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70&80年代のアイドル歌手は、それこそ‘アイドル黄金時代’というその名が示すとおり…星の数ほどのアイドル達が次から次へとデビューをカマしていったもの。ただ、その中で多くの人々の記憶に刻まれるのは…やはりある程度のヒット曲を世に送り出した‘一部のアイドル歌手’に限られてしまうワケである。もちろんそうでないアイドルのことだってしこたま憶えてるわん!という方も(←自分を含めて)いるのだとは思う。しかし、世間一般のレベルで考えると、その相当数はかなり少数となってしまい、マイノリティといったカテゴライズが成されてしまうものである。 しかしながら大成は果たせなかったものの…ネットでググるとそれらのお名前がしこたまヒットしまくるというアイドル歌手さん達も存在するのである。その理由とは…
そう…コレ関連の楽曲をリリースした経歴のあるお方々なのである。楽曲として売れた売れないに関わらず、とりあえずアニソンを1曲でもリリースしていれば、その元アニメ作品の根強い人気等により… ●楽曲はすばやくCD化 ●アニメのファンサイト等により記事として取り上げてもらえる ●アニメ関連は何度もCD化されるため、ネット上で曲名と歌手名はヒットしまくり ●着メロや着うた化もすこぶる早い と…利点がしこたまなのである。要はアニソンを唄っていた…というだけで、それら楽曲と歌手名はネット等を通じて人々の脳裏にうんと刷り込みがなされ、同じ程度の活躍に留まったアニソン楽曲なしアイドル達よりも知名度はうんとこさっと高くなるのである。しかもその名は長きに渡り轟きまくる!といった現象も生じてくるのである。 今回取り上げようと思っているこのお方も…おそらくはそんなアニソン恩恵をタップリコンコンと受けたアイドルさん…と言えようか。 そんなワケで今回はあの方が放ったこの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。 表題の「パジャマ・じゃまだ!」は成清加奈子さんのデビュー曲として、1984年5月5日に発売された楽曲である。成清加奈子さんと言えば… TBS「ザ・ヒットステージ」における踊るアシスタント役 NHK「レッツゴーヤング」のサンデーズメンバー ここら辺りでのご活躍により記憶に留めている…という方も多いかもしれない。しかしながらそれらより燦然たる輝きを放つのが…
コレなのである。そう…この曲はフジテレビで放映されていた人気アニメ「うる星やつら」のOPとしてオンエアされた楽曲だったのである。今でも成清加奈子&「パジャマ・じゃまだ!」という両方が知名度を誇りまくってる理由…おそらくはこの人気アニメに御の字といった状態なのかと思われるのである。おそらくはご本人様も「コレ唄っといてイカった〜!」などと思っているのかしらん。(笑) そんな加奈子さんのデビュー曲は、作詞を康珍化氏が、作曲に至っては林哲司氏が手がけた作品。このコンビと言えば… 「悲しみがとまらない」 杏里 「もう逢えないかもしれない」 菊池桃子 「サマー・サスピション」 「君のハートはマリンブルー」 「ふたりの夏物語」 「サイレンスがいっぱい」 以上、杉山清貴&オメガトライブ 「北ウイング」 中森明菜 「愛情物語」 「天国にいちばん近い島」 以上、原田知世 「瞳の誓い」 井森美幸 「悲しい色やね」 上田正樹 などなど…80年代の歌謡界で書きまくったお二人さん。特にオメガ関連の楽曲に関しては当たりコンビもいいところ、出す曲が次から次へとヒットしたものである。 どちらかと言えば、アイドルポップというよりはアーチスト色が濃くてどこか品のある楽曲を多く輩出したコンビだったのだが、本レビューの主役でもある成清加奈子さんのデビュー曲ったらば…
