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書庫☆アイドルレビュー・番外編

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♪バイト先の人 年上のあなたの
 左手のリング 気づいてたけど

コレを読んでる皆様は、おそらく↑の歌詞の一節を読んでドキッ!とするのだろうか。

こんな歌詞を織り込んだチューンが市場に出回ったのは1984年6月。歌唱したのはタンゴ・ヨーロッパなるガールズバンドである。しかしながらタンゴ・ヨーロッパと言ってもあまりお馴染みでない方がいるかもしれないので、まずは補足からさせて頂きたいと思うのでありまする。

【タンゴ・ヨーロッパ】アルファレコードより1982年に「きらいDAIきらい」でメジャーデビュー。メンバーは斉藤美和子(ヴォーカル)を初めとする5人編成。後にプリンセスプリンセスなどの活躍によりクローズアップされることになるガールズバンドの先駆け的存在。アルファ時代にはシングル3枚、アルバム1枚をリリース。1984年にキングレコードへと移籍後はシングル1枚、アルバム1枚を残して解散。

こんなバンドである。あくまでもガールズバンドであってアイドル歌手ではなかったことを強調しておくことにする。なのでこの書庫でのご紹介は少々気がひけたりもして。ただ、筆者の記憶によればアイドル系歌手がこぞって出演する歌番組などにも、時たま顔を出されていたタンゴ・ヨーロッパのみなさん。おそらく立ち位置的にはプリプリの前身だった赤坂小町あたりと同じようなソレ?であり、アイドル番組へのご出演拒否はされてなかったようである。

こんな彼女達はデビュー当初からユニークさがしこたまに溢れるチューンを唄う女の子バンドということで、かなり話題にはなっていたもの。しかしそういったモノを受け入れる土壌があの時代に出来上がっていなかったのか…こうしたユニークな切り口の作品が一般的に大きく広がり人気を得る…ということには至らなかったようでもある。

そんなタンゴ・ヨーロッパがいつものユニークな作品からは脱し、新しい試み?とも思えるキマジメな作品で勝負してきたのが、表題の「桃郷シンデレラ」だったというワケなのである。ちなみにタイトルの「桃郷」は‘ももさと’じゃなくて‘とうきょう’と読ませる…念のため。

この作品は作詞をさいとう菜々子さんが、作曲を是枝淳子さんが手がけたモノ。作曲をされた是枝さんはこのユニットのメンバー、そして作詞のさいとうさんはヴォーカルを務めていた斉藤美和子さんの、作詞用のペンネームだったらしい。らしい…というのは、実はこのユニットに関しての知識をあまり持ち合わせておらずでありまして、あえてそのお言葉を使わせて頂きたく思うのでありまする。どなたかお詳しい方、ご教示をお願いっ!

さて、そんなコンビにより生み出されたこの曲のモチーフは…

FU・RI・NE

コレである。1984年頃と言えば、某有名女性まんが家であるあの方がソレに走られたりとか、元ピンク・レディーのケイちゃんがそのものズバリ「FU・RI・NE」というタイトルの楽曲をリリースしたりと…世の中はソレがちょっとしたブームというか、クローズアップされていた時代だったもの。90年代に入ってから「不倫は文化だ!」と叫び散らした某有名男性俳優さんもいらっしゃいましたものね、そう言えば。(笑)

でもこういうモチーフだとすると、アイドルポップスにはなり得ないような、なにかこう♪うしろめたいのはなぜだろう〜といったお色になってきてしまうもの。

しかしながら「桃郷シンデレラ」はそうしたモチーフであることを忘れさせてしまうほどの魅力が存在するからスゴイ。ソレはヴォーカルを務めた斉藤さんの澄んだ歌声、そして作曲をされた是枝さんによる、どこかナツカシささえも感じさせる哀愁味を帯びた歌謡曲っぽいメロライン。この曲は現在でも幅広い人々からの支持を受けているのは言うまでもないのだが、アイドルポップスファンの間でも人気が高いってのは、おそらくそこら辺りの理由が引き金になってるのかと思われるのでありまする。ただ、レコジャケ自体は相変わらずのコミカル系…なのだけれどもネ。(笑)

♪夕暮れの中を 走る湾岸道路
 車の窓から 遠く見つめてる
 途切れた会話に煙草の煙が渦を巻く
 出会った時からまっすぐ恋に落ちた二人

歌の出だしはゆっくりと…バラードかとおぼしき静けさの中でのプロローグとなる。ただ、この時点からなにやら怪しい雲行きがモクモクと…。

♪シンデレラの夢抱き 飛び込んだTokyo City
 王子様を探すの 19の春の幻

おそらくは地方から出てきたであろう19の生娘。東京という大都会への憧れをしこたま胸に詰め込んで+白馬に乗った王子様を探すのよん!って目的だって当然の如く抱え込んでネ。(笑)

♪バイト先の人 年上のあなたの
 左手のリング 気づいてたけど

そんな生娘が出会ったのがバイト先で出会ったという年上の彼。でもってその左手の薬指にはキラリンコンと光を放ちまくるリングが…。

♪心に灯った炎は消える術を知らず
 一度でいいからその手に抱かれてみたかった

でもネ…心に灯った炎は消えはしないのよ!とばかりに先に突き進んでしまった彼女。そう言えばワタクシメの知人女性にもこのようなことをしでかしてしまったお方が…実はおりましたのでゴザイマス。とっくの昔に音信不通…♪今はもう〜なしのつぶてね〜状態となってしまったけれども。今頃はどこでどうしているのやら。

