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出会うって素晴らしいことです
たくさんの人と俺は今繋がっています
有難いことです。本当に…
でもその繋がりを持続するって容易いことではない
繋がりを大切にすることとは
ある意味自分の身を捨てる覚悟でその方と接することに似ていると思います。
同じ人間ではないので、同じ考えを持つことは出来るはずがない
では、どうするのか?
その人が望むことを一緒になって実現しようとすることではないのでしょうか?
でもそこに『やってやってる』なんて思いが芽生えたら
その人とはうまく付き合えないでしょう。
自分が自分がと一番前に出る
そんなことを考えた瞬間にすべては瓦解します。
今の俺にはあり得ない考えです。
自分は主役ではない
それは俺が一番知っていること
でも、その方一人の力では出来ないこともある
その時には…
必死になって手をお貸しします
『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』
このブログでも何回か書いてると思います。
アーティストには…
独創的なものを作り出す部分と
他のスタッフのみなさんとの協調を大切にしなければいけない部分があるのだと俺は思います。
1人でも作品を作り出せる部分と
たくさんの人との協力で作り出せる作品との違いです。
この世界にほんの少しだけ長く俺はいます。
職業として始めてからは23年余
写真がアートだと認められればの話ですが…
その間にも
映画制作を手伝い
音楽業界にも携わり
助手として19歳の頃に就職をしました
そこで一番最初に学んだこと
それは…
人とのお付き合いの仕方でした
気を使うこと
それは相手を重んじること
『ありがとうを言うばかりではだめだよ。ありがとうと言われる存在になりなさい』
それが大切だと俺は教えていただいた
機材の扱い方を叱られ
スタジオのペンキの塗り方で殴られ
果ては話し方やあいさつの仕方まで怒られ蹴られ
毎日毎朝会社に行きたくありませんでした
有楽町線飯田橋の駅に着く約3分の道すがら
『なんで俺はこの坂を下りてるんだろう…』
そんなことを毎朝思い歩いていました。
スタジオに着くと一番最初に3か所のトイレ掃除
そして2本のほうきを持って5階から地下までの階段と廊下を掃除して…
毎日良く続けてたと思います
本当に毎日怒られていましたので
入って間もない新人に、徒弟関係を解れと言ってもね…
そんなものがあること自体知らないわけですから
でもね…
入社して3か月位の時
大手広告代理店Dの重鎮写真家Kさんに
『木村君今日は助かったよ。ありがとう』と言われました
記憶が正しければ…それが初めてのありがとう…
え?俺、ありがとうって言われた…ってビックリした。
Kさんは
『中西君。いい助手が育ってるね。俺のスタジオにはまた木村君を入れてください。たのみます』
と頭まで下げてくださった。それもかつて自分の助手であった後輩に対して。
中西さんはにこにこ顔で
『ちぐさ!今日は飯一緒にしよう。ゴールデン街にも連れっててやる。俺、Kさんに誉められたの初めてだ。ちぐさのおかげだ。ありがとう』…って
あれ?また言われた…ありがとう
後から聞いたことですが
俺の初代先生中西さんも新人の頃『ありがとうを言われる存在になりなさい』と教えられたそうです。
そう…Kさんに。
Kさんはその当時50歳代中盤
DにKありというほどの写真家です。(今もお元気で毎年素敵な富士山の年賀状をいただいております)
40歳代の頃アメリカにロケに行っていたKさん
その時奥さまは病の床に伏せっていたそうです
突然。D社に奥さまの容体が急変したという一報が…
写真部の幹部たちは『Kさん。仕事は誰かを行かせるから帰ってきなさい』と何回も何回も…
でもKさんは嫌だの一点張り
最後にはなんとD社の社長さんまで電話口で…
『社長命令だ!帰ってこい!!』
Kさんは
『いいえ。これは僕の仕事です。僕の仕事に口を出さないでください。撮り終えるまで帰りません…』
悲しいかな…奥さまは帰らぬ人になってしまった…
そんな逸話を…いや伝説を持っている人
そして写真の腕もセンスもピカイチ。
D社の綺麗な女性社員の皆様にも1番人気で
毎日ご飯のご予約一杯でした。。。
その方が後輩のみんなに教えて下さっていた事
『ありがとうと言われる存在になりなさい』
俺はその言葉を大切にしています。
仲間を尊重しなければありがとうなんて言われません。
勝手をしていてはなおさらです。
この世は持ちつ持たれつ
当たり前です。
そして…
Kさんにもうひとつ教わったことがあります。
『アーティストである前に紳士であれ。いつも自分が中心ではない』
それって相手をたてること
気を使える人間になれと言われたんだと解釈しています。勝手にですが…
今は徒弟関係なんてことは稀有な時代
怒ったらみんな辞めちゃうんですって
悲しいですね
でもね
協調しなければ大きなことは出来ないんですよ
そのためには身を捨てる覚悟もしなければいけない
自分の気づかいですべてが丸く収まるならいいじゃないですか
人の気持ちをくみ取るって難しいことですが
こちらが気を使えば間違いなく返ってきますよ
それが物質的なものか精神的なものかなんて関係ないですよね
だって見返りなんか必要ないでしょ?
その人の笑顔が一番のお返し
みんなの笑顔が最高のご褒美
たぶんKさんや中西さんや先輩のみなさんたちは
俺にこれを教えてくださっていたんですよね。
『人のために尽くしなさい。自分のすべてを投げうっても』
ちょっと大袈裟かな???
でもね…
この記事を見てほしい人がたくさん出て来たんです
最近ね…
がんばれ!みんな!!
俺も負けない(^_-)-☆
ちぃにぃ
そういえば…
KさんもイニシャルはT・Kだ!
初めて気づいた
俺と一緒。。。嬉しい…
Kさんに敬意を表して
富士の写真です。。。
う〜ん…下手くそな写真…
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