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金管楽器のマウスピース練習は無意味です。
ものすごく初期の記事で書いているのですが、もう一度書きます。金管楽器のマウスピース練習はプロでも「正しい」と思い込んでいる人が大半です。吹奏楽部の顧問の先生も「正しい」と信じている人がほとんどでしょう。そうすると中高生の先輩から後輩への指導でも「金管楽器はまずマウスピースで音が出てから楽器をつける」なんていうウソ八百が大真面目で語られるわけです。
アホくさ。
金管楽器のマウスピースで音が出る物理現象と、マウスピースを楽器につけたときに音が出る物理現象は全く別です。マウスピースで音を出すのはただの曲芸です。全くもってアホらしい。
木管楽器のマウスピース練習は意味があります。ちゃんと楽器も上手くなります。それはマウスピースだけで音が出る物理現象と、マウスピースを楽器につけたときに音が出る物理現象が同じだからです。
金管楽器の指導で「マウスピースだけで練習しろ」と言う指導者はインチキです。信じても上手くはなりません。むしろ下手になる方が多いでしょう。上手くなったとしてもただの偶然であり、本人のお手柄です。その手の指導者は何を言えばいいのか分からないのでとりあえずそれらしいことを言ってごまかしているだけです。
とにかくバズィング、マウスピース練習はやめるべきです。
バズィングは上唇と下唇の周期的な接触で音が鳴ります。つまりマウスピースすらいりません。口だけでブーブーやっているのと同じです。
でもマウスピースを楽器につけて綺麗な音を出すときは上唇と下唇は各の振動部分では接触しません。もしも接触すると恐ろしく汚い音がでます。雑音です。そもそも金管楽器で正しい音を出すにはマウスピースと楽器を合わせた長さが物理現象として必要なんです。管の長さに対応した共鳴現象なのですから。
もし仮にマウスピースだけで正しく音を出したら、ピッコロトランペットなんて目じゃないくらいの超絶ハイトーンが出ます。もしかしたら超音波くらいのハイトーンかも知れません。マウスピースは恐ろしく短いので。
私の話がウソだと思う方はバズィングをしながら楽器につけてみて下さい。恐ろしい音がしますので私の話が本当だということが確認できます。
ウチの弟子が一人プロの講習を受けてバズィングを強要され、そのたびに調子を崩しているとのことです。迷惑なのでやめてもらいたいですね。その弟子は色々な事情があってその講習を受けないわけにはいかないので本当に迷惑です。
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