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書庫☆80年代アイドルレビュー

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いよいよ10枚目のカレンダーがお目見え…といった頃合いで、秋も本番な今日この頃でゴザイマスよね。暑くツライ夏から一転…むし暑い気候のせいで長く感じた季節もこうして考えるとあっという間に秋がやって来た?なんて気がしないでもないけんど?日本であのツライ季節を過ごされていた皆様にとりましては「あっという間もあったものじゃありゃしない、なにいってんのよアンタ!」ってな怒号が飛んでくるか^^;。特に8-9月頃にはタイフーンが日本を襲うことがたびたびあったりで…テレビのニュースで渋谷の街路樹がポッキリ折れてタクシーが下敷きに…という衝撃映像を目の当たりにした時にゃビックリコンコン状態になったワタクシメ。なんといっても今年は自然の脅威をタップリコンコンに痛感させられたものでゴザイマス。それはそうと街路樹と言えば…80年代アイドルポップスでコジつけられるチューンがあったもの。しかもこの季節にお誂えムキのアキウタなんだからね。ってなワケで今回もここにコジつけ、いつものようにレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「秋風はあなた」は志村香ちゃんのシングル第3弾として、1985年10月30日にリリースされた曲である。香さんと言えば…

「パンツの穴 〜花柄畑でインプット〜」

そそっ、要はポスト菊池桃子として芸能界にデビューした女の子。ってかよくよく見るとこんなタイトルの映画がよくもまぁ、一般映画として堂々とお披露目できたものでゴザイマスよね。一瞬のチラ見だと18禁コーナーに並ぶソレかしらん?といった趣きなのがスゴいったらありゃしない。(笑)

この映画で主演を務めた山本陽一クン相手にスクリーンの中で彩りを添えてくれていたのが、このレビューの主人公である志村香ちゃんであり、このポジションをゲットするために58.117人の中から栄冠をゲットしたラッキーガールでもあったのである。そして当時のならわし(この頃のアイドルは歌を出してナンボだった)に右にならえの歌手デビュー!デビュー曲は「曇り、のち晴れ」、セカンドが「星のシンフォニー」(両曲ともにオリコン最高22位)ときて、どちらもゾロ目続きのチャート上位なご健闘。でもってここらでポスト桃子としてのポジションを確約よ!とばかりにカマしてきたであろう、そんな位置づけの1発がこのレビュー曲だったワケである。

この曲の作詞を担当されたのは、聖子女王におけるデビューからの一連ヒットで知られる三浦徳子氏、作曲はもちろんこの方…林哲司氏とキたもんだ。ポスト桃子の座を虎視眈々だったのだものねぇ、桃ちゃんの成功によるおこぼれを期待するのは当然のことか。ちなみにアレンジを手がけたのは新川博氏であり、この方はデビュー曲から3連チャンでガムばり続けてきたお方。「ここでブレイクしないんだったらもうやらないよ!」とばかりの気合作だったのかなんなのか…この曲におけるイチバンの特筆事項と言えば、大袈裟すぎるほどに色づけされた豪華絢爛なアレンジ(編曲)に他ならなかったりもする。(笑)

曲の題名が「秋風はあなた」ってくらいだから、タイトルからもアキウタであることは明らか。コレにプラスして新川氏が手がけたアレンジのおかげなのか、秋の爽快さを十二分に堪能させてくれるチューンになっており、秋と言えばコレ!の1曲として推したいソレだったりもする。

秋独特の、さわやかでいて少しひんやりとした風を感じさせてくれるような男声コーラス団員のお声。ソレに絡んでくるのはゴージャス楽器の代表格?とも言われるハープがご登場と相成ったりで。ハープの音色というのは、なにかこう、むかしむかしの神殿で美女が優雅に…なんてイメージがどうしてもつきまとうソレである。こういうのをニッポン産アイポに無理やりにネジこもうとすると、歌い手側の器量が追いつかず?ちぐはくでダサい臭いで充満してしまうのが常なのだが、この曲ではこの楽器を使用したことにより秋を演出することに大成功!ここちEことこの上ないからスゴイ。それこそ秋風の肌触りを耳から感じさせてくれるような、そんなバーチャル効果であふれかえっているからタマげる。新川センセイ、やりますがな。まぁ、ヒトによっては「やりすぎ〜」と感じられる方もいるかもしれないけんど。(笑)

♪街路樹がさわげば くちづけを誘うの
 秋風に染まった 星屑もふるえる

街路樹…キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!(笑)この街路樹ってのがね…秋という季節にこれほどまでにピタリと寄り添うブツってのは他に存在しないのではないかしらん?街路樹なんてそれこそ1年中ソコに突っ立っているワケで、別に秋の専売特許というワケではないのだれど。それにしても新川センセイったらば…ハープに加えて今度はハープシコードですか。なんだか『キャンディ・キャンディ』のOPみたいな肌触り。センセイはこの曲では『キドッテProfessional』?ヨーロッパ風に気品高く攻めたかったのね、おそらくは。(笑)

♪あなたはそっと 背中を押して
 腕時計 はずせよと言う

イントロからさわやか極まりないアレンジとメロディで押し捲るこの曲。歌詞もソレになぞらえてさわやか系なんざんしょ?と思いきや…いやはや、コチラはなんだかご様子が…。ここの歌詞が言わんとしているのは♪つまりあの前ぶれ〜というあの瞬間なのか。それにしてもなんで腕時計が邪魔になるのか…三浦センセイにしては設定がやや無理っぽか。オトコもののゴッツい腕時計ならともかく…オンナものならばさほどの障害にはならないはずなんだけどぉ?

