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最近は紙の媒体(本)でマンガを買う量を制限されているため、図書館で細々と借りるか、ネットで有料や無料の作品を読んでいます。
ネットの良い所はかなり昔の作品や、普通なら食指を動かさないであろう作品に触れられるコト。 ちなみに私は有料なら『メチャコミ』、無料なら『スキマ』をよく利用していています。 両方とも画質はそれほどでもないのですが、それが早読みの私にはちょうど良い。 暇な時にはけっこうな量を読んでしまうので、画質が良すぎると、ビックリするほどデータ量を使ってしまうからです(^_^;) 気に入った作品は後で『本』を探しますから、とにかくストーリーが追えれば良い感じです。 スキマでは現在のところ、『笠太郎』氏の作品を知ったのが一番の収穫でしょうか。 ストーリー自体はさほど複雑ではなく、むしろ『ありがち』な料理人マンガが代表作なのですが、しっかりした画力とディテールでぐいぐい読ませる作家で、機会がありましたら是非どうぞ( ・∇・) さて、今回は・・・。 メチャコミで試し読みしてから有料で完読したものの、はたしてこれを自信を持ってご紹介して良いものなのか、実はかなり悩みました。 でも私はマンガと辛い物に関してだけは嘘がつけない、特異体質(笑) 恥を忍んでご紹介しましょう( ;∀;) 作者の櫻井稔文氏は別名でエロ系のルポや、やはりエロコメディーで名を売った方だそうで、その手の雑誌を買う読者を楽しませる、エンターテイメントに特化した作家だと推察できます。 言わば、エロマンガのプロでしょうね。 で、氏が漫画家生活20周年に実名で描いたのが、本作『絶望の犯島』なのだとか。 その筋から怒られるかも知れませんが、今回は手抜きしてwikiからあらすじを↓ 『大規模闇組織・亜九東グループで働くスケコマシのコーゾーは、会長の妻子に手を出した報復として強制的に性転換手術を受けさせられてスタイル抜群の美人ギャルとなり、100人の性犯罪者がひしめく「ギャル犯島」に送られる羽目になってしまった。 自身の体を狙う飢えた野獣のような犯罪者達から逃げ回り、あるいは立ち向かうサバイバル生活や、生き別れの父との思いがけない再会を通して、コーゾーは自身の人生と向き合うことになる。』 『ギャル犯島とは、亜九東グループ会長の亜九東正義が、コーゾーを犯し殺すべく購入した脱出不可能な無人島。性犯罪歴のある100人の変態男が集められており、全員白ブリーフ一枚だけを着用している。コーゾーを犯した者だけが、救助ヘリによって島から出ることが出来る。』 引用終わり。 えーと・・・、ダイジョーブですか? ちゃんと、付いて来れてますかぁ?(>_<) マンガだからもっと破天荒な設定は幾らでもありますが、白ブリーフ1枚の100人の性犯罪者はさすがにトラウマ級。 しかも性犯罪者一人一人の描き分けが完璧で、そのどれもが期待を裏切らないレベルでグロい💦 グロ耐性が無ければ、恐らく男性でも嫌悪して読めない人が多いハズ。 では絵が汚いのかと言えばそうではなく、むしろこの作家はかなり絵が上手いし、背景に至るまで大変に丁寧な作りです。 ストーリーに遅滞をきたすコトなしにこの描き込み量は凄いし、しかも質を最後まで落とさずに、隔週刊の『漫画アクション』誌上で連載されていたのだそうだから、作品と読者に対する誠意は充分に伝わります。 もちろん描き込み量が豊富なら良いとは思いません。 それどころか、精密な絵にこだわり過ぎて連載が中断するより、むしろ絵を捨ててもストーリーと進行を重視すべきと私は思うのです。 それこそが連載作家に課せられた、最低限の義務でしょう。 もちろん作品のクオリティーを最優先して欲しい読者もいるでしょうが、このままでは作品より、作家の寿命が先に終わりかねないような連載も多数あるのです。 そう言った意味でも本作は、絵のクオリティーとストーリー進行を矛盾させるコトなく、最後まで描き切った『プロ』の作品だと評価します。 ・・・・と思ったら、この作家(´Д`) アシスタント無しに、人物はもちろん背景まで一人で描くタイプの人で、連載前に多少の描き溜めはあったでしょうが、これ、どう見ても人間業じゃないですよ💦 写真は連載初期の絵で、明らかに隔週レベルの熱量ではありません。 作者はあまりの仕事量の多さに嫌気がさし、面倒な刺青を入れたヤクザや半グレから殺していく展開にしたものだから、最後はオタク系の犯罪者ばかりになってしまったと述懐しています。 ・・・とゆーコトは、作者は100人の性犯罪者がキチンと頭に入っていた事になるのですが・・・。 私は癖のある画風を嫌いません。 そして、マンガに立派なテーマも求めません。 マンガは画一的になった時、あるいは親から推奨される時、その本当の力を失うと思うからです。 マンガを夢中で読む姿を見られたら、恥ずかしいケド、でも面白いから止められない。 そのスタンスを失ったら、それはもうマンガではないと思います。 最後に。 グロい絵を描ける作家は、えてして美しい人物画も描けるもの。 何がグロいか分かっているから、それを冷静に描けるのであって、実は美的感覚の裏返しであるコトはよくあります。 この作家は絵を『昇華』させる方向で描けば、ビックリするほど綺麗な人物画が描ける事はすでに約束されています。 もちろんそれは作者のエンターテイメント性を阻害するかも知れませんし、望まないかも知れないけれど。 でも可能性の一つとして、いつかは見てみたいものです。 |

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とは言っても、本作は主人公のコーゾーが無理矢理レイプされるシーンはありませんし、ラストはハッピーエンドに近く終わっています。
[ tsubasa ]
2019/3/12(火) 午後 11:25
これは推敲しながら描いて行く手のものではないようですね…既に完成図があり、それに従って描き込んで行くだけ!
[ 竹光侍2008 ]
2019/3/13(水) 午前 2:48
自殺島みたいなのを想像してたけど、面白そうですわね〜www
ちらっと見たら土竜の唄の画風も混ざってる気がした…w
[ にゃんだ ]
2019/3/13(水) 午前 10:39
竹光侍さん、こんばんは( ・∇・)
作者はパーソナリティーを含めた、変態キャラの持ち駒が豊富なようですし、エピソードの引き出しも多そうです。
それらをどう絞り混んでいくのかが、この作品の要諦だったかも知れませんね。
また『親子愛』がテーマの様にも見えなくはありませんが、それはストーリーの行き掛かり上発生したモノと思われます。
でもラストでは性的被害を受けた女性たちの苦しみや怨念と、上手くマッチさせたと思いますね。
ちなみに本作は、フランスAmazonの『変態漫画部門』で栄えある(?)1位を獲得した実績もあります(^_^;)
[ tsubasa ]
2019/3/13(水) 午後 7:57
にゃんださん、こんばんは( ・∇・)
改めて読みかえしてみて、何でこの作品を紹介しちゃったのか?・・・と。(>_<)
以前も実写版『変態仮面』の紹介も長々としていますし、もうこれで私の変態認定確実っスよ( ;∀;)
マンガや映画のストライクゾーンが広い自分が恨めしい💦
ところでお話しの『自殺島』
冒頭しか読んだコトがないのですが、作者を世に知らしめた『ホーリーランド』は、以前 簡単にご紹介しています。
作中でも触れられていますが、この作者もメンタルに深い傷を持った人なんですよね。
[ tsubasa ]
2019/3/13(水) 午後 8:13