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医療的考察

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こちら(http://blogs.yahoo.co.jp/chestxp333/29327221.html#29327221)の記事のナマズさんへの解答です。

この時の記事とやや食い違うこともあるかと思いますが、少し考えが変わったのかもしれません。

(1)不妊治療の定義について
 ご指摘の通り定義が曖昧でした。申し訳ない。
 
 不妊症とは、そもそも「正常な性交渉を持つカップルが、2年以上妊娠しない」というのが定義です。
 当然、原因は多岐にわたります。女性側の問題ばかり話題になりますが、男性側のこともあります。
 生まれ持った生殖器の奇形による場合や、後天的な感染による場合もあります。

 本来ならば子宮奇形の手術やホルモン治療とかも含め「不妊治療」とすべきでしょうが、ここではいわゆる「不妊治療」とします。厳密な定義は困難ですが、当時民主党が推進するといっていたような「現在保険適応でない治療」と考えるといいかもしれません。
 
 いろいろな方法がありますが、
 男性の精子を人工的に膣内に入れる「人工授精」
 精子と卵子を採取し、体外で受精させ子宮に戻す「体外受精」
 精子と卵子を採取し、顕微鏡下で卵子内に精子を入れる「顕微授精」
 
 これらは本人たちの精子や卵子を使っています。
 さらには最近話題にもなってますが、本人たち以外の精子や卵子を使う方法があります。

 他人の精子を使用する「非配偶者間人工授精(AID)」
 他人の卵子を使用する「卵子提供」
 さらには、他人に出産してもらう「代理出産、代理母」なんてのもあります。

 主にはこういったところでしょうか。この6つと定義してもいいかもしれません。
 上4つは特定の病院に行けば通常業務として行われています。
 卵子提供も、かなり行われていることが明らかになってきましたね。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120428-00000922-yom-sci

(2)倫理的な線引きについて

 これはかなり難しいので、倫理が専門でない自分に根拠と言われても苦しいものがあります。
 どちらかというと倫理的な線引きというよりは(3)の線引きによって、「人工受精まで」と主張するべきなのかもしれません。

 「人工授精」も倫理的におかしいという方もいるかと思います。しかしながら、人工授精は性交渉の技術がうまくいかない人や、どうしても性交渉に対し嫌悪感を抱いているカップルにとっていはいわば「性交渉のかわり」ですから、この方法は残しておくべきと考えてます。
 
 医療倫理の基礎となる「ヒポクラテスの誓い」では、胎児も生命とみなすべきとしています。
 体外受精や顕微授精で作る受精卵は1つではありません。そして、それらの全てを子宮内に戻す訳ではありません。戻されなかった受精卵はどうなるのでしょうか・・・難しいですが・・・・


 ただ、個人的に申し上げておきたいのは、世間一般において倫理的な部分はほとんど議論されていない。自分のように、「ここまでにすべきではないか」という人もいない。そんな状況で、保険適応されていない範囲で様々なことが行われてきています。
 もちろん自分だって、ネットという匿名の議論だからこそこんな風に強気で主張しているのは事実です。到底、今の職場で大きな声で主張すればいろんなところから反感を買うでしょうね。


(3)改善すべき問題について
 すこし論のすり替えになってしまいますが、以下の通りに論じます。

 あまりこのことに触れたくはなかったのですが、卵子と精子との違いにあるかと思います。
 例えばダウン症を例にとると、母体が30歳をすぎるとダウン症になりやすく、高齢になればなるほどその確率は上がるのは科学的に証明されています(染色体の分裂がうまくいかなくなるようです)。
 それ以外にも受精し着床し・・・・といったプロセスにおいて高齢になると不利なことが多いようです。
 一方精子は比較的高齢まで機能を保ちます。40,50の男性に子供ができるのは珍しい話ではないことからもわかるかと思います。精子の方がよりシンプルだからかと思います。
 批判を恐れずに言えば、「卵子の方が老化が早い」と言えるかと思います。

