コパンのうら

熊本県北部の山鹿市にあるちいさなフランス料理店「ビストロ シェ・ル・コパン」の舞台裏です。

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果実シーズン。

ある朝、わたしが出勤したときに見つけた置き手紙。

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……童話かよ。


そう、野イチゴのシーズンになると、シェフは「そろそろかな……」とつぶやいて車でいそいそと出かけていきます。毎年この時期になると野イチゴが自生する、近場の「秘密のスポット」へ行くのです。

そして、帰宅後にはどっさりの野イチゴが。

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ただ、今年は例年より実がなるのが遅く、すでに草刈りが入っていたところもあったのだそう。でもそのおかげで新しいスポットを開発できたようです。

野イチゴはフレッシュのままデザートに添えたり、シャーベットにしてご提供したり。

さらに、桑の実も。
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ベリー系の一種で、いつも「何ベリーだったかな?」と忘れてしまうのですが(ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリーはまあ確実だとしても)、あるお客さまから、お友だちでお名前に「桑」の字がつくかたが「マルベリーだからマルちゃん」と呼ばれていたという話をお聞きしてから、ピタリと忘れなくなりました。いやあ、ありがたいです。

ちなみに、フランス語ではミュールと言います。

桑の木はお店の裏にあるので、野イチゴよりも気軽に手に入ります。毎年たくさんの実をつけてくれますが、今年はひときわ多かったよう。赤いとまだ酸っぱくて、甘く熟すと黒っぽい紫色になります。シェフは実を摘みながら味見ばかりしているので、いつも唇を真っ青にして戻ってきます。初めて見たときは病気かと思ってビックリし、「どうしたの? 顔色悪いよ?」と言ってしまいました。唇が青いと顔色が悪く見えるのですね。発見。

桑の実はアイスクリームに。

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野イチゴや桑の実、子どものころから身近なフルーツだった、とおっしゃるお客さま、意外と多いですね。

とくに、野イチゴは「下校の味」とおっしゃるかたがたくさんいらっしゃいます。小学校時代、通学路の道端になっている野イチゴを食べながら帰宅したのだそう。「ああ、なつかしい」と遠い目をされます。いいなあ、わたしが子どものころは野イチゴには出会わなかったなあ……(←埼玉県の団地育ち)。せいぜい、つつじの花のお尻の蜜を吸うくらいでした。

また桑の実も、山鹿はむかし養蚕業が盛んだったそうで、こちらもまた親しみ深い果実だそうです。うらやましい。わたし、桑の実って、大人になってから初めて食べました。

広いお庭があれば果実のなる木をたくさん植えられるのになあ、と、この季節になるといつも思います。


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