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企業目的達成のためにその企業という組織で働くということは、その目的に向かって協力して働く=「協働」ということになります。 この「協働」の中には、会社がより効率的に機能するために、任務と役割の分担があります。ひとつは、専門分野の分担です。これは部や課などに分かれています。 もうひとつは、力量や経験の差から、上に立つ人と下につく人の分担、つまり職位が生れます。指揮命令系統も生じます。言うまでもなく上に立って管理する人が管理者であり、下について実働する人が部下ということになります。 上と下としたのは、会社組織のようにピラミッド型の組織を前提にしたからですが、横型の組織でも、管理する人と管理される人に分けて考えることが出来ます。例えばマラソン大会の開催組織を考えてみましょう。走る選手は実働部隊です。大会を運営する役員やスタッフ、及び選手の監督やコーチが管理部隊です。 実働部隊の選手が良い成績を出せるように、管理部隊の役員やスタッフは、安全で高品質のマラソンコースを整備し、選手のための競技環境をつくります。同じ目的で監督やコーチは、選手のコンディションを見て指示を出し、褒めたり叱ったりして選手の士気を高め、叱咤激励し、選手がベストの力が出せるように、さまざまな競技環境作りをします。 マラソン大会では選手を支える組織と、大会を運営する組織は別のものとなりますが、会社の中の管理者は、こうした管理部隊の、二つの側面の仕事を同時にしなければなりません。つまり、部下が安全で高品質な仕事が出来るような協働の作業環境づくりと、不良品を少なくし、顧客から喜ばれる製品(サービス)の提供が出来るような仕事への意欲と健康という心身の協働環境づくりの二つです。 ひとつの部署を任されていれば、部下がいなくても管理者です。その部署の活動について、決断を下し、方向を決め、部下がいれば任務と分担を決め、仕事のやり方や方法を決め、何をすれば良いのかを判断し、部下に指示します。 部署における価値観を示し、部署の行動規範を設定します。また部下などの意見を聞き、部下の成果を認めて褒め、熱心に積極的に取り組むように動機づけをし、士気を高め、あるいは犯した失態を叱り、次には成果をあげるように叱咤激励をし、結果への評価に対応したリアクションをしなければなりません。 また、仕事を経験する中で蓄積できた知識やノウハウを、後輩に公開し教育しなければなりません。仕事仲間としての集団の場を維持し、相互作用を生んで、一体感と成長感を作ります。 こうしてその部署が目標とする成果をあげ、目的達成に会社を導くことが管理者の役割です。さらにその部署を代表して、他の部署との関係を調整し、上司を通じて会社全体との連結も図らなければなりません。 管理者としてもうひとつの重要なことは、外部環境の変化に対応して、その部署が変化していくきっかけを作ることです。そのために必ず現場から発想すること、現場で行動し、他者に影響を与え、信頼を得て、初めて変化へのきっかけを作ることが出来ます。 変化へのきっかけとは改善のきっかけでもあります。
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記事紹介からきました。
その通りですよね。
改善することがはっきりしているにも
関わらず原因もわかっているのに部下を
指導しない。これでは部署内が一つにまとまるどころか
分裂を招くだけ。
困ったものです。
2008/9/25(木) 午後 11:07 [ swan ]