♪シンデレラの夢抱き 飛び込んだTokyo City
 王子様を忘れた 20才の秋の夕暮れ

この曲はその出だしからどこか淋しげで哀愁味の満ちたメロでリスナーをグイグイと引っぱっていくのだが、湾岸道路に哀愁…ときたら、そう…あの曲でゴザイマス。まさにそんな風情でしこたまなチューンだった「哀愁Dream」の横田早苗ちゃん!それこそ、そのお歌の内容だって…FU・RI・NEとおぼしき世界観がグルリンコンと広がっておりましたものね、といってもソレは定かではないけれど。そう考えるとコチラのお歌のお二人様も‘夢のお城’がたくさん建ち並ぶ湾岸道路沿い…そこのどっかの1軒にて‘秘密の甘いひととき’を過ごされてウンヌン…ってな設定になるのかしらん。

ここまで歌詞を追ってきて、とあることに気づいた方もいるかもしれない。そう、この曲は物語形式となっており、19の春を皮切りにして…

♪シンデレラの夢抱き 飛び込んだTokyo City
 王子様は何処に 21の冬の夜

21の冬の夜までが綴られているのである。ということはこのお歌の主人公様は都合3年にも渡り、このお方とのウンヌンがココロの中でくすぶり続けていた…ということになる。おそらくは地方から出てきてお初の本格的なる恋だったのか、はたまたアッチの方がよっぽどイカったのか(←コラッ!)その理由はよく分からないけれども、とにもかくにも逢えなくなってしまった後でも彼のことをずっと胸に秘めつづけていたようでゴザイマス。まさに♪過ちで結ばれても女心は燃えあがる〜こんな世界観なのかしらん。女性読者の皆様…ぜひともお口添えをお願いネ♪

この曲はオリコン…正式な記録は分からないのだが、当時の記憶によれば80位台かその辺りにはお顔見せをしていたかと。この楽曲はテレビの歌番組でもお披露目がなされ、またその楽曲の良さや斬新な歌詞からも当時は話題にのぼっていたチューンである。おそらくは有線などではもうちょっと上の方にランクインしていた可能性は大…である、このお歌の内容からしてネ。ただ、タンゴ・ヨーロッパとしてはこの曲が移籍第1弾という心機一転ソングだったものの、悲しくもコレがラストシングルとなってしまった…というのが事実だったりもする。

元々、この楽曲は「月の夜」というタイトルで歌詞やアレンジがやや違ったバージョンがすでに存在していたとかで。ソレをシングル用に、しかも移籍後の勝負曲としてカマしてきたのが、この「桃郷シンデレラ」だったということになるのか。しかしながら…

♪シンデレラの夢抱き 飛び込んだTokyo City

ガールズバンドという形態が、当時のニッポン歌謡界にはまだ早すぎたのかなんなのか…タンゴ・ヨーロッパはイマイチな結果だけを残し、この曲を最後に解散してしまう。要は…

♪王子様を待ってる 月の夜に震えて

ブレイクという名の王子様が彼女達の前に現れることはなかったようである、残念だけれども。アイドルポップスファンや歌謡曲ファンにも充分にアピールできうる楽曲だっただけに…いやはや、もったいのうゴザイマス。

☆作品データ
作詞:さいとう菜々子 作曲:是枝淳子(1984年度作品・キングレコード)

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当ブログ「80年代アイドルレビュー」書庫にてうpしたばかりの中森明菜さん記事。中森明菜さんと言えば、80年代の歌謡シーンにおいて一時代を築き上げた方であることは言うまでもない。でもって80年代アイドル界における2大巨頭の一角となった方であるからして、その影響力たるやものスゴイものだったものである。

このブログでは大概、どっかしらの記事に関連付けした楽曲やアイドルをピックアップし記事としてうpしてるのだが、明菜さんときたらとりあえずはこのアイドル…というお方がおりましたよね。以前にも彼女に関してはデビュー曲でレビューをカマしたことがあったのだが、今回はその方における…ある意味、衝撃の、シングル第2弾をイジってみたいと思うのでありまする。

表題の「聖書(バイブル)」は吹田明日香さんのセカンドシングルとして、1983年9月28日に発売された楽曲である。えっ?吹田さんと明菜さんのおつながりって??と小首をかしげ始めてる方がいるかもしれないので、念のためココで。

ワーナーパイオニア

そそっ、まずはレコ会社が一緒だったのでありまする。でもって明日香さんのデビュー曲だった「バ・ケー・ショ・ン」という楽曲の作詞・曲をされたのも…

来生えつこ/来生たかお

という、あの姉弟コンビ。コレは言うまでもなく明菜さんのデビュー曲だった「スローモーション」とおんなじソレである。しかもなんだかタイトルの語呂まで似通った響きだったりで。でもって、コレにプラスしてお二人とも「スタ誕」のご出身&髪型も似た風情だったりで。

というワケで、明菜さんと明日香さんにはこのようにしこたまのおつながりが露呈してくるのでありまする。

前述の「バ・ケー・ショ・ン」でアイドルデビューをカマした頃の明日香さんは、それこそお顔から受けるイメージ通りの、実に爽やかでほんわかとしたキャラによる売り出しだったもの。しかしながら、このシングル第2弾は…ハッキリ言ってスゴイわよん。

そのスゴサを早く!というせっかちな方がいるかとは思うけど…まずはジラしてこの楽曲のモチーフを。

処女喪失

コレである…ぐわ〜んっと衝撃!!(笑)

まぁ、このテのモチーフは明日香さん出現以前にも‘青い性’というカテゴリーで、古くは山口百恵さんとか、はたまたソレをそのまんま楽曲のタイトルにして1980年にデビューをカマしてしまった麻野星子(まのしょうこ)さん、そして1982年には「スタ誕」出身でポスト百恵として大きな期待を背負い「未経験」というセンセーショナルな楽曲で歌手デビューした中野美紀さんのソレとか…色々と存在したものでゴザイマス。

