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書庫☆80年代アイドルレビュー

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♪いまのキミはピカピカに光って〜

と言えば…1980年3月に宮崎美子さんが登場した、ミノルタカメラのコマーシャルのコマソンでゴザイマス。

そう、例の木陰で穿いていたジーンズをこっそりと脱いで水着姿&お腹のお肉がブルンブルン…というアレ。

その曲は当時、斉藤哲夫さんが唄いオリコン9位、20万枚を記録する大ヒットとなったのだが、元々はそのテレビCM用として作られ、当初はそのCMの長さ分(約30秒)しかなかったとらしい。しかしながら、CMでご愛嬌を振りまいた美子人気が大爆発!そのため、後続メロを新たに追加しての緊急リリースになったそうな。

それこそ彗星の如く…ほんの短期間で超がつくほどの人気者になってしまった美子さん。実はその人気に便乗をカマされ、1981年に歌手デビューしていたこと…コレを読んでる皆様ならばご記憶に残っているかと。しかもそのデビュー曲といったら…かなりアイドルチックなシロモノで。

その彼女のデビュー曲が表題の「NO RETURN」である。この曲は1981年10月21日発売…ということは、美子さんも花の82年組だったのか。作詞は阿里そのみさん、そして作曲は...

八神純子

さんが手がけたという豪華盤。八神さん(注:コレを読んでる男性陣…八神康子さんではなくっよ)と言えば…

「みずいろの雨」
「パープルタウン」
「ポーラースター」
「思い出のスクリ−ン」

などなど…70年代後半に次から次へとベストテンヒットをかっ飛ばし、その魅惑のハイトーンボイスで名を馳せた方でもある。そんな八神さんが美子さんにプレゼントしたというこのチューンは…

究極のハイトーン

をしこたま要求するような難曲…だったのである。おそらくは歌テストなどの際に唄わせてみたら思った以上に高いお声が出る!といったところから、デビュー曲は当時のハイトーンの旗手であった八神さんに…ということになったのかもしれない、おそらくは。

♪電話の数で 愛情を
 はかるつもりはないけれど

曲全般的に超がつくほどのさわやか男声コーラスがしこたまに入りまくるカレッジポップス風の仕上がり。それこそ杉真理さん作曲+須藤薫さん歌唱…みたいな世界観であふれまくっていたりもする。

♪真夜中のラブコ〜〜〜〜〜ル 
 ゆうべも待ってた

ハイトーンボイス…キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
これこそがこの曲における聴きドコロ。八神さんばりの高らかなる歌声がココで展開されているのである。

♪海辺の約束 Do you remember?
 忘れられたら I’m so lonely
 たった一度のミス〜〜〜〜〜テイクね
 なんとかなるものよ だって

英詞が挿入されているところがまさにカレッジポップス風の雰囲気をうんとこさと盛り立てていたりもする。そして、ふたたびのハイトーンをカマしながら「なんとかなるものよ」と気楽にカマえる美子さん。ホントになんとかなるのかしらん。(笑)

♪もうどこへも NO RETURN
 もうどこへも NO RETURN
 あなたに会った その時にきめた

ノ〜リタ〜ン、ノ〜リタ〜ン…ここまでこのお言葉を繰り返されると、この曲のタイトルが「ノ〜リタ〜ン」だったのか「ノ〜タリ〜ン」だったのか…なんとなく分からなくなってくるもの。だけれども美子さんが「ノータリン」なんてお歌でデビューをカマすハズが無いってのは、理性をシカリと取り戻せば明確なところでもあるか。(笑)

それにしてもこのチューン…曲が始まってから終了するまでに都合3度の転調をカマすのである。コレの意味をカラオケにおけるリモコンを使って説明すると、オリジナルの音源キー(初期設定)から+3のところまで段階的にせり上がっていく…ということである。楽曲のキーを+3度上げる…ということは楽曲のイメージや歌い易さすらもうんとこさ!と変わってしまうもの。この事実はカラオケにおいてキーコンをイジくる方ならばご承知のことかと思われ。美子さんはこの曲でソレをなんと1曲の中でやってのけてしまったという…ある意味、スゴウタだったりするのである。現に曲の終盤ともなるとこの転調がさすがに堪えるのか…膨れ上がった血管がこめかみのあたりに見え隠れする美子さんのお顔らしきものもチラホラで。この楽曲はそれくらいに凄まじい高さのキーにまで昇天していくのである。