♪好きよ 少し待って
 深い夜にもたれ

ワタクシメがこの曲のアレンジやメロディのみから想像したのは、秋のさわやかな青空…コレなのでゴザイマス。だけどもこの曲は夜のお歌のようで。秋の夜長にイチャイチャするカップルを描いた作品といったトコロ?そのさわやかさに反比例して‘あの前ぶれ’と‘その後の実況ナマ中継’といった展開なのがそれらに不釣り合いか。三浦センセイったら…聖子女王が新人の頃にはこんなエッてぃな歌詞は…。あっ、あったっけ…♪ふたりひとつの〜シルエットってのが。しかもデビュー曲じゃん!って、そういう意味じゃないのね、ソレは。(笑)85年頃のアイドルポップスと言えば、いわゆる‘性’を描写したものが多かったけれども、センセイもその時代の要請に応えんばかりの?といった体勢で書かれたのかしらん、ナゾ。メロをマイナー調にして妖しい風情をタップリ練りこんだら、五月みどり姐さんの新曲としても使えそ〜でコワっ。まぁ、姐さんの場合は待つどころかカマふりかざして襲いかかっていく…ってなコンセプト?でゴザイマシタかしらん?蛇足にはなるけど、同じ作詞家でも有馬三恵子センセイの『妖しいサーカス』とかの方がその妖しさはよっぽどネ。(笑)

♪ヴィーナス Ah ヴィーナス 影は裸の
 ロマンス Ah ロマンス 見せてゆくのね

♪ハートのピアノ かきならしてく
 あなたは秋風なの

新川センセイの編曲における意図、ココに見えたり?歌詞中に恋の女神と形容されるヴィーナスさまがご登場と相成るからヨーロッパっぽい楽器を多用されたのか。合いの手みたいな手拍子チャチャチャが入ってるのもいい!(笑)でもって、この部分の2番の歌詞に目を向けてみると...

♪せつなくピアノ〜かきならしてく

と唄っている。となると、おそらくは…

私はピアノ、秋風はあなた

ふむ。こういうコンセプトで書かれた歌詞であることが明確になってくるか。ピアノのアタシをかきならしてぇ〜アッフンってな欲情ぶりでまたもやみどり姐さんのお顔が...。だけれども、さわやかさ極まりないメロやアレンジがそうした側面なぞ一切合財感じさせないから、三浦センセイの歌詞だけがクライアントの意向からとっぱズレて暴走?ということだったのか、ナゾ。(笑)

それにしても『私はピアノ』ってコンセプトはこの曲より5年くらい前に相撲とりのおかみさんになったあのお方がすでにおカマしになられていたような。(笑)2回目のかきならしが終わってサビ繰り返し部分前では、ピアノかきならし音が‘さりげなく’挿入されてることにも注目!この曲はやはりアレンジの際立ちっぷりが特筆だわな、新川センセイってステキ。香ちゃんによる無理ヤリ気味の裏声ささやき唱法もズテキだけど。(笑)

この曲はオリコンで28位に初登場!その後は26位→31位→47位…あらら?なんだかニタピロちゃんの「夏の雫」を髣髴させるような煮え切らないチャートアクションにガクっ。決して悪くはないんだけど、なんだかこう爆発しきれずに灯火が消える…みたいな消化不良パターンにハマっちゃったという感じか。いい曲なんだけどな〜コレ。

こんな風にヒットチャート上でくすぶっている香ちゃんを尻目に、同じ事務所に所属していた新人アイドル、芳本美代子ことミッチョンは新人賞レースで顔を売りまくり、トップテン内まで至近距離?といったポジションをゲット。ミッチョンはこれまでの伝統型アイドルを踏襲、香ちゃんはポスト桃子戦略に則って新人賞レースなどには一切出ないニュースタイルで。結果的には新人賞レースにも参戦、翌年以降はベストテンヒットもカマすことになるミッチョン側の勝利?香ちゃんは新人賞で活躍するミッチョンを目の当たりにして…

♪あなたは秋風なの

アタシは夏風...アナタの上を往くのはアタシだったはず!ぐやしぃいい!っとばかりに臍を噛む芸能生活を強いられていたのならば、香ちゃんのピアノは切ないメロディしか奏でないソレだったということになるのか。

☆作品データ
作詞:三浦徳子 作曲:林哲司(1985年度作品・日本コロムビア)

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地球にナニが起ったか

といきなりのたまげたワードにておっぱじまる本レビュー。この書き出しにより伊藤サッコさんの?はたまたキョンキョンこと小泉今日子さん絡み?と思いきや…「このところの記録的な豪雨の凄まじさはスゴイですな」と気象のお話を持ち出すワタクシメ。(笑)

3月の震災で大きな被害を被っただけでなく猛暑に台風に大雨と…日本列島ばかりをイジめないでと訴えんばかりの状態だったりで。ただこうしたことは日本ばかりではなく世界各地のアチラコチラでも…過去にさほど大きな地震がなかった当地、メルボルンにだって数週間前にいとめずらしやとばかりに♪忠臣グラグラ〜ときたんだからね。やはり地球にナニかが起きていると感じずにはいられないのでゴザイマス。それにしても日本列島は梅雨明けが異様に早かった割にナニよ、この雨続き。こうなってくるとパワフルな太陽がナツカシく思えてきたりもするのかしらん?戻ってきたらきたでとんでもない暑さにヘキエキかもしれないけんど。ところでパワフルな太陽と言えば、80年代アイドルポップスにもありましたよね。ということで今回はココにコジつけ、いつものようにレビューを展開してみようと思うのでありまする。

表題の「陽気なフラ・ベイビー」は比企理恵ちゃんのシングル第3弾として1980年6月1日に発売されたナツウタである。理恵ちゃんと言えば、パニック障害を患いながらも神社めぐりをカマされてそれを克服!最近では高校生時代の同級生との愛を育まれゴールイン!といった明るい話題を振りまいてくれたもの。そんな理恵ちゃんも芸能界デビューした当時(1980年)は14歳!同期では柏原よしえ(現:芳恵)ちゃんと同い年という…当時としては史上稀にみるおさな年でのアイドルデビューをカマされた方だったのでありまする。それにしても「No.1」(ナンバーワン)で腰ヒッコンしまくっておられたよしえさんってば…アナタって方は大物すぎましたがな。(笑)

私生活ではパニック障害を患い、長年その苦しみに悩まされていたという理恵ちゃん。ただ、デビュー当時の彼女に与えられたキャラと言えば…

イメージ 2デビュー曲「恋のローラー・ブーツ」
イメージ 3シングル第2弾「ARE YOU HAPPY?」

どちらもスポーツもので展開される歌詞が特徴のアイドルポップスであり、元気で明るくて…といった、いかにもあの頃アイドル的なソレを演じさせられていた(?)彼女だったのでゴザイマス。このあたりに関しては所属事務所だった○リプロがね…なんせ「第4回大会・スカウトキャラバン」で栄冠の座に輝いた理恵ちゃんですもの。ソレの先輩で同事務所のアイドル株引き上げに大貢献されていた榊原郁恵さんに追いつけ追い越せ!とばかりの戦略だったのではないかと思われ。それにしても○リプロはコレに関してはかなりのしつこさを見せたもの。個々のキャラを生かして売ってあげたら良かったものを…

