CHICHONAMERICAN BLOG

World Trip from 29/09/07...might end up Latin Continents only..

ペルー/Peru

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12月13日 六日目


イメージ 1

いっつも尻尾ふってるなつっこい犬
でもまた噛まれたらしゃーないので靴で こしょこしょ。 虐待ではありません。


今朝1つの決断を迫られていた。
このまま当初の予定通り バケリア (Vaqueria) でトレックを終えるのか
カシヤパンパ(Cashapampa) まで続けて10日間完走するのか
それとも これまでまったく名前も上がってこなかった
ポマバンバ (Pomabanba) で終えるのかである。

アベルは僕の最近の不満も感じてか

"天候も悪いしこのまま ポマバンバ へ抜けよう。 そしたら 七日目の朝にはワラスだ ! "

と言ってくる。

僕が払っているお金は 8日間分
そして一旦払ったお金はここでは簡単には帰ってこないことを僕は知っている。

しかし今の僕の膝の状況、ペースでは
当初予定のバケリア 経由では 8日間でなく9日間かかるという。
無駄に追加費用を発生させるのはアホらしいし
かといって カシヤパンパ のフルコースは確かにこの天候では楽しめないし

なにより

一周間 服も変えず 体も洗わず ダニに噛まれまくった体に
紫外線やら乾燥で黄色く変色して満足に開けられない唇

もやは膝以外にも耐え難いこと多数。

そこで編み出した妙案

地図を見れば ポマバンバ との間に
ヤイノ ( YAINO ) という場所を経由する ルートがある。そしてそこには遺跡のマーク。

" 俺はここ行きたい ! ! "

あまりに マイナールート らしく
アベルもアリエロのパトリシオも そのお父さん も 道を知らんという。

(米人の娘たちは昨日一気にポマバンバまでいったのでそのアリエロだったお父さんも合流してます)

ポマバンバの広場でのんびりして温泉ってのもいいぜっ! !! ! ってなこと言ってくるけど

道知らんだけだろっ ! ガイドなんだから何とかせい ! っと無視

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その結果、、迷いました。写真は 右端にルートを探すアベルとお父さん

またも雨、ヒョウの中、 峠( 4300m )をのぼりルートを見つけるまで四時間
やっとこさこんな山奥で放牧していた若い衆を見つけてルート発見

その後は尾根伝いに進むこと2、3時間

ヤイノ 発見 ! !

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想像以上でした !
クスコ近辺を既に訪れてる人にはピンと来ないかも知れない
でも僕的にはマチュピチュなんかよりこっちの方が楽しいと思う。
アンコールワットよりタプロームが楽しいように。

この遺跡、4100mの山頂にあり近町ポマバンバからでも
4時間は歩かないとこれない場所にあるだけあって全くの手付かず。
どうやってこの山頂まで運んだのか ? ってな位の
巨石で築かれた壁などを草掻き分けて進むのは冒険そのもの。

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殆ど旅行者は訪れることのない場所なのでちょっと自己満足。
ちなみに壁の落書きは地元ポマバンバの子供たち作。
恐ろしい程に好き勝手に書いてます。

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そして今日のキャンプ地は遺跡の真下 というか遺跡内 ?


道に迷ってる時はかなりイライラしてたけど
こんだけ楽しんだので大分 僕の機嫌は向上
アベルとの会話もいくらか進む。

12月12日 五日目


この日はいろんな意味で笑うしかないし
でも笑えないくらいに 不満爆発な一日だった。

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いつもの如く寒さで起きると
テントの前で牛がお互いの角を鞘あてしてバトルしていた。
この辺の牛は英語で言ったら角ががっしり生えたブル、
闘牛系の部類なのでこっちに来ないことを祈るのみ !!


