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大晦日 床屋さん 髪結いさん
どこかから、テンカフンの匂いがしてきた。
髪を短く刈られて、照れくさそうな子どもが不自然にはしゃいでいた。
子どものとき何年か、住んだ家のとなりは床屋さんだったなあ。
夜遅くに、髪結いさんからでてくるおばさん、パーマネントでちりちりになった頭が、
恥ずかしそうだった。よく見ればご近所の顔見知り。
寒かった。なぜ、小さな子どもがあんな遅く、
大晦日のまちを歩いていたのか思い出せないが。
犬に引っ張られて、ハッと気がつけば、いつも歩く住宅街。
テンカフンの香りも消えている
誰も人は歩いていない。
時間を外して出てきたから、犬友達も見当たらないし。
それで、ふと数十年も時間を引き戻されていたんだ。
今年は酉小屋(どんど焼きの小屋のことをこの辺りではそう呼ぶらしい)
自粛とかで、松飾りや注連縄がすくないのに、
通りはちゃんとお正月を迎える顔をしている。
植木屋さんに枝を終え押された庭木、落ち葉も掃いて、いやに広々見える道。
空き地の雑草もいつの間にか刈られたらしい。
そういえば、テンカフンて、黄色のカラスウリから作るとか、
ブログで教えていただいた。「天花粉」と書くらしい。
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2011年12月31日
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