 精子の運動は精子の持つ遺伝情報というよりミトコンドリアによるものと言われており、精子のミトコンドリアは原則として子に遺伝しません。精子の運動能が落ちていて人工授精というのも、精子の遺伝子そのものに以上があるわけではない以上、理論上は通常の受精に近いと考えられます。
 しかしながら卵子はそういきません。受精卵の細胞内微小構造は卵子由来ですし、上述したように精子と異なり染色体の分裂にも難があります。さらに、原則一回の排卵で一個の卵子であり簡単に淘汰されるものでもありません(精子は数千万のうちの一個が受精します)。

 ゆえに、卵子側に問題がある場合の不妊治療はどうかと考えます。そういった意味でも、人工受精まででどうかと考えています。

 さらに言えば。
 不妊治療の原因は様々ですし、個々を考えると複数の原因が重なることや原因がはっきりしないことも多々あります。
 しかしながら、「高齢出産化」(ここでいう高齢とは受精、出産にはという意味です)というのが最大の原因の一つであることは間違いないかと思います。そこには、社会構造の変化により晩婚化し高齢出産化したしたことが原因なのも間違いないかと思います。それ故に、不妊治療はどんどん発達しているわけです。
 
 であれば、社会として、政治として、行政としてすべきことは、不妊治療の普及よりも晩婚化や高齢出産化の現状の方を何とかすべきではないでしょうか。
 育児休暇の取得、出産後の職場復帰、幼児保育の充実、乳幼児の医療・・・専門でない自分でも多くの問題を挙げられるくらいです。具体的に解決法を示せと言われても、難しいですが(野次を飛ばす政治家と言われてしまいそうですが・・・)。
 この国はアメリカのように自由主義とはいきません。事実生まれた子供は多くの社会保障を受けられるわけですから。
 
(4)その他もろもろ
・「子が得られない」状況について
 自分が言っても何の慰めにもならないかと思いますが、「子が得られない」というのは本当につらいかと思います。ここのブログに痛烈なコメントを残される方々は、そういった方々なのかと想像します。
 自分に子供を作る能力が足りておらず、治療で何とかなるというならその力を借りてみようというのが人間だと思います。個々の方々の、治療するしないは議論するつもりはないですし(野田聖子氏のような方は別として)、皆様の選択を尊重いたします。

 しかしながら、医療技術としての問題、倫理的な問題、医療保険の問題、政策としての問題はまた別です。一般論として、マクロな視点でやはり議論しなければなりません。知り合いの話で申し訳ありませんが、産婦人科医ですらそういった議論が少ないことに違和感を覚えていらっしゃる方も少なくありません。しかし、痛烈なコメントを恐れて議論できていないのではないかと想像します。
 だからこそ一個人ではありますが、意見を申し上げているわけです。
 なにもわからないくせに、という意見もありますが、個々の件に関しては当然何もわかりません。でも、全体の議論としては一般の方よりは深く議論できるのではないかと思います。
 
 

・子供が知ることについて
 これは当人にしか分からないことですので、自分は付け足すことはありません。
 気になる方がいらっしゃれば「AID 加藤」で検索するといいかと思います。
 遺伝上の父親を探して活動なさっている方の話です。
 AIDをしようとしている方、悩んでいる方は目を通されても損はないかと思います。


・不妊治療のリスクについて
 通常、医療とは安全であるべきです。その技術が確立されてから用いられるべきです。
 しかしながら、不妊治療はその技術の特異性ゆえ、生まれてきた子の長期予後までははっきりとわかっておりません。(母体の安全性はある程度担保されていますが)
 ナマズさんは根拠がないと批判されますが、根拠がないこと自体が問題だと思います。

 体外受精によって生まれる先天性疾患の率は、通常の出産と同じ。と主張するデータもあるようですが、そもそも先天性疾患の確率が高い高齢出産の率を上げ得るようなことはナンセンスだと感じます。
 この辺はもう少し勉強して、Up to dateを伝えられればと思います。