実はこれまで四日間トレックをしてきて
別グループなれど同じ地でキャンプをしていながら米人の娘たちとは一言も話してこなかった。
この歳になるとあのパワフルな会話について行けそうになく
また この娘らは何故かスペイン語に堪能で
他の話し相手なんて求めてなさそうだったから、、、
というのは言い訳で 物怖じしてただけの僕

昨晩足を引きずっていた僕を見て米国産の関節痛 の薬をくれた。

いい娘だった。

そしてその薬は "バンテリンって一体何だったん ?" ってな位に効いてくれた。
どうせ日本のお役所が人手部足でこの薬を認証してないに違いない。

これなら残り三日間 いけるぞ !!

しかし相変わらず天気は曇空、峠に入れば今回ばかしは雨になるのは確実

"どうするかなぁ"

この旅始まって以来、このブログで書いたこと少し、書いてないこと多数
たった数カ月で起こるには異常なほどの不幸に見舞われている。
そしてペルーに入ってもそれは続き そしてこのトレックでも起こっていた。

実は昨日、ゴアテックス の レインパンツ を無くしていた。

予見できる無く仕方ではあった。自責である。
が、 "マヌーサ" でもかけられているが如く 注意力がない状況が
ここまで続くのはおかしい。

そういえば 今年あたりが本格的な大殺界 じゃあなかったけか ?
そう考えていた矢先、、、アメリカ人の女の子が叫ぶ

きゃー、 あなたのウォーターボトルに犬がションベンしてる ! !

WHAT !!

もう こんな事まで起これば認めるしかない。笑うしかないのだ。

そしてその娘は、 これだけ起これば不幸もおしまいね !

そして その言葉、聞いたのは二度目だ。

以前マリアも同じことを言ってくれた。 そして不孝は続いた。
だから これからも続くことは僕は知っていた。。。。

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これから越える峠。 既に雲に覆われほとんど上が見えない。


このウィルカ (HUILLCA) が 3989m 、その峠は大体4600m程
高度差はいいにして、その急斜面、 45度位あるじゃん ! !

ひーひーいいながら登ると 雨が本格的に ヒョウ に 猛吹雪 にと変わってく
峠頂上ではもう立っていられない突風に寒さ
この日は一日雨がやむことは無かった。

さっきは温かい言葉かけてくれた 女の子も

やっぱりあんたのせいよ ! ! と叫ぶ。


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吹雪を前にしての最初で最後の全体写真


しかしこの五日目のルートこそが
このトレックで一番樹木に覆われバリエーションに富んでいた。
この日しか見れなかった花多数、惚れる美しさで咲いていた花多数

アベルはお構いなしに進むし この日は道が分かりづらいんで ついてかなあかんし
雨は降ってどっちにしてもカメラ出せないしで もう怒りは限界

一番嫌だった一日


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でもたどり着いたキャンプ地 ピシュゴパンパ ( Pishgopampa 3536m )は素晴らしかった。

天気悪くて満喫は出来なかったけど
目の前には断崖絶壁、そしてその上の氷河から真っ直ぐ流れ落ちる滝
その真後ろには
Ririjirca 5810m Pucajirca 6050m Taulliraju 5830m などがいくつも控えているのだ。


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ピシュゴパンパ はこのトレック中で一番大きな集落
数十件の家が山間にある。
雨の中ちびっ子があめ欲しさにやってきた。 ( 大人も来るけど )
寒いので僕のテントで雨宿り。
多分彼らの家より断然暖かい この秘密基地に大喜び。
あばれまくられ、そして汚されたテント

とまぁ いろいろネガティブなことばかり書いても仕方ないので
この日、なんとか撮れたかわい子ちゃん達を紹介します。
最初の花以外全てこの日のルートでしか見れなかったもの

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すでに大部分が散っていたので11月辺りが見頃かな

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桜そっくり
ただしその茎にはトゲがあり木というよりツルに近い

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これが不思議な葉っぱで 360度 同じ形って珍しくないですか ?
どこに茎がつながってるのかまで見なかったのが失敗ですが多分一番したかな?