以前にもこのブログで80年代アイドルポップスにおける転調の金字塔作品として、つちやかおりさんが1982年にデビュー曲として放った「恋と涙の17才」をご紹介したことがあった。しかし今回の美子さんのコレ…2大巨頭?いえいえ…もしかしたらソレを遥かに凌いでいるような風情もありきで。どうやら金字塔は美子さんの手に渡りそうな気配がムンムンなのでゴザイマス。しかもハイトーンでも勝負できそうな気配でありまして…例えば沢田富美子さん「ちょっと春風」あたりとはかなりの‘いい勝負’にまでもつれこみそうな予感が。(笑)

この曲はオリコン最高60位、1.9万枚を売り上げてヒットを記録した。通常であればこの売上だと「番外編」ってことになるのだが、美子さんは現在も女優さんとしてご活躍中であり、もちろん知名度もバツグンであることから、今回はこちらで取り上げてみることにしたのであります。美子さんはこのヒットに気を良くされたのか…

「わたしの気分はサングリア」(1982年・作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦)
「黒髪メイド・イン・LOVE」(1982年・作詞:橋本淳 作曲:筒美京平)

と…出すわ出すわ。これらにプラスしてアルバムも3枚!発売していたというからちょっと驚きか。歌手活動に関してはかなりノリノリだったようでゴザイマス。(笑)

美子さんが雑誌の表紙モデル→CMを経て芸能界入りをされたのは、彼女が大学生の頃だったけれども、それこそソレがもう少し若い頃だったのならば…バリバリのアイドル歌手になれていたのかも?例のCMによる美子さんのご愛嬌たっぷり具合をご記憶に留めている方ならば、コレは納得事項かと思われ。

ちなみに美子さん…ちょっと間を空けた1987年に…

「だからDESIRE」

なるラップソングもリリースしている。この曲は日本人女性としてお初のラップソングという珍記録も残る楽曲らしい。こういうのに果敢に挑戦するところから考えても…かなりお歌がお好き?だったのかしらん。デビュー曲では…

♪ノ〜リタ〜ン

と声高らかに歌いながらも…歌の世界にはひょっこりと

戻り(RETURN)

をカマされていたようでゴザイマス。(笑)

☆作品データ
作詞:阿里そのみ 作曲:八神純子(1981年度作品・ビクターレコード)

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♪Shira Yuki姫はじめ 
 ほらリンゴはたべごろだよ
 噛めば 愛の血が満ちる

さてさて…2009年の幕が遂に開けました。コレを読んでる皆様はきっと絢爛豪華な日本文化のひとつでもある‘お正月’を迎えてらっしゃることかと思われ。コレにプラスして…↑の歌詞のように姫はじめ(or 殿はじめ?)もお済みになったのかしらん。なんて大きなお世話もいいところですわな。(笑)

ところで2005年から数々のアイドルポップスをレビューしてきたこのブログ…2009年の新年第一弾は、この曲で幕開けしたいと。別に↑のお事柄を書きたいがためにこのチューンをあえて選んだわけではないので、そこら辺のところはあしからず^^;。

表題の「姫様ズーム・イン」は美穂姐さんこと、森川美穂さんのシングル第5弾として、1986年10月21日に発売された楽曲である。姫様と書いて‘ひ〜さま’と読むのである。この楽曲はそれこそ↑の歌詞のように‘白雪姫’なんか出てきちゃったりなんかして…なんだかとってもフェアリーテールな雰囲気がしこたまなお歌。美穂姐さんと言えば、それこそデビュー当時からアイドルなのか、はたまたボーカリストなのか…その立ち位置がいまひとつハッキリしなかったお方でもある。それがここにきて白雪姫などを持ち出し、完全なるアイドル路線へ一気にシフトチェンジか…といった匂いをムンムンと漂わせるサビ部分が↑の部分なのである。

しかしながら…

姫はじめ

というお言葉がインプットされているあたりが、なんとなくキナ臭かったりもして。(笑)

そこら辺の臭さを解明するために…いつものようにレビュりをカマしていきたいと思うのでありまする。

この曲は、作詞をちあき哲也氏が、作曲を小森田実氏が手がけた楽曲。ちあき氏はアイドル的作品よりもどちらかと言えばNMや演歌系でのご活躍が多かった方であり、五十嵐浩章さんの「ペガサスの朝」、庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」、由紀さおりさん「トーキョーバビロン」、最近の作品だとすぎもとまさとさんの「吾亦紅」なども彼の作品である。アイドル系だとマッチの「ヨイショ!」や少年隊の「仮面舞踏会」などか。小森田実氏は自身もアーチストとして活動した経歴があるが、作家としては国生さゆりさん「ソレ以上アレ未満」あたりが初期作品になるのか。最近はジャニ系の嵐やV6に楽曲を提供…現在もバリバリの作曲家である。このレビューの主役、美穂姐さんとも相性が良かったらしく、デビュー曲の「教室」も彼の作曲であり、その他にもたくさんの曲を提供されていた。

さてさてそんなこのチューン。あれ?ちょっと待ってよ!

