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「空の色、海の色、煙の色」で、窓からみえる景色をとりあげたら、とても素敵な場所と、思っていただけたみたいです。
嬉しい反面、嘘を言ってしまった後ろめたさが、これを書かせてくれました。
この記事も一面ですから、真実とはいえません。想像で補って読んで下さい。
美味しいお米が穫れたそうです
あの絵の中景の低い山の向こうは一段低い。田んぼをつぶして造成した広い住宅地です。
むかしはいい田んぼだったと言いますが、私がこの団地に越してきた頃は
線路の両側に広がる一面荒れ地のような野原でした。
線路の下をくぐる広い道路が出来、コンビニと美容院、病院、あっという間に
新しいきれいな家が沢山建ち、二階建てのアパートも並ぶようになりました。
「小さな川が氾濫するからこの辺りの田んぼは肥えていて、おいしいお米が穫れたんだよ」
とはまだ残っている狭い畑の脇に野菜売り場ボックスを出しているお年寄りの言葉です。
新しかったアパートも、3,4年経つと「空き室」の張り紙が目につくようになっています。
あれは何? とよく聞かれる 廃墟です
この団地の西側、大きな工業団地の向こうにちょっとした山があり、その中腹にコンクリートの巨大な固まりがそびえています。
遊びにきた友人はタクシーの中からその大きな建物の影を見て「あれは?」聞くのです。
バブルがはじける寸前に開発が始まったゴルフ場を中心としたリゾート施設の一部。
途中で放置されたので、ホテルになるはずだったビルがそのまま残っているのです。
要らない物は 山に埋めればいい?
その山の手前の小さい山には化学工場から出る廃棄物処理場があります。
一時勢いがあった住民の反対運動も、いつの間にか消えました。
その処理場から滲み出ているかもしれない水への関心も一緒に消えてしまったようです。
水と言えば、水道の取水元の川の源、両脇がゴルフ場だと聞いたこともあります。
この町の水道の水、山の水なので美味しいのですが・・・
空気の匂い 水の味 澄めば都
越してきた頃、空気の匂いが気になりました。
匂いが風向きによって変わることに気がついたのは1年ほどしてから。
肥料のような匂い、硫黄の匂い、匂いではないけれど、洗濯物がよごれる。
それに、軽いぜんそくのある友人は、南の風が強い時は調子が悪いといいます。
澄めば都、これはパソコンに変換をまかせたもの。そうなのです。
空気が澄めば、人の心が澄めば、暮らしやすい。
でもホントは住めば都、いい所を見て気に入って、悪い所に皆が気がついて変わってほしいとだれもが思っている。
そのうちに、<嫌なことが済めば都>になったらいいなあ。
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