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猫に小判というけれど・・・
朝寝ぼけ眼で、キッチンの窓から見ると、
犬小屋の横で犬が、何かをかじっています。
そばにお札が二枚。
あっ、目が覚めました。ちゃんと見えてくると、
横に破れているのはベージュの財布。
わたしのです。
「こら―っ!」だったか、叫びながら飛び出した私に
犬はおびえてお座り。
見るとかじっていたのは、文具店のカードでした。
端が定規になっていて可愛いので
他のカードと一緒に財布に入れているのです。
そばに銀行のカードとクレジットカードも。セカンドバッグも。
ゆうべ、暗くなって帰ってきて、いつもは玄関から入るのに
犬小屋の近くのキッチンからはいった。と思い出しました。
犬小屋の上にバッグを乗せて犬をなでてやった。
大きな荷物だけもって入り、疲れていたので寝てしまった。
犬がバッグを見つけて遊んでいるうちに財布が飛び出した。
皮の匂いで財布をかじった。
入っているカードやお札が飛び散った。
最後はかじり心地の良いかーどで遊んでいた。
そのカードだけが、がじがじに歪んでいました。
お札は夜露のおかげで草にくっついて、
飛んでもいかずに無事でした。
それにしても、犬はやっぱり犬ですね。笑ってはいけないけれど。
犬は犬だね、花イチモンメ
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花イチモンメ
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朝寒くなったから、パンとスープの取り合わせが美味しい。
それも、豆のスープ。
生協のカタログで秋になって豊富にでた北海道産の豆、インゲン豆の系統が多かった。
名前は分からないけれど白、赤、まだら模様、それにトラ豆も。
いろいろ、広口瓶にそろえて眺めるのも楽しみ。
で、一度に1カップくらいを一晩水にふやかして保温鍋で煮る。
やはり生協のタマネギのセール。
まとめて買って、フードプロセッサーでたくさんスライスして
大きなボールに入れて電子レンジに。時々かき混ぜながら、オイルも足しながら
かさが半分になるのが目安です。
最後は鍋でゆっくりいためて飴色にしあげる。
豆とタマネギを冷蔵庫に常備。朝のスープの主材料です。
小さな鍋に両方適当に入れ、水、塩、こしょうを加えて温めれば出来上がり。
ところが、スープはおいしいのに、困ったことが一つ。
できたてのスープは熱すぎる。
それなのに、ゆっくり新聞など広げていると、すぐ冷めてしまう。
食器棚を眺めてひらめいた。
鉢として重宝している抹茶茶碗と鍋用の陶器のれんげ。
試してみたら、とても良い。大発見です。
熱いスープをれんげで口に運ぶと、
熱すぎない。
口のすぼまった茶碗だから、
スープはなかなか冷めない。
いい物みつけて うれしい花イチモンメ
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寝ぼけ眼で、ふと目に入った木の葉の茂み。
雨にぬれて、ダークグリーンのモノトーンです。
まだこの辺りは紅葉していません。
目に入る樹々はみんな落葉樹なので、
冬の朝の目覚めはきっぱり、です。
枯れ枝が空に描く線は、細く勁く、美しい。
今朝はまだ、鈍いダークグリーンの木の葉、
その茂みに、猫の目がたくさん見えました。
寝ぼけているせい?
見直しても、猫の目はそのまま。
それで、片目をつぶってみる。
左目をつぶると、あれ? 猫の目がない。
で、右目をつぶったら、
猫の目が現れた。なーんだ、左目が乱視だから。
木の葉の隙間から見える空、乱視の左目で見ると、
猫の瞳みたいに、二つに見えるのでした。
分かっておかしい 花イチモンメ
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Shyness はにかみ 最近ネットサーフィンをしていて見つけたブログで、
好きな物に「吉行理恵の作品」と、あった。
私50年近く、吉行理恵の『隠れファン』なのです。
「バッハの不伴奏チェロ」、しつこくミッシャ・マイスキーで聴いて
飽きたので、誰か昔の演奏家を聴きたいといったら、友人が貸してくれたCD。
ジャクリーヌ・デユ・プレの演奏でした。初めてきいたチェリストです。
そのCDをきいてから二日ほど、ジャクリーヌ・デユ・プレと
吉行理恵、二人の名前が私の固い頭の中の50パーセントを占領していました。
なんでかな?
CDには英語の小さなパンフレットがついていました。
理解できないけれどながめていたら、「shyness」という単語が目にはいった。
電子辞書に「はにかみ」とあった。これだ。
頭にパッときれいな灯りがつきます。この言葉が二人をつなぐ糸。
題名は思い出せないけれど、吉行理恵が最初の詩集を出したとき手に入れた。
不思議な世界が、薄い本の内側に広がっていた。
預けてあって今は手元にない本、何冊だったか。
とても寡作な作家だった、らしい。
多分初めての小説「オレンジ色の猫」(タイトルは定かでないが)。
あの、シュールとも言える世界、でもすごくリアルです。
ジャクリーヌ・デユ・プレのCDから、音が流れ始めた瞬間
部屋に広がった空気、青い茎のように瑞々しい。繊細。リアル。
同じCDに入っていたファリャの曲も、
自分からは絶対聴いてみようとは思わない種類の曲ですが、
惹きこまれて聴いてしまいました。
キーワードはshyness
ジャクリーヌ・デユ・プレと吉行理恵
私にとって、とても新鮮です
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