♪ムカつくぜ イラつくぜ そのナヨっぽさ
 ノーだか イエスだか 決めてくれよ今夜

あらあら、美穂姐さんったら。せっかく白雪姫を引っさげ、ピュアなアイドル路線をカマせそうな勢いであふれんばかりだったとというのにぃ。この曲の唄い出しはこんな…だったのね。なんとなく♪愚図ね〜カッコつけてるだけで〜とスゴんだ明菜女王様の「十戒-1984-」の世界観そのまんまだったりもして。(笑)

♪海沿いのパーキング 手も出さないで
 星座の講義か…メゲてしまいそうさ

え〜っ!ロマンティックでいいじゃないの…星座の講義。そんなにアセってアレに走ったら後が続かないったらありゃしない。それこそ‘お楽しみ’が無くなって、すぐに飽きちゃうんだから、気をつけないとよ。

それにしてもこの時代の歌詞って…なんでこんなに‘アレ’にまっしぐらなのかしらん。詳細キボンヌ。(笑)

♪あ〜 見こみなしのマザコン
 あ〜 先にそそったおまえだけど〜

まぁ!なんと歯に衣着せぬお言葉だこと!!ここら辺りは姐さんの素キャラそのもの…いえいえ、新年早々いったいナニを口走るのか。美穂姐さん…どうかこの失言をお許し下さいませ。

♪Shira Yuki姫まじめ
 もしオトコを感じたら
 心にまでズーム・イン

この‘ズーム・イン’というお言葉。実はこれこそが是が非でもこの曲の歌詞に挿入されなければならなかったソレなのでゴザイマス。なぜならこの楽曲は、ミノルタカメラ「AFテレ」のコマソンとして使用されたもの。おそらくは最初からその依頼の元に製作された楽曲だったのかと思われるのである。だからその製品イメージ&コンセプトだったであろう‘ズーム・イン’をなんとか歌詞に練り込もう練り込もう…とご奮闘された作詞家のセンセイによるご苦労がうんとこさ!っと感じられる仕上がりっぷりとなっていたりもする。それこそ‘ズーム・イン’をなんとか男女の秘め事と結合させようとされているご努力…である。笑)

ちょっと前にこのブログでレビュった伊藤智恵理さんの「夢かもしれない」もしかりで…こうしたコンセプトがあらかじめ設定された上での歌詞作りってのは、どうにもこうにもかなりの重労働なのかと思われ。だって自由な発想で筆を走らせることが出来ないものねぇ。特にこの作品はそういったお色がとっても強く…要はセンセイのお汗がまる見えのお作り?とも言えようか。

それにしても…

♪Shira Yuki姫いじめ
 もう芯まで熟れてるのに

とか…

♪キスひとつじゃ帰さない
 おまえとイザ…ズーム・イン

だなんて!お顔から火柱が立ち上りそうなスゴ歌詞に筆者は唖然呆然なのでゴザイマス。

しかも…

♪カセットも アイドルじゃブチこわしだね

とは!美穂姐さんったら、あらまぁ。コレを唄っていた頃は姐さんもアイドル稼業にいそしんでらしたではないの。(笑)

この曲はオリコン最高36位、3.7万枚を記録してぷちヒットを達成。美穂姐さんはコレの前に4枚のシングルを発売していたが…

「教室」(デビュー曲)オリコン最高38位
「ブルーな嵐」オリコン最高65位
「赤い涙」オリコン最高39位
「サーフサイド・ブリーズ」オリコン最高70位

この曲における最高36位ってのは美穂姐さんデビュー以来の最高位だったのである。但し、コレはあくまでも順位だけの話であり、↑の中で最も売上が高かったのはデビュー曲の「教室」(4.6万枚)である。しかしこの「姫様ズーム・イン」はまさに美穂姐さんの歌唱力、そしてアーチストとして活躍するに充分な実力を…

ズーム・イン

すると共に…

♪アイドルじゃブチこわしだね

という‘スゴ発言’をこの歌の中で自らカマしたことによりアイドルからの脱皮、森川美穂=ボーカリスト、そしてメジャーへのきざしとして最初のワダチを作ることに成功したパイオニアな1曲とも言えようか。実際、コレの後にカマしたのがチャゲ&飛鳥の飛鳥氏が作詞&作曲を手がけた「おんなになあれ」であり、それこそが美穂姐さんによるアイドル的活動を打ち止める作品となったことは言うまでもないか。まさに…

