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何人かで話していました。中にカップルが一組。
「地球の自転速度は、いつも同じではなくて変化している」
みたいな、日常的ではない話題でした。
「そうだよねえ。このごろ時間が早く過ぎるように感じるよ」
「寝るとすぐ朝になって」
カップルの夫のほうです。
「寝付きが良くて、ぐっすり寝るからよ」
と、妻が返す。
おかしくて、私は「くすっ」とわらってしまったたけれど、
話題は、最近の気候がおかしいというようなことに移ってしまいました。
日向でぐっすり寝ている猫をみてあの会話を思い出しました。
いっしょに頭に浮かんだのがなぜか、「暮れ六」という焼き鳥屋さん。
夕方から店開き、だから「暮れ六」だと聞いたことがあります。
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おもしろい! 体の感覚
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現役のパン屋さんのご主人から、
昔のお話を聞くチャンスがありました。
お父さんの代から、いや、もしかしたらその前からの古いパン屋さん。
昔は人通りの多いにぎやかな通りだったという
旧街道で、今も続いているお店。
戦争が終わって、パン屋さんが再開始めた頃の話らしい。
街のパン屋に修行にだされて、
毎日パン生地と格闘の日々だったそうです。
パンの発酵は、毎日お天気に作用される。
それで、熱心な仲間は。捏ねたパン生地の上に板を置き、
その上に布団を敷いて寝る。ちょうど良く膨らむと、
パン生地の力で板が跳ね上がって起こされる。
「生き物の力すごい!! パンは生きてると思った」
そうです。
発酵が進みすぎると、一度に弾力が消えて、
捏ねても、ぺしゃんこで膨らまなくなるんだそうです。
パン生地が「機」を教えてくれるんですね。
低い温度でじっくり発酵させるとおいしいパンになるそうです。
そういえば、ネットでみつけて最近毎週焼いている田舎パン。
捏ねた生地を一晩冷蔵庫でねかせます。
自分が寝る間はパン生地も寝かせておくだけ、と思っていましたが、
うちのパンが美味しいのは発酵温度のおかげなんだ。
ただの手前味噌ではなかったんだ。
そのパン屋さんの「あんパン」いただきました。
いい香り、あんも手作り、昔のパン屋さんの店先のあの匂いでした。
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冬の海はおもしろい。猫の目よりくるくる変わる。
さっきまで光っていたのに、もう真っ黒になった。
太陽の光の具合で、すぐ変わるのです。
うちの窓からは太平洋のカケラが見えます。
庭の木と低い丘の向こう、横長の細い帯。
海の上には雲がかかっていることが多い。
雲が横に広がって、上が広いまっ青な空。そういうときは
海は光ります。白よりも明るい光です。
水平線のすぐ上の雲明るくて、空はほとんど曇りというようなとき、
海は機嫌が悪い。暗いグレー。
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ざくろ一つで、三日も遊んだ。
テーブルの上で、ざくろはどんどん熟して、
真っ赤になって、赤みにピンクが混ざって、なんと言うのか、
緋色を帯びて輝きは増していく、みたいに見える。
そのあいだ、ほとんど暇があるとザクロを描いていた。
といっても、見て遊んでいる方が長かったけれど。
ざくろ、グラナデン、グラナダ・・・と、連想もトンでいく。
グラナダ、スペイン、闘牛・・・
そうだ、この赤は女より男に似合う色かもしれない。
でも、具体的には頭にうかばないから・・・
何枚も描き散らして、最後のできた絵。
でも、やっぱり紅は、自分で着たい。
何枚目かに描いたざくろ。
こころに重いものを持って、前を見つめて歩く少年かな。
そうだ。老いてまっすぐ前を見て歩くひとには、深紅が似合う!
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気づくといいね
すこし動いてる 心
この間の個展が終わってから出かけた太極拳のサークルに、
その前の展覧会のために作ったのに、売れ残ってしまった絵葉書を
持っていって、皆さんに使っていただくことにした。
「いいですねえ、こんな絵が描けたら。教えないんですか?」
「えっ!?」
「お教室、開いたらいいのに」
「絵は教えることできないんですよ。太極拳と同じ」
ちょっと前から気がついていたことです。
「感じること」は教えられないんだって。
一緒にやって感じるようになってもらえれば、最高。
太極拳の楊名時先生のいわれた「見とり稽古」です。
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