夏のリゾートを描いたほんわかちっくなデビュー曲で船出をきった明日香さん。しかしながらそのデビュー曲はオリコン最高114位とあともう一息のところでトップ100入りを逃す結果に…あちゃ!来生姉弟コンビに作ってもらった豪華なデビュー曲が予想外に圏外曲になったことにより、ワーパーちゃんが大慌てしたのかなんなのか…そういう状況下により繰り出されてきたのが、表題の「聖書(バイブル)」だったのである。

それこそ明日香さんと言えば、同志社大学文学部英文科のご出身。同志社大と言えばキリスト教主義校として名だたるトコロ。あらま、じゃあ明日香さんはきっとこの「聖書(バイブル)」というセカンドシングルにてソレへの忠誠心で強くキトーするお歌なのねん!と思いきや…これがアナタ、とんでもないんだから。(笑)

このとんでもない(←良い意味で)楽曲の作詞を担当されたのは岩里祐穂さん、作曲に関しては岩里未央さんである。このお方達に関しては以前にもどっかのレビューで触れたとおり、同一人物であり、姉妹でも双子でもなんでもない。要は1人の作家が作詞をする時と作曲をする時とでペンネームを使い分けていたのである。でもってこの未央名義を用いる時は作曲家の三浦一年氏との共作を意味していたそうで。でもでもこれらペンネームが入れ替わってる(作詞で未央、作曲で祐穂名義)の楽曲クレジットもあったりで。なんだかややっこしことこの上ないのでありまする。なにわともあれ…岩里さんは1983年頃からめきめきとその頭角を現し始め…

「さよならの物語」(岩里さんの作家デビュー作)
「夏色のダイアリー」
「青い夏のエピローグ」 以上、堀ちえみ
「ときめきおぼろ」 三田寛子
「放課後授業」
「ひと夏のスキャンダル」 以上、赤坂小町

などなど…おもに堀ちえみさん関係でヒット曲を連発していた方だったもの。そんな作家さんが明日香さんに書き上げた「聖書(バイブル)」は…

♪鏡の中で コットンたたき
 少しきつく 紅をさす
 見慣れぬ煙草 雑誌の灰が
 ゆうべの事件を 語る

歌の冒頭からなにやら怪しい雲行きが。ゆうべの事件って一体ナニよ…ナニがあったの、明日香ちゃん!と心配したくなるよな匂わせ感。そう言えばこの曲のモチーフは‘処女喪失’であるというのはこのレビューの前半でデカデカとした植字で書き記したけれど…ってことはまさか!しかもかなりもみあった挙句の果て強引に…滝汗。

♪私は昨日の私じゃないのよ
 小さな幸福(こうふく)体に

少女からオンナになったことへの満足感?強引だったけどご満悦よん…ってなお気持なのか。ここのメロはまさに「少女A」のイントロから強引に引っぱってきた?とおぼしき半音ずつ下がってゆくあの手法。前にもこのブログで取り上げた北原佐和子さんの「モナリザに誘惑」と同じ手口ということになる。でもアッチは明菜さんのと同作家だったけどコッチは…。でもってこの曲は遂にあの‘問題部分’へと突入してゆくのである。

♪バイブル バイブル ラブバイブル
 あなたの前でちぎるわ
 
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
ってかこの部分…今チャンネルひねりましたぁ〜なんて輩には、たいそうビックラこいたこと間違いナシだろう。レコードならば歌詞カードがあるからそういった誤解は起こりえないとしても、テレビの歌番組で歌詞字幕ナシ&やや舌あまり系の発声をする明日香さん歌唱の場合は…ヤバすぎますがな、コレ。だって「ル」のお声なんてこれっぽちも聞こえてこなかったもの。かくいうワタクシメだってコレを唄う明日香ちゃんをはじめて観た時は、思わず上のおクチ(←って上にしかないけど^^;)があんぐり状態。まさかアイドルが○イブのお歌を!といった衝撃で。しかも同志社のご出身だったお方にその宗教ベースに反するような歌詞…唄わせてよかったのかしらん、ナゾ。

それでもこの曲はとどまることを知らず、その奔放さ(!?)を更に増幅してゆき…

♪バイブル バイブル ラブバイブル
 誰も天使じゃないのよ

♪ないのよッ!と…先輩の明菜様を見習ってか凄んだお声含みで‘啖呵キリ’までカマしてゆくのでゴザイマシタ。

う〜ん。デビュー曲のほんわかした清純路線で明日香ちゃんファンになった方には、ちょいと酷な内容だったか。だってソレを裏切るようなお言葉のオンパレードだし。しかも十朱幸代さん風のお声とおぼしき明日香ちゃんの声質には見事にマッチしてないというか、なんというか。↑の啖呵キリにおいても一生懸命にキバってはいるけれど、迫力ないからカラ回り〜みたいな風情もあったりで。こうした啖呵をキるには明日香ちゃん…お声もお顔も可愛いすぎたような気がするのでありまする。だってホントに可愛くてチャーミングなお方でしたものね。

でもネ…実はこの楽曲、個人的にはかなりのお気に入りだったりもする。歌唱したご本人様に合っていようがいまいが、楽曲としての出来栄えはかなりのもの…なのでありまする。アレンジを担当した馬飼野康ニセンセイはキラキラシンセ音をあしらいまくり煌びやかなスパイスをフリフリしてくれてたりして。「明菜風の作品で…」という明日香陣営からの依頼(←おそらくは)を元にこうした作風の楽曲をおひとりで作り上げた岩里さんの力量…コチラもまたアッパレに匹敵するスゴっぷりなのでありまする。それにしてもデビュー曲とはうって変ったというか、まるっきり違う作風ってのが「大胆素敵」でゴザイマシて。コレも先輩である明菜様における成功の法則を見習って…というワーナー側の思惑だったのか、もしかして。