西村まゆ子さん(第2回大会優勝)→郁恵カット
能瀬慶子さん(第3回大会優勝)→郁恵さん曲を髣髴とさせる能天気チューン

と…なんでこうも郁恵でイクベ!になっていたのか…今となってはサッパリコンコン理解に苦しむ展開を繰り広げていたのでゴザイマズ。能瀬さんに至ってはソレにプラスして百恵要素も突っ込まれていたのだから…どうりでご本人がコワれちゃうのも無理はなかったのでありまする。

さて…文句がタラタラ続く前に肝心の楽曲をさっさとレビューしとかないとネ。

理恵ちゃんが唄った「陽気なフラ・ベイビー」の作詞ならびに作曲をご担当されたのは佐々木勉(ササキベン)氏。ベン兄さんと言えば、榊原郁恵さんの一連ヒット(「夏のお嬢さん」「ラブジャックサマー」など)でおなじみとなったお方。郁恵さんモノと関る前にはザ・サベージなどのGS方面でご活躍(この頃はベンではなくツトムと読ませていたご様子)だったようで。その分野からいきなり郁恵さん、はたまた同事務所の荒木由美子さん→理恵ちゃん→堀ちえみちゃん…とホリプロ専属作家?になられたいきさつは…といったトコロが興味シンシンの対象かしらん、ナゾ。ちなみにベン兄さんは1982年にヒロシ&キーボーに書いた「3年目の浮気」でメガヒットをゲット!その一方でテレ東アニメ「魔法のプリンセス ミンキーモモ」の主題歌を手がけるなどの手広さが特筆モノか。ちなみにベン兄さんは働き盛りの46歳という若さでこの世をお去りになっている。その当時にこのニュースを聞いて「郁恵ちゃんの曲を作ったあの方が!」とビックリコンコンした記憶が今でもハッキリと…。理恵ちゃん楽曲におけるこの作家さんへの依頼(若しくは郁恵さん用のストック作品も含まれていたのか?)に関しては…やはり4番目のホリプロ娘(郁恵クローン)としての生をまっとうさせるための策だったのかと思われ。まったくもってスゴいこだわりでゴザイマシタよね。(笑)

♪去年の夏は ひとりさみしくひとの恋人を
 うらやましげに ビーチパラソル のぞきこんでいた

♪今年の夏は ウィンドサーフィン ふたりでオリンピック
 こんがり日焼け いつも陽気なわたしフラ・ベイビー

70年代によく見られた…いかにもあの頃の匂いをプンプンと放たんばかりの、能天気アイドルポップスといった風情の唄い始め。しかもベン兄さんたら…サーフィンだのビーチパラソルだのって…初っ端から郁恵でイクベ!とばかりの執拗な攻めっぷりがこの部分における最大特徴か。(笑)

♪パワフルな太陽と 突き刺さる言葉
 わたしにくださいな Anyway 男の子らしく

パワフルな太陽…キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!(笑)しかもここのラッパだのチューバ(?)だのが鳴り響きまくる管弦楽団員参上〜!みたいなアレンジが「好きよ」。ちなみにこの楽曲におけるアレンジを手がけたのは井上鑑氏。この方は編曲家としてダイスキな方なのだがこの頃からイケてるアレンジを…またまた「好きよ」。(笑)

80年当時にこの曲を聴いていたワタクシメは純情可憐な少年。だからなんで『突き刺さる言葉』なぞを欲しているのかサッパリコンコンだったもの。しかしながら年喰った後にこうして聴き直してみるとその意味が把握できる(←おそらくは)ようになってくるものである。この少女ってばもしかしたら…太陽みたいにパワフルで、真夏の太陽光線のように突き刺さるお言葉を発してくれる肉食系男子を欲求中?アタシを♪ジーレジレジレ「じんじんさせて」とおねだりの真っ最中なのか。どうにもそのような様相を呈していたとおぼしきクダリだったりで。突き刺さるのがお言葉ってところが14歳の少女ソングらしくて、これにはほっこり安堵感。(笑)それにしてもたかがアイポ、されどアイポ…アイドルポップスにおける奥深さをじっくりとのぞきこむようなチューンとでも評したら良いのか?ベン兄さんもアイポでコソコソこういうの…ステキすぎるったらありゃしない。(笑)

でもってこの曲は最大のヤマ場(←って↑がソレじゃなかったの?)を迎えるのでありまする。それが曲の〆部分である…

♪夜はわたしが フラダンスを見せちゃう
 レイなどかけて あなたにだけ見せちゃう

ココなんだから。も〜理恵ちゃんったら…周囲のオトナに言われるがままに、一生懸命に郁恵を引き継いでいるんだから。なんといっても…

♪よ〜るはわたしがッ↑

♪レ〜イなどかけてッ↑

このシャクリあげは埋もれさせてはならぬ…アイドルポップス界において燦然たる光を放ち続けるソレ(←ちょっと大袈裟か)なのでゴザイマシて。理恵ちゃんの先輩だった能瀬慶子さんも「He isコットン100%」では似たようなことをカマされていたりはしたものの…やはり理恵ちゃんにおけるこのシャクリは格の違いを見せつけてくれているのでありまする。先人である郁恵さんの♪アイスクリーム〜ユ〜スクリームのコミカル加減ですらドヨンとカスんでしまうくらいの…実にすばらしきパフォーマンスなのでゴザイマス。アイドルはこうでなくっちゃネッ…オホホホホ!といった理恵ちゃんの高笑いが今にも聞こえてきそぉ〜。アイドル時代のレコ売上は散々パラ&たった1年で歌手生活にエンドった彼女だけど、こういう傑作を残してくれた…それだけでもありがたや〜と、パワフルなおテント様に向かって拝みたいキモチなのでありまする。(笑)

それにしても気になる↑の『夜』ってお言葉…ベン兄さんの作品だものね〜これまたナニか好色めいた隠れメッセージが???

