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MacBook のキーボードは若干特殊な部分があるが、基本的にはJIS配列であり、いわゆる "jp106" タイプに準ずると考えてよい。

Gentoo Linux はデフォルトのキーボードとして "us" タイプが設定されているので、これを修正する必要がある。

まずはじめに、OSを起動して画面全体をコンソールとして使う場合は、/etc/conf.d/keymaps の設定が有効である。

# /etc/conf.d/keymaps

# Use KEYMAP to specify the default console keymap.  There is a complete tree
# of keymaps in /usr/share/keymaps to choose from.

KEYMAP="us"

(後略)

ここでは、KEYMAP 変数の値 "us" を "jp106" に変更すればよい。


つぎに、Kデスクトップ環境でのキーボード・レイアウトは、上の /etc/conf.d/keymaps を継承しないので、別途設定を行なう必要がある。

そのためには、KDEに含まれる "System Settings" ツールを使用する。

以下の画面で "Regional & Language" を選択する。

イメージ 1

続いて "Keyboard Layout" の設定画面に切り替えると下図のようになる。

まずは、"Disable Keyboard layouts" を "Enable keyboard layouts" に切り替える。

イメージ 2

すると、下部の設定変更が可能になるので、

  ・Keyboard model を "Apple Alminium Keyboard (JIS)" に
  ・Available layouts のリストにある "Japan" を Active layouts にドラッグして追加

の2つの変更を行なう。

イメージ 3


rootユーザーになって・・


1.前回作成したマップファイル "hiragino.map" を以下のディレクトリに転送する。

  /usr/share/texmf/fonts/map/dvipdfmx



2.つぎに、/usr/share/fonts ディレクトリ配下にサブディレクトリ hiragino を新規作成し、ここへ2つのヒラギノフォントファイルを転送する。



3./etc/texmf/texmf.d/10standardpaths.cnf を開くと、188行目に以下のような記述がある。

OSFONTDIR = /please/set/osfontdir/in/the/environment

これを以下のように変更する。

OSFONTDIR = /usr/share/fonts


4.最後に、texmf-update コマンドを実行する。



以上の設定により、任意のディレクトリにあるTeXソースファイル hoge.tex について、

  platex hoge.tex
  dvipdfmx -f hiragino.map hoge.dvi
  (註:ファイル拡張子 .tex および .dvi は省略することができる)

とすることで、ヒラギノフォントが埋めこまれた hoge.pdf が生成される。
ホストOSからダウンロードしたヒラギノフォントのファイル名を変更する。
オリジナル変更後
ヒラギノ明朝 Pro W3.otfHiraMinPro-W3.otf
ヒラギノ角ゴ Pro W6.otfHiraKakuPro-W6.otf

で、これらを前々回(〔45〕 texlive-2010 の動作確認)で使用したTeXソースファイル(sample.tex)と同じディレクトリに転送する。

つづいて、エディタで以下のように入力し、"hiragino.map" という名前で、上と同じディレクトリに保存する。
rml	H	HiraMinPro-W3.otf
rmlv	V	HiraMinPro-W3.otf
gbm	H	HiraKakuPro-W6.otf
gbmv	V	HiraKakuPro-W6.otf


K デスクトップ環境でコンソールを起動し、順次、以下のコマンドを実行する。

  platex sample.tex
  dvipdfmx -f hiragino.map sample.dvi

イメージ 1


生成された "sample.pdf" をOkular(KDE メニュー>Applications>Office>Document Viewer)に読み込む。

イメージ 2


今度は明朝体フォントが使われている。

「File メニュー>Properties>フォント」を確認すると、確かにヒラギノ明朝が埋めこまれていることが分かる。

イメージ 3



以上で、ヒラギノフォントを埋め込んだPDFファイルができることが確かめられた。
しかし、このように、フォントファイルとマップファイルをTeXソースファイルと同じディレクトリに置くのでは、とても使い勝手がよろしくない。

