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渡辺満里奈さんと言えば…
であり、在籍中には同じ渡辺姓の渡辺美奈代さんと共に…
と呼ばれ、後期おニャン子における人気中心メンバーとしてご活躍された方である。 元々の満里奈さんにおける芸能界入りの足がかりとなったのは…
またしても出ましたわね、このオーディション。つい先日もこのブログでそこの初期ご出身者でもあった坂口良子さんの記事をうPしたばかりでゴザイマシタよね。 満里奈さんはというと…この時(1984年・東京地区予選)はあえなく落選を喰らっていたものの、CBSソニーからスカウトを受けた。このことがその後の彼女における運命を大きく変えた出来事だったようである。 当時の満里奈さんはこのオーディション以外にも受けていたものがあったと聞くが、そのどれもこれもで落選という浮かばれない結果だったらしい。今も現役バリバリ、多方面で活躍中の彼女を見るにつけ…その時に審査員を務めていた方々のお目々ちゃんは‘ふしあな’だったのかしらん、もしかして? そんな彼女がおニャン子オーディションに挑戦。ということはこの時点でソニーとのおつながりもあったワケで…出来レース?とまではいかないけれど、一応は社のご推薦?のようなお膳立て付きの挑戦だったのか、おそらくは。 このようなワケでそのオーディションにご登場と相成った満里奈さん。もうそれはそれは…当初から番組審査員受けもバツグンで、満場一致状態での「合格」となったもの。当時の番組内で司会を務めていたとんねるずからお気に入り状態となったのもラッキーだったと言えるか。ってか最初っから「そうして下さいね」との根回しが社からあったのかもね、もしかしたら。(笑) それはさておき、満里奈さんの楽曲レビュー…コレは‘知る人ぞ知る’なのだが、実はこのブログの開設当初に一度だけ記事としてうpしていたのである。と、ここまで読んだところで慌てながらこのブログの古記事を探そうとしてるアナタ…その記事は削除ったからもうないの。(笑) あの頃はまだ筆者のカラーはおろかブログ自体の方向性も定まっておらずな時期で。でもってそのレビュー内容も褒められたものではない!とくれば皆様からのコメントなんて期待できるハズもなかった…のでありまする。(笑) ということで今回は仕切り直しのレビューってことになる。しかし、当ブログ上ではコレが満里奈さんにおけるお初レビュー…ということになるのでゴザイマス。 で、今回取り上げてみようと思っているチューンとは…
そう、その削除した時と同じソレで…しつこいと言われようとも懲りずに再挑戦してみようかなと思うのでありまする。 表題の「マリーナの夏」は渡辺満里奈さんのシングル第3弾として、1987年4月8日にEPICソニーから発売された楽曲である。デビュー曲「深呼吸して」は秋発売、セカンドの「ホワイトラビットからのメッセージ」は冬発売。でこの楽曲は4月発売だったのでハルウタで攻めてくるのかと思いきや…実はナツウタ。といっても夏真っ盛りのナツウタではなくて「Let's begin the 夏」といった風情の…初夏を描いたチューンとなっているのが特徴である。 この楽曲の作詞を担当したのは、おニャン子関連ソングではこの人ありきの秋元康氏。作曲に至っては岸正之氏が手がけている。岸氏はご本人もシンガーソングライターとしてシングルやアルバムを発売していた方でもあるのだが… 「トキメキがいたくて」 「雨に消えたあいつ」 以上、伊藤智恵理 「雨上がりのサンジェルマン」 岡村有希子 「ゆらゆら」 岡本南 「悲しきカレッジボーイ」 北原佐和子 「悲しいな」 杉浦幸 「木漏れ日のシーズン」 高井麻巳子 「君の夢に飛びたい」 中村由真 「センチメンタルはキライ」 仁藤優子 「転校生」 藤谷美紀 「すてきなジェラシー」 松本伊代 「青い風のビーチサイド」 松本典子 「話しかけたかった」 南野陽子 「四月白書」 山中すみか 「セプテンバー・クイーン」 若林加奈 「夏の短編」 渡辺満里奈 と…高品質のアイドルポップスを量産しまくった方としても知られる。おそらくこれは彼の紡ぎだす繊細でいてさわやか色のメロディが、当時のアイドル像とピッタリコンコンに一致していたから故の…だと思うのである。