この曲はオリコン最高196位を記録したものの、残念ながらトップ100内に浮上してくることはなかった。う〜ん、残念しこたま。こういう傑作こそニッポン全国津々浦々…スミからスミまでズズずいっと轟いて欲しかったものでゴザイマス。

一時はNHK朝の顔(リポーター業などで)その元気なお姿を見せてくれていた明日香さん。最近の活動としては、これまでのお仕事経験を生かされて「メタボリック・シンドローム撲滅活動」のコーディネーターを務めたり、女性医師と共に女性の健康を考える番組を自ら企画され、Inter FMのラジオ番組(「Cheer for Ladies」)にてパーソナリティーもこなされていらっしゃるようである。まさに…

♪私は昨日の私じゃないのよ

アイドル時代(←昨日どころの話じゃないけど)の不遇を覆すようなご活躍。それでもご自身のオフィシャルホムペには、80年代にアイドルしてたことや、その時代にリリースしたレコジャケのお写真画像も4枚分ちゃんと掲載があったりで。過去を隠さないその堂々とした姿勢には感服!今後もずっと応援していきたいなとココロに強く感じたワタクシメだったのでありまする。(笑)

☆作品データ
作詞:岩里祐穂 作曲:岩里未央(1983年度作品・ワーナーパイオニア)

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神奈川の沿岸地域と言えば…それこそ湘南地域一帯をはじめ、横浜や横須賀、三浦などなど…とかく観光名所の多い地域でもある。そしてソレラ一帯は海に面した地域でもあり、昔からリゾートとして賑わっていた場所。となると当然の如くそのネタの多さからか歌の世界でもモチーフとして頻繁に使われていたロケーションでもあるワケなのだ。例えば70&80年代のアイドルポップスやポップソングなどに目を向けてみると…

「ゆ・れ・て湘南」 石川秀美
「湘南海岸通り」 岡田奈々
「涙のドライブ」 相本久美子
「待ちくたびれてヨコハマ」 柏原芳恵
「横浜メルヘン」 伊藤つかさ
「YOKOHAMA25時」 大滝裕子
「湘南アフタヌーン」 南マリア
「湘南ハートブレイク」 荻野目洋子
「横須賀ストーリー」 山口百恵
「YOKOSUKA愛の色」 白石まるみ
「天気雨」 荒井由実
「鎌倉物語」 原由子
「江の島海岸」 桜たまこ

などなど…モチーフとしてはモチロンのこと、楽曲のタイトルとしてズバリと使用されていたものも多かったのである。今回レビュろうと思っている楽曲も上に挙げた曲群のお仲間さん…ということになるあの1曲。しかも本ブログ初登場!となるあのユニットが放った…と言っても、この娘達に関してはあまりご存知ないわ〜ってな方のほうが多いのかと思われ^^;。

表題の「茅ヶ崎サンライズ」はラジオっ娘のシングル第2弾として、1982年8月に発売されたチューンである。

「ラジオっ娘???モー娘。やチェキっ娘は知ってるけど」

ここまで読んだ時点ですでにこんなご意見が頭をもたげはじめているのだろうか、おそらくは。それこそ…

「こんなユニットは知らない」

とばかりに…太陽の女王がお得意とされていた‘小首をかしげるポーズ’を取り始めてしまっている…なんている読者の方も多いのかしらん。なのでひとまずは彼女達についてちょっとばかり補則をいれてみることにした。

水島かおり・西端やよい・高橋めぐみによる日本の女性アイドルグループ。ニッポン放送のDJとして活動。出演番組は「電話好きっ娘 ラジオっ娘 〜男の子にはナイショなの〜」などで、素人の女の子のエッチな赤裸々体験告白が番組のおもなモチーフだった。

こんなユニットだったのである。要は当時、テレビと並ぶ主要エンタメのひとつであったラジオから飛び出したアイドルユニット…ということになる。だから当初のユニット名も...

ラジオっ娘

改名にあたって考案されたソレも…

Lady oh!

(↑ラジオを意味する単語、Radioからのモジりなの…言うまでもなく^^;)
と…徹底的にラジオにこだわりまくったネーミングが宛がわれていたのである。

そんな彼女達が夏に放ったこの楽曲…作詞を手がけたのは宮下康仁氏、作曲は新田一郎氏といった面々。新田氏と言えば…

イメージ 2「イン・ザ・スペース」スペクトラム

上記のように「イン・ザ・スペース」という楽曲で1979年にデビューをカマしたスペクトラムのリーダー様。スペクトラムとは大人数からなるブラスを巧みに操るバンドで、メンバー全員が着飾ったギンギラギンのどハデなコスチュームが当時大いに話題を呼んだもの。サウンド的には前衛的で非常にかっちょいいソレを作り上げていたバンドでもあったのだ。そんな新田氏の楽曲を‘書き下ろし’という形ではなく‘カバー’として発売したのがこのラジオっ娘バージョンによる「茅ヶ崎サンライズ」だった…ということになるようである。新田氏のバージョンはシングルのB面として1982年7月5日発売…と若干早めだったことから、そういった解釈で良いのかと思われ。そしてこの時はなぜかこの楽曲の競作盤が市場に出回わり(←この曲自体がさほど話題になっていた記憶はあまりないのだが)…

イメージ 3「サンライズ・サンセット」新田一郎
(「愛のアイドル歌謡曲」のまりおん様よりご提供)

