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チビ猫とはじめて会ったのは、中学の終わり頃だったと思います。 学校の友達から「読んでみて」と、貸してもらったコミックが、大島弓子先生の「綿の国星」でした。その後、結局その時出版されていたコミックは全部自分で買い揃えました。うまく言えないけれど、吸い込まれそうな、でもそれがすごく心地良い世界…それが私にとっての「綿の国星」でした。 そして運命の日。高校生活もそろそろ終りの頃、学校の帰りにいつも寄り道していた駅前のデパートで本物のチビ猫に出会いました。その子はなぜか、子供服売場の棚の上に、ちょこんと座っていました。白っぽい上品な顔に、本物の瞳をはめ込んであって、とても特別な感じのする子。このお人形がビスクドールと呼ばれる高級ドールだと知ったのは、もっと後になってからです。 この子、チビ猫? 耳もあるし、この顔に、この服…、ぜーったいっチビ猫だよね?? でもどうしてここにいるの? どこから来たの? 大好きだったあの「綿の国星」、あのチビ猫が、人形?? しかも、そのまんまじゃんっ! 目の前の状況が信じられなくて、しばらく呆然としていました。 考えるより行動!翌日、ありったけのおこづかいとお年玉を持って、チビ猫をゲット!とても嬉しかったのを憶えています。この日から、髪をキレイにセットしたり、お洋服を洗濯してアイロンかけたり、自分の事よりチビ猫を優先させる生活が始まりました。就職活動をするとき、おもちゃメーカーという選択肢が出てきたのも、元々はチビ猫との出会いがあったからです。 でも、今、ウチにチビ猫は居ません…。 数回にわたる引越し、そして結婚。諸々の事情で数年前にやむなく手放したのです。18年間一緒だったチビ猫がいなくなって、初めて「私にお人形と一緒に暮らす楽しさを教えてくれたのはチビ猫だったんだ!」と気付かされることになりました。 私はもう一度、チビ猫と会いたいと思っています。 そして、もっとたくさんの方々にチビ猫に会って欲しいと思っています。 そんな想いで立ち上げた、「綿の国星 チビ猫の里親探しプロジェクト」は、既に細かい部分で各方面の調整、許諾申請に入っているとは言え、実はまだ実際に最後まで動き出すかどうかの決定が下されていません。今回の企画発表の反響次第では、このまま立ち消えになるかもしれない可能性をはらんでいます。 是非、皆様のご協力をお願いします。 あなたは、チビ猫に会ってみたいですか?
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