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コケでした
今年は、寒いし、カラカラ天気。庭の植物はみんな枯れてしまいました。
放りっぱなしの庭です。久しぶりで来た友人が
「お庭、ずいぶんすっきり! お正月にきれいにしたの?」
「えっ?」
お正月はしないことに決めて、もう5年以上。
知らないうちに春になって、2月の始めにはフェンスの外の法面一面に菜の花、
が毎年のことでした。
タンポポやイヌフグリや、名前も知らない花も冬中さいていたような。
ところが今年は庭全体が枯れた茶色だった。
それで、友人は
さっぱり奇麗にしたと勘違いしたらしい。
秋にシルバーセンターの方に草刈りをしてもらってから、雑草も生えなかった。
ブログのお陰で名前を覚えたタカサブロウも、
ミミナグサも、クローバーも生えていません。
一昨日久しぶりの雨、なかなかの大雨だったので犬の散歩も怠けていました。
ところが今朝、庭に出てみるとなんか、少し緑っぽい。
よく見たら、えっ? コケ!!
そういえば、可愛いとんがり帽子を被ったサクがコケにできること、
顕微鏡で見るとびっくりするほど瑞々しいコケの素顔など、
教えて下さったブログ「コケむら」の案内人さん、どうしてらっしゃるかなあ?
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どうしているのかなあ?
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昔勤めていた会社の隣は空き地でした。
家を取り壊してそのまま、草ぼうぼうの庭の跡に、
夏みかんの木が一本あって、今の時期にはオレンジ色の大きな実を付ける。
夏みかんのあの酸っぱさを知っていても、
葉の濃いグリーンとミカンのオレンジ色は、美しいコントラストでした。
ある日、その空き地が騒がしいのに、仕事中の皆が気づきました。
ものすごい数のカラスが、鳴いていました。
鳴き声に釣られるように、新しいカラスも集まっているらしい。
なにごとか?! こちらのビルの窓に人が鈴なり。
カラスの方から見たら、あのビル、何がおこったんだろう!?
だったかしら?
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レンズ型に透きとおっている
夏みかんの皮のお菓子。
小さな一切れを 口に含む。
甘みと香りが体中に広がる。
味と香りを感じる心と体を 今
恵まれていること、何に感謝すればいいのか?
地震と原発事故の恐怖をきっかけに
心が壊れてしまった友人
それまでは、味にデリケートにこだわっていた。
冷蔵庫にも、好みの物がいっぱい。なのに、
恐怖に追われるように、ほとんどなにも食べないで、
怒っている。焦ってじっとしていられない?
心にも体にもごついカバーを被せて?
一口の美味しさに感覚が開かれたら、
こわれた心も、まとまるかもしれない。
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今頃の季節になると思い出す人、小学校の同級生の一人。
べつに特別親しかったわけではでない。
同じクラスだったかどうかも、覚えていない。
なのになぜ、思い出すのか?
学芸会の歌が
「がーん!」と心に残っているのです。
なんの歌だったかも、覚えていない。
学校の勉強はみんな嫌いだった。
なかでも、音楽の授業は怖かった。
私にとっては文字通りの拷問のような時間。
大げさにいえば
途中で気が遠くならないように、
こっそり膝をつねったりしてその時間を
耐えていたこともあった。
それなのになぜ、歌に、そんなに感激したのか?
そのころ学校には講堂なんてなかったから、
小さな芝居小屋を借りて、三月三日に学芸会がひらかれた。
その一階の古い畳敷きの桟敷が、
彼女が歌い始めると光で溢れた。
舞台の上の彼女は、輝くばかりのうす紅色のばらの花でした。
それから数十年も経って、同窓会で彼女を見かけた。
「大学生の娘が就職で、がんばっている」
と話しているのを耳にした。
輝く「ばらの花だった六年生の少女」が、
充実しお母さんの顔になっていました。
赤い実をつけた、たくましい薔薇の樹、みたいな。
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ブログをなにげなくぶらついていて見つけたブログ。
忘れていた作家に出会いました。
何度読み返しても、また読みたいと感じる作家は片手で数えても、指が余る。
それなのに、すっかり忘れていたとはどういうわけかしら?
いつも、自分の心が一番信用できないんだから。しかたないか。
ブログ「なんか毒出ていません?」のプロフィールに、
好きなものとして「吉行理恵」をあげていた。
「わ、同じ!」と一遍で親近感を持ってしまいました。
ちょいちょい伺っては言いたい放題をコメントしたりして、
一方的にお気に入りだったのに。ある日ぱたっとブログを閉じてしまった。
吉行理恵、不思議な詩人でした。
急に読みたくなって、少しばかりの蔵書を預けている友人のところにいったら、
なんと吉行さんの著書が5冊も、作品が掲載されている同人誌が1冊ありました。
もっているのは、初期の詩集とずっと後に出た小説が一冊と思っていたので、
驚き。その上、『C様 吉行理恵』という署名入りもあって!!
引っ越しの度に本を処分した。
押し入れも戸棚もない一部屋だけの現在の家は今読む本だけしか置けない。
読み終わったら図書館の「どうぞお持ちください」コーナーに置いてくる。
ここに越す時、小さな本棚一つにまとめて本を預け、残りを処分したけれど
「吉行理恵」の本だけは、一冊も手放せなかったんだ!!
多分池袋だったか、小さな暗い居酒屋での集まりが、
映画のシーンのように蘇った。
半年に一度は転職していた時代の、仕事関係の知人に誘われた集まりだった。
ほとんどしゃべらない繊細な少女のような人を、クリスタルグラスと思った。
作品もクリスタルグラスの世界だった。
本を開くと、また引き込まれてしまうその世界
彗星のように、遠い軌道を回っているかしら あのブロガーさん
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