という、ご本人バージョンに加え…

「茅ヶ崎メモリー」 堀江美都子

コチラのバージョンになるとタイトルを微妙にお召し変え。作曲をされたご本人でもある新田氏のバージョンはモチロンのこと、それに絡むはアニソン界からの刺客、堀江のみっちゃんによるバージョンまでもがシングルとしてカマされるに至ったのである。ネットで調べてみたところ、どうやら元々は堀江さんのアルバム収録曲だったモノからの飛び火らしい。しかし、どういった経歴でこれほどまでの競作対決に至ったのかに関しては、ちとナゾでもある。ラジオっ娘の盤におけるレコジャケには「決定盤」なんて、かなり‘強気’な表記もあったりで。おそらくは楽曲の良さから…だったのかしらん。

♪海が見える 夜明け探して
 重い腰を あげた
 いつもいつも 愛を感じた
 波のように 寄せてはひき

曲全般的なイメージで言えば…シーサイドをモチーフにした曲だもの、シュワっと実にさわやか!それこそ遠いあの夏の日、空には夏雲がポッカリと…そして太陽の下で輝く海はどこまでも青く…

♪サンライズ 二人は 休むひまもないね
 サンセット 心はたそがれ

まさに‘あの夏’の情景をふと思い起こさせてくれるような、実に爽快なナツウタである。編曲を手がけたのはもちろん新田氏である。

筆者はこの曲を聴くと、湘南あたりの海岸線をドライブした時の情景が走馬灯のように流れてくるのでゴザイマス。湘南エリアは自宅から比較的近かったこともあり、20代の頃などはよくドライブをカマしたもの。それこそ…

♪夏かしいね 若いね
 青い夢を見つめて
 抱きしめてた二人は(サンライズ・サンセット)

歌詞は‘夏かしい’になってるけど…自分にとっては‘懐かしい’思い出なんじゃい。まさに青春…こんな歌詞のとおりでゴザイマシタ。(笑)

大磯や茅ヶ崎あたりの海沿いを走る国道134号線、それを飛ばした先にある江ノ島、稲村ケ崎、逗子、葉山などなど…コレラはあの頃におけるデートの超定番スポット…でゴザイマシタよね(←今でも?)。沿道には洋館などを利用したおシャレなレストランやカフェなどが建ち並び、まさに歌の中に出てくるような「海辺のレストラン」状態。ソレラは嫌が王にも二人の距離をググンと縮めたものでゴザイマス。(笑)

♪茅ヶ崎から潮風 湘南さえ追い越し
 黙ったまま 飛ばした(サンライズ・サンセット)

コレを唄ったラジオっ娘のお三方。出で立ちはアイドルユニットにありがちな白を貴重としたミニのワンピースを着飾り、元気いっぱいだけが取り得(!?)といったようなパフォーマンスをご披露してくれていたもの。歌の終わりにはなんやらよく聞き取れない‘雄叫び’などもカマし、エンディングには…

イェ〜イ

と元気いっぱいに。あらまぁ、高島忠夫さんじゃあるまいし。(笑)
それこそ現在のお三方がこのチューンを耳にしたら…

♪夏かしいね 若いね

なんて、ちょいとハズかしいおキモチになることが予測されるのでありまする。

で、肝心の歌の方はというと…素人っぽさ(←ってかラジオ番組の人気に便乗してのデビューだったからねぇ、素人同然なのはいた仕方がないのか)を前面に出しまくったようなソレ。それにしても娘が3人も揃ってるのに、歌の最初から最後まで大胆にもユニゾン一辺倒で通してくるんだもの!このユニットに関しては歌唱力ウンヌン…というよりも、元気いっぱいなのがとりえよん!といった趣が「DEEP」のようでゴザイマス。

しかしながら楽曲のクオリティ…コレとソレとは全くのベツモノでありまして。さすがは新田ヨロシク一郎センセイがお作りになられた楽曲だもの…出来はすこぶる良いのでゴザイマス。このテのナツウタポップスには定番の、さわやか男声コーラスもシカリと挿入され、嫌が王にも‘夏’の雰囲気をグイグイと盛り上げてゆくのでゴザイマス。

まぁ、後を継ぐ気はさらさらなかったのだろうけれども…女の子3人組ユニットにおける頂点、キャンディーズのクオリティと比べたら、ソレはかなり未熟なもので。学芸会の域は脱してないようにも聴こえたりで。でも80年代後半に巻き起こったあの‘素人女の子軍団’による夜明け…

茅ヶ崎サンライズ?

いえいえ…そうじゃなくって。ソレを考えるとこのテのタイプの登場はもうちょっと後の方がベターだったような?そんな気がしてきたりもするのでありまする。しかもレコード会社だってキャニオンちゃん…そう考えるとアレのプロトタイプだったのか?

ラジオっ娘はこの曲を放った後、ユニット名をLady Oh!へと変更。「あいつBye Bye」という、それこそ先輩格だったキャンディーズを意識しまくったような出来良しのアイポをカマしたものの、センターにいた水島かおりさんのご病気により、あっけなく空中分解しちゃったのでありまする。それこそ…

「やったねMARIKO!」

もとい…

「やってくれたわねKAORI!」

これからという時期に〜もう!他メンツ様のおキモチもコレと同じだったのか、ナゾ。(笑)

☆作品データ
作詞:宮下康仁 作曲:新田一郎(1982年度作品・キャニオン)

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マグニチュードとは…

マグニチュード(magnitude)とは、地震が発するエネルギーの大きさを表した指標値である。1935年に、アメリカの地震学者チャールズ・リヒターによって初めて定義された。(Wikipediaより)

こういった意味のお言葉である。地震大国として知られる我が祖国、ニッポン。筆者が生まれてからウン十年もの間…それこそ日本で生息していた際は、地震などは日常茶飯事と化していたものである。もちろんソレらはマイナーにカテゴライズされる小地震が主ではあったけれども。
それこそ地震が勃発する度にテレビのニュースで必ずや耳にしていたのが、この…

