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今年の最後の締めくくりにはふさわしい本だった!
今年は育児に追われて、TVやDVDよりも、寝静まった後、風呂で本ばかり読んだ一年でした。
(世間の話題に取り残された1年だった、とも言う…;)
一見、最初に旦那が読んでいるのを見て、宗教チックな本か;?と思ったけど、
立派な(心理の)学術書ぽくもあり、また、スグに自分の生き方にフィードバックできるような、為になる本です。
生命が誕生した瞬間から、乳幼児期・青年期・壮年期・老年期と、
人の人生を順に追って、基本的な心理的変化を辿る、という興味深い本。
印象に残った内容をいくつか。
「生物進化の過程として、人間にしか見られない“二足歩行”と“言葉の発達”、この革命的な出来事を赤ん坊は2歳半ごろまでの間に次々と経過するのだから、この時期ほど内容の詰まった時間は、一生に二度とない。」
「青年期には、子は親の生活曲線を追い抜き、立場が逆転し保護者のようにふるまう時期があるが、それを良好に経過すると、親子は“よき友”として、乳児期に出会った人格的な出会いをこの時期に完成させることができるかもしれない。」
「壮年期は、人間が『生み出したもの(生物学的な子に限らず自分が創ってきた何か)』に対して、困難や苦労を伴いながら、これを育て、守り、維持していく時期である。」
「老年期には、『生み出したもの』を超克せねばならない。つまり、死を迎えるにあたって、自分が過去に築いてきたものに執着せず、客観視し、突き放して行かねば安らぎは得られない。」
上二つは、
育児中の身としては、今現在革命的な日々を送る息子の一日一日を大事に過ごそうとあらためて思えた内容。
また、自分も「子」である立場としては、自分の親と良好な関係を築けているのは、自分の親の偉業なんだな、と思えた内容。
下二つは、たしかエリクソンの考え方ですが、いずれ(まもなく?)壮年期に突入するにあたって
私はまず自分が何を生み出してきたのか知ることから入るんだろうな、という感じです。
今はまだ、その日その日で精いっぱい。
でもきっと日々何かを生み出しているんでしょう。
省略したけど、学齢期や結婚や仕事や病気についても書いてあって、面白いです。
心理学には興味なさげな旦那でも面白いと言っていたので、良い本だと思います。
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