12月11日 四日目


昨日はアルパマヨ谷に降りてきたわけだが
今日はこれまで向かいにあった山を超え谷を後にする。

アルパマヨの真前には山からの土砂が堆積し
不思議な壁を作っているのは知っていたが ( 三日目写真参照 )
峠を登り始めて、それが 天然のダムとなり ラグーナを
形成していることに初めて気が付いた。(もちろんアルパマヨの氷河が源流)

あの土砂の上が一番のベストスポットだったはずだ。
行けなかった自分に反省である。


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今日は朝日を浴びたアルパマヨを ! と待ったが結局山頂付近の雲は晴れず。
アルパマヨ沿いに登ってきた空気が次から次へと雲に変わるのだ。


目の前の目指す峠は 4850m ( 約2時間強)
この辺は鉱物が取れると喜びながら道を逸れ宝を探すアベル。
銀を見つけてきた !! (未鑑定)


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峠からの景色


包まれたい症なのか、こんなU字谷がすっごい好きでたまらない
こんな景色 想像したことないもん
この辺は氷河からの水が絶えず流れ込む為、中央は半湿地帯となっている。
放牧 (完全な放し飼い) された馬や牛にとっては楽園のような場所。僕らは山沿いの道を進む。
この旅で初めて空を飛ぶコンドルも見れたのもこの場所。


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何度見返してもたまらないこの大地 !!


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四日目にしてやっとお通じが来ました。そこの大きな岩陰ですっきりです。


やはりこれだけ歩いてるとエネルギー消費が激しいのと
女の子が同じキャンプ地にいるので精神的になかなか出てこないよう。
逆に女の子は 4ポンド (約2キロ) は出たわっ! って騒いでるので たくましいもんですよ。

このなだらかな道をゆっくりと下り
もう一度だけ小さな峠を超え、また同じような地形をまたながらかに進む。


この日からイライラが募り始める。


なだらかとは言え下りは下り
僕の膝は昨日から極端に悪化はしないものの痛み続ける。
周りから遅れるので休まず進み続けなければならないが
目の前には個性輝く花が沢山いてカメラを構えずにはいられない。
でも遅れてるのでアベルは遠い先で僕を見て待っている。

"待たれる" という不自由な状況が せっかくの大きな世界を小さくしている気がした。


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結局最初の峠を登ってから六時間後、五時前になんとかキャンプ地に到着。
今日のキャンプ地はウィルカ ( Huillca )
一応地名はついているものの集落としては見渡す大地に 家が3つ程だ。
すっごい贅沢なこのキャンプ地にすねた心もちょっと和む。

テントの手前にごちゃごちゃ落ちてる物の塊は 先についてた米人の女の子たち。
日が出て温かいので寝袋に入って眠ってた。
この どこでもくつろげる精神が日本人とは違うとつくづく思う。

12月10日 三日目


前述の通りあまりの寒さに起きてみれば
凍りついたテントに すっこーん と晴れた空

テントを干しながらマテ茶を飲んで温まり朝ご飯を待つ。
料理をしなくて良いこと、そして食材は十二分にある事はすごい贅沢な事。

もしこれを自分一人で最小限の食糧で1週間過ごす事になっていたら
人生で一番悲しい一周間になっていたかも知れないなと 何度も思った。
そこまでストイックにはなれそうもない。
パタゴニアでの計画を見直す必要ありかなぁ ?