♪もう芯まで熟れてるのに

と言わんばかりのアイドル脱皮劇だったか。最初っからアーチスト路線に突き進みたかったであろう姐さんにとってはしめしめ…といったトコロだったのか、おそらくは。(笑)

☆作品データ
作詞:ちあき哲也 作曲:小森田実(1986年度作品・VAPレコード)

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ribbonと言えば…

永作博美
松野有里巳
佐藤愛子

の3人からなるアイドルユニットである。彼女等はフジテレビで放映されていたバラエティ番組「パラダイスGO!GO!」における乙女塾出身。歌手としてのスタートは1989年12月6日…それこそあと数週間で80年代が終焉を迎えよう…という頃合いのデビューである。デビュー曲は「リトル☆デイト」。この曲は同局で放映されていたアニメ「らんま1/2熱闘編」の主題歌としてのタイアップ…というお膳立て付きのデビューと相成っていた。

それにしてもこのデビュー日…どうよ。このブログにおける「80年代アイドルレビュー」にてレビュるにはホントにホントにギリギリもギリギリ。ribbonはカテゴリー分けするとそのデビュー日から90年代アイドル…ということになるのだが、一応ギリギリの80年代デビューということで、この書庫における有資格者…そんな風に無理矢理からげてしまおうと思うのでありまする。(笑)

なので今回は彼女等が放ったあの1曲を…いつものようにイジってみようかと。

表題の「Virgin Snow」は1990年11月14日に、ribbonのシングル第4弾として発売された楽曲である。前3枚のシングルはどれもこれもがアップテンポで、それこそ3人の若さがハジけんばかりのチューンだったのだが、この表題曲はそれまでとはうって変わった異色作。そう…なんとスローテンポなバラード調なのである。それこそ以前、このブログでレビュったことのあるCoCo(「Live Version」の項を参照してね♪)と同じく…

アタシらもここらで1発

といった塩梅で、曲調もアプローチもガラっと鞍替えし大勝負をカマしてきた1曲だったのである。 あらあら…乙女塾出身ユニットは大勝負がお好きだったのか、もしかして。(笑)

さて、この楽曲の作詞を担当されたのは白峰美津子さん、作曲に至っては松浦有希さんという布陣。昭和が終わりを告げ、時代が90年代に突入すると、それまでにあまり馴染みのなかった、いわゆる‘新鋭’の作家陣がドドっと登場をカマすようになった。それこそキラキラ80年代に大センセイとして君臨された…例えば、松本隆氏、売野雅勇氏、はたまた筒美京平氏などなど、彼等のお名前はこの頃になるとすっかり鳴りを潜めるようになっていったのである。

そんな当時の‘新鋭’作家だったお二人により作られた「Virgin Snow」。イントロはピアノによるソナタ…とでも表現したらいいだろうか。あたかもグレイなお空から冷たい雪がはらりはらりと舞い降りてくるかのような、それこそ冬の寒さをうんとこさと感じさせる底冷え…いえいえ、美麗加減。(笑)さすがは「Virgin Snow」なるタイトルにしただけのことはある美しさなのである。まさに‘生娘’の如く、いえいえ…

ヴァージン

だからって...

処女雪

ってのはちょっと生々しさがあふれんばかりのようで…

新雪、ピュア、ナチュラル、クリーン

と訳す方がより一般的のようでゴザイマス。(笑)

♪そんな気がしてた バスを降りた時
 愛を打ち明ける あなたのまなざし

と…永作ちゃんのソロでおっ始まるこのチューン。それにしてもこのピアノによるイントロといい、序章の雰囲気といい…アレに似てますのぉ。アレというのは世の奥様方を中心にして一大ブームを巻き起こした韓流ドラマ「冬のソナタ」…略して‘冬ソナ’でゴザイマス。あのテーマ曲のイントロを聴くだけでもウルっとしてくるわん!なんて方も多いかと思われるが、どうにも‘冬’をイメージして楽曲をこしらえるとこうなるのかしらん…といったトコロか。どうやら冬とピアノ音は密接なご関係にあるようである。

♪そっと肩をならべ 歩いた季節を
 もう誰も 傷つけないで
 強く歌うように 見つめていいのに
 なぜ涙があふれるの

今すぐテレビドラマの主題歌に〜!とでもご推奨できそうな出来栄えである。全体を見渡してみてもその歌詞のまとまり感が実に顕著となっている。時代は90年代に突入してはいたものの、まだまだ80年代の名残というか、良い意味でその輝いていた時代を歌詞の上では引きずっていたようでもある。

