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ふと、
昔、どこかでみたこの映画が観たくなって、DVDを借りたちぐさです。
「吉原」。
私の中で、歴史上のある或る地点、でしか無かった場所は
今や、ちょっと身近な場所になっている。
風俗の世界に入ってからは。
もちろん、当時の吉原と今のそことは違うし、
歌舞伎町とも同じではない。
ぜんぜん違うはずなのに、全部が、自分に重なって見えてくる(苦笑)
根本にある、女の業や、意地、それを取り巻く人々の情…
時代や仕組みは変化しても、そこでドラマを繰り広げる人間は、
いつの時代も変わらない、ということだろうか?
(多分、今自分がちょっぴりセンチメンタルになっているから、
余計そんな風に見えてしまうのかもしれないけど。)
ある程度の覚悟をして入っても、耐え切れないこともある。
何かに狂っていく友人を見なきゃならないときもある。
自分が、何かに突き動かされて、間違いを犯すこともあるし、
それに伴う結果を背負い込む羽目になることもある。
それでも、その世界で生きていくと決めたら…
自分を殺して、誰かを殺していくこともある。
諦めなきゃならないたくさんのこと、
でも、どうしても譲れなくなる、いくつかのこと。
自分は筋を通して、まっすぐ進んでいるはずなのに、
他人から、罵倒されることもある。
それが大事な人や、仲間だったら、辛い。
みんな、幸せを追いかけているのに、
みんなが幸せになれるわけじゃない。
愛し合う2人が必ずしも結ばれるわけじゃない。
もしかしたら、目に見えない部分が、本当の愛なのかもしれない。
愛なんて、言葉にしたら、本当に薄っぺらいものになってしまうのかもしれない…
甘い言葉、自己犠牲、赦し赦されること、
燃え尽きたら、灰の中から出てくるのは、究極のエゴなのかもしれない。
でも 灰の上で、そのすべてが虚構だったって、誰が言い切れるだろうか?
(あーなんだか、思考が暴走中です)
人間が人間に値段をつけて、人間を買いにくる街は、
凄く華やかで、凄く、切ない。
どこまでも汚く、自分のために割り切っているようで、
実は、心底割り切れている人間なんていないから、
だから、いつまでも綺麗で、切ない。
…でも、いつまでも戻れる場所じゃないんだ。
ラスト、炎に包まれる吉原を見ながら、そう 思った。
勝手にいろいろ思って、
また、観ようと思った。
多分 次回は 風俗を辞めてから…
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