あなたにだけ見せちゃう!夜の腰ヒッコン?

ちょっ…ちょっと!いくらなんでも悪ふざけが過ぎやしませんの、兄さんったら…滝汗。こうなってくると「陽気なフラ・ベイビー」なんてのは不釣合い?そそくさとタイトルをすげ替えて「妖艶なフラ・ベイビー」とでも...。でもってソレを唄うは理恵ちゃんと同期で仲良しのよしえさん…ってコラッ。(笑)

この曲はオリコン…えっと記録が見つかりませぬ。ええっ!ベン兄さん渾身の傑作が100位に…ってそれどころか200位にもチャートインした形跡がないなんて!ってなんで200位にチャートインしてないって分かるのさ。だって理恵ちゃんの最高位はデビュー曲の199位…ってことはソレを上回った作品はないってことに…ガーン!こんなに可愛かった理恵ちゃんなのに…彼女もやはり『女王に呑まれて』というアレの一派さん?理恵にナニが起ったか。

♪パワフルな太陽と 突き刺さる言葉

この歌詞どおり?パワフルな太陽姐さんにまんまと仕留められてしもうた理恵ちゃんだったのでありまする。(笑)

☆作品データ
作詞・曲:佐々木勉(1980年度作品・日本コロムビア)

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インターネットちゃんという時代の申し子の出現以来、長きに渡り続いてきたその主役の座を奪取されそうなほどの断末魔状態にあるテレビくん。新しく制作する番組やドラマもそれぞれがパっとしない状態とかで?それでも過去の栄光作品をDVDとして小出しに発売してくれるのは有難いのだけど、DVDでもボックスともなればかなりの高額になるんだから…コストかけて商品にしたところでよっぽどおスキな人じゃないと買わないんだってば。だったらいっそのことネットちゃんのお力を素直に拝借し、配信という形で「過去作ライブラリー」とでも銘打った公開の仕方でも考えた方がよっぽど民主的でいいと思うのにナ…と感じてしまうのはこのワタクシメだけかしらん。まねきTVの件といい、さっさと鎖国&独裁体制を辞めないととんでもない結果になりますがな、今後のニッポンテレビ界は。

それはそうとライブラリーと言えば…いましたがな、80年代アイドルにだって。そんなワケで今回はここにコジつけさせて頂き、いつものように懐アイドルのチューンをレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「失恋ライブラリー」は紘川淳さんのデビュー曲として、1986年4月25日に発売された作品である。紘川淳ちゃんと言えば…

「セーラー服通り」

という、かつてはマジメで売っていた局だったTBSが制作したドラマに出演したアイドルさんである。劇中ではマンガ家としてこっそりデビューしちゃったという3人の女子高校生を中心にして、そのドタバタをコミカルに描く内容だったもの。主演となる女子高校生役には石野陽子さん(現:いしのよう子)、藤原理恵ちゃん(後のC.C.ガールズ)、そして今回のレビューの主役でもある紘川淳ちゃんが演じていた。その他にもピンク・レディー解散後にお色気路線を走らされていたMIEさん(現:未唯mie)、小堺一機さん、たのきんから野村のヨッチャン、さわやか青年時代の竹内力さんなどのお姿も。また、その他大勢の生徒役として「ザ・スターオーディション」出身のアイドル歌手だった藤ゆう子ちゃん、そして政界に君臨され「2番じゃダメなんでしょうか」という迷セリフを吐いた若き日の蓮舫さんもご出演していたという…いわばお宝的要素がタップリコンコンの作品なのである。なのにこの作品…未だもってDVD化が成されていないというアリサマ…ちょっとナニやってんのよ!三田寛子さん主演の「激愛・三月までの…」(TBSで未DVD 化)という名作とセットでさっさと出しなさいよ!といったトコロか。そしたら少なくともその2作品はご購入させていただきますからん…みたいな。(笑)

こんな内容のドラマ内で生島夏樹という少女を演じ一躍人気者になったのが紘川淳ちゃんであり、その人気にあやかってアイドル歌手としてのデビューをカマしたのである。まぁ、この流れは当時のメインストリーム…女優だろうがコメディエンヌだろうが誰でも1枚はとりあえずレコードを出す…みたいなノリ。(笑)

そんな彼女のデビュー曲で作詞を手がけたのは安井かずみ氏、そして作曲を担当されたのは木森敏之氏である。安井氏はダンナ様の加藤和彦氏とのコンビもので数多くの名曲を輩出された方として知られ、木森氏にいたっては「聖母たちのララバイ」(岩崎宏美)でのヒトモンチャクで名を知らしめた?いえ、作曲&編曲家として数々のヒット曲を残された方と説明すべきでゴザイマしょう。コレを読んでる方はご存知かもしれないが、木森氏は1988年にわずか40歳の若さでこの世を去られている。紘川淳ちゃんによるデビュー曲「失恋ライブラリー」の発売年は1986年だったことから、この作品を世に送り出した後のたった2年後にお亡くなりになった…ということになる、合掌。

さて、そんなコンビから産声をあげたこの作品のテーマは…

失恋(シツレン)

コレである。ってタイトルがそうなってるんだから言うまでもないのだが、そうは醒めずにソレとライブラリーのご関係を探求してみる…このことこそが80年代アイドルポップスにおける醍醐味なんだからネ。それではいつものようにガサ入れを。

♪いつもなら笑い声と 友だちにかこまれて
 あの人を意識しながら クラスの前で待っていた

この曲のロケーション設定はアイポの定番だった学園。ソコで好きな人を意識しまくり目くばせし、ちょっとした恋人きどりになる少女とやらが主人公のようである。でもってその少女がときめいている理由とやらが…

♪キスした きのうのことがまだ 胸から覚めないの

理由が予想外にスバヤく出てきてビックリコンコンだけど、要はコレなのネ。はじめてのキス(←おそらくは)の味になんともいえない衝撃的快感を得てしまい、今もって夢ん中…要はキスボケ状態の真っ只中といった様相のようでゴザイマス。でもってこの少女をここまでヘロヘロにさせているオトコとやらが…