歌唱に目を向けてみても、当時、十代の女の子2人+20歳になったばかりの方が1人が歌ったにしてはかなりオトナっぽい仕上がりとなっており、ここら辺も80年代〜90年代へと時代が変遷していく過程の中で磨かれていったアイドルにおけるimprovementだったのだろうか。ribbonは乙女塾の中でも割と歌唱力があったというか、3人ユニットとしてかなりまとまり感のあるグループだったと言える。ユニットならではのハモリらしいハモリってのはさほど多くの楽曲に取り入れられていたとは言えないものの、ribbon独特の歌いまわしというか、なんというか…佐藤愛子さんの低音を駆使した初歩的なコーラスワークも組み込まれることも多かった。ここら辺りがほぼすべての楽曲においてユニゾンをカマしまくっていたCoCoとのちょっとした違い?とでも言えるのか、もしかして。要はribbonの場合、先輩格だったCoCoとハモリの上手さでは群を抜いていた後輩ユニット、Qlairの中間というスタンスにその身を置いていた…なんとなく美味しいトコどりのユニット?だったのかもしれない。(笑)

この曲はオリコン最高8位、4.9万枚を売り上げて、この時代のアイドルポップスとしてはヒットを記録した。この楽曲にはイメージクリップのような販促用のビデオなども用意されていたのだが、その出来栄えもかなりソフィスティケートな風情で…元気なアイドルポップ一辺倒で通していたCoCoとの違いを見せ付ける作戦?だったのかもしれない。

ribbonが出したシングルは全部で13枚(企画盤は除く)。1989年のデビュー以来、1993年頃まで、CoCoと共にアイドル冬の時代を支えてくれたユニットの代表だった。しかし残念だったのはそのあっけない幕切れか。

解散コンサを華々しく開催したCoCoに対し、ribbonのソレ…実は全く行われなかったのである。しかも解散するもなにも…いつの間にか活動が停止状態となってしまい…要は立ち消えという哀しい終焉。実質この3人が揃って最後に姿を見せたのが1994年10月頃という記録があるが、それはテレビ番組で行われたイベントで、なんとなくお祝いを兼ねてのご出演といった風情だったもの。なんせ13枚目のシングル(「夜明けなんていらない」)が1993年10月に発売されて以後、ribbonとしての活動らしい活動はほとんど行われなくなっていってしまった…というからその発売の2ヶ月後くらいまでがribbonとして活動した実質の最後…だったのかもしれない。

ご本人達が…

「解散コンサなんていらない」

と宣言を高らかにカマしたのかどうかは定かではないけれど…

「あのコによろしく」
「太陽の行方」
「サイレント・サマー」
「それは言わない約束」
「Deep Breath」
「"S"ENSATIONAL WIND」
「Be My Diamond」

などなど、クオリティの高い傑作も多かったribbon。また、アイドル氷河期を支えた屋台骨としての功績を称える意味でも、解散コンサくらいは実施してあげてほしかったもの。先輩格だったキャンディーズのように解散にあたって全国をにぎにぎしく縦断…ってのはムリにしても、せめて1日くらいは…

「そばにいるね」

といったココロ持ちで、ファン様方と一緒にその最後の時間を共有してほしかったものでゴザイマス。笑)

☆作品データ

作詞:白峰美津子 作曲:松浦有希(1990年度作品・ポニーキャニオン)

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質問:あなたは待ちぼうけを喰らったことがありますか?

例によってレビューの初っ端から質問を浴びせかけるパターンで今回も行こうかなと思うのでありまする。実はこの記事を書いていたのは東京へ向かう飛行機の中。空の上にいてさえも懐アイドル記事をしたためようとする己の気合にちと驚嘆は隠せなかったりもして…ってか、前回の智恵理ちゃん記事に続くレビューを書いてなかったので、慌てふためいた末の行動なのか、おそらくは。(笑)

さて、待ちぼうけとは読んでその字の如く..待ち合わせをしたにもかかわらず、待ちびと来たらずで延々と待たされることを意味する。最近じゃお互いにどこにいても自由に連絡を取り合うことが出来る携帯電話なるものが普及したこともあり、待ちぼうけを喰らう確立ってのはガクンと減ったように思うのだが、今回レビューしようと思っているこの楽曲がヒットしていた20ウン年前..ソレはまだ日常茶飯事の出来事でもあったワケなのである。

