想でしこたまだったのかと思われ。

楽曲の下敷き的にはオールディーズ全般を参考にして作ったとおぼしき風情があるのだが、米のガールシンガー、ジョニー・ソマーズが1960年代に歌ってニッポンでヒットした「すてきなメモリー」あたりと曲の構成などに類似点が見られたりもする。でも決して○クリでもなんでもなく、ちょうど良い塩梅でいいトコロをつまみ喰いしちゃって和製オールディーズとして追及した結果に目出度く完成した!そんな風情の楽曲になっているのでありまする。

この曲はこうした風情を湛えたまま、最後の最後まで突っ走ってゆく。エンディング間近で進也さんによりカマされる…

もだえ

風歌唱も乙!この‘もだえ’を聴いてるとなんだか頭がどうにかなっちゃいそう!あ〜ん、こんな美少年がもだえてる!キャー、ウズウズ!!うずいちゃってたまらないわ〜ん!なんてのたまうティーンの少女達でごった返していたのか、当時は。(笑)

この曲はオリコン最高10位、16.7万枚を売り上げて、ベストテンヒットと相成った。あいざき進也さんのディスコグラフィーを確認してみると、どうやらこの曲が一番のヒット曲…という事実に突き当たる。ということはこのチューン、まさにアイドル時代の彼を代表する…そんな1発として「君に決定!」で間違いはないようである。和製オールディーズの傑作と言えるような素晴らしい出来の楽曲もさることながら、例の‘もだえ’も功を奏したのかしらね。たしかにこの曲…

♪ぼくの心をかき乱し

当時は幼少だった筆者の心をかき乱しまくったチューンだったりで。えっ!幼少の時分でこんなお歌を!?いえいえ…別に例の‘もだえ’によりお気に召していたワケではなくってよ!純粋に楽曲を…でゴザイマスから。(笑)

Dear 読者サマ! Don’t misunderstand!!

たのむよ。(笑)

それにしてもワタシクメったらば…幼少の頃からこんな。どうやら間違いなく‘はえぬき’の歌謡曲マニアだったようでゴザイマス。

☆作品データ
作詞:藤公之介 作曲:井上忠夫(1975年度作品・ワーナーパイオニア) 

イメージ 1

化粧品会社における夏のキャンペーンソングと言えば…

年度カネボウ資生堂他社
77「Oh! クッキーフェイス」 夏目雅子「サクセス」ダウンタウンブギウギバンド「こんどの波は大きいぞ。」ペドロ&カプリシャス(コーセー) 
78「Mr.サマータイム」サーカス「時間よ止まれ」矢沢永吉「あのこのあだ名はマスカット」ピーカブーとムーンドロップス (コーセー)
79「サマーチャンピオン」浅野ゆう子「燃えろいい女」ツイスト「2Way Summer」山本達彦(コーセー)
80「ビューティフル・エネルギー」甲斐バンド「蜃気楼」クリスタルキング「コーセーサマーギャル」Ronn K Price(コーセー)
81「君に、クラクラ」スカイ「サマーピープル」吉田拓郎「恋のダディ・オー」アンジュネッツ (コーセー)、「渚のラブレター」沢田研二(マックスファクター) 
82「赤道小町ドキッ!」山下久美子「LAHAINA」矢沢永吉「ドキドキ・サマーガール」タケカワユキヒデ (コーセー)
83「君に、胸キュン」YMO「め組のひと」ラッツ&スター「夏女ソニア」もんたよりのり&大橋純子(コーセー)
84「君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね」中原めいこ「その気mistake」大沢誉志幸「逆光線」堀内孝雄&ケアンズ(コーセー)
85「にくまれそうなNEW FACE」吉川晃司「いろなつゆめ」石川セリ「ミスティ・ブルー」西城秀樹(コーセー)
86「ちょっとやそっとじゃCAN'T GET LOVE」中村あゆみ「バンバンバン」KUWATA BAND「密会のHigh Noon」山本達彦 (コーセー)
87「くずせるものなら、くずしてごらん。」CLAXON「椿姫の夏」早瀬優香子「夏は目の毒恋の毒」網浜直子(コーセー)
88「C-Girl」浅香唯「GO AWAY BOY」プリンセスプリンセス「GET UP」早見優 (コーセー)
89「Return to Myself〜しない、しない、ナツ〜」浜田麻里「ニーニャ・モレーナ」ジプシー・キングス「BEAT LOVER」早見優 (コーセー)