マグニチュード

というお言葉でゴザイマシタ。で、もってこちらオーストラリアに生息するようになってからというもの…地震からはすっかりと縁遠くなってしまっていたりもする。なぜならこの国はこれまでの歴史を振り返ってみても、地震に関しては日本のソレと比べるとさほどの履歴が残ってないお国だったりもする。だけれども2ヶ月くらい前だったか…筆者の在豪以来お初となる地震を体験したのでゴザイマス。キャ〜!まぁ、ソレはさして大きなものではなかったけれど、それでもこのどデカい大陸がゴソっと動いたかと思うと…やはり地球は生きている惑星である…この忘れがちな事実を妙に痛感させられた筆者だったのでありまする。

地震と言えば…そうそう、ありましたよねぇ、80年代アイドルが放った(←70年代に飛び出したあの‘お色気デュオ’も放ったけど^^)チューンにも。今回はコレにコジつけさせて頂き、いつものようにレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「恋のマグニチュード」は横須賀昌美(よしみ)さんのデビュー曲として、1981年4月25日に発売された楽曲である。横須賀さんと言えば、歌手としてデビューする前から…

美人モデル

として名を馳せた方であり、歌手デビュー前後の主な出演歴として…

資生堂
ロッテ
日本航空(JAL)

などなど…まぁ!どこも大手の一流どころばかりだったようでゴザイマス。

しかも資生堂のソレは彼女の芸能界デビューのきっかけを作ったモノ…でゴザイマシタよね。そうそう…1980年度における資生堂キャンギャルに抜擢され「魅惑・シェイプアップ」のメインモデルを務めたのでありまする。

イメージ 2 「魅惑・シェイプアップ」

ちなみにこの時のコマソン担当は…

内山田洋とクールファイブ

まぁ、なんともシブい人選!たしか彼等はこの曲(作曲はタケカワユキヒデさん)を引っ提げて「紅白」における晴れの舞台でもこのお歌をお披露目されておりましたよね。それはそうと○HKったら…コマーシャルソングだからダメよ!とばかりコマソンヒットを持つ歌手をガンとして出さない姿勢を貫いた年度もあったというのに…今思えばアレも矛盾が多いわね。(笑)

それはさておき、こうした大手のコマーシャルにご出演されていた彼女を見るたびに…なにかこう‘大物感’というかなんというか、そこらのションベン臭い賭けだしアイドル達とは格が違うわよ!といった高貴な佇まいを…画面を通してもしこたまに感じたものである。実際、アイドル歌手としてデビューした時点でそのお給料やらギャラは他の同期新人歌手とは比べ物にならないほどに…ごっそりと頂戴していたらしい。おそらくはご本人様だってそのようなおキモチは持たれていたに違いないかと思われ。でも「魅惑・シェイプアップ」のレコジャケで笑顔を振りまく昌美さん…やはり美人でゴザイマスよね。

そんな彼女が折からのブームに便乗し、なぜかアイドルデビューを果たすことになったのだが、その記念すべき第1弾がこの楽曲だった…ということになるのである。

そんなこの楽曲は作詞を水谷啓二氏が、作曲を和泉常寛氏が手がけたという作品。和泉常寛氏と言えば、昨日レビュったばかり…姫乃樹リカちゃんのデビュー曲でもある「硝子のキッス」における作曲をご担当された方でもある。彼が手がけた作品をザっと並べてみたので見て欲しい。

「硝子のキッス」
「ロマンの騎士」以上、姫乃樹リカ
「寒い夏」 伊藤咲子
「ナツオの恋人ナツコ」 岡本舞子
「あなたのすべて」 桜田淳子
「愛は心の仕事です」 ラ・ムー
「両手いっぱいのメモリー」 渡辺美奈代
「涙のイヤリング」 芳本美代子
「スプリングサンバ」 大場久美子
「君は1000%」 1986オメガトライブ

と…あらまぁ!随分と幅広いというかなんというか。純粋アイドルからバンド系、そしてアーチストに片足ツッコミ系まで…手広くご担当されていたようでゴザイマス。そんな彼がこしらえた横須賀昌美さんのデビュー曲は…うん、無難なアイドルポップスというかなんというか、春デビューの新人さんに相応しい明るくてさわやか風味のたわいないポップスといった風情か。

♪若草の香り 頬を渡る風
 気ままにドライブ はしゃいでテニスコート

さて、コレを読んでる皆様。今回はなぜにこの曲をレビュったのかの第1ヒントがこの部分の歌詞に隠されておりまする。そうそう…ちょっと前にレビュらせて頂いたあの方のあの曲。そして第ヒントは↑のレコジャケもご覧下さいませ。一応、今回はソレら2曲とタイアップにさせてみたのでゴザイマス。お答えが分かった方はコメント欄にて。(笑)

若草やさわやかな風、ドライブやテニスコートなどを小道具にしながら、アイドルらしく無難にまとめているトコロが伺える箇所でもあるか。

♪マニキュア ペディキュア
 素足にサンダル フィーリング

このペディキュアってお言葉。当時はまだまだ青かった筆者はなんのことやらサッパリコンコンだったもの。もちろんそれなりに年を喰った今はその意味くらいは分かるけれど。でもその語源が…

足を意味するラテン語 pedisと、手入れを意味するラテン語 cura。

こんなところから派生していたってのは、ちょっとばかりお勉強になっちゃったば。この記事を書いたことでまたひとつ…脳にシワが増えたことになるのか。(笑)