♪それなのにあの人 ヘミング・ウェイを返す間もなく誰かと

ですって。「ヘミング・ウェイくらい読めよ」とかなんとかノタまってギザったらしく貸したんでしょうか、この本。なんだかアイポでは定番中の定番だったとおぼしき♪罪つくり×2のモテ男。きのう♪唇に〜ロマンス〜したばかりだというのにもうこのありさま。ダメよ〜もっと品定めしなくっちゃサ。♪だ〜か〜ら〜言ったじゃない〜愛しちゃダメってぇ〜なんだか早くも主人公様の「愛のゆくえ」が気がかりになってまいりました。

♪真っ赤なモーターバイク 二人を乗せて 風のように消えていったの

コレより前の項とこの楽曲のタイトルでイヤ〜な「予感」はしていたけれど…やっぱり「予言」したとおりなってしもうた。まぁ、このバイクの後ろにまんまと乗っかったオンナからしたら「気分はフェアネス」?でもって彼的には「気分をかえて」のおつもりだったのかもしれないけど、主人公様にとったら胸元ズキュン!それこそ激震走りまくりなネガティブモードでの「恋のマグニチュード」だったに違いありませぬ。田村のエリリンあたりならば「こんな状況はいつかひっくり返してやる!」などと気のお強いトコロを見せてくれたはずなんだけど。

♪わたし今 ノートまるめて ひとり静かなライブラリー
 そこなら誰にも見られずに

ふむ…コチラの少女にはどうにも無理っぽ。リベンジを企てるところまで行き着くハズもなく…

♪泣けちゃう 思いきり

泣いちゃうんだから〜キャワゆ〜いったりゃありゃしない。それにしてもどんだけ過疎ってるライブラリーなのよ!って…思わずツッコミを入れたくなるものの、ソレはさほど気にならなくなるほどのキュートっぷりにうっとり。ドラマ「セーラー服通り」で見せていた明朗快活な少女という役柄とはまたひと味違った、実にめるへんちっくで「UBU」な雰囲気を堪能できる箇所だったりもする。これほどまでにいたいけで「ウブウブ」な女の子をこんなにさせたヤツってどんなヤツ?

♪いつでもあの人 自由な生き方 好きだと話していたから
 ステンドグラスの失恋ライブラリー ひとり わたしの涙 見ている

「だからもう一度」言うけどね、このテのオトコはダメなんだって言ったでしょ。いっつもこう…常套句ひっさげて「技ありっ!」の逃げ切りをカマすだけなんだから。しかしコレ以上の説明はご不要でしょう…なぜにこの曲が「失恋ライブラリー」と銘打たれているのかは。ソコは彼女の大号泣に利用された場所に他ならなかったのでゴザイマス。泣くに泣けませんがな、まったくもう。(笑)

こんな少女の淡い恋心、そして壊された恋の悲しみを繊細に描いたこの作品…なかなかの傑作であると太鼓判を押したいワタクシメ。しかもオリコンでは最高26位となかなかのご健闘モード。

初夏景色を彷彿とさせるさわやかなイントロに反比例しまくる切ない歌詞。だけど失恋がテーマの曲だからと言って完全なるマイナー調にはせずメジャー調の中にも哀愁の味つけがしっかり施されているところ…ここが実によろしい。ちなみに編曲は戸塚修氏によるもの。また、作詞をされた安井氏が淳ちゃんの声質に合わせて書いたとおぼしき歌詞も秀逸の出来ばえ。でもってソレを唄った淳ちゃんの歌唱力にも要注目なのね。彼女のソレはお世辞にもアレではなかったけれども、その味わい深さは特筆モノ。サビ部分でやや苦しげになるお声すらも少女の悲哀を表現するには相乗効果がタップリコンコン。校庭にひとり取り残され、茫然自失となる少女の姿が目に浮かんでくるほどなんだから。

現在はとある有名大学にて教授という素晴らしいポジションにいらっしゃる淳ちゃん。彼女のアイドル時代は今ひとつ恵まれたものではなかったけれど、それでもこんな胸キュン!ものの傑作を1つ残してくれただけありがたやのキモチ。彼女の芸能活動期は1980年代の後半あたりまで続いたようなのだが、ソレをすっぱりとお辞めになり大学入学→大学院へ。それこそ…

♪風のように消えて いったの

芸能界からは気がついたら「アレ?」って感じで…そのお姿は風のように消えていったのでありまする。

☆作品データ
作詞:安井かずみ 作曲:木森敏之(1986年度作品・ポリドール)
※どなたか歌詞の正式表記を教えてください。

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新年も明けて早8日目…なんだか地球の自転速度が速まった?としか思えない今日この頃。
クリスマスだ師走だ!と騒いだ12月なんてあっという間にエンドってしもうたがな。それはそうと12月と言えば…ってもうエンド喰らった月に関してどうこういうのもなんだけど、ワタクシメの中には12月に対する確固たるイメージとやらが実は存在する。そのイメージとは…

星降る濃紺色の夜&雪しんしん

これらである。といっても「雪」の方はどこぞのアニメとかおとぎ話の絵本とかで刷り込まれたソレ。しかも12月の東京でそういう風景を拝めるってのはかなり稀だったもの。でもって「濃紺」の方はと言うと…これはやっぱりお正月との対比に他ならなかったりもする。なぜなら12月31日ギリギリまではそういったお色でしこたまだったはずが、暦変って1月1日になった途端におっ始まるあの騒ぎ。そう、要は朝っぱらからの着物&やかましいくらいの漫才声でゴッタ返すあの朝。たった1日の違いでWhat a difference! それこそ静寂なる濃紺→やかましいオレンジ色へと激変するってのも1年の内ではこの二日間くらいのものか?それはいかにウチらがカレンダーというシロモノに縛り付けられ&振り回されている証?にも思えてきたりで…。地球上で暦に振り回されてこんだけの大騒ぎをする生き物ってのは、おそらく人間くらいのもの。コレを冷静に考えてみると、いとおかしかったりもする。それでもワタクシメだってソレにカコつけて呑んだり喰ったりするんだから…眉しかめられる立場じゃないんだけど。(笑)