このようにどれもこれもが殆どヒット曲…というすごいリストが出来あがったりする、いわばヒット曲量産地帯と化していたような趣き。まぁ、どの曲もそれぞれの年度で思い出深いというか、楽曲の一部を耳にするだけであの日あの頃の「夏」にタイムスリップしてしまいそうな…そんな懐かしいチューンばかりなのである。と言っても中には「こんなの知らないわね」なんてのもあるのだけど。(笑)

夏のキャンペーンソングと言えば業界では当時の2大巨頭だった資生堂VSカネボウによる闘いばかりがクローズアップされてしまうのだが、その2社以外だってもちろんこの闘いには参戦していたのである。

今回はそんなワケで、1981年にマックスファクターの夏キャン用コマソンとしてオンエアされた、あの方のこの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「渚のラブレター」はジュリーこと沢田研二さんのシングル第33弾(!)として、1981年5月1日に発売された楽曲である。ジュリーと言えばそれこそヒット曲はたくさん…なんせこの曲で33曲目、しかもタイガースを経てソロデビューされてからこのチューンまで通算26枚目のオリコンベストテンヒット…ということで。このデータだけで彼の持っていたアーチストパワーのスゴさがバコーンと前面に出てきたりもするのである。

そんな彼が前作「おまえがパラダイス」に続いてリリースしたのがこの作品ということになる。「おまえがパラダイス」は古き良きロックの香りがしこたまなチューンでなかなかの良作だったものの、ジュリーとしてはめずらしくカスり気味(オリコン最高16位、13.9万枚)になってしまった作品だったもの。前作でぷち失敗?したから次作ではガラっとイメージを変えてくるのかと思いきや…実は表題曲である「渚のラブレター」も同路線の作品。要は引っ込めるどころかその路線で更にグイグイと押しまくってきたのである。81年度のジュリーはオールドファッションなロックで攻めたてろ!というコンセプトでもあったのか、おそらくは。

しかもコチラの楽曲はジュリーのオリジナル…そう、作曲家として彼の名前がクレジットされた作品。ちなみに本作品において作詞を担当されたのは三浦徳子さん…そう、なぜにこの曲を今回レビュったのか…その点と線が繋がったぁ!と喜んでいる人もいるかしらん。つながりのポイントは‘作詞家’と‘恋文’なの。(笑)

それにしても三浦センセイもかなり作品の幅が広いお方と言えるか。なぜならアイドルだけではなく…

オトナのオトコが歌うオトナむけのロッカバラード

こんな楽曲のための作詞も担当されていたのである。サスガは‘職業作詞家’と呼ばれたセンセイでゴザイマスよね。なんとも引き出しの数の多さには驚かされるのでありまする。

さて、そんなこのチューン…リズムベースは↑でも記述っているように…

ロッカバラード

である。ロッカバラードとはなんぞや?って人もいると思うのでちょっとばかりのお勉強タイム!

ロックのリズムや曲調を備えたバラードのことを指す。3連符メロによる構成が中心となることから「3連ロック」などと呼ばれている。ロッカバラードはアメリカンポップスの黄金時代1950年〜1960年代初頭あたりに量産、ニール・セダカ「恋の日記」、「TEDDY」コニー・フランシス、「Goodnight My Love」フリートウッズなどが代表的。和製ポップスでもこのリズムを取り入れたチューンは数多く、荒井由実時代のユーミンが「何もきかないで」、カレッジポップスの歌姫だった須藤薫さんが「サムシングサムバディ」、南佳孝さんが「スローなブギにしてくれ-I WANT YOU-」、姫乃樹リカさん「ときめいて」、松田聖子さん「Only My Love」などなど…これらの他にも竹内まりやさんやサザンオールスターズの楽曲にもロッカバラードは使われている。

