夢見る開発者ブログ

株式会社タカラに所属している、夢見る商品開発者のブログです♪

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里親の皆様へ。

もうチビちゃんをお迎えされましたでしょうか?
チビが生まれることに決まった去年の10月から数えて4ヶ月、あっというまでした。

とにかく忙しい4ヶ月でした。

先月には、お忙しい中、大島先生に最後のチェック(というよりも、無事に500匹すべてを生産できたことをご報告するような感じでしたが)をしていただきました。

今回は監修以外の話題もでて、先生からこんなお話を聞くことができました。

それは「チビの洋服デザイン」の秘密。

チビにとって、あのかわいいエプロンドレスは「いっちょうらの毛皮」なので、厚いからといって、エプロンだけはずしたり、靴下を脱いだりはしないわけです。
でもお人形を作るときはそうはいきません。ここが、このお人形を作る時悩んだ点のひとつでもありました。

いままで試作や生産準備品での監修では修正のコメントがなかったので、ついついそのまま進めてまいりましたが、やっぱりギモンはギモンです。

今しか聞けないと思って、先生に質問してみました。

「果たして、エプロンの下はどうなっているのか???」

先生いわく、お洋服の設定というものはまったくないとのこと。

「基本的な形(つまりあのお洋服のおおまかイメージ)はあるんだけれど、フリルの位置とかの細かい部分は、シーンやコマの雰囲気で自然に変わってしまうんです。だからいわゆる設定というものはないですねえ。作りようがないんですよ、こういう描き方してるから。」



このお話を聞いたあと、私の頭の中では、こんなシーンが・・・。
先生のペンのさきから、どんどん沸いてくるチビ猫・・・・。
しかもその子たちはいろんな背景や表情に「ピッタシ」のディティールのエプロンドレスをきている。
色だって、少し変わっている。赤ちゃん用のあわーい色のついた綿みたいに。

勝手な妄想失礼しました。

最後に先生から爆弾発言が!

「チビは設定上2ヶ月の子猫なんですが、マンガのチビは時夫たちに比べても子猫には見えない身長でしょ。本当なら、手のひらに乗るくらい小さいはずなの。でもマンガでそのサイズにすると、小さすぎてお話もわかりにくくなってしまうし、絵にならない。心の中では小さくしたいってずっと思っていたせいか、連載後半のチビ猫、結構小さくなってきてます。マンガでは難しいけれど、お人形なら、原寸(生後2ヶ月)のチビ猫できますよね!?」



この日は、先生からご提案をいただく形になってしまいましたが、確かにちっちゃくて、フンワリなチビ猫もメチャカワイイかも・・・です。

イメージ 1

皆さん、お久し振りです!

先日、再び大島先生にお会いしてきました。

前回は試作の監修でしたが、今回は500匹のチビたちの最初の一匹、つまり生産品の為の監修です。

お顔、お洋服、ボディーや箱など、全ての部分について先生のOKを頂かなければ、500匹のチビ猫は生まれる事ができません。これはこれで大変重要な監修作業となります。

先生とは、前にお会いした時と同じ、吉祥寺のとある喫茶店で白泉社の方と共にお会いしました。

監修の為に連れてきたチビ猫は、海の向こうの人形専門ファクトリーで作られた生産一号の子です。

この子は10月に東京で開催された「ドールショウ16」にも展示されたので、会場でご覧になった方もいらっしゃると思います(ドールショウに来られなかった方!申し訳ありません(><))。

そして、いよいよ先生とご対面!

「あら、あら、かわいいこと!」先生はちょっと驚きながらこう言って下さいました。

試作一号の時は、あまり時間が無かったため、先生にゆっくりと見てもらう事ができませんでしたが、今回はお時間をとって頂いたので、この子についていろいろとお話ができました。

なんだか監修というよりはチビを囲んでの雑談会みたいなムードでした。

このチビは打ち合わせの後、先生へプレゼントとしてお渡ししてきました。

先生いわく、「私は里親じゃなくて、生みの親になるのかしらー?」とのこと。まさにその通りですよね。

お宅には本物のチビ猫たちも居るそうなので、チビは仲良くできるでしょうか?猫たちにボロボロにされないよう、ガラスケース入りになるようです。

先生とお別れするとき、先生がチビを持ち、こちらに向けてお辞儀をさせながら

「ありがとう」

と仰って下さいました。

これは、きっとチビの気持ちなのかもって思いました。チビを支えて愛してくれている皆様への先生とチビからのお礼の言葉なんじゃないかなーっと。

ちょっと素敵ですよね。

※ちなみに、上の画像は、この時大島先生から頂いた直筆サインです。名前も書いてもらっちゃいました!
待ちに待った時が来ました。

生まれてくる予定の全てのチビ猫、合わせて500匹!みんなの里親が決まりました。

ブログはまだ続きますが、ここでぜひ皆さんへ。

ありがとう!!!

まだ生まれていないけれど、チビたちもきっと同じ気持ちです。まずまちがいなく!

チビ猫の産声が!

受付開始から、たった2週間で「夢みるチビ猫」の里親希望の方が300名を超えました!本当にありがとうございます!

300匹以上でなければ「夢みるチビ猫」は生まれず、皆さんの元へ行くことができないという事で企画がスタートしていましたので、正直とても不安でした。

ですから、無事誕生できることは、大変うれしく思います。

そして何より、チビが多くの方に愛してもらっている、とても幸せな仔猫だということを改めて実感しました。


今回はチビの耳についてちょっと……。

「夢みるチビ猫」は、前の子より耳を長く、大きく作ってあります。

それは何故か?!