でもって、かなりお久しぶりとなった今回のレビューはというと…12月というマンスに対する懐かしい思いを蒸し返す作業?いえいえ、単に予定が狂っただけなのね。なので今回の記事はその12月(もしくは冬)が持つ濃紺な雰囲気にピッタリコンコンの、この楽曲をご紹介してみたいと思うのでありまする。↑でどうこう言ったワタクシメだってコドモ時代にはサ…12月が指折り数えて待ちこがれるほどにお気に入りだったんだから。今となってはそんなもの遠い昔のお話…になってしまったけんど。(笑)

無駄話はこれくらいにして早速…。表題の「ガールズ・オン・ザ・ルーフ」は渡辺美奈代さんのシングル第6弾として、1987年11月18日に発売された楽曲である。この曲を発売した頃の美奈代ちゃんと言えばおニャン子も解散、そのブランドに頼らずソロ歌手としてガムばっていかなければならない…ってな時期である。デビュー曲の「瞳に約束」から延々と続いた後藤次利氏による作曲、そして対象年齢を下げすぎたか?と思わせた例のイキすぎロリータ路線とか…聴く側としてもちょっとばかり食傷気味であり、伸びシロのようなモノがあまり感じられない彼女だったか。おニャン子パワーにより前作(「アマリリス」)まではオリコン1位を獲得し続けたものの、それらの売上はデビュー曲を一度も上回ることなくジリジリ地盤沈下。実は10万枚を割り込みそうなトコロまでイってしまっていたのである。そういう結果にスタッフが大慌てしたのか(←って商売なんだから当たり前だけど)、このシングル第6弾では作家を一新して♪衝撃的ダイビング〜なる勇気ある賭けをけしかけてきたのである。

♪本当は照れ屋だけれど 不良ぶってる君に
 私の招待状が届くわ 水色の

どっかで耳にしたことがあるような、ユーロふれんちライクなメロ。この時点で明らかに作家が変ったことを感じさせる歌い出し。でもってこの曲の作詞ならびに作曲を手がけたのは遠藤京子氏。京子姐さんと言えばご自身も「告白テレフォン」で1981年にビクターより歌手デビューした経歴をお持ちの方。なんと「ひとり・ナルシス」ってなシングル発売時には「おはスタ」にて朝もはよからの歌披露をカマしておられたのも忘れなくってよ。その後もTBSのドラマ「3年B組貫八先生」にマドンナ先生役でご出演とか…あなたもお好きねぇ、と言わんばかりのアイドルちっくな活動を展開されていたもの。元々の基本スタンスはアイドルではなかったと記憶(←ご自身で作られた「雪が降るまえに」というアダルティな楽曲でぷちヒットもお持ちなんだから)しているが…。そんなことやるのが本望(←おそらくは)だった彼女が作詞と作曲の両方を手がけて美奈代ちゃんに捧げちゃった作品なんだもの…仕上がりがカワユくないワケがないのでゴザイマス。

♪星降る夜になったら みんなテラスぬけて
 ママには内緒で楽しもうよ

おおっ!初っ端から「星降る夜」ってフレーズがキましたがな。この曲の発売は11月18日…それこそ12月あたりを売上のピークと見込んで発売した作品といっても良い時期。ってことはワタクシメの感性と遠藤京子さんのソレが一致していたのねん!なんだかウレピー!この場合の「おおっ!(Oh!)」ってヤツは、ピンク・レディーの解散ソングに沿わせて考えれば「感激の」とか「よろこびの」ってのに値するんだろうか、ナゾ。(笑)

それにしてもアイドルの唄ってなぜに「水色」が頻発利用されるのか?

「水色のラブレター」 岩井小百合
「みずいろの手紙」 あべ静江
「水色のカチューシャ」 小林千絵
「水色の星」 吉田真梨
「水色のときめき」 ザ・リリーズ

●ポケット保持様よりご教示
「ハートは水色」 増田未亜
●rahyale様よりご教示
「水色のページ」 麻丘めぐみ
●marquecat様よりご教示
「水色の恋」 天地真理
「水色プリンセス」 岡田有希子

とかサ…とにかくしこたまに存在するんだから。今回の美奈代ちゃん楽曲においても、不良ぶってる君に届いたというそのお手紙が水色だったのネ。たしかに水色ってのはなにかこう神聖で純粋で汚れなき澄んだ美しさとか…そんなのを連想させる色ではあるけれども。

♪ガールズ・オン・ザ・ルーフ 裸足のままの
 天使が集う 秘密の場所は 君んちの屋根さ

このサビ部分でやっとこさこの楽曲タイトルがなぜに「ガールズ・オン・ザ・ルーフ」なのかが解明されてきたりもする。このタイトルを日本語に直訳(←あまり必要性はないかとは思うが念のため)すると…

屋根の上の女の子たち

となる。まぁ!生娘(キムスメ)たちが夜な夜なそんなとこでナニやってんの?と眉間にシワを寄せるのは根性がいやしくなったオトナたちの考え方なのね。そう…見た目もキモチも乙女だった(←と推測する)京子姐さんは天使を女の子に置き換えたの。天使と言えば、たしかオ○ンポンの付いた子もいたと記憶してるから、決して女子のみで構成される組員ではなかったハズ。でもいいの…だって今回の女子組による天使達がご登場と相成るワケと言えばさ…

♪ガールズ・オン・ザ・ルーフ 陽が昇るまで
 恋の悩みや 未来の事を 君と語りあかそう

不良ぶってる少年の、閉ざされたココロの扉を開くにゃやっぱり異性の天使がもってこいですがな。ソッチの方が効き目バツグンなのは言うまでもないのでゴザイマス。といってもその彼の趣味趣向によっちゃ特注も受付しなきゃいけない状況も有り得るけれど。そんな時きゃオ○ンポン付きの男子天使たちを派遣するのじゃ〜ボーイズ・オン・ザ・ルーフ!とばかりにネッ!(笑)

♪ガールズ・オン・ザ・ルーフ パジャマのままで
 羽の枕を椅子の代わりに 夢見ておしゃべり

それにしてもなんてキャワゆい楽曲と歌詞なんざんしょ。イントロで弓矢を放つみたいなアクションする美奈代ちゃんがとってもキュートだし、デビューの頃よりうんと上手くなってる。

