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ここはブラックファルコン領のとある要塞。
クラウンナイトと激しい戦いを繰り返しているブラックファルコン軍はこの要塞に集結していました。
騎士:「王様。クラウド皇子はもう間もなく、いらっしゃられるようです。」
王様:「そ、そうか!」
騎士:「あ、噂をすれば来たようですよ!」
クラウド:「父上!只今参りました!」
王様:「おぉ!よく無事で・・・。」
クラウド:「・・・?父上???」
王様:「・・・こんな事をお前に伝えねばならないのは辛いが。。。
上の兄二人は先日戦死したのだ。。。
だから・・・だからお前だけでも無事でいてくれて良かった。」
クラウド:「えっ!?・・・に、兄さん達が。。。」
王様:「だ、だが今は悲しんでいる場合ではない!今は国の一大事!
打倒クラウンナイトのため我がブラックファルコンだけでなく、
ライオンナイトや各国の義勇軍もこの地に集結しつつあるのだ!」
獅子王:「やぁ、ファルコン王!久しぶりだな!」
ファルコン王:「獅子王殿!来てくれたか!」
獅子王:「まぁ我が国も他人事じゃないからな。多くは割けないが精鋭の騎士団を連れて来たぞ!」
騎士:「我らドラゴン騎士団。故あってお助けいたす!」
獅子王:「彼はかつてのドラゴン王国の騎士だ。国の再興を条件に助けを頼んだんだ!」
ファルコン王:「これは心強い!」
ファルコン王:「皆聞いてくれ!
我らブラックファルコン!そして良き友人であるライオンナイトは卑劣極まりないクラウンナイト帝国の侵略にあっている!
だが、諸君らの勇猛果敢な働きにより、
初戦の惨敗から戦局を覆すことに成功した!
後は、敵の総大将である
銀翼の騎士アウレウスを倒せば奴らは瓦解する!
今こそ全軍を挙げて立ち上がる時!
諸君らの奮闘を祈る!!!」
兵士たち:「おぉぉぉーーー!!!!!」
一方その頃、クラウンナイト軍本陣では・・・
副官:「将軍、各地で敵の反攻が起こっています。
アドヴァン伯爵、リムエル男爵、それから王子の部隊が壊滅した模様です。」
アウレウス:「ふ、端から貴族や馬鹿王子の部隊など宛てにしていないさ。」
副官:「それから、斥候が敵の大部隊がこの本陣に迫っているそうですが・・・。」
アウレウス:「おもしろい!
この銀翼の騎士アウレウスが受けて立とう!!!」
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魔王様奮闘記
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前回、討伐軍に加わった魔王様ご一行。
只今、ダブリンの街から本隊の居る街まで行軍中であります。
ブラックファルコン正規軍と傭兵団の混成部隊。
平原地帯をひたすら歩きます。
???:「クラウド様、お気をつけて。」
クラウド:「ははは、セシル王女は心配性ですね。勝利の栄冠を貴方に捧げて見せますよ!」
戦場のラブロマンスが展開されてる模様です。クラウド皇子は中々のイケメンの様です。
後ろの方では魔王様ご一行もいました。魔王様らしく禍々しい装備です。
トルン:「いやぁ、いよいよ実戦だねぇ!緊張するねぇ♪」
ナイーブ:「うん。・・・・・・っていうか、装備が重いよ!この装備で徒歩の行軍はキツイ(汗)」
トルン:「・・・がんば!」
と、その時先遣隊から敵部隊発見の報告が!
兵士:「敵の野営地を発見しました!戦力は五分ですが敵は油断しており勝算は十二分にあります!」
それを聞いたクラウド皇子は、野営地の強襲を即断したのでした。
クラウンナイト野営地 ???:「はぁ。。。父上は何故こんな不毛な争いを繰り返すのだろうか。」
どうやら彼は敵側の王子様みたいです。戦争を憂えているようです。
野営地ではどうやら昼時の様です。
油断しまくり。
と、そこへ討伐軍が一気に強襲しました。
クラウド:「ロングボウは両翼に展開!歩兵の突撃を援護せよ!
歩兵は全軍突撃!斬って倒して蹴散らすんだ!」
兵士:「おおおおぉ!!!」
油断していたクラウンナイトは総崩れ。
武器を取って戦うものより、蜘蛛の子散らして逃げる兵士の方が多い状況です!
トルン:「あらよっと♪」
ナイーブ:「そらよっと♪」
未来から来た援軍も大活躍です!
もちろん魔王様も・・・
ちゃんとやってるようですね。
戦いは大勝利!小さな戦いでしたが久々にブラックファルコン軍の勝利でした。
敗れたクラウンナイトの王子様。
王子:「うぬぬぬ!卑劣なるブラックファルコンめ!この屈辱は忘れないぞ!!!」
憎しみが憎しみを生む負の連鎖がまた一つ。。。
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前回、悪魔大元帥にとっとと問題を解決するように発破をかけられた魔王様。
珍しくやる気の魔王様はブラックファルコン領ダブリンの街で情報収集です。
ダブリンは鍛冶職人、甲冑職人がたくさん住んでいる工房都市です。
異人や亜人の類も受け入れる懐の広さを持った住みよい町と言えます。
左手の家は甲冑職人の家です。腕はあまり良くないようでお客の気配はありません。
赤い屋根の家は宿屋です。綺麗な姉さんが客引きをしています。
今も鼻の下伸ばした旅人がつかまってますね。
あ、魔王様。今日の宿はここなので宜しくです。
牛もいました。肉牛じゃなくてジャージー種っていう乳牛らしいですよ?