ビスクドールは頭に直接髪の毛を植え付ける事ができないため、人形用に作られたウィッグをかぶせます。ウィッグは数十本ずつの髪の束を目の粗い丈夫な布に縫い付けてあります。そのため、毛のボリュームのみならず、地の部分にもかなりの厚みがあります。原作でも(勿論アニメ映画でも)、大変目立つチビの耳を厚みのあるウィッグを通して、しっかりと表現するために、原型の段階からサイズを大きめに意識して造形しました。でも、原型を作っていた頃は、まだウィッグがなかったため、どの位の厚みを目安にすれば良いのか、なかなか決めづらかったです。その上、原型のサイズがそのままお人形になった時のサイズにはならないという事もまた、悩ましい原因でした。陶器は原型と生産品とでは、大きさがかなり違ってきます。焼く事によっておこる収縮というものです。チビの場合も同じで、原型からとった型を使っても焼き上がると、びっくりするぐらい小さくなります。原型は縮む率も考慮して、大きく作っておかなければなりません。そんな状態でしたので、耳のサイズや形状は、頭の中でモヤモヤ想像したり、写真をPCに取り込んでタブレットで仮想的にウィッグを書き込んだりして決めていきました。耳だけにとどまらず、一旦型をとってしまうと、ほとんど修正が効かない為、原型は大変気を使うステップでした。

耳について、こだわった点はもう一つあります。

それは耳の動き。

大きくて目立つだけでは、チビの耳と言えないと思います。

写真では分りにくいと思いますが、実は「夢みるチビ猫」の耳は、ほんの少し左右の形状を変えて作ってあります。猫は周囲の音を聞くとき、片耳だけ動かしたりすることがあります。猫の顔はそっぽを向いているくせに、耳はしっかり、こちらを向いているという状況は、なんとも不思議で、そして、大変猫らしい仕草でもあります。チビも立派な(仔)猫なので、耳をあちこち傾けて一生懸命、まわりの音を聞いているのでしょう。よく見ると、原作のチビの耳も、いろいろな表情があるんです。

ビスクのチビの耳は、よく見ると片耳だけ、ほんのちょっと外を向いています。

さて、何を聞いているのでしょうか?

いよいよ里親募集が開始になりました。


この企画が、こうしてここまで来られたのも、応援して下さった皆さんのおかげです。

ありがとうございます。

今回のチビ猫は海の向こう、中国で作られることになります。

「陶器」といえば「瀬戸」!と思われる方がほとんどだと思います。

事実、前のチビ猫は瀬戸で作られたようですし、チビ猫に限らず当時は様々なビスクドールが日本製でした。

ですが、それから21年、日本国内のビスクドールのニーズが大きく減り、また、製造コストなどの都合もあり、今ではビスクドールを事業にしているメーカーはほとんど無くなってしまいました。

皆さんもデパートやおもちゃ屋さんで、大きなサイズのお人形やビスクドールを見かけなくなったと思いませんか?

アメリカやヨーロッパなどの海外では、ビスクドールは今でも人気のある人形なのですが。。。日本ではあまり一般的ではなくなってしまったようです。

今回のチビ猫を製造してもらうメーカーさんも、企画、デザインチェックは国内の日本人スタッフが行い、製造を中国で行うとのこと。でも、え?中国?なんて思わないで下さい。

チビ猫はビスクドール専門のファクトリーで一匹一匹大切に作られるのです。

今、中国は海外のビスクドールの需要に応えるため、大変技術が進んでいて、ひとつひとつが手描きとは思えない程の精度があるんです。

これは、私も最近知った事で、実は最初は私も「えー?中国で作るのー?」なんて言っていたクチでした。が、実際に製造されたお人形を見せてもらって、大変驚かされました。

長い間おもちゃ業界にいて、人形を専門にしていても、まだまだ世界(業界?!)は広いです!

UPしている写真は皆さん、もうご覧になったことと思います。そう、この子が大島先生にも絶賛いただいた試作一号のチビです。

前の子より少しだけ大人っぽい印象です。でも、この子はちょっと角度を変えて見ると、今度はとても幼くみえる不思議な子になりました。

皆さんは、どう感じましたか?

大島先生の描くチビ猫は、チビの気持ちの揺れを表しているかのように、少女になったり、もっと幼くなったりします。

そして、それが大島先生の作品の魅力でもあるように思います。

そして、今回、更にこだわった点が、彼女の手足。

特に手については、ビスクドールの伝統的な形式を重んじつつも、仔猫らしい動きを与えました。

前の子の手が、どちらかと言うと小さめで清楚な愛らしい感じだったので、今度のチビ猫では、木に登ったり、生垣の下を潜り抜けたりしちゃいそうな、やんちゃな印象もつけ加えてみたかった、というのが理由です。


人間に、きっといつかなれると信じ、ラフィエルに憧れ、ペルシャに想いを馳せる。。。チビ猫はいつだって夢を見るように生きています。

これからは、みなさん里親の元へ行くかもしれないチビが、一匹一匹それぞれに夢を持っていって欲しいと思い、この名前にしました。

そして、「ホワイトドリーム」は前の子を継承していることの証として。

ちょっと長い名前だけど、いろんな意味が入っているんです。

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