♪あなたの微笑み 胸がときめいて
 春の 春のスキャンダル

ええっ!スッ、スキャンダル〜!!!まぁ、まさかこの曲もアレの一派だったとは!アレの一派ってのは…えっと前にも倉田まり子さん「グラジュエイション」記事でも触れたとおりなのでありまする。つまり懐アイドルさん達が過去に歌唱した楽曲におけるその歌詞の内容が、その後のご本人様における人生を予知ってしまう…というアレなのである。

♪Toki Doki Doki Doki

まさにガクガクブルブル…ドキドキワナワナの世界観でゴザイマスよね。彼女が巻き込まれたスキャンダルに関してご存知ない方はなんのこっちゃ?という状況下に陥るかと思われ。(笑)

♪感じて 恋のマグニチュード
 ふたりで愛し合う エチュード
 たかまってゆく ひろがってゆく
 春へと 夏へと

マグニチュードにひっかけてエチュードをもってくるこのセンス…サスガは職業作詞家と言われたセンセイによる作品でゴザイマス。ちなみにエチュードとは…

楽器演奏の習得や向上などを目的に演奏される楽曲

すなわち練習曲ってことでいいのだろうか。要はこの曲では…

あなたとわたしの恋のレッスン

ってのを訴えたいのかと思われ。こうして歌詞を追ってみると内容的にはさしてコレ!といったほどのことはないか。だけれどもアイドルのデビュー曲としては合格というか、及第点は差し上げられるような仕上がりっぷりとも言えようか。ってワタクシメがエラそうなこと言える立場じゃないのだけれども。(笑)

この曲はオリコン…またしても記録がゴザイマセン。このレビュー冒頭で触れたとおり…横須賀昌美さんも1981年デビュー。ということは暗黒の81年組…ということになる。暗黒の81年組に関しては以前にもこのブログにおける林紀恵さん記事にてしこたまに解説したので、詳細キボンヌ!!の方はぜひともこちらで。

それにしてもこれだけの美貌とラッキーデビューを手に入れた昌美さん…スキャンダルにより自らに激震を勃発させてしまい、マグニチュード7.5ドッカン!その座から大転落!ってのはもったいないことこの上なかったか。

♪たかまってゆく ひろがってゆく

と昌美さんは歌ったけれども…アイドルとして歌手デビューをカマしたことにより、せっかくの気品が失われ、逆に活動の幅が‘せばまった’ような…そんな気がしないでもないか。昌美さんのような美人タイプはモデル&女優業…そこら辺りに的をバシっと絞った活動をされた方がイメージ的にもカッコよかったのではないか…そのように感じて仕方ない筆者なのでありまする。現在は地方のスナックでチーママをされているとのことでゴザイマス。

ちなみに筆者はこのデビュー曲よりも、セカンドシングルで新人賞レースの勝負曲として発売された「ラブ・コントラスト」…コッチの方がお好みだったりもして。ちなみに作詞は篠塚満由美さん、作曲は水谷公生さんでゴザイマシタ。

イメージ 3 「ラブ・コントラスト」シングル第2弾、ロッテのチョコCMタイアップ

このチューンはご本人もご出演されたロッテのチョコレートにおけるコマソン♪恋はウェストサイド〜イーストサイド〜ソレで記憶に残ってる〜なんて方もいるかな、おそらくは。

☆作品データ
作詞:水谷啓二 作曲:和泉常寛 (1981年度作品・ワーナパイオニア)

イメージ 1

コレを読んでる皆様は…

来生えつこ&来生たかお

の姉弟コンビが女性アイドルに提供した作品といって、いの一番に思い出す作品はなんだろうか。やはり有名どころでは…

「スローモーション」
「セカンドラブ」
「トワイライト〜夕暮れ便り〜」以上、中森明菜
「疑問符」
「ストロータッチの恋」以上、河合奈保子
「ORACIÓN-祈り-」 斉藤由貴
「夢色のメッセージ」 西村知美
「さよならのめまい」 南野陽子
「語りつぐ愛に」
「セーラー服と機関銃」以上、薬師丸ひろ子

などなど…こうしたラインナップになってゆくのだろうか。アイドルという括りでなければ…

「シルエットロマンス」 大橋純子
「マイ・ラグジュアリー・ナイト」 しばたはつみ
「ねじれたハートで」 桃井かおり/来生たかお

とか色々あるのだけれどもね。で、このコンビというとなんだがすべての曲がヒットした!なんてイメージがあるのだけれども、中にはイマイチのお成績やそれ以下になってしまった…なんてのも存在したものである。

今回はそんな埋もれた作品群の中からこの1曲をピックアップ、いつものようにレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「もの想いシーズン」は斉藤慶子さんのデビュー曲として、1982年9月21日に発売された楽曲である。そう、実は彼女の歌手デビュー作品だって、泣く子も黙る来生コンビにより作られた豪華な1発だったのである。

斉藤慶子さんと言えば、それこそ女優さんとして現在でもご活躍を続ける方であり、その知名度に関してはかなりのお方…になられていたりもする。なので慶子さんがお歌を!?と当時を知らない若い方はビックリコンコンとされるかもしれない。そんな彼女のデビューのきっかけは…

JAL沖縄キャンペーンガール

コレであり、当時は同じ熊本大学出身で人気が爆発していた宮崎美子さんの後釜のような形で注目された方だったのである。活動初期の頃はそれこそキャンペーンガールといったステイタス上、水着姿などを頻繁にお披露目するという、いわゆる‘グラドル’だったのだが、活動が進むにつれて露出も減っていったと記憶する。そんな彼女が‘清純派’として歌手デビューすることになり、その時に用意されたのが表題曲だった…ということになるのである。まぁ、どっちかと言えば先輩格だった美子姐さんのソレを見習ったのか、アイドル業界へ殴りこみ!といった風情も無きにしも非ずだったのだが。(笑)

