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虎少佐:「皆さん、久しぶりの中世武器うんちくの時間がやってきました。
今日ご紹介するのはランス・・・ではなく、ヘルム、グレートヘルムです。
うんちくシリーズ初の防具ですね、張り切っていきますよ!」
 
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ヘルム(helm)は、12〜14世紀頃に用いられた兜です。
特徴はそのバケツを逆さまにした様な形で、非常に防御力に優れていました。
今回製品化されたヘルムは初期の物で空気穴が単なる丸いパンチィングである事や
兜の天辺が平らである事で分かります。
十字軍の時代ではパンチィングの穴は十字架を模していたり、
何らかの紋章を浮き彫りにして開けたものもあります。
 
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高い防御力!
これこそがヘルムの最大の長所ですが、もちろん短所もあります。
まず、これを被って戦うと呼吸がしづらいため、疲れる事、疲れる事。。。
 
 
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トルン中佐:「やぁ、虎少佐♪やっと試験が終わったんだぁ♪」
 
虎少佐:「あ、良い所に☆・・・試験お疲れ様♪
早速で悪いんだけど、ちょっとこれを被ってよ!」
 
トルン中佐:「・・・バケツ???」
 
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虎少佐:「は〜い、後ろは向かないでね!」
 
トルン中佐:「・・・?」
 
ガッ!!!
 
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虎少佐:「ふぃ〜♪会心の一撃だぜぇ♪」
 
トルン中佐:「・・・ぐ、ぐふぅ〜・・・。」
 
虎少佐:「と、この様に初期型のヘルムは天辺が平らなために、
真上からの攻撃を受けると衝撃をモロに喰らっちゃうんだ!
そこで14世紀頃のヘルムは天辺に丸みを持たせて衝撃を逃がしやすくなってるよ。
・・・え?インパクトの瞬間が撮れてないって!?
悪い、トルン中佐、もう一回!!!」
 
トルン中佐:「・・・。」
 
返事が無い。ただの屍のようだ。
 
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防御力に優れたヘルムでしたが、甲冑技術の向上と共に姿を消していきます。
それはバイザー付きの兜の登場で、そちらの方が使い勝手が良かったからです。
時は流れ、ヘルムはグレートヘルムとして復活します。
それは戦場でではなく、トーナメントと言われる騎士たちの腕試しの場ででした。
トーナメントの花形競技はジョストと呼ばれる一騎打ちで、
それ専用に作られた兜こそグレートヘルムです。
ジョストは単純な競技ではありましたが、
その衝撃は凄まじくグレートヘルムはヘルムより頑丈な作りになっていました。
時にはジョスティング・ヘルムとも呼ばれていました。

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