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チビ猫の試作第一号が完成!大島先生へプレゼンをしてきました! 前のブログで、この企画の発端が「復刻」だったと書きました。もちろん、当時のチビ猫を作るのに使った型は残っていないため、復刻の場合でも原型から全て作ることになります。ですから、厳密に言うと、「まったく同じ人形」ではありません。さらに復刻の場合、既存のチビ猫をバラして型取りなどしなければならない(それはとても出来ない・・・かわいそうです。)など、それなりの問題点もありました。そしてついに原型があがり、何度目かの修正を経て、今、目の前に居る試作第一号のチビ猫は、原作のカラーイラストのイメージの子になっていました。具体的に言うと、花とゆめコミックスの第三巻の表紙(カバー表)のチビ猫です。画像を貼っておきます。 当時のチビ猫ビスクは、1984年に上映されたアニメーション映画の設定に基づいてデザインされていました。そのチビ猫は、それはそれでとてもかわいらしくて、私も大好きなのですが、一方で原作の持つ、気品のある少女のような雰囲気のチビ猫も、とても素敵だ!と思っていたのです。そして、数ある原作の絵の中で、私がとても気に入っていたイラストが、コミックス3巻の表紙になっていたポートレート風のチビ猫でした。 見る人のその時の気持ちで、幼女とも少女とも見える不思議な印象のイラストだと、私は感じていました。 この企画がまだ、アイデア段階にあった時、白泉社の方を通し、先生に「出来るなら、原作のイラストのイメージも盛り込んでみたいんですが・・・」とご相談したところ、すぐに「OKですよ」とのご賛同を頂きました。復刻が前提の企画としてスタートしていましたが、先生のアドバイスもあり、かくして、今の試作に至りました。絵本「昼の夢、夜の夢」(白泉社刊)のイラストから選んだ淡いブルーとホワイトの、お馴染みのエプロンドレスに、前の子より、少し長めでゆったりしたウェーブの髪の子になりました。 そして、昨日、この試作のチビ猫と一緒に、初めての監修のため、大島先生にお会いしてきました。 ドキドキの一瞬の後、「いいですね!」と先生。 過去にも様々なキャラクターを人形にするという仕事をしてきましたが、原作者の方々(マンガ家の方やゲームクリエイターの方々)に、「OK!」をいただく瞬間が、一番嬉しい時です。しかも、今回は、自分自身が学生の頃より好きだった「綿の国星」です。それはもう、何とも言えない瞬間でした。手前ミソで申し訳ありませんが、ファン冥利、開発者冥利に尽きるとはこの事だと思います。勿論、髪の毛のボリューム不足や、洋服のデザインについて、いくつか修正の課題もありますが。。。 一番不安要素が大きかった顔と表情について、褒めていただいた事は大きな進展です。 社内のアプローチの方も、皆さんを初め沢山の方からのご賛同の意見を貰えましたお陰で、無事、企画進行の許可がおりました!タカラは長いこと「リカちゃん」、「ジェニー」、「ブライス」など小型の人形メインで事業をしていたため、チビ猫のような、大型の、しかもビスク製の高級ドールという分野は社内の誰もが初めてで、最初は全く理解されませんでしたが? 「当時のチビ猫の復刻」を望まれている方には大変申し訳なく思っています。ですが、その方々にも「この子も、お迎えしたい!」と思っていただけるような、いつまでも一緒に居たいと感じていただけるような、チビ猫を誕生させたいと強く思っています。 ゆっくりと、まさに「仔猫の歩み」ではありますが、また一歩(もしかしたら1.5歩ぐらい?)前進しました。
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