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耳障りというほどでもないんですが、いつも違和感があるんですよね。 この〜させていただきますという表現。 とくに、若い人が使っている印象がありますね(自分も若いけれども…) ご説明させていただきます。とか 司会を務めさせていただきます。とか なんだか、とっても謙譲してるつもりのようにつかってますが本当にそうか????…と思うのです。 ではまず「〜させていただきます。」という表現を謙譲語ぬき(平語)にしてみたいと思います。 そもそも文法的に分解すると 〜する+て(助詞)+いただく(もらうの謙譲語)+ます(丁寧の助動詞) ですね。 ということは「〜させていただきます」を平語にすると 〜させてもらうですな。 まぁ「もらう」のニュアンスは微妙なところですが、基本的には使い方としては同じかと思います。 たとえば、友達の家に遊びに行って あがらせてもらうね。とか トイレ使わせてもらうね。とか… そういう意味のはずですね、本来。 なんとなくこれだけでもへりくだってるようにも聞こえますが、 それは単に相手の許可が必要な行為をしてるだけなんですよね。 ちなむに、細かく言えば助詞の「て」にもそういう意味があるみたいですが… まぁいいとして「〜させていただきます」というのは単に 「許可を得てするべき+謙譲」 というだけで決して謙譲の意味が強まるわけではないのです。 初めに書いたような例だと、 「ご説明させていただきます」は、別に説明していいよ、と許可を得たわけでもないし、 「司会を務めさせていただきます」は、別に司会してもいいよ、と許可したわけでもないですよね。 まぁ言葉は変化していくもの、みんながすんなり理解できるなら「正しい」という方向に動くものではあります。 「全然大丈夫」みたいに、これだけ「〜させていただきます」が普及した中、正しいとしてもいいような気もします。 ただ、この「敬語」というジャンルはそう簡単にはいかないと思うんですよね。 なんたって、敬語は「敬う気持ち」が相手に伝わらなきゃいけないですし、その相手の多くは「年上」な訳ですから、若い人の間で一般的になったって無駄、だと思いますけどね。 少なくとも、自分はこういう言葉を使って売り込もうとしてる人から買いたいとは思えませんね。
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