表題の「待ちぼうけ」は堀ちえみさんのシングル第3弾として、1982年8月21日にキャニオンレコードから発売された楽曲。この曲も何を隠そう、新人賞レースの勝負曲としてカマされたチューンである。それこそ1982年の今頃は賞番組でこの曲がガンガンと唄われていたものである。8月後半というアキウタとしての発売にプラスして…

作詞・曲:竹内まりや

という気合が入りまくった豪華強力盤。コレは前々回レビューした岡田有希子さんのソレと全く同じであり、しかも発売時期やレコード会社だって同じときたもんだ。キャニオンとまりやさんのご縁結びはここから発生し、ユッコへと受け継がれていったのだろうか、おそらくは。

この曲のリズムベースとなっているのは…

ダンダダン

である。コレは以前にもこのブログにおける岡本舞子さん「ファンレター」記事でも触れているとおり、スペクターサウンドと呼ばれるソレである。先のユッコレビューでも記述ったように、まりやさんは米ティーンポップ(50年代末期から60年代初頭くらいまでの音楽)に造詣の深いお方であるからして…ちえみさんの「待ちぼうけ」でもそういったテイストを得意げに取り入れていたようでゴザイマス。ここら辺りの流れはほぼ同じリズムベースを持つユッコの「リトルプリンセス」へと引き継がれていったようにも思えるのである。

話は反れるけれども、現在のまりやさんが唄うNHKドラマ「だんだん」の主題歌…日本滞在中に毎朝耳にしていたせいか、すっかりお気に入りソングとなってしもうた。(笑)

さて、それではいつものように歌詞チェックをしてみようかなと…。

♪ディズニーウォッチのぞく
 瞳はくもりがちで
 40分もここで あなたを待っているの

待ち合わせの時間からすでに40分も経過しているというのに…いっこうにそのお姿を現さないお相手クン。ディズニーウォッチをのぞく主人公様の瞳がくもりがちなのは、言うまでもなくコレのせいなのである。それにしてもディズニーウォッチってのは当時15歳でミルクティーン世代だったちえみさんにはピッタリで…なんともキャワユイもの。かくいう自分もそれ位の頃にたしかミッキー(←と言っても「やめてくれRock’n Roll」のミッキーじゃなくってよ)の腕時計は持っていたような記憶がゴザイマス。

♪早く来てね あぁ 心細くなりそうよ
 
待ちぼうけを喰らったことのある人ならば…このお歌の主人公様のおキモチは痛いほど?といったトコロか。

♪お茶はいかがなんて 誰かに声かけられて

それにしても抜き差しならないのは、この主人公様を誘惑しようとアタック中のナンパ野郎だろうか。(笑)

♪涙ひとつぶ こぼれた落ちた
 もう あなたなんか嫌い

40分以上も待たされた挙句、涙ひとつぶポロリと流すハメになってる主人公様。まさに悲しみのズンドコ、もとい、ドンゾコにその身を置いているようでゴザイマス。それにしてもこういう涙ってのは純情可憐なティーンの乙女だけが流せる‘ひとつぶ’のような気がしてくるのは自分だけだろうか。年を重ねるにつれ、人間とはだんだんとズ太くなってゆくもの…というのはコレを読んでる皆様にとっても納得事項かと思われ。そうなってくるとこんなことくらいじゃ涙のひとつぶだって出てきやしない!なんて状況になりかねず…果たしてコレが良いことなのか悪いことなのか…。なにわともあれ、ソレは逞しくなったという証なのでゴザイマスよね、いいように解釈させてもらえば。(笑)だけれどもこんなことで動揺していた純な‘あの頃’に戻ってみたいなぁ、などと…ちょっとばかり思ってしまったりもして。

♪だけど気になるの ふられたのかなって
 誰か好きな人 見つけたのかなって

ちょっとぉ〜あまりにもネガティブすぎますがな。大丈夫大丈夫...コレにはナニか事情があるハズなんだから…とやっぱりズ太くカマえるワタクシメ。(笑)

♪私少しあわて過ぎたみたいね
 時計の針 2時間すすんでたこと
 今気づいたの ごめんなさいね
 あなた きっと待ちぼうけ

ほら…やっぱりね。それにしてもこのお歌の主人公様ったら一体?昔ちっくな手巻きのアナログ時計ならば巻き忘れて時間が遅れるってのは考えられることだけれども…。2時間すすんでいて、なおかつソレに気がつかないだなんて!いくらなんでも度が過ぎやしませんか^^;。コレを作詞したまりやさん…もしかしたら曲の後半にきてちょっとばかり煮つまってしまい、テキトーに帳尻合わせて仕上げちゃった!なんて臭いがしなくもない部分でもある。だけど後にかの有名なあのドラマにて…