ふむふむ…で、このリズムを宛がった楽曲における最大の特徴と言えば…

胸がキュン!となる切なメロ

コレに尽きるだろうか。

ロッカバラードの傑作として個人的に傑作!と推しまくりたいのがコレ。

イメージ 2「Sea of Love」 ハニー・ドリッパーズ

元々この曲は1959年にフィル・フィリップ&ザ・トワイライターズというユニットが放った盤がオリジナルであり、ハニー・ドリッパーズ盤はカバーという扱いになる。ハニー・ドリッパーズはレッド・ツェッペリンからのメンバー等の有名アーチストで構成された企画ユニットのようなものだったのだが、まぁ、なんともロマンティックで実に心地の良いチューンである。あたかも芳醇でメロウな味わいの赤ワイン…のようにホロ酔い気分になりそうな旋律なのである。で、ジュリーの方はというと、平均的なロッカバラードのソレラよりもテンポが早めで軽やかな印象があるところから、ドライでやや辛口、それでいてフレッシュな白ワインといった表現がお誂えむきだろうか、おそらくは。

こんな雰囲気を持つこの曲は…

♪最後の夜だから 少し歩こう
 人影まばらな道 二人えらんで
 はじめて逢った頃の 気分になれるさ

こんな風に始まる。

♪恋人同士のよう 肩を寄せ合い
 時々くちづけして ヒーロー気取って
 潮風流れてくる 海辺に向かおう

どうやらこのお歌の主人公様における元お相手だった彼女は彼に対して「さよなら」を口にしたらしい。だけれども彼としてはなんとかロマンティックなシチュエーションに持ち込んで、ソレを♪そこから先はキャンセル〜状態にしたいらしい。

♪口笛吹いたら それがラストのLove Letter
 今なら取り消せるBaby 
 おまえが言ったさよなら
 Last Love Letter

ここが例のコマソンとしてオンエアされたサビ部分である。このテのロックには必須のお言葉である…

ベイベェ〜

も抜かりなく挿入され、いやがおうにも楽曲を盛り上げる。

楽曲全般的にジュリーの声にはエコーがほどよくかけられ、それが故にジュリーの歌唱もなおさら冴えまくる。夏の白い渚でジュリーが青空コンサでもやってるかのような、そんな広さと奥行きを感じさせる歌声である。キーの最高到達点もかなり高く…素人のオトコがカラオケでカマすにはかなりの難曲とみた。(笑)

それにしてもなんだか‘ナイアガラ’っぽいナツウタ風情だなぁ…と思ったら、アレンジを手がけたのは伊藤銀次氏だった、やっぱりね。(笑)

伊藤氏はこのチューンにおいて実にいいお仕事をされているように見受けられる。楽曲冒頭に流れる波の音、イントロにおける荘厳なオルガンサウンド、そして曲中ではエフェクトを効かせまくったギターの音色…と火の打ちどころがないような完璧なアレンジをけし掛けてきているのである。欲を言えばもうちょいテンポがゆっくりめでも良かったような気がしないでもないが…ある程度の速さがある方がジュリーらしい(←当時の)という計算の下…だったのかもしれない、コレに関しては。

この曲はオリコン最高8位、23.9万枚を売り上げてベストテンに見事な返り咲きを果たした。それにしてもこの楽曲がコマソンとして使用された当時のコマーシャル…


出たっ、パンケーキ!当時のコドモにとってはワケは分からないけれども、ちょっとばかりワクワクさせられるようなお言葉でゴザイマシタよね。別に食せるケーキでもなんでもないのだけど。(笑)

しかしこのコマーシャルを見ていると、あの頃ニッポン人におけるリゾートに対する憧れのようなものがひしひしと伝わってきたりもする。で、モデルさんはお決まりの白人女性なの。今となってはこうしたセッティングに対してイノセントに憧れていたことが妙に懐かしくも思えてきたりで。さすがに最近はこうしたテレビコマーシャルやら雑誌広告はあまり見かけなくなってきたのか。それこそ…

♪それがラストのLove Letter

と言わんばかりに…西洋への強い憧れは消え去ったのか?と思いきや…つい最近、ニッポンから取り寄せた某通販マガジンにはそのテの方々がオンパ状態。そういった魂のようなものはまだまだご健在だったようでビックラこきましたわ。♪どっちにしても〜どっちにしても…買って着るのはニッポン人なのにネ。(笑)

☆作品データ
作詞:三浦徳子 作曲:沢田研二(1981年度作品・ポリドールレコード)
☆参考映像:マックスファクター(1981年度)

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