そんな慶子さんのデビュー曲…実はコレがなかなかの傑作なのでゴザイマス。このレコードが発売された1982年からすでに27年の歳月が経過した今じゃ…それこそ斉藤慶子さんがお歌を唄われていた!なんて事実こそがとっくに風化しているようなもの。だけれども風化させるにはもったいなか…そんな風に聴き手を立ち止まらせてくれるような、そんな1曲と相成っていたりで。

ストリングスにオルゴールを思わせる音色が絡んでくるイントロも、センチメンタルちっくで胸キュンもの。それこそナツカシさがこみあげる‘セピア色の世界観’がジワ〜っと広がってくるような…そんなアレンジが特徴的である。

♪もの想いだけ 胸しめつける
 雨の音だけ 耳ふさいでる
 あなたの傘を 返すため 
 理由ならあるけれど

おっ!しかも来生作品としてはめずらしい、頭サビから始まるアイドル王道路線ではないか!この作りには慶子さんをアイドル歌手として売り出そうとした、来生姉弟&スタッフ陣営による並々ならぬ思惑や気合…そんなものもあったのだろうか、おそらくは。

それにしてもいきなり‘あなたの傘を返すため’って唄われても意味がサッパリコンコン。なのでとりあえずはこの曲のテーマを先に記しておくことにする。

わたしのことは好き?と、もの想いにふけるオンナ

コレである。コレこそがこの曲のテーマである。要は気になるあの人がわたしのことを好きなのかどうか…そんな想いをめぐらせて‘もの想い’にふける主人公様を描いているのである。

このモチーフから考えるに…かなりのアイドルっぷりである。慶子さんがこの曲を引っ提げて歌手デビューされたご年齢を考えると、ちょっとばかり‘サバを読んだ’ような内容とも言えようか。ここら辺りからもどうやら慶子さんはかなり‘本気モード’でアイドル稼業に取り組もうとしていたことが窺える部分でもある。まぁ、その彼女の‘やる気マンマン’加減に関しては後ほどね。(笑)

♪電話するのも怖いの
 あなたの反応ばかり
 いろいろ想像してしまう

♪素っ気ない返事ならば
 きっと落ち込んでしまう
 教えて わたしのことは
 好きですか

ふむ。どうやら雨が降ってきたあの日…主人公様のために傘を貸してくれた彼。なんだか妙に優しくしてくれちゃったものだから、気になって仕方がないわん…といったトコロか。でもって彼だって傘を貸してくれたくらいなんだもの〜アタシに気があるのかも…ぐふっ。だからこそさまざまな想いを張りめぐらし‘もの想い’にふける主人公様なのである。それにしても傘を貸してくれたぐらいでそこまでの青写真ワールドが広がる理由とは?実はその秘密がこの後にやってくるサビメロにおける繰り返し部分に隠されてるの。

えっ!じゃあ早く…詳細キボンヌ!!(笑)

♪もの想いだけ 胸しめつける
 雨の音だけ 耳ふさいでる
 あなたは濡れて帰ったわ
 傘だけを 手渡して

コレなのでゴザイマス。己を犠牲にし、ずぶ濡れになって帰っていったあの人。ワタクシメのために…えっ?きゃ!うそ〜っ!!あ〜もう胸がガクガクブルブルで気になるわ!!ハァハァ萌え〜っ!!!ってな世界観でいいのだろうか、おそらくは。(笑)

この曲は…えっと、残念ながらオリコンのTOP100にはチャートインしなかった。しかし、このチューンは当時のラジオ番組などでもよく流されていたので、記憶に片隅に残ってる!なんて方も多いのかもしれない。

やる気マンマン?で放ったデビュー曲がカスってしまったことにより業を煮やしたのか…慶子さんはこの後も…

「愛されたがっているくせに」
「Flashin’ Back」

と出すわ出すわ!しかも…

「慶子…もの想い」

なんて、デビュー曲をモチーフにして編み上げたアルバムまでお出しになっていたのでありまする。その後もたしかアルバムをもう1枚くらいはカマされていたような…そこらのB級アイドルよりよっぽど高待遇だったようでゴザイマス。

肝心の歌声は…と言うと、見た目のシャープな感じとは裏腹なもったり系というかなんというか。普段、テレビにご出演されておしゃべりしてる時とはちと雰囲気の違う重みのあるお声といった印象か。しかし、後発シングルではどんどん軽やかなお声になり&お上手になっていたことから…おそらくはデビュー曲ということでレコーディングに関して不慣れだった故の…と思われるのでありまする。

この時代の慶子さんは日テレの午後枠に奥様番組としてNTV系列で放映されていた「酒井広のうわさのスタジオ」で司会アシスタント(←要は酒井氏を支えるお役目ね^^)などのお仕事もこなされていたのだが、なんとその番組内でもご自分の持ち歌をシカリとご披露!でもってわざわざ歌用のヒラリンコンとしたミニドレスなどにお召しかえになったりしてね。しかも彼女の驚嘆逸話はまだまだあってよ。参院選の速報番組で持ち歌「Flashin’ Back」をお披露目!こんなのもゴザイマシタかしらん。そこでお歌のご披露ってのは選挙と一体どういうお繋がりがあったのか…その意図がちと不明だったりもするのだが、とにもかくにも事実らしい。(笑)

♪教えてわたしのことは 好きですか

こんな問いかけを国民に向かってカマすまでもなく…ご本人様は‘アイドル稼業’に勤しまれていたようでゴザイマス。それもかなり‘ゴリ押し’気味にね^^。

☆作品データ
作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお(1982年度作品・テイチクユニオン)

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