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賞味期限の改ざん、製造年月日の偽装、原材料名の偽装、産地の偽装、食品表示の違法な偽装が次々と明るみに出ています。いったいこれは何が原因なのでしょうか。経営者の、欲に目が眩んだ結果、といえばそれまでですが、それではこうした組織の続発は防げません。
これは食品会社の内部統制の欠如が真の原因です。300年の老舗も、300年続いてきたには理由があります。老舗が老舗として100年を超えて連綿と存続しえたのには、家訓をはじめとする先祖の教えがあり、それが箍(たが)となって内部統制が敷かれてきていたからでした。
それが危くなるのは、家訓が箍の機能を失い、法治思想が崩れるときです。「作った物はその日に売り切れ」という家訓ならば、その日に売り切れる量しか作らず、在庫は持たないという厳しい戒めがあったはずです。
家訓の戒めは、経営効率よりも上位の法として守られねばならないものです。それが、経営効率が優先した時に、機能を失い崩れたものと思います。最新技術を用いれば、在庫品も作りたての味わいを保てるかもしれません。しかし、それが製造日の偽装につながったのであれば、最新技術に甘え、経営効率といういかにももっともらしい理論に惑わされて、内部統制を失ってしまったと言うしかありません。
いくら経営効率を上げても、法を踏み外し、結局は信用を失墜し、効率どころか存立さえも危くしてしまったのです。内部統制とは、組織の内部における法治思想の徹底ですので、経営効率よりも上位の経営概念です。
ISOのマネジメントシステムの仕様規格は、法治思想を組織の内部で徹底することを基本としています。つまり、ISOの規格に適合した組織運営をするということは、内部統制のシステムも構築するということです。法令・規制と組織内の規定を、厳密に遵守することが規格要求事項の基本のことだからです。
これだけ内部統制のなさを露呈した食品業界は、マネジメントシステムの構築でその失った信用を回復するべきだと思います。まさに会社を守り、消費者を守るためのISOです。
マネジメントシステムの構築によって内部統制のシステムも構築し、その機能を十分に発揮させるためには、内部監査の内容も高め、エクセレント内部監査(もしくは上級内部監査)を実施していく必要があります。エクセレント内部監査は、まさに今日の組織の「箍」になるはずです。
ご希望があれば、エクセレント内部監査員研修のテキストをお送りします。
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「その日に売り切れる量しか作らず、在庫は持たないという厳しい戒めがあった」
そういう品格を持った者しか昔はTOPになれなかったと思います。
私の記事も、読んでいただけたら幸いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/teacurrycocoa/50339723.html
2007/11/1(木) 午前 1:28 [ tea ]