そこで、次回はこれらのファイルを適切な場所に移し替え、どこからでも参照されて利用できるような設定を行なう予定である。
ホストOSのMacに標準で搭載されているヒラギノフォントを、仮想Gentoo Linuxにコピーするには、Macのファイル共有機能を使うのが最も簡単だろう。

Macのファイル共有を有効にするには、「システム設定」で若干の設定を行えばよい。

イメージ 1


ここで、Sharing(共有)をクリックすると、次のような設定画面に変わる。

イメージ 2

"File Sharing" にチェックを入れ、"Shared Folders" にシステムディスクを追加する。
また、"User" として必ずシステム管理者(System Administrator)のアカウントを登録しておく。
さらに、"Option" ボタンを押して、詳細設定画面を表示させる。

イメージ 3

"Share files and folders using FTP" にチェックを入れ、アクセスするためのURL(この例では、ftp://192.168.11.3)をノートに控えておく。



さて、仮想Gentooに移り、ウェブブラウザを起動して、ホストOSのFTPサーバーへ接続する。
途中で,ログインのために、管理者のIDとパスワードの入力が要求される。

イメージ 4

これは、MacOSの管理者のホームディレクトリである。
目的のヒラギノフォントは /Library/Fonts/ ディレクトリにある。
よって、2つ階層を遡り、次にフォントディレクトリに下っていけばよい。

イメージ 5

ここで、「ヒラギノ明朝 Pro W3.otf」と「ヒラギノ角ゴ Pro W6.otf」の2つをダウンロードする。

なお、ブラウザとしてFirefoxを使用した場合、これらのフォントファイルはホームディレクトリ直下のDownloadsディレクトリに保存されるはずである。
X 関連のパッケージ群がアップグレードし、たとえば、x11-base/xorg-server はバージョン 1.9.2 になった。

その結果、X の起動に失敗するようになった。

ビデオドライバの fbdev を読み込めないのが原因らしく、x11-drivers/xf86-video-fbdev を再インストールしたら解決した。



さて、以前インストールした texlive-2010 の動作確認をしてみよう。

使用する TeX のソースは以前と同じ、以下のような数式混じりの日本語文章である(ファイル名:sample.tex)。

\documentclass[a4paper,12pt]{jsarticle}

\usepackage{amsmath}

\begin{document}

$ X_1,\dots ,X_n $ は $ \mathcal{N}(\mu,\sigma^2) $ からのランダムな標本とする。

ここに、 $ \mu $ と $ \sigma $ は未知のパラメータである。 

議論の都合上、2つの統計量 (標本平均と不偏分散)を次のように定義する:

\[ \overline{X} = \frac{1}{n} \sum^n_{i=1} X_i \,\,\, \mathrm{および} \,\,\, 
S^2 = \frac{1}{n-1} \sum^n_{i=1} \left ( X_i-\overline{X} \right )^2. \]

\end{document}

K デスクトップ環境でコンソールを起動し、順次、以下のコマンドを実行する。

  platex sample.tex
  dvipdfmx sample.dvi

イメージ 1

処理が終了すると sample.pdf が生成されるので、これを Okular(KDE メニュー>Applications>Office>Document Viewer)を起動して読み込む。

イメージ 2

これを見ると日本語のフォントがすべてゴシック体になっている。
念のため、File メニューから Properties を選び、フォント情報を見ると、本来なら明朝体(Ryumin Light)であるはずなのに、IPA Gothic が使われていることがわかる。

イメージ 3

このような不具合を解消するには、適切な日本語フォントが使われるように設定を行わなければならない。
また、dvipdfmx の処理では、作成するPDFファイルに日本語フォントを埋め込むようにしたい。
さらに、使用する日本語フォントとして、ホストOSのMacに搭載されているヒラギノを利用したい。

これらの作業については次回以降で扱う予定である。

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