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いろいろ更新しようと思って立ち上げたけど、結局一番悩んだりした出来事は、「考えたくない」という拒否反応もあってここには書かなかった。
書いたら書いたでアタマの整理ができてよかったかな?と思ったりもするけど、そういう精神状態でもなかったし。
前回日記を書いたのの少し前頃から、自分がどうしたいのか、どうしたらパートが纏まるのか、何を求められているのかとかわかんなくてとにかく堂々巡りだった。
トップを引き受けると決めて、トップになる前に既に内視鏡を2回飲んでしまうほどの胃炎を起こし、話によると救急車を呼んでもいいくらいの腹痛におそわれたわけで、すごくストレスフルだった。
自分自身でも少しは気にしていたけど、他の日常生活のストレスとも相まって6月下旬から「寒冷じんましん」を起こすようになってしまった。仕事上、冷凍のサンプルはよく手にするし、当然冷凍庫もよく使うわけで、サンプルを持った指先やら冷凍庫に触れてしまった腕やらが腫れ上がるわ痒いわでけっこうまいった。日常的にも冷たいものは飲めないし水で顔も洗えない。冷風に吹かれると腫上がるし、「冬じゃ仕事にいけないよ」という状況にまでなってしまった。
まぁそれでも仕事も生活もオケも投げ出すわけにはいかないし、見栄っ張りだから他人に弱いところも見せられないし、時間ばかりが流れていった感じだった。
イライラして眠れないことが増えて、七夕の頃に久々に自己催眠を使った(中学生の頃に母親から教えてもらって、どうしようもない時に使ったりしてたけどあんまり上手ではなかったんだけどね)わけで。そしたら、思いのほか上手にかかっちゃったみたいで、心が解放されたらしく夜中に号泣。その後少しの時間をかけて開き直ることができた。
「やった後悔かやらなかった後悔かならやった後悔を選びたい」
やっとそこに辿り着いた。
自分から何かを発信して、受け止めてもらえるか受け入れてもらえるか、無視されるか反発されるか、わからなかったけど、「何かすればもう少し変わったかもしれない」とかいう下らない言い訳を残したくなかった。
なんか、そうやって吹っ切れて、やっと外の景色が見えるようになった感じになった。
でも、家で楽器に触れるまでは復活できなかった。
一週間前にFgの人に「どう?家で練習するようになった?」と聞かれた(私が以前から家で練習しないことを知っている人なので)。
で、その時の状況としては素直にNOだったので
「いや、全然」と答えたら、「ダメだよ、弦楽器は。前が弾けないと後ろが弾けないんだから」と当たり前なお叱りをされました。
後ろから見ててそう感じるなら、はよ言ってくれ(笑)。
まぁ、だからって家でさらわないけどね。たぶん、毎日練習してたら、精神的にかなり悪い方向に落ちたはず。
昨日、演奏会を迎えた。
一昨日の通し練習はボロボロだった。数も数えられないし、数えているつもりでも「あれ?ここは出るところじゃないぞ?ホントはいくつだ?」なんてところばっか。後から聞くと、「あれ、ここだよね?でもトップ弾いてないんだけど?あれ?」とかかなり不安を与えていたらしい。そりゃそうだろ。なんか、2時間半の練習で毛髪が全て白髪になっても不思議じゃないような気分だった。
で、これまた後から聞いた話によると「こりゃ前をあてにしていても役に立たない、自分がしっかり弾かないと」と思わせたらしい。ま、トップがちゃんとしてようがしてまいが、皆さんちゃんと弾いてもらわないと困るんですけどね。
そんでもって、演奏会当日をありゃりゃ〜ってな気分で迎えることに。
緊張していないつもりでも、衣装を忘れて途中で取りに帰るというかつてやったことのない失態を演じてみたり、変だった。
午前中はステリハ。
隣に座っている人が一曲目の譜面にカキコミをしたいから持ち帰りたいと言っていたので前日の夜から当日まで預けていたのだが、ページをめくってsoloのところで、1stのsoloを書き込んでいたのが全て消されて別に大きく書き直されていた。大きく書かれたことは大した問題ではなかったのだが、1stsoloのリズムではなく「音」を書いていたのが無くなったものだから、半ばパニックに。「うひゃぁ、消えとる!」と思わず言ってしまったほど。で、ボロボロでした(笑)
っていうか、「solo以外は、ま、普通かな、何カ所か落ちたな」という程度(のつもり)。
昼休み、長いつもりでのんびりしてたら勘違いだったみたいで、化粧を直す間もなく慌てて着替えて舞台袖へ。
そして、本番。