ドジでのろまなカメ

を演じることになったちえみちゃん。まさにこのチューンはそんな彼女における芸能活動の轍というか、未来を導いた…そんな1曲だったようでもある。(笑)

この曲はオリコン最高26位、9.8万枚を売り上げて10万枚へあと一息!といったヒットを記録した。コレは1982年3月に「潮風の少女」でデビュー以来、ちえみさんにおける最大ヒットということに相成ったのでありまする。このヒットで波にのった彼女…新人賞レースではもちろんこの曲を引っさげてのエントリーとなり、同期のライバル達から若干遅れをとっていた分をこのヒットをもって一気に取り返した感もあったか。現に新人賞レースにおける最大のヤマ場でもあった大みそかのレコ大では、シブがき隊、松本伊代さん等の強豪に混じって最優秀新人賞候補の5組に喰い込むという大健闘も見せ、所属していたホリプロのメンツを大いに保ったものである。なぜならホリプロは77年の榊原郁恵さんでソレを達成以来、この枠に入り込む快挙からはずっと見放されていた(要は失敗続きだった..という意味でゴザイマス)からである。

このレコ大ノミネートではなかなか名前が呼ばれなかったちえみさん。それこそこの曲のタイトルどおり…

「待ちぼうけ」

を喰らってしまっていたようである。おそらくはその会場内でお名前が呼ばれるのを待っていたちえみさんの心境は…

♪早く来てね あぁ 心細くなりそうよ

こんなトコロだったのか、おそらくは。で、もってやっとこさ呼ばれたのが最後の最後…これまた随分と酷な‘待ちぼうけ’だったようである。それこそ受賞が決まって壇上での歌披露の際は…

♪涙ひとつぶ こぼれた落ちた

どころではない「99粒の涙」(!?)かソレ以上を流す‘大号泣’をカマしながらの歌唱だった記憶が。それこそ、泣きながらも一生懸命に唄おうとするその健気なお姿が全国のお茶の間に流れたことにより、新規ちえみファンの数もググっと増えたことかと思われ。聞いたトコロによればホリプロでは彼女が選ばれることはないだろう…と予測して、ノミネート大会当日の夜は残念会なるものが準備されていたとか?

ちなみにこのノミネート大会で待ちぼうけを喰らった挙句の撃沈組となってしまったのは、草萌える春を唄ったMさんと夏を待ちきれなかったAさんあたりだったらしい。Aさんには1票が投じられていたとも聞くが…その1票を投げ入れたツワモノ審査員は一体どなただったのか…ソッチの方が妙に気になったりもして^^;。笑)

☆作品データ
作詞・曲:竹内まりや(1982年度作品・キャニオンレコード)

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伊藤智恵理さんと言えば…

その命名が桜の花、すなわち‘チェリー’から派生して‘ちえり’と相成ったことでも有名なアイドルさんでもある。チェリーとくれば…うん、なんとなく他人事とは思えないような…そんな気がしてくるのでゴザイマス。笑)

さて、智恵理さんは1987年6月11日にCBSソニーより「パラダイス・ウォーカー」でデビュー、80年代後半を彩ってくれたアイドルさんのひとり…ということになるのだが、実はこのブログではまだ未登場といったお粗末極まりない状態。ということで今回はその彼女のレビューをなんとしてでもカマしてみたい!そんな気に駆られてのお初レビューと相成ったのでゴザイマス。

表題の「夢かもしれない」は伊藤智恵理さんのシングル第4弾として、1988年3月5日にリリースされた楽曲である。この曲はハウス食品より当時発売されていた「フルーツインゼリー」という商品のコマソンとして使用されていたチューンでもある。もちろん、そのコマーシャルでご愛嬌を振りまいていたのは智恵理さんご本人。

フル〜ツインゼリ〜

といった甲高いお声で幕を開けるそのTVCM。その甲高さにおいては工藤夕貴さんの「フルーツシャワーシャンプー」のソレと肩を並べるほどのソレだったか。(笑)そしてそのCM内の智恵理さんが冷蔵庫を開けると‘フルーツインゼリー’が棚にしこたまギッシリ…といった塩梅。

そんな冷蔵庫ってあり得るのかねぇ〜なんてひやかしながらも、そのギッシリにちょっと憧れてみたりなんかしちゃって。スレンダーでスラっとした智恵理さんとヒンヤリぷるるんゼリーの組み合わせ…といったスイート100%な絵柄がとっても印象的なコマーシャルだったのでゴザイマス。ちなみにその「フルーツインゼリー」のメインフレーバーは言うまでもなく…