・自分について
 医療関係者。とだけ記しておきます。上述したように匿名だからこそ、自分も強気の意見が書けるのは確かです。
 もちろん専門家ではないので、専門家ではない医療関係者の意見として聞いていただければ結構かと思います。
 専門家でなければ意見を言ってはいけないのでしょうか。
 しかもこの分野は、専門家ほど反対意見をいいにくい状況となってしまってないでしょうか。
 それこそか、議論が進まない原因の一つではないでしょうか。


最後までお付き合いいただきありがとうございます。やや遅くまでかかって書いた記事なので、矛盾点や不明点もあるかと思います。忌憚のないご意見をお待ちしております。

 最後になりましたが、このブログで気分を害された方がいたらお詫び申し上げます。

詳しくはトラックバック先の記事をご覧ください。


「ぬくもりある医療の一翼担う」=ホメオパシー医学会
8月30日20時19分配信 時事通信

 民間療法の一種ホメオパシーについて、日本学術会議が「治療に用いることは厳に慎むべきだ」とする会長談話を発表したことを受け、医師、歯科医師らによる学術団体「日本ホメオパシー医学会」(帯津良一理事長)は30日、「ホメオパシーは本来のぬくもりある医療の一翼を担う代替療法の一つ」とする談話を発表した。
 談話は、医療イコール医学ではなく、場にぬくもりが与えられ、「治し」と「癒やし」が統合されて初めて本来の医療と指摘。癒やしを担うのが代替医療であり、心身への優しさでホメオパシーはその最右翼に位置するとした。
 助産師がビタミンKを与えず山口の乳児が死亡した事件については、「オーソドックスな治療を中断させて死に至らしめたのなら言語道断。代替療法を用いるには十分な医学知識が根底になければならない」とした。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100830-00000117-jij-soci


別に彼らの名誉を守るつもりもないですが、
この声明は「日本ホメオパシー医学会」です。
何かと反発しているのは「日本ホメオパシー医学協会(JPUMA)」です。
大分考え方が違うみたいですね。


その日本ホメオパシー医学会による「一連の報道と日本学術会議会長談話を受けての当学会の見解」によると…
 今回の話の発端は、あるホメオパシーの経験のある助産師が、ごくオーソドックスな治療を中断せしめて死に至らしめたことと伺っています。もしそうならば、これは言語道断この上ない話です。

 代替療法を用いるに際しては十分な医学知識がその根底になければなりません。つまり代替療法といえども、あくまでも医師がこれを行うのが理想です。

 今回はたまたま代役を果すべき治療法がホメオパシーであったわけで、これが漢方薬であってもアーユル・ヴェーダであっても結果的には同じだったでしょう。だから、この一つの事件をもって、いきなりホメオパシーを非難するのはなにか唐突な感じがしてなりません。

とし、また

ホメオパシーは代替療法の一つ、代替療法は本来の温もりのある医療の一翼を担うもの

だそうです。



まぁ医学を遠ざけようとし、医療の前にホメオパシーを使えとした日本ホメオパシー医学協会よりはまとものようですが…


ただ、医学的には(薄い砂糖水を考えれば当然のことですが)

