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off-pump CABG / AVR

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今日の1例目の症例は、狭心症の患者さんです。長期透析患者さんで血管が岩のように硬く、両側の足の血管も閉塞し、また右手はシャント側で、腕からカテーテルを施行したのですが、心臓に達するまでの血管も石灰化と蛇行が強く、さすがの循環器科も冠動脈への治療アプローチが出来ず、バイパス手術の方針となりました。上行大動脈も石灰化が強く、こういった患者さんには人工心肺が使えない上行大動脈を遮断することによる脳梗塞のリスクが大きいため、off-pump(オフポンプ)といって人工心肺を使わずに、心臓が動いたまま冠動脈バイパス(CABG)を行ないます。しかし心臓が踊るように動いている中、数mmの血管を吻合することは不可能ですので、スタビライザーと呼ばれる固定装置で吻合部を中心にあてがい吻合を可能としています。このように、上行大動脈が石灰化や粥状硬化を来たしているような症例にはoff-pump CABGがひとつの選択肢となります。

2例目は、大動脈弁狭窄症兼閉鎖不全症の患者さんです。大動脈弁は3枚の弁尖、いわゆる扉がうまく合わさったり開いたりして、血液の流れを一方通行としているわけですが、写真にあるように今日の症例は3枚の扉が、境目(交連部といいます)で癒合し、動きが制限されたために発症したのです。この悪くなった弁を取り除き、新しい人工弁を縫い付けるのです(大動脈弁置換術:AVR)。今日の患者さんは、高齢でしたので、人工弁の中でも生体弁といって、ウシの心膜を加工・処理して作ったものを使用しました。体には優しく生体になじみやすいため、ワーファリンという血液をさらさらにする薬を約3ヶ月内服すればその後は、不整脈などなければ止めることが出来ます。一方、耐久性にはやや劣るため、通常若い方には機械弁といって生体弁より耐久性の優れている弁で置換しますが、血栓を起こしやすいため一生ワーファリンを飲まなければならないという煩雑さがあります。

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過去記事へのコメントですみません。私の母が昨年秋に大動脈瘤の弁置換をしました。64歳だったんですが色々検討して生体弁にしました。術後「もう二度とやらない、壊れたら死ぬ時よ」と言ってて身内は複雑です。実は貴院へのご相談も一時迷ったんです。距離的には同じ位だったので。先日母にこのブログの存在を話したら「へーありがたいね」と言っておりました。またお邪魔させていただきます。

2006/1/21(土) 午後 6:49 [ ふじん ]

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2011/11/7(月) 午後 0:56 [ ]


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