ホルスタインよりコクのあるミルクで作る乳製品が絶品だって言ってました。
あ、何で牛が木の実食ってるんだ?って思ってるでしょ?
これは、オレゴの木って言って、家畜が食べれる不思議な実を付けるんですよ。
色ごとに味が違って・・・赤はリンゴ、黄色はバナナ、オレンジはミカンとかとか・・・。
人間が食べても美味しいけど、お腹下しちゃうんですよね。
よく食べてお腹下して、母ちゃんに叱られたなぁ。。。
従者:「と、ダブリンで情報収集してきました。」
魔王:「うむ!ご苦労さま!」
と、従者たちが魔王様に報告を終えたその時でした。
???「みんな、ちゅ〜も〜く!!!
私は、ブラックファルコン王国第3皇子、クラウド・レ・ファルコニアである!
知っての通り、我々はクラウンナイトの卑劣なる襲撃で苦戦を強いられている!
そこで諸君らの力を貸していただきたい!我こそはと思うものは私と一緒に戦おう!!!」
それを聞いた男たちは続々とクラウド皇子の下に集まって行きます。
その中の一団が魔王様たちに話しかけて来ました。
眼帯の男:「よぉよぉ!兄ちゃん達も傭兵かい?一緒に憎きクラウンナイトを倒そうぜ!」
従者:「魔王様!クラウンナイトを倒すチャンスです!行きましょう!」
魔王:「え?・・・う、うん。」
(あれ?クラウンナイトを倒すのが目的だっけ???)
こうして、流されたしまった魔王様はクラウド皇子の下、クラウンナイト討伐軍に加わったのでした。 |
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前回、ライオンナイトとブラックファルコンの元兵士の屍を従者にした魔王様。。。
本日もクラウンナイトの情報を得るべく、旅を続けています。。。
魔王:「と、言うわけでブラックファルコン領のダブリンという街のそばまでやってきました。」
従者:「やってきました!」
魔王:「でも、この格好だと目立つねぇ。」
従者:「目立つかも!」
魔王:「では変身しましょう!テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、早く人間になりたい〜!」
従者:「あぁ、何か混じってる;;;」
ばばぁ〜ん!
魔王:「むふふ、これでよし!」
従者:「魔王様、すご〜い♪でも、何だかヘタレっぽい顔;;;」
魔王:「え!?マジ???」
と、その時でした。
???「ちょっと、お待ちください、地獄の魔王殿。」
魔王:「あれ?悪魔大元帥じゃないか、どうしたの?」
元帥:「はい、魔王殿の耳に入れておきたいことが。。。実は魔王殿がチンタラしてる間に地獄の死者は更に増え続けています。そこで大魔王様はこれ以上死者が増え続けるようなら、私に死者の軍勢を率いて地上を地獄化せよとお命じになられました。そうすれば地獄の定員オーバーは万事解決ですから。。。」
魔王:「あ、そうなんだ?・・・ん?」
魔王:「ええええええぇ!?」
元帥:「だから早く解決してくださいね?私、人から恨まれる事したくないですよぉ。」
魔王:「わかったよ!絶対解決してみせるよ!だって、だって、地上が地獄化したら・・・」
魔王:「仕事が増えちゃうじゃないかぁ!!!」
従者:「って、そこか〜い!」 |
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「あれはまだ僕たちが生きていた頃のお話です。先週の事ですね。」
魔王:「あ、意外と最近の話なんですね(汗)」
「実は我々、ライオンナイトとブラックファルコンは大陸の覇権を賭けて20年以上も戦争をしていました。
長い長い戦争は、憎しみが憎しみを生む不毛な悪循環を招き・・・
・・・がちなんですが、そうはならず逆に互いの力を認め合った我々は仲良しになりました。
ここ数年は戦死者0、そんなこんなで友愛戦争なんて揶揄されております。」
「仲良しになったので、誕生日にはケーキも一緒に食べて祝います。あ、ちなみに二人で作りました。」
「ところが、そんなある日。
近年力を付けてきたクラウンナイトの軍団が国境を越えて侵攻してきたのです!」
「我々も力の限り戦いました!」
「でも、なぁなぁの戦争状態を続けていたので、この砦には我々二人しかいませんでした。」
「ついには力尽き、砦と共に朽ち果ててしまったのです。」
魔王:「ん〜、若干軽いのか重い話なのか分からなかったけど。。。
まぁ、何となくそのクラウンナイトってのが暴れてるのが原因かもしれないね。
じゃあ、そのクラウンナイトを探しに出発〜!あ、君達も着たければ来るといいよ。」
「お供します〜♪」
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