ホメオパシーがプラセボ効果以上の効果があるという証拠はない

というのが正しいでしょうね。
そういう論文も出てますしね。

そんなものを効果があるとして使うことは、どう考えても医学的に間違った行為ですね。

プラセボ効果を期待して薬を投与することは、法律的に認められていますが、それならもっと安価なものもありますし、極論を言えばビタミン剤でいいわけですしね。


医師として使う人が本当にいるのか疑わしいものです…
医療の一翼を担うにはあまりにも劣っているといわざるを得ないですよね。



別に西洋医学のみを崇高しているわけではございません。

上記には漢方薬も同じように上げられてますが…
漢方薬はきちんと効果があるという証拠がありますから。

そういう科学的に効くという証拠がなければ、医学として医療の現場で使うわけにはいきませんよね。




他にも個人的にはカイロプラクティクとか、医学と連携できる可能性があると思います。
もちろん効くという証拠が必要ですが…

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50歳で出産

あまり個別の案件につっこみを入れたくはないのですが、国会議員となれば話は別です。


野田聖子議員が妊娠15週、50歳で産む…米国で卵子提供受けオメデタ
8月26日8時1分配信 スポーツ報知

 自民党の野田聖子元郵政相(49)が妊娠していることが25日、分かった。体外受精によるもので現在15週目。米国で卵子の提供を受け、事実婚の関係にある男性(42)の精子との受精卵を子宮内に移植し、妊娠した。来年2月中旬に50歳での超高齢出産を予定する野田氏は、スポーツ報知の取材に「長年の夢だったお母さんにやっとなれるのかな、と感じています」と関係者を通じて喜びの声を寄せた。

 50歳での超高齢出産に挑むことになった野田氏はこの日午前、地元の岐阜市内で行われた後援会の会合で初めて妊娠の事実を明かした。「初めはビックリされましたが、ある女性の支援者から『(これまで)よく頑張ったね』と言われました」という野田氏は、「長年の夢だったお母さんにやっとなれるのかな、と感じています」と喜びの気持ちを表現した。

(中略)

 野田氏は26日発売の「週刊新潮」でも、妊娠の経緯などを4ページにわたって手記で告白している。今年5月24日に米国で第三者による卵子提供を受け、大阪府で焼き肉店を経営するパートナーの男性の精子との受精卵を子宮内に移植したという。移植9日目の6月1日に妊娠検査薬で陽性反応が出たため、同14日に病院で検査し、正式に妊娠していることが分かったと記している。

 現在は、2週に1度のペースで診察を受けているという野田氏。手記では「胎児の元気なところを見たいなと待ち遠しい反面、元気でいてくれるかなという不安も強い。妊娠できた喜びよりも、今は不安の方が勝っているかもしれません」とつづっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100826-00000024-sph-soci


ま、いいんですよ。
単なる49歳の女性が、勝手にアメリカ行って、誰ともわからない卵子貰ってきて、妊娠した。ならば。
ですが、国会議員としてどうなのか。

自国では禁止されていることを、アメリカに行ってやってくる

ってことですよね????

不妊治療云々の前に、この事実はどうなのか??
臓器移植とかそういう本人の命に関わるものでもないのに…



ここからは、不妊治療に対する考えです。
不快に思う方、反論がある方も大勢居ると思います。
そういう方こそ是非コメントをお願いします。

前々から主張してますが、不妊治療として許されるのはせめて体外受精までと考えてます。
ましてや卵子提供なぞ、もってのほかだと思うのですが…

個々の用語に関しては、ググるなり、以前の記事を参照するなりしてください。


とはいうものの、以前の記事をupしたころからも不妊治療に関する研究は進んでまして、そこから紹介します。

というのはあるトピックスになった論文が発表されまして、(リンクはれなくてごめんなさい)
不妊治療で生まれてくる児の先天的疾患のリスクは、同年代の母から生まれる児と同程度であるというものです。
この論文自体、産科側から出されたものなので、まだ議論を呼んでますが、恐らくはそれほど変わらないというのが真実(あるいはいずれそうなる)のでしょうね。


噛み砕いて言うと

不妊治療の手法自体は、児の病気を増やすものではない

ということです。

ですが

だからといって不妊治療は無条件でやっていい

という結論にはならないと思います。
(論文中では不妊治療万歳っていう雰囲気でしたが…)