この日はそこまできつい1日になる予定はなかった。
すぐ目の前にあるパソ(峠) 4850m を超えたら そこは アルパマヨ谷
川をはさんで向かいには MILLUNACOCHA 5480m、 PILANCO 5273m

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サンタクルス山を写したラグーナ クリコチャ

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峠の途中から見下ろしたクリコチャは、まさに真っ青

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峠 4850m はトレック中 最高地点


峠越えに1時間かけた後は3、4時間かけて川底まで下っていく。
落差1000mを超えるような険しい谷に立ち
氷河が削り取った地形の跡を見ながらの下り、
川底につけば両側を今度はなだらかに包み込むような山、
そして最後は 世界一に輝いた姿の アルパマヨ 5947m を前にしてのキャンプ、
この日はセドロルートの見どころの一つじゃないだろうか。

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あいにく

次第に天気は崩れこの日から雨、ヒョウ、曇り、の繰り返し
追い打ちをかけるかの如く、いたわってきた膝も この日の下りで痛みが復活
最悪の場合、足を曲げることすらままならなくなるこの疫病神
近くの町まで戻っても進んでも3日間、いずれにせよ歩かねばならない。

この膝となんとか完走することが大事
まわりから遅れること2時間弱 なんとか キャンプ地に到着
結局この日は絶望を背負いながら8時間の長丁場に。

でも自分が着いてからそれまで隠れていたアルパマヨが
自分を待っていたかのように、顔を出し始め夕日を浴びて赤く染まり始めた。
まだ運は尽きてない、明日も何とかやれる

そう思えた。

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12月9日 二日目


寒さで自然と日が登る前には目が覚めた。
寒いし真暗なので寝に入るのが8時頃だってのも早起きの理由の一つ。

何度もテントを出入りするのも嫌なので
早々に寝袋とエアマットを片付け外に出る。
そうこうしているとアベルたちがお茶を用意してくれていて日が昇るのをお茶を頼りに待つ。
太陽に近いだけあって日が昇り始めてしまえば体感温度はぐっと上がる。

8時半頃キャンプ場を後にし目の前にそびえる山へと進む。

実は昨日はワルカヤンに着いてから時間があったので
この山を 新種の花を探しに1、2時間ウロウロし
"もうこの山 半分登ったよ !" と自慢げに アベル に言ってたものだが

この山、なかなかのやり手で 懐が深かった。
頂上と思っていた場所はまったくもって頂上なんかじゃない。

考えてもみれば 目の前にあった滝は
ラグーナ クリコチャ から流れ出てきているのだ。
そしてその湖は標高4620m にあり、そこが今日のキャンプ地なの です。

今日は一気に 1400m標高を上げる。
苦しい1日になることが予想できた。

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ネグラ山脈を向かいに4000m上でのんびり暮す牛さん

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こんな感じでなだらかにカーブしてるので毎回ここが頂上か!と期待しては落胆

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やっと景色が変わり始めた !
断崖絶壁の先に氷河を抱いた山々が見え始める。

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ラグーナ クリコチャ の真下に位置するラグーナ アスルコチャ( Laguna Azulcocha )

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右がパトリシオ、左がアベル
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苦闘の末、6時間後にたどり着いたラグーナ クリコチャ
目の前にはサンタクルス山 6259m を筆頭にした山々。

あまりのつらさに この日初めてコカの葉を試す。
乾燥した葉を片側の頬に集め噛み締めエキスを吸収。確かに疲れが取れる。山には必須 ! !
そのお茶も高度障害などからくる頭痛にも最適とのことで毎朝晩飲まさせてもらいました。

ラグーナの水は氷河から流れ出た水だけあってうっすらと水色がかっている。
このトレックすべてに言えますが水はすべてそのまま飲めました。

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キャンプ風景
岩場が多くあまりテントを張る場所がない。 シーズン時は場所取りが大変 ?
夕暮れになると ヒョウ まじりの雨に、、奇跡的に続いた快晴も今日で終わり ?!
実は12月からこの地域は雨期に入っているのです。

それにしてもこの日の夜は寒かった ! ! ! !
昨日の反省から高機能インナー2枚重着のうえフリース
下はタイツに靴下まで履いて寝たが まだ寒さで目が覚める。
どうりで寒いと思ったら起きたらテントは凍っていた。
この日を界にダウンジャケットにマフラーも巻いて寝ることに。。。

そしてパンツとマフラー意外、全部モンベルな自分に気付きました。

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