特にナンノこと南野陽子さんが唄った「話しかけたかった」は彼女の代表曲として、また彼が作った傑作として今でも燦然とその光を放ち続けている1曲でもある。 そんなナンノ楽曲に負けず劣らずの作品が…実はこの「マリーナの夏」だと太鼓判を押したい筆者。 そんなこの曲は実にユニークな作りが目を引く。なぜなら従来からニッポン歌謡界に存在した正統派アイドルポップスの風情を色濃く引き継ぎながらも、新しい時代へむけてのニューアイポとしての主張も同時にカマしてくるという、ちょいと油断できない革命主義的なニクイ奴だったりもするのである。 それではどこら辺がニクイのか…いつものように探ってみようかなと。 入り江に夏が近づけば 白いヨットのセイルまで 陽射しの滑り台 初夏の情景を美しく描きだす歌い出し部分。陽射しの滑り台ってのは、空から舞い降りヨットのセイルまで届く陽射しがソレみたい…といった、いわゆる‘比喩表現’である。こうした比喩表現はまさに正統派アイポとしてのお色がムキ出しといった風情。でもってこの後は… ♪去年 ボートハウスの売店で アルバイトしてたあの人に 会いたくて ナニを隠そう…この部分こそがニューアイポとしての主張ガマしなのである。仮にこの曲がこの時代(1987年)より以前に産声をあげたモノだったとしたら…おそらくは「売店」やら「アルバイト」といった日常的なお言葉は使わずに「ボートハウスのカフェで見かけた」とかなんとか…そういったポエム的な間接表現になっていた可能性が高いからである。こうした日常ワードを組み込み、直球的に勝負してくるあたり…これこそが従来型のアイドルとは一味違うおニャン子としてのアピールになっていたように感じるのである。だけれどもこの曲は次から始まるサビ部分で… ♪もう一度 マリーナの恋 ひと夏の淡い思い出 私だけ一人 ここに来てみたの ♪もう一度 マリーナの恋 陽に灼けた定期のフォトグラフ 片想い12ヶ月を 大切にしたいから 正統派の歌詞にニッポンアイポの特徴でもあった切なメロを堂々と持ってくるのである。この攻撃にはまいったまいった…正統アイポファン、ならびにニューアイポファンの二兎を一気に丸呑みしようと押しまくってくるのだもの。しかもこの曲のモチーフは…
なのでありまする。そして、サビメロは…
多用と…伝統の巧み技を使いまくり、キャ〜ッ!!しかも山川恵津子さんによる極上のアレンジも施されて...サイコーの出来!どちらかというとおニャン子系よりも正統アイポがご贔屓だった筆者…そんなワタクシメですらまんまと丸呑みされてしまったチューンなの。ホントにアナタって人は油断ならないわね、もう。まさに「ニクめないのがニクいのさ」でゴザイマスよね。(笑) この曲はオリコン最高1位(初登場も1位!)、11.4万枚を売り上げ、おニャン子人気の高さと瞬発力を大いに見せ付けた。でも1位を取った割にはその後の♪ちょっと待って急降下〜はおニャン子ならでは...といったトコロか^^;。 それでもそうそう1位なんて簡単に取れない従来型の正統派アイドル達は戦々恐々… 「なによ!あんな苦しいレッスンしなくったって1位取れるじゃないの!」 と思っていたかどうかは知らないけれど、とにもかくにもアイドル歌手のスタイルそのものを変えてしまったのは今さら言うまでもなく…おニャン子軍団である。まぁ、こうした大波に乗り、あれよあれよという間にあっさりオリコン1位を奪取してしまった満里奈さん。だけれども今でもマルチな才能を生かされて多方面でご活躍する彼女を見るにつけ、やはりなにかキラリと光るなにかを持っていた方だったのではないかと感じるのである。満里奈さんとしても…
芸能界に片想いなれど、受けても受けてもオーディションを落ちまくっていた苦節時代。そんな時期の経験を大切にしたからこそ…芸能界にてサクセスできたのでゴザイマスよね。「苦労は買ってでもしろ!」とはよく言ったものでゴザイマス。それこそ芸能界デビューしてなかったら今のダンナ様とのめぐり逢いだってなかったかもしれないし…ね。(笑) ☆作品データ
作詞:秋元康 作曲:岸正之 (1987年度作品・EPICソニー) |

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