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私は今、ISOの審査員、講師、コンサルタントの仕事を専らにしています。
このたびISOに関する私の著書が発行されました。63歳で亡くなった大学の友人に捧げる書としました。
ISOの認証審査が日本で始まって20年になろうとしています。その功罪は色々と議論されていますが、2003年を境に認証取得組織は減少に転じました。ISOの認証審査は、なぜ形式的で瑣末な事項に終始するようになってしまうのでしょうか。現状で行われている審査では、受審組織のメリットはもうあまりありません。現場偏重の今までの審査の方法を超えて、真の有効性審査ができる新たな審査方法論が必要です。 それがナリッジ経営を応援する知力審査です。組織の現状と結果から問題点だけでなく可能性も見出し、組織の目的に結びつけ、発展という将来を見据えた真の有効性審査をしなければ、マネジメントシステム認証審査は無駄になります。そんな真の有効性審査は、組織に内在する「知」を結集し新規性を展開する創造的な組織横断的PDCAを、質問と対話と指摘により支援する、新たな審査の方法論を持たなければなりません。それが「知力審査(監査)」です。 出版した著書のタイトルは「竹輪の頭はこっちヤ! ISO審査革命 真の有効性審査(監査)とは何か? 知力審査のすすめ!」です。前著は「竹輪の頭はどっち!?」でした。 10月1日の発行。ネット上のオンデマンド出版で、書店には並びません。 http://www.onbook.jp/bookd.html?bid=0195 このサイトでの発行です。アクセスしてみてください。 推薦のことばを福丸典芳氏(経済産業省管理システム規格専門委員会委員)から頂きました。
「本書は、著者の審査経験をもとに審査にあり方や、組織の品質マネジメントシステムの運営管理について警鐘を鳴らすとともに、その解決方法を提言している。審査登録制度に関る人がこの書を読むことは有効であると思う。」(抜粋) ISOの本ですが、よろしければ購入してみてください。
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知力の経営
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ISO認証取得企業の経営者及び管理責任者の方へ。
マネジメントシステムは業績の向上に貢献していますか。システムが経営に貢献し、業績の向上につながるものにするためには、問題解決型内部監査をしなければなりません。それには、最初から問題解決型の監査技法を身につけ、適合性だけでなく有効性の監査から改善提案ができる「知力監査」の力量をもった監査員の養成が必要です。
ナリッジマネジメント研究の実績を踏まえ、監査員の養成を、監査技法の基本と、指示を待って動く左脳型から脱皮させることより始めます。内部監査も創造的問題解決の一つ、初心者にも監査員経験者にも、主体的思考に基づく問題解決型の「知力監査」の技法を指導していきます。 私の養成カリキュラムは、今まで実施させていただいた組織の受講者と事務局からは「楽しくて意欲が湧いた」「内部監査の改善の方向が見えてきた」と評価を受けています。カリキュラムは、内部監査員はどのような方法論で監査をしなければならないかを、分かりやすく順を追って解説をし、やってみて考える演習として実際の部署を対象にした面談ロールプレイを実施します。 規格理解度テストがないコースでは、マニュアルを読み込む事前課題を実施します。講義では、監査技法についてISO19011監査指針の内部監査に関わる部分、さらにプロセスの定義、不適合の定義と記述法を解説し、検出事項の事例研究をします。不適合の是正・予防処置は原因を除去しなければなりません。原因を特定する方法を4種類紹介し、そのなかの窓分析のやり方を解説します。 このような問題解決型「知力監査」のあり方は、KJ法の創始者で文化人類学者の川喜田二郎博士のW型問題解決図式の、主体的思考法の基本です。講義の最後に、監査員のスキルマップを示して、力量アップを目指すことを奨励しま す。 グループ演習は、質問書の作成と内部監査とは何かの「ユニークな定義」作成です。作成した質問書を用いて、監査面談のロールプレイを、各グループが順番に実施します。グループごとに質問の仕方を指導して、対象プロセスの現状を深く掘り下げて実態を把握し、問題を発掘する質問の方法を体得していただきます。内部監査を組織学習の場にします。そして修了試験時に受講者は内部監査員としての目標を作成、最後に発表してもらいます。 聞くだけでなく、やってみて、自分で考え、発表する、右脳を使う創造性開発の養成講座です。「知力監査」とは、ナリッジマネジメントを背景にしたオリジナルで新しい、「真の有効性監査」の方法論です。 外部審査も、QC型の審査だけではやがて形式的で瑣末な審査に終始するようになり、経営の役には立ちません。経営方針を効果的に支援してくれる審査を、それができる知力審査のできる審査員を要求しましょう。
知力監査の方法論の本を書きました。オンデマンド出版です。
タイトルは「ISO審査革命」審査と監査は英語だと区別はありません。
お問い合わせ chicoijanis@yahoo.co.jp
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先日、あるクライアントのトップを訪ねて、マネジメントシステムについて話をしていたときのことです。次のサーベランスの前に、環境管理責任者を変えたいが、管理責任者の選定に基準はないのか、ということを質問されました。 |
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人間によるシステム 人間による管理のシステムが、システム化された食品安全管理を実現し、そこには責任・基準・手順・記録が必要です。 システムとは システム化と一言で言いましたが、システムとは何でしょうか。システムの定義をしてから話をすすめたいと思います。 システムには目的があり、入力と出力があります。入力されたものは、目的のために決められた条件、方法、手順、基準、責任者によって処理されます。処理のためには環境・モノ・ヒト・情報の要素が必要です。 環境とは工場などの施設、モノとは設備や機器、道具など、ヒトとは責任者と担当者、情報とは仕様書や指示書、QC工程表などです。 このようにシステムを考えることをプロセスアプローチ、システムアプローチといいます。そのシステム化は組織の後退を阻止する楔づくりなのです。 私が講師のひとつの食品安全セミナーもシステムとして定義できます。入力は参加者の皆さん、目的は食品安全について見識を深めること、条件は話を聞くのに適した温度や照度、方法は講義、手順は席に着く・スライドを見ながら話を聞く・課題をやる・講義の内容と課題から知識と認識を深める、となります。 そして環境はセミナーの会場、モノはビームプロジェクターやスクリーン、ホワイトボード、机、椅子など、ヒトは講師としての私、情報は配られたペーパー資料と映されるスライド、出力は食品安全について少し知識や認識を深めた参加者、となります。 食品安全ハザードとは システム構築の詳しい話に進む前に、食品安全ハザードという言葉を定義します。国際規格ISO22000によると、食品安全ハザードとは、 「健康に悪影響をもたらす可能性のある、食品に含まれる微生物学的、物理的、また化学的な物質、あるいは食品の状態をいいます。これにはアレルゲンが含まれます。それは、動物の飼料、さらには包装材料や洗浄剤によってもたらされることもあり、原材料の根源から、店頭で提供される状態まで関わります。」とされています。 食品安全危害のシステム管理 この食品安全ハザードの発生を予防するためのシステム管理を作るには、まず原材料から販売までの間の、すべての工程をプロセスアプローチで分析します。その分析結果をもとに、可能性のある微生物学的、物理的、化学的なハザードのすべての洗い出します。 そして、それらひとつひとつのハザードの可能性、頻度、影響度、制御の必要性を評価して、非管理点か、管理点=オペレーションPRPか、制御点=CCPかを判定する必要があります。(つづく)
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マネジメントシステムは業績の向上に貢献していますか。よくある例は、ISOは他の業務とは別のものとして、認証維持だけのために記録や文書を作っている、というものです。 |





