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ニューヨーク発・生録英語 No.14
八巻 由利子 著
一人一人の前にある見えない道
①I'm on my way.で「もう行く」
ニール・ヤングの大昔の曲に”On the Way Home"というのがある。
「家に帰る途中で」という意味だ。
このタイトルを聞いたのは中学生のとき。
ちょうど教科書でon my way to,,,(〜の道すがら)という表現を
習ったばかりだったので頭の中の英和辞書に即座に書き込まれた。
ところが、
八年ぐらい前、あるカナダ人と仕事をしていたとき、
別れ際に「これから家に帰るの?」という意味で
Are you on your way home ?
と聞かれた時はびっくりした。
前述の表現を知っていたにも関わらず、
新しい語句を聞いてびっくりするときにいつも感じる
軽いショックを味わった。
こんな基本的な表現なのに,
何故こんなにびっくりするのだろうと自分でも不思議だった。
でも学校英語で習った表現からの応用ではでてこない文だったのだ。
ニューヨークに来てからは、こんな使用例を聞いた。
ブロードウェイに面した,アフリカのお面などを打っているソーホーの店に
一緒に入った友達がアメリカ人の習慣で,
ひとしきり店の人としゃべった後、
I'm on my wayと言ってそこから去ろうとした。
もう行くというような意味で使ったのだ。
I'm on my way home.(家に帰るところ)と同じだが,
行き先を特定していないだけだ。
the way だとピンと来ないが、wayにyourやmyがつくと,
その人の行く手という意味がでて来るようだ。
まるで目に見えない道が出来ているみたいなもの。
これが私にはとても英語的な発想に思える。
ひとりひとりの前に道があるというのがいかにも個人主義的ではないか。
*****転載終了
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