そう言えばこのレビューの前半で「聴きおぼえのある…」ウンヌンってのを書いたけど、この楽曲の下敷きはどう考えてもアレだわな。♪わたしは夢見る○ャンソンにんぎょお〜っていうあのお歌。オリジナル歌唱はフランス出身のアイドルだったフランス・ギャルちゃん。だけど作曲をした京子姐さんが決して悪意に満ちてパクってる風情は皆無!それを生かして上手にキチンとモチーフ化できてるんだからいいのである。(笑)

これは新しい試みだし、美奈代ちゃんの雰囲気にも合ってるから売れるぞ〜!っと、アンチおニャン子気味だったこのワタクシメをソッチ側に寝返らせたこの曲。でもってこの楽曲のお成績は…オリコンで最高2位!だけど売上は8.8万枚…と悪夢の10万枚割れ達成記念曲になってしもうた!やっぱりおニャン子ブランドが付いてないとダメなんだ…と思いきや、実はこの曲ったらば登場週数では美奈代楽曲において歴代第1位に君臨していたりもする。デビュー曲の「瞳に約束」(美奈代全盛期)ですら9週間のチャートインだったのに、この曲はソレを上回って10週間!って…たった1週違いのジミ超えじゃんって…。でもこんだけの地盤沈下状態の中、ネバって10週チャートインしたってのはこの楽曲に対しての評価が高かった?そんな背景を伺わせる記録と言えるかもしれない。京子姐さんとのコラボは前作(「アマリリス」)のB面に収録された「神様のタイミング」とコレの2曲ポッキリ。10万枚割れに伴う遠藤京子切りが断行されてしまったのか...。美奈代ちゃんとの相性はとっても良かったと思うし、なにしろ夢がいっぱい&ミルクティーンの頃の純粋なキモチを思い起こさせてくれる素敵な作品なんだな、コレが。

♪ガールズ・オン・ザ・ルーフ 大人達には
 見えないハシゴ ひとつ昇って君も ここにおいでよ

「大人はわかってくれない」…と感じていたあの頃のワタクシメ。そんなワタクシメも今じゃアラフォーで…大人どころかジジイ街道まっしぐらといったお年頃。(笑)でもたしかにあったあった…そういうの。あの頃にしか見えないナニかって確かに存在していたっけ…どこかマジカルでなんだか透き通ったソレ。今ではすっかり見えなくなってしまった色々なモノがうんと見えていたんだ、あの頃は。でもソレって一体いつからなくしたんだろう…ソレをなくした瞬間から信じることや夢見ることを忘れてつまんないオトナになっていったような…そんな感じがするのでありまする。なんだか今回はこの曲が持つパワフル洗浄効果により「ハートウォッシャー」な洗いざらし状態で「E気持」!すっかり生まれ変わったようなキブンのワタクシメなのでゴザイマス。なんせ長きに渡る荒んだ生活(←ってどんな暮らしやねん)でアソコは相当ドス黒くなっておりましたからな。12月を指折り数えて待っていたという、あの頃の自分さえ取り戻せそうな…新年に相応しいめちゃくちゃピュアなキモチ。今年こそは水色な自分をもう一度!でもってあれ以来ずっと見えなくなっていた…

見えないハシゴ

とやらをよじのぼり、見えた見えたよ!の大騒ぎ。美奈代天使と星降る夜の語り合いをカマしてみたいと思うのであります。(笑)

そんなワケで‘新生チェリー’としてガムばりますので、今年もご支援のほどよろしくお願いいたしまする。

☆作品データ
作詞・曲:遠藤京子(1987年度作品・CBSソニー)

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森雪之丞氏&後藤次利氏のコンビと言えば…

「泣いちっちマイハート」 風見慎吾
「小さな決心」
「涙、止まれ!」
「負けないで勇気」 他、中山忍
「トラ!トラ!トラ!」
「Hey! Beppin」 以上、シブがき隊
「本気半分エキストラ」 浜田朱里

などなど….とにかくコミカルな作風の歌詞にハギレの良いメロをのっけたとおぼしき楽曲群が思い浮かぶもの。上記作品群の中でコミカルといった観点から外れるのは、中山忍さんが唄った純粋アイドルポップくらいのものだろうか。でもってこのコンビが当たり役として、アイポファンから未だに高い評価を受けているのが、1983年頃にかけてソフトクリーム(女の子3人組のユニット)が放った…

「すっぱい失敗」
「やったね!春だね!!」
「ごめんあそばせガンバリ娘」
「クラスメイト失踪事件」

などにおける一連の作品だったりもする。これらの楽曲は後にニッポンアイドル史をいい意味でも悪い意味でも塗り替えた張本人となるおニャン子クラブの下地になったのでは?と囁かれる作風が特徴となっていたもの。どれもこれも森センセイによるコミカルワールドが炸裂しまくったような歌詞によってキラリンコンと光り輝くチューンたちでもある。でもって今回レビュろうと思っている作品…実はこれも同コンビによる作品となっており、そのユニークさにおいては「負けないわよ!」と言わんばかりの仕上がりっぷりだったりもする。

なにはともあれ...早速レビューを進ませることにする。

表題の「キャラメル・ラブ」は松本明子さんのシングル第2弾として、1983年9月21日に発売されたチューン。アッコちゃんと言えば今さら説明するほどのないほど、昨今ではバラエティなどでご活躍中の方でもあるのだが、そんな彼女が1983年のデビュー当時はアイドル歌手をやっていたという事実!コレもすでに色々なところで暴露されているためにさしてめずらしい話でもない。だけどその唄っていた作品に関してはあんまり取り上げられないのも事実か…というか取り上げられるのはいつもデビュー曲(「♂・♀・Kiss」)であり、そのタイトルがあまりに奇抜だったため、笑いのネタにされて終わってしまうことがほとんどだったりもする。でもちょっと待ってよ!アッコちゃんが(その短かった)アイドル生活において発売したシングルはレビュー曲を含めて全部で3枚。しかしこれがなかなかどうして!実はどれもがかなりの高品質を誇っているのネ。だから絶対に聴かなきゃダメなのよん。(笑)

そんな中で今回ピックアップした「キャラメル・ラブ」は、これまた傑作と言えるようなソレになっていたりで。コレがオリコンの200位にすら入らなかったってのは解せないことこの上なかったりもする。