といった風情で実にキュートな作品に仕上がっていたりで。それこそ上記楽曲群と比較したらちょいと異色な感じのチューンだったりもする。 ソレはピコピコしたシンセ音がしこたまのイントロの時点から炸裂する。あれ?でもちょっと待ってよ、このイントロ。もしやコレは某素人女子集団がカマして世間を圧巻したセーラー服のお唄のソレに激似かしらん。でも誤解のなきように!発売はコッチの方が先…要はコチラがパイオニアなんだから。ちなみにこんなキュートな味付けを施されたアレンジャーさんは椎名和夫氏である。 ♪夢の中まで 追いかけたくて Bedの下に 写真を入れた ♪空に浮かんで イイとこなのに キスしたとたん 夢からさめた でもって歌い出しだってキュートな歌詞が炸裂!ソレをちょいと平ぺっためのお声で歌唱する加奈子さん。まさにアニソンにはお誂え向きとおぼしきソレ。でもってアニメの世界観をそのまんま彷彿とさせるような…ラムちゃんのラムちゃんらしい仕草や行動が目に浮かびまくるのでありまする。(笑) ♪ギュット 抱きしめてね キット ズット 待ってるから ジット はがゆくなる 「ギュット」「キット」「ズット」「ジット」…最後に「と」の付くお言葉を持ってきて遊びまくる康珍化センセイ。こういうお茶目な言葉遊びはあの頃のアイドルポップスではよく用いられた手法だったか。例えば榊原郁恵さんの「夏のお嬢さん」におけるアイスクリームとユースクリームの対比、そして渡辺桂子さん「赤道直下型の誘惑」における♪タイタイタイ意味深をしたい〜タイの部分でひっかけたお遊び…とかもね。 ♪パ パ パジャマ・じゃまだ 眠れないのよ 切ないダーリン パ パ パジャマ・じゃまだ 裸の気持 感じてダーリン Hotため息 燃えちゃいそうな 青い星の夜 「うる星やつら」と言えばやっぱりこのお言葉は必須でゴザイマシタよね。そそっ、ソレはまさしく…
コレなのでありまする。2代目EDを担当したヘレン笹野ちゃんも「心細いな」でダーリン攻撃をカマしておりましたし。やっぱりコレがなくっちゃネといった黄金のお言葉。まぁ、うる星関連じゃなくったってこのお言葉は歌謡曲の世界じゃ… 「ダーリング」 沢田研二 「ごめんねDarling」 岩崎良美 「艶姿ナミダ娘」 小泉今日子 「素直になってダーリン」 少女隊 「リトルダーリン」 田村英里子 とか…キリがないくらいにたくさんあったものでゴザイマス。 この曲はオリコン最高35位、4.3万枚を記録してデビュー曲としては申し分ないほどのスマッシュヒットと相成った。コレはまさしくアニメ人気も手伝って…だったことは言うまでもないけれども。そうした要因を除いたとしてもこのチューンにおける楽曲の質はかなり高く…それこそ素人女子集団デビュー曲のワダチを作った曲?とも言えたりもして。ただちょぴっと残念だったのはコレを唄っていた成清加奈子さんの本体人気みたいなモノが、イマイチ浮き彫りになってこなかったことだろうか。彼女はレビューの前半部分でも記述ったように、レッツヤンでもサンデーズのメンバーとして抜擢。番組内でもシングル第2弾だった「ハートのピアス」などは毎週熱唱…という好待遇っぷり。なので環境的にはかなり恵まれていたハズなのである。しかしヒットチャートを賑わせたのはデビュー曲の「パジャマ・じゃまだ」1曲ポッキリ。これだけ幸先の良いスタートを切りながら…なんともまたもったいのう話ではゴザイマセンか。 でも♪All right All right〜大丈夫。だってこの曲はアニソン…しかも未だに根強いファンによって支えられてる「うる星やつら」関連なんだもの。それこそ… ♪ギュット 抱きしめてね キット ズット 待ってるから ジット こんな風にギュット抱きしめられ&ズット愛される…そんな1曲になるに違いないのだから。現にうる星関連ファン様におけるこの曲の人気はかなりのものらしい。なので♪心配はしないでね〜成清加奈子さんのお名前だってこの楽曲と共に…
残って語り継がれていくのだっちゃ...ラムより。(笑) ☆作品データ
作詞:康珍化 作曲:林哲司(1984年度作品・徳間ジャパン) |

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