ここにからくりがあると思うんです。


今現在不妊治療を受けている人はどういう人が多いか。
先天的あるいは後天的(感染症等)に不妊の体質になってしまった人も大勢居ますが、
年齢的問題も多いんですよね。


わかりやすいですし、有名なので13トリソミーを例に挙げたいと思います。
(いわゆるダウン症ですね)。


母体年齢が高ければ、13トリソミーの確率は増えます
これはれっきとした医学的な事実です。

しかし、母体年齢が高ければ妊娠する確率は少ない。はずですね。

そこで不妊治療ですよ。
本来、生物学的営みでは妊娠し得ないものを妊娠させることができてしまう。
本来その人にとって妊娠できないはずの年齢で、妊娠できてしまう


単純に子供の数は増えるかもしれませんが、
出産する母体の平均年齢は確実に上がりますよね。
さらに言えば

13トリソミーの子は確実に増えますよね



それでいいんでしょうか?
医学的に、倫理的に、社会的に、経済的に…


もちろん体外受精や顕微授精ならば予め13トリソミーの卵子は除外するということはできますよ…
でもそれって倫理的に問題ないんですか???
それに、それで除外できる疾患はまだ限られてますよね…

「不妊治療は自費なんだし、いいだろ!」という意見もあるかとは思いますが…
出産や、育児、小児医療において社会的、経済的に負担として生じるわけですし。
そういう過程で生まれた子の医療費は、すべて保険適応外というわけにもいかないでしょう。


まここまではあくまで論文への反論ですけどね。




ただ、ある種の過渡期だとは思います。

女性ならば、一人前になった暁には、自分の腹を痛めて子供を儲けなければならない
という古い考えが、特に女性自身の中にあると思います。

その一方で、女性の社会進出、「一人前」までのかかる時間を考えると
若いうちはバリバリ仕事したいから、子供作ってる場合ではない
という新しい考えが蔓延してます。


世の女性はその板ばさみになってはいませんか??

その最たるものが野田聖子氏なのかもしれませんね…

ですが、その板ばさみを解消することこそ、政治の仕事でしょうに…

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ホメオパシーは「荒唐無稽」 学術会議が全面否定談話

2010年8月24日17時26分 朝日新聞
 日本学術会議は代替療法「ホメオパシー」の効果について、「科学的な根拠がなく、荒唐無稽(こうとうむけい)」とし、医療従事者が治療法に用いないよう求める会長談話を24日、発表した。山口市の女児ら死亡例が出たことを重視し、この療法が広まる前に、芽を摘む必要があると判断した。同会議が、特定の療法を否定するのはきわめて異例だ。
 東京大名誉教授の金澤一郎会長が会見で発表した。会長談話では、現段階でホメオパシーを信じる人はそれほど多くないが、医療現場から排除されないと「自然に近い安全で有効な治療という誤解」が広がると指摘。科学的根拠は明確に否定されており、医療関係者が治療に用いることは認められないとした。
 日本学術会議は、約84万人の科学者の代表として選ばれた210人の会員と、約2千人の連携会員からなる日本の「頭脳集団」。政府に対する政策提言や、社会への啓発などを行う。唐木英明副会長によると、1年半ほど前からこの問題について議論してきたという。昨年2月の厚生労働省の厚生科学審議会でも、金澤会長が指摘していた。
 唐木副会長は「十分理解した上で個人的に使うことは自由だが、科学的に全否定されているものを医療従事者が使うことは、通常医療を遠ざけることにつながり危険。日本学術会議として、『ホメオパシーは効かない』というメッセージを伝えることが重要と考えた」と説明した。
 