一曲目。自分の弾く最初の音が、これまでの練習で一度も出たことのないきれいな音で入った。自分で感動する始末(笑)。コンミスちゃんはsoloが多い曲。高音、ロングトーン、ppp、度胸を試される(?)ような曲。「あ〜、緊張してるなぁ。かわいそうだなぁ。ホントはもうちょっと音のびるのに、惜しいなぁ。」とすっかり他人事(自分もsoloあるのに)。自分のsoloのところはコンミスちゃんとかけあいの要素があるので、「んー、この緊張具合だと音程がうわずるかなぁ?うわずった場合、どこまであわせられるかなぁ。」とか直前まで考えてた。で、solo。solo、soloと叫ぶけどタカダカ5小節(笑)。でも直前まで指揮者の求める音が出せずに実は苦労した。拍をもらって弾きだしてみたんだけど、「あ、指揮見たら酸欠のキンギョみたいに混乱するわ、拍感は掴んだから求める音は出せる範囲で表現するから指揮見ないどこ」とビックリするような判断(笑)後からVcの人達複数に、「あそこ、目〜閉じて弾いてたでしょ」と指摘された(笑)閉じたつもりはなかったんだけど、どうやらそうだったらしい。一応、弾いた後に「うーん、あそこは…」と考えそうになったけど、「今は振り返ってる時間はない、前、前、前にいくよ〜」と思考遮断。 ま、そんなこんなで終了。
二曲目。一曲目もそうだったけど、なんかみんな煽る煽る。すんごい早いんですけど。そんなに早く弾けません。でも2nd Vnでは戻せませ〜ん、そんな技量もありませ〜んって感じ。せめてうちのパートだけでも煽ることは止めて欲しいと思って舘に動きまくり。でもあれってハタから見ると先頭きって煽ってるようにも見えたかな。
休憩。コンミスちゃんの控え室を一緒に使わせてもらってたのですが、コンミスちゃん涙目。一曲目のsoloの件で落ち込んでいたモヨウ。慰めたり元気づけたりできる人だといいのだろうけど、慰めたり誉めたりリップサービスがさっぱりできない私、「あー、緊張してたね。かわいそうだなって思ってみてたよ」とロクデモナイ発言。今思うと、「気遣いの無さ選手権」に出たらダントツ優勝だね。
三曲目:メイン。一楽章のどこだったかで管楽器と1st Vnが半小節かなんだか、とにかくずれた。2ndはお休みだったので「うーん、これはどちらにつけるべきかなぁ」などと思案。結局自分が出る前に解決したので助かった。一楽章に2ndの最もキモになる部分があって、これが前日もメタメタだった。なんとかしたくて必死で指揮者に「でかすぎ」と叱られる場面も。本番はたぶんずれずにできたと思う。心の中で「ありゃ、やっぱちとでかかったか」とチラと思った。
二楽章はワルツ。途中で一瞬Vcと旋律を弾くチャンスが与えられる。「舞踏会で翻るドレスの裾があなたに見えますか?」という気分、なんか楽しかった。
三楽章はObがおいしい。このsoloが素晴らしく美しくて、このところずっと緊張して眠れないという苦悩(?)も感動的な結果に結びついたようでよかった。この三楽章、すごくお気に入りの、ここだけは譲れないっていうところがある。本当はCbを見ながらやりたいところなんだけど、会場になったらCbのトップは座って演奏だったようで、位置が低くあんまりちゃんと見えずに残念だった。まぁ、ショックはステリハで受けたから本番は「つまんないなぁ」って程度だったけど。
四楽章、五楽章はあんまり記憶に残ってない。とにかく舞台が暑くて汗がものすごくて干涸びそうなのと楽器が滑って落ちそうなのとが気になっていたと思う。演奏会全体的にあんまり記憶に残ってないんだけどね。
最後のページをめくった時に「あぁ、楽しかった。思い残すことは何もない。すごい充実感と満足感だ」と感じた。で、一瞬嬉しくて泣きそうだった。別にオケやめちゃうわけでもないのに、と思わなくもないんだけど。
というわけで、なんかすごく充足して終わった。
実は、演奏会の前夜にも自己催眠を使って「演奏会は楽しい、すごく満足して終わる、気持ちよくレセプションにでて、とにかく楽しい」みたいな暗示をかけてあったんですね〜。
おそろしくしっかり暗示がかかっていたようで、楽しかった記憶と感情が大きく動いたところ以外は記憶に残ってないんですよ(笑)。
最初の曲で、「前へ!」と思ったのも催眠中ではなかったけど暗示になったのかも。
催眠のせいか記憶が残らないのは非常に残念なんだけど、パートの人から「本番はすごく楽しかったでしょ?」と言われたので、巻き込み体質の私としては良かったかなと。
本番後、打ち上げの二次会では「この人は上手いのに不真面目で、練習とか全然ダメなんだけど、本番にはきっちり帳尻を合わせてくるのよ」とか言われたい放題でした。コンミスちゃんの緊張具合と私の落ち着き具合(緊張してたはずですが)がかなり対照的だったとも言われたし。「昔から度胸があるよね」とか、それはfemaleに対してどうかしら?というようなことも。
でも、とにかくすごく楽しく満足したこともあり、やけにハイになって、本日廃人寸前です。アクビをするとエクトプラズムが出そうです。
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