チェリー(ちえり)

でゴザイマシタよね、それもゴロンとした大きなサクランボがまるまる入ったシロモノで…チェリー好きの筆者は一時ハマりまくり、ソレをよく食していたものでゴザイマシタ。

そんな彼女が放った「夢かもしれない」。この楽曲の作詞を担当された野原燈氏、作曲は川上明彦氏というコンビ。元々、智恵理さんはぶりぶりアイドルといった風情よりもややアーチスト寄りといったキャラでデビューした方。彼女における特徴のひとつでもあった伸びのあるしかりとした声質を生かすために、楽曲に関してはかなり熟考されていたのでは?と思わせるようなラインナップが多いのである。表題曲の「夢かもしれない」もその例に漏れることなく、実に丁寧な曲作りがなされているような印象なのである。

そんなこの曲のテーマは…

はしゃぎまくる少女

である。それも表面的にピョンピョン…というワケではなく、心の中で♪ランランランとスキップをカマしてしまうかのような、そんな奥ゆかしいはしゃぎっぷりなのである。

♪夢かもしれないけど 信じたい出来事
 好きな人がそばにいる

きゃ〜どうしよう!つねってつねってアタシのほっぺ。
そのくらいウレシイ出来事に出くわしたと思われる主人公様。

♪夢かもしれないけど 透きとおる瞳
 ゆれる気持 ずっとこのまま

これこそが恋のときめき&悦びなのですよね。なんだか知らないけどゆらんゆらんゆれまくるキモチ。好きなあの人のことを考えるだけで鼓動がドキドキと高ぶってくる…そんな感じだっただろうか、ティーンの頃を思い起こしてみれば。(笑)そんなトキメキ感を表現したこの箇所における重要ワードと言えば…

透きとおる&ゆれる

でゴザイマスよね、なんといっても。だって前述したようにこの曲はゼリーのコマソン…ゼリーと言えば...

透き通っていてプルルンとゆれるモノ

なのでゴザイマス。ここら辺はさすがの作詞家のセンセイ…おそらくはこの曲の依頼があった時点で例のコマーシャルとのタイアップは決まっていたと推測されるのだが、そこら辺を抜け目なく押さえたワードがちゃんと挿入されているのですから。これこそが職業作詞家と呼ばれたセンセイ方のスバラシイところではないだろうか。

♪鼓動が聞こえそうなの
 風の街 並んだ影が
 はじめて手をつなぐ
 いつでもみんなの中で
 涼しげに笑うあなたに 憧れてた

並んだ影…というのはもちろん主人公様とお相手の男性のこと。その男性…涼しげな笑みをお顔に湛えられる=さわやかナイスガイ(←死語でしょうか)とおぼしき方のようである。暑苦しく笑うあなた…じゃ憧れませんわよね、尋常ならば^^;。 

♪悩みを話してくれるの
 うなづいている まなざしとウラハラに 
 心はしゃいでごめん

この主人公様は心の中じゃピースサインでイェ〜イ、若しくはガッツボーズ?心の中じゃ悦びの舞すらをもすでにおっ始めている頃かと予測される状態である。これこそが恋の悦び=ニンマリと幸せを噛みしめる…のまさに骨頂なのでゴザイマスよね、おそらくは。

コレを唄った智恵理さん…伸びのある声質に確かな音程とリズム感。ビジュアル的にもスラっとしていて、しかも小顔といったスタイルの良さが売り。まるでリカちゃん人形のようなソレをお持ちの方…だったのである。特筆すべきはこの曲以前に発売したシングル盤のジャケットだろうか。「雨に消えたあいつ」のレコジャケは、それこそファッション雑誌からそのまんま抜け出してきたようなオシャレさ加減。出てくる時代がもうちょっと前のアイドル全盛時代だったら、もっともっと人気者になれた可能性がある…そんな印象を受ける方でもある。なぜなら彼女のようなキャラは男の子のみならず、女の子からもウケが良さげであり、一挙両得が期待できそうなソレだったからである。

表題曲はオリコン最高23位、4.5万枚を記録してトップ30に食い込むヒットと相成った。これはこの当時の新人歌手としてはかなりの好成績でもある。智恵理さん的にはこの曲がチャートをググンと上昇してヒットしたことにより…

♪夢かもしれないけど信じたい出来事

と…心はしゃぐおキモチだったのだろうか、おそらくは。

☆作品データ
作詞:野原燈 作曲:川上明彦(1988年度作品・CBSソニー)

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