コパンのうら

熊本県北部の山鹿市にあるちいさなフランス料理店「ビストロ シェ・ル・コパン」の舞台裏です。

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ひそかな片思い。

実はわたし、一年くらい前から道ならぬ恋に落ちています。

その姿を初めて見たとき、雷が落ちたようなショックを受けました。
生を知り尽くした悟り、孤独、しかしそれに立ち向かう強さ。
美しく、気高く、凛々しい姿。
クールな表情、しなやかな肢体、はるかかなたを見つめる瞳。

以来、恋心は募るばかり。
たまに、FBで日々の生活ぶりをアップされているので、まるでストーカーのようにこまめにチェックするわたし。動画が上がっていたら何度もリピート。

でも、お会いしたことは一度もありませんでした。

そしてとうとう会いに行くことになったのです。

大牟田市動物園へ。

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ええ、わたしの片思いの相手、それは、ユキヒョウのスピカ(女の子ですけどね)。

もともとは熊本市動植物園にいたのですが、地震の影響で大牟田に避難しているのです。
実はわたし、熊本にユキヒョウがいるなんて全然知りませんでした。熊本の動物たちがよそに避難することがニュースになって初めて知ったのです。

以来、わたしのスピカ追っかけが始まりました。

そもそも、ユキヒョウ(スノーレパード)という動物の存在自体をごくさいきんまで知らなくて(恥)、初めて知ったのは2009年、これが発売されたときでした。

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マックのOSのインストールディスクが入ったパッケージ写真です。

何、この美しい生き物は!!!

……と思ったのがはじまりでした。


どうやら日本でユキヒョウがいる動物園は6カ所。九州にいるのはスピカだけ。

シェフに「大牟田の動物園に行きたい。スピカに会いたい」と前々から懇願していたのですが、「えー、やだよー。動物園なんて、子供連れか若いカップルが行くところじゃん」とまったく乗り気ではありません。それでもしつこく「スピカに会いたい」と言いつづけ、いよいよ念願叶うことになりました!

しかし……暑い。
2017年5月29日(月)の九州は真夏の陽気。
陽がかんかんに照りつけ、立ってるだけで汗が噴き出します。

何もこんなに暑い日に動物園に行かなくても、と思いつつ、これを逃したらいつになるかわからない、と今さら後へ引くわけにはいきません。渋面のシェフをなだめながら向かいます。

こぢんまりしたかわいい動物園でした。敷地内は起伏があって緑に溢れ、丘の上の展望台からは雲仙まで見渡せます。巨大テーマパーク的なエンターテインメントというより、公園をぶらり散策しながら動物たちをぼーっと眺める、という雰囲気。シェフが飽きて不機嫌にならないよう、ネコ科の動物だけを見てすぐに帰ろう(←シェフはネコ好きなので)、と、思っていた、の、ですが。

何これ、楽しい!!!

のっけから、ゴマフアザラシのかわいさにメロメロ。そして、クジャクたちのすばらしさ!

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すでにこの時点で、シェフ、わたし以上に前のめりになってます。
心配していたように「子供連れと若いカップルだけ」ということもなく、年配の夫婦連れが意外と多く、われわれ初老(?)コンビもすっかり場に溶けこんでいます(たぶん)。

おサルたちもかわいかったー。

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キツネ、ラマ、ミニブタ、ヒツジ、レッサーパンダ、カピバラ、キリン……。

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そしてシェフは、「ふれあい広場」でモルモットとうさぎにおやつをあげながらテンションがピークに。

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「おれ、むかし、うさぎ飼ってたんだー。やわらかーい。かわいーい」

……なぜこのひとはこんなに小動物に萌えるのか。乙女か。


わたしはむしろ猛獣好き。

ライオンとホワイトタイガーのかっこよさ、かわいさ!

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さて、そして、お目当てのユキヒョウのスピカは?


えーと、実は、暑すぎて、冷房の効いたお部屋でずっと寝ているらしく(モニターでそのようすが確認できる)、結局一目も見ることができませんでした……(涙)。

ああ、スピカに会いに来たのにーーーっ。
ほかの動物はぜーんぶ見られたのに、なぜスピカだけ? どうして? 

シェフ「ユキヒョウって寒い山の上に暮らしてるんだろ?(←NHKの動物ドキュメンタリーを観たので知っている)こんな暑いときに来たのがいけなかったんだよ。また冬に来ればいいじゃん」
わたし「……(悲)」
シェフ「年間パスポート買っとけばよかったね」(←すっかり気に入ってる)

そうなんです、入場料370円のところ、寄付金2000円で年間パスポートがもらえるのだそうです。


狭い檻にいる動物たちを、かわいそうと思わないこともないのですが、園のスタッフのかたたちがとてもやさしく親切で、キビキビとはたらいてらっしゃったので、なんだかあったかい気持ちになりました。とても清潔でしたし、動物たちが運動できるよう、健康でいられるよう、いろいろな工夫もされていました。

そして、わたしのツボに入ったのは、入口手前に置かれていたこの看板。

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ひらがなで大きく書かれているので、子ども向けなのでしょうね。きっと毎日、「ぞうはどこ!?」「ぞうはいるの!?」と、子どもたちに尋ねられるのでしょう。そのたびに「ぞうはいないんだよ」と言わなくてはならないつらさ。入口の外側に置かれていたのは、「えーっ、ぞうがいないなら入らなかったのに!」と言われないための策でしょうか。

それにしても、象ってそんなに人気があるんだ! 知らなかったです。

とりあえず、わたしの片思いはまだしばらく続きます。


追記)ひとさまから、以前は象がいたのだけど数年前に亡くなったばかり、と伺いました。亡くなったことを知らなくて象を見に来るひとがいるのでは?とのこと。なるほど、きっとそうなのでしょうね。





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