絵描き職人ちちはるの徒然記

歌うように描きたい。そんなちちはる人生道中膝栗毛!

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富士登山記3

イメージ 1

8合目到達の少し前、雨が降り出した。
それ以前も霧雨のようなものはあったんだけど、
ここにきて本降りになりだした。

かろうじて持ってきてたレインコートを着込み、
雨を受けながら歩く中、自分らが「日本一」を舐めてたことを反省した。
日は落ち暗く、懐中電灯の灯火を頼りに足場を確認する中、
降り付ける雨は容赦なく体温を奪い、
既に乳酸が溜まった筋肉をこれでもかと冷え固めようとする。

これまたかろうじて最低限の防寒対策はしていた自分らは
なんとかこの難関を乗り越えて、富士山山頂に一番近い山小屋、
8合5尺目にある「御来光館」に到着したのだった。

あったかいお茶をすすり飲みながら、
相当の疲れがありつつも現段階、結構余裕あるなと先刻の反省も何のそのと、
明日の御来光を楽しみにしていた。
と、同時にこの雨がこれ以上酷くならないように祈った。

軽くビールを飲んだりもしたかった自分らだが、
登山者に対しての労りの欠片もない
山小屋側の事務的と言うことも出来ない対応や冷えきった味のない弁当に
ややテンションが下がり…「まぁ、寝不足だし、一先ず寝るか。」
と、案内されたスペースで寝ることにした。



狭い山小屋に詰め込めるだけ詰め込まれた登山者は、
肩を押しつけあいながら寝るという…。

まぁ、ここまでは良いわ。
百歩譲って、それはそれで山小屋と言うものの醍醐味のひとつと見ても。
(後からネットで口コミを見たら他の山小屋はそんなことなく、
ここのメリットは山頂に一番近いだけとの酷評ばかりだった…)

ただ
自分の横にいたおじさんのイビキが凄まじいこと!
耳元でバリエーション豊かな、
ボリュームマックスなイビキが
生暖かい吐息と共にこだまする。
途中何回も無呼吸起こしてるから、ちょっとした怖さもある。

寒い。
狭い。
イビキ。
三拍子揃った状況に寝付けることなく時間は過ぎ、
起床予定時間の朝2時になる。
そしてもう登山と関係なく心身ともに疲れ果てていた。
まさかこんな難関があるなんて思いもしてなかった。

その間、雨脚は強くなり風が吹き荒れていた。
「一時間様子を見ましょう。」…嫌な予感。

一時間後…。
風雨の勢いは弱まることなく
「今回の山頂アタックは中止しましょう。」とのこと。
「このまま5時まで就寝。6時に下山開始しましょう。」

残念!!
非常に残念!!!
御来光どころか山頂に行くことすら出来ないなんて!!!

五時になり(まぁ、その間もイビキで寝れなかったんですがw)、下山準備。
外に出てみると、雨は止んでいて、山頂が目視できる。
雨上がりの早朝の空気と言うのはなんとも心地好く、
爽やかで、かえって悔しさを倍増させる。
「来年の夏また来るからな!」
リベンジを誓い下山を開始した。

途中からまた雨が降り出したものの、
登山時の4分の1ほどの時間であっという間に下山をし、
「ゆらり」と言う温泉宿へ。

いろんな形の温泉があり、雨で冷えきった身体を温め疲れを癒す。
その後、食堂にて昼食。
おそばとかき揚げをいただく。これまた美味しくて癒される。

一路、東京へ。
電池残量が少なかったので、ほとんどの間電源を切っていた携帯を起こす。
結構な数のメールを受信。
自分もビックリしたが携帯もビックリしたらしく、
一気に残量が17%に激減。慌ててまた電源OFFに。

登山で仲良くなった人たちと一緒に打ち上げをして、
今度一緒に富士急へ遊び行こうってことに。

まぁ、いろいろとキレイな景色や過酷な風雨を目の当たりにして、
そして仲間との楽しい時間を過ごして、とても清々しい夏となった。

ただ、忘れるな!
来年こそは富士山のてっぺんまで行ってやる!!!

あと、山小屋の情報も入れとかなきゃな。
耳栓は持っていっといた方が正解かも知れない。


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