そんな隠れた名曲とおぼしき、このチューンのテーマは…

♪ふたり落ち葉のカフェで 微笑んだ時
 突然彼が 大好きだと私に言った

こんな歌詞からも推測ができるとおり…

意中の彼にスキと言われ慌てふためく少女

コレなのである。要は中山忍ちゃん風に習って臆病に申し上げると♪好きな人に好きと言われたら泣きそう〜この世界観に近いものがあるが、それとは何かが違うか。(笑)こちらは少女マンガの…といっても正統派の美化されたソレって風情ではなくって、ギャグセンスがタップリコンコンに詰まった坂東江利子センセイのマンガ(「ラミと気まぐれ学園」とか)みたいなノリなのネ。物語に登場する主人公が女の子だっつーのに「ギャビ〜ン!」とか言ってのたうちまわる…といったノリ。こんなユニークぶりは歌の冒頭から炸裂するの。

♪恋愛経験豊かだけれど ハニャ
 それがみんな片想いじゃ ハートもゆがむわ

♪ところが なっなんと夢見る彼に ハニャ
 なぜかデート誘われたの 土曜の原宿

アッコちゃんが後々にバラエティ部門で名を馳せることを予測しまくったかのような序章にビックラこきますがな。正統派アイドルポップスの風情は保ちながら〜というスタンスにおいて…

ハニャ

っていう、滑稽キワマリない意味不明技はかなりスゴイ。(笑)

おそらくはアッコちゃんスタッフはすでに彼女に関してアイドルから逸脱した部分にキラリと光るセンスがあることを発見&それを下敷きにした作風を!といった発注をカマしていたのではないだろうか。80年代に入ってダメダメと言われていた渡辺プロダクションだが、こういった素材を発掘したトコロに関しては先見の目ありき!と賞賛すべきなんだろうか。なんといってもアッコちゃんのデビュー時におけるキャッチフレーズが…

聖アジテーション少女
明子、トンがってる

だものネ。大衆の不満を煽りたて闘争に導く行為というかなんというか…そういうのを狙ってこれまでに存在していたアイドルの定義を打ち破るぞ!っていうコンセプトの元にデビュー!だったんだろう、おそらくは。(笑)ただそれがあまりにも打ち破りすぎて、例の○○んこ発言に及んでしまったのも記憶に新しいところでもあるか。あの一件は「聖アジテーション少女」が墓穴を掘りまくり、周囲に「そそのかされた」瞬間でもあったけれども。(笑)

♪ちょっとだけ待って 待って 悪い夢だわ
 覚めればきっとパジャマの私よ
 ちょっとだけキュッキュッ キュッキュッ
 彼のほっぺた つねれば彼が本気で怒るの

この楽曲におけるサビ部分もなかなかトンがった出来栄えか。森センセイのユニーク極まりない歌詞に、後藤氏の半音を練りこんだメロが絡みついてくる仕組み。♪待って&♪キュッの後に爆発音のようなものが挿入されているアレンジも秀逸である。あたかもアジテーションの如く、闘争の幕開けを思わせる効果音入りとは!お二人のセンセイともども…クライアントからの発注を忠実に守った上に出来上がった1曲?とおぼしき作風になっているようである。それにしても…
 
♪夢じゃないのね 機嫌なおして
 キャラメルキャラメル カラフル フォーリンラブ

とアッコちゃんは陽気に唄い続けるけれど…結局のところ「キャラメル・ラブ」ってなんなの?って…前回レビュった沢村美奈子さんの「パンプキン・ラブ」と同様にワケわかんないままにしてるんじゃないでしょうね〜と思ったら…

♪ちょっとだけしょっぱい しょっぱい
 味がするのは きのう流した涙のせいなの

ハニャ!回答が隠されておりましたわん!そそっ、だからこその「キャラメル・ラブ」なのよねん。だけどこの部分は2番にならないと出てこないの。ってことはこのレコードを買って最後まで聴かないとなぜに「キャラメル・ラブ」なのかが分からない仕組みになっているのでありまする。いやはや…作詞の世界も奥深い。メディアでは唄われない2番に秘密を仕込んどいてレコードを買わせよう!って魂胆だったのかしらん。だとしたらスゴイわな。ってか買わなくても歌本見れば済むのでは?といった節約方法もあったかもしれないけど。(笑)

それにしてもこんなにコミカルでキュート、そして歌詞どおりのカラフルなお召し物でアイドルになりきるアッコちゃんで挑んでも、オリコンで200位入りならずってのが解せないもの。アッコちゃんの歌声に関しては「スタ誕」出身、しかも並みいる強敵だった徳永英明さんや本田美奈子さんを蹴落としてのスカウトだもの〜かなりしっかりとして声もよく出たソレ。地をきちんと隠しとおせていたらポスト聖子の座だって狙えた?ってソレはないかもしれないけど、少なくともこの後に続いたシングル第3弾「夏色のギャルソン」(←これも傑作!)などからはそういった匂いが芳しい状態になっていたりもするのである。

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アイドルになりきるアッコちゃん今見るとキャワユイ原色満載の衣装
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お靴も青ラメよっ!キャラメルポーズもキマったわっ!

まぁ、例の4文字発言があったからこそ今のアッコちゃんが存在する…と言っても過言ではないからして、結果オーライということでまとめたいと思うのでありまする。ただあの4文字を公共の電波に乗っけてしまったアッコちゃん。後始末というか、その後の干され具合は悲惨キワマリないものだったか。あの後は同期アイドル達からは一線を敷かれたらしい。ご本人様的には…

♪ちょっとだけ待って待って 悪い夢だわ

聖子女王に憧れてアイドルデビューまでカマした少女にとっては、あの一件は悪夢以外のなにものでもなかったのではないかしらん。それこそキャラメルのしょっぱいどころじゃない、激辛塩味の涙で枕を濡らしたのかもネ〜こんなハメに遭うために香川から出てきたんじゃないわって...まさにしょっぱい失敗ですがな。だけど♪機嫌なおして〜もとい、居直ったことにより手中にされた現在のポジション…清純派アイドルとは完全に違う方角へイってしまったけど♪アッコちゃん〜スキスキ〜!(笑)

☆作品データ
作詞:森雪之丞 作曲:後藤次利 (1983年度作品・VAPレコード)

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