ーーーーーーーーーーー
実際の談話のPDFです。
そろそろ他紙も報じますかね?
(強調、色字はブログ主によるものです)
ーーーーーーーーーーー
 
「ホメオパシー」についての会長談話
 ホメオパシーはドイツ人医師ハーネマン(1755 - 1843年)が始めたもので、レメディー(治療薬)と呼ばれる「ある種の水」を含ませた砂糖玉があらゆる病気を治療できると称するものです。近代的な医薬品や安全な外科手術が開発される以前の、民間医療や伝統医療しかなかった時代に欧米各国において「副作用がない治療法」として広がったのですが、米国では1910年のフレクスナー報告に基づいて黎明期にあった西欧医学を基本に据え、科学的な事実を重視する医療改革を行う中で医学教育からホメオパシーを排除し、現在の質の高い医療が実現しました。
 こうした過去の歴史を知ってか知らずか、最近の日本ではこれまでほとんど表に出ることがなかったホメオパシーが医療関係者の間で急速に広がり、ホメオパシー施療者養成学校までができています。このことに対 しては強い戸惑いを感じざるを得ません。
 その理由は「科学の無視」です。レメディーとは、植物、動物組織、鉱物などを水で100倍希釈して振盪しんとうする作業を10数回から30回程度繰り返して作った水を、砂糖玉に浸み込ませたものです。希釈操作を30回繰り返した場合、もともと存在した物質の濃度は10の60乗倍希釈されることになります。こんな極端な希釈を行えば、水の中に元の物質が含まれないことは誰もが理解できることです。「ただの水」ですから「副作用がない」ことはもちろんですが、治療効果もあるはずがありません。
 物質が存在しないのに治療効果があると称することの矛盾に対しては、「水が、かつて物質が存在したという記憶を持っているため」と説明しています。当然ながらこの主張には科学的な根拠がなく、荒唐無稽としか言いようがありません。
 過去には「ホメオパシーに治療効果がある」と主張する論文が出されたことがあります。しかし、その後の検証によりこれらの論文は誤りで、その効果はプラセボ(偽薬)と同じ、すなわち心理的な効果であり、治療としての有効性がないことが科学的に証明されています1。英国下院科学技術委員会も同様に徹底した検証の結果ホメオパシーの治療効果を否定しています2。
 「幼児や動物にも効くのだからプラセボではない」という主張もありますが、効果を判定するのは人間であり、「効くはずだ」という先入観が判断を誤らせてプラセボ効果を生み出します。
 「プラセボであっても効くのだから治療になる」とも主張されていますが、ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性があることが大きな問題であり、時には命にかかわる事態も起こりかねません3。こうした理由で、例えプラセボとしても、医療関係者がホメオパシーを治療に使用することは認められません。
 ホメオパシーは現在もヨーロッパを始め多くの国に広がっています。これらの国ではホメオパシーが非科学的であることを知りつつ、多くの人が信じているために、直ちにこれを医療現場から排除し、あるいは医療保険の適用を解除することが困難な状況にあります4。またホメオパシーを一旦排除した米国でも、自然回帰志向の中で再びこれを信じる人が増えているようです。
 日本ではホメオパシーを信じる人はそれほど多くないのですが、今のうちに医療・歯科医療・獣医療現場からこれを排除する努力が行われなければ「自然に近い安全で有効な治療」という誤解が広がり、欧米と同様の深刻な事態に陥ることが懸念されます。そしてすべての関係者はホメオパシーのような非科学を排除して正しい科学を広める役割を果たさなくてはなりません。
 最後にもう一度申しますが、ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを「効果がある」と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います5。
平成22年8月24日
日本学術会議会長
金 澤 一 郎
 
1 Shang A et al. Are the clinical effects of homoeopathy placebo effects? Comparative study of placebo-controlled trials of homoeopathy and allopathy. Lancet 2005; 366: 726
2 Evidence Check 2: Homeopathy 2010. 2.8
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm200910/cmselect/cmsctech/45/45.pdf
3 ビタミンKの代わりにレメディーを与えられた生後2ヶ月の女児が昨年10月に死亡し、これを投与した助産婦を母親が提訴したことが本年7月に報道されました。
4 WHOは世界の一部の国でホメオパシーが広く使用されている現実に配慮して、その治療効果には言及せずに、安全性の問題だけについての注意喚起を行っています。
http://www.who.int/medicines/areas/traditional/prephomeopathic/en/index.html
5 ホメオパシーについて十分に理解した上で、自身のために使用することは個人の自由です。

転載元転載元: うろうろドクター

無介助分娩…

自分がやってることがどれほど危険かわかってんですかね???



