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小学校の時、新しい図書室になって初めて手にした本。
それは、ちょうど八月。
「八月がくるたびに」
何だろう。
背表紙を引き、手に取ると、
表紙に描かれた絵の強烈さにぷるっとした。
いくつものいくつもの手が
天に向かって伸びていた。
何かを求めていただろうということが
その表紙から感じた。
その絵の印象は、
内容とともにずっと記憶の中に残っていた。
中学校の修学旅行、
行き先は、中国地方。
広島平和記念資料館は行き先だった。
原爆−
なんて恐ろしいものなのか。
頭の中ではわかっているつもりだった。
戦争の話も聞いたことがあった。
でも、これは違う。
これは、
あの時の手だ。
あのたくさん手だ。
なんでこんなことになってしまうのだろう。
どうして、こんなひどいことをするのだろう。
胸のどこかにとげが刺さった気がした。
あれからずっと刺さったまま。
でも、それでいい。
忘れてはいけないことだから。
追記−
「八月がくるたびに」は8月9日長崎でのことになります。
また、現在は当時に見たものとは違ったもので発刊されているとおもいます
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まだ小学生の頃、近くのお寺で「原爆」の紙芝居を見た。
題は忘れた。
しかし、その凄惨さは強烈であった。
そのむごたらしさはいつまでも心に残っていた。
でも、やはり50年も過ぎれば、記憶は風化していく。
今ではそのときの内容を正確に思い出すことができないというよりおぼろげに記憶しているといった方がよいでしょう。
こういうものはやはり機会あるごとにリフレッシュする必要があると思います。
私は長崎にも昭和39年3月に訪れましたが、原爆資料を展示している会場が丁度休館日でしたので、残念ながら見ることができませんでした。
最近ではテレビの番組で見る程度ですが、今年はオリンピックと重なってどちらを優先にするでしょうか。
2008/8/9(土) 午後 9:00 [ 秋水 ]