無介助分娩を理解しない実母と義母

「ぐらい」と書いたのは、予定日を最終月経から自己計算したためです。

昔から自然なお産に憧れているので、自宅で誰の手も借りずに出産します。
妊娠出産に関してたくさん本を読み、ネットでも勉強しました。

そのため、医師や助産師の手など借りなくても出産できます。
また、病院や医療行為がいかに危険なのかも把握しています。

どこかの自然派出産の先生が「女性には本来生む力が備わっている」と仰っていました。
しっかり体を動かし、食事に気をつければ一人で元気な子を生めます。
医療行為に頼って生むのは、怠け以外のなんでもありません。

しかし、この考えに義母と実母が大反対します。

「母子手帳の交付を受けなさい」
「産婦人科の検診に行きなさい」
「自宅で生むなら、せめて信頼のおける助産師に…」

そもそも母子手帳なんて、病院にかかる人のためにあるものですよね?
他人に自分の体の状態をさらすなんて嫌です。

妊娠出産は病気でもなく順調なのに、なぜ病院に行かなければならないのでしょうか?

助産師だって他人ですので、医師と同じです。
医療従事者という他人に、自分の体を把握されたくないです。

先日、義母が知り合いだという助産師を紹介しようとしました。
余計なお世話です。

ちなみに、夫はこの件に関して一切口を出して来ないのでありがたいです。
出産や育児に関して、男性は不必要ですので。

無介助分娩を経験された方、周りの反対にあいませんでしたか?
なぜ、自分の出産に関して自分で決められないのでしょうか。
経験者の意見をおきかせ下さい。

病院に行けとかの批判は結構です。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0823/341290.htm?o=0&g=05


とんでもない話だと思います…
せめて家族の意見を聞くべきだとは思います。


産科医療がお産におけるメリットというのは計り知れないと思いますよ。

まずそもそも

ハイリスク分娩をスクリーニング

しますね。
有名どころですと、逆子とか、前置胎盤等です。

いくら、本やネットで知識を得たところで、エコー検査すらやってないわけですから、これらのハイリスクの可能性があるかどうかすらわからない状態ですよね。



もちろん

分娩時のあらゆる危険性に対処する

というのもありますね。
出てきにくい(児頭下降が不良)というだけでも、児の無酸素状態が心配ですし、
分娩時の出血は止まりにくいことがしられてますから、大量出血による母体、胎児の危険性はもちろんあるでしょうて。

ビタミンKを与えなくて死亡、なんて最近ありましたよね。
だれにでも与えればいいというものでもないんですよ。勿論。
その判断を素人がやるつもりなのか、それともそんなもの無視するのか…

それを一人でやろうってんだから無茶としか言えないでしょうよ…



そして

産めば終りではない

ですよね。
新生児検診をはじめ、新生児の管理はもちろんですし、母体の産褥を観察していかないといけないですよね。
仮に児に奇形があったらどうするんですかね?
それが見える奇形ならまだいいですけど、食道閉鎖とか、幽門肥厚とかだったらどうするんですかね??






仮に、分娩時になんらかの急変があったときはどうするつもりなのか??
まさか今更

そうなったら救急車呼ぶ

とか言いませよね???

一体どういう妊娠経過で、どういう状況なのかもわからない妊婦が急変して、受け入れろってのも無茶でしょう。
それで受け入れて、死亡したらしたで訴えられる可能性がある訳ですから。

やるなら、救急車すら呼ばない、死亡してもいいという覚悟でやるべきですね。
もちろん、そのためにはご家族の同意が必要だと思いますが…



どうか、ご自分のためだけでなく、生まれてくる児、ご家族のことも思って無介助分娩はやめといたほうがいいと思いますよ…


ネットで「無介助分娩」をしたとする方々はたまたま無事に生まれただけです。
次もそういくとは限りません。

助かるはずの命を、素人考えで助からないようにしているようにしか見えませんがね…

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