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6月19日(日)晴れのち夕立
夕方、待望の雨が降った。どっちかというと梅雨末期の夕立ちのような雨だったが、まぁ全く降らないよりはマシですね。
さて満を持して雨の季節に聴きたい曲を紹介しよう。
トップバッターはフランス近代の作曲家フォーレ。彼に限らずフランク、ショーソン、ラベル、ドビュッシー。フランス近代の音楽家の室内楽はいずれも雨の日向きの曲が多い。
おしゃれで洗練されていて、しっとりした曲の感じが、いつもの日と違い、家の中でじっともの静かに過ごす雨の日の雰囲気に合うのでしょう。
ガブリエル・フォーレは19世紀の後半から20世紀の前半に活躍したフランスの作曲家。一般的には「レクイエム」とおびただしい数の歌曲で知られる。
彼の室内楽作品はピアノ五重奏曲が2曲、ピアノ四重奏曲が2曲、それにピアノ三重奏曲と弦楽四重奏曲が1曲ずつ。有名なバイオリン・ソナタ第1番と第2番を加えても8曲しかないが、そのすべてが傑作である。
彼の室内楽の特徴は内省的で、情熱が熟慮というオブラートに包まれ、洗練され、晴朗にして高貴ですらある。つまり西洋音楽史における近代フランス音楽の特徴のすべてを兼ね備え、それを代表しているといってよい。
その中でもピアノ四重奏曲第1番は、バイオリン・ソナタ第1番と並んで比較的初期に書かれた作品なので、率直で分かりやすく、旋律も親しみやすい。
ベートーベンと同じように、不幸にも晩年耳の病で聴覚を失った、フォーレの後期の作品に見られる苦渋の後と難解さは、そこには見られない。
とりわけ第3楽章のアダージョは甘美にして優雅、フランス音楽らしいエスプリの効いた叙情性が感じられる、魅力的な楽章である。
演奏はジャン・ユボーのピアノ、レイモン・ガロア・モンブランのバイオリン、コレット・ルキアンのヴィオラ、アンドレ・ナヴァラのチェロという、いずれもフランスのミュージシャンによるレコードを聴いている。(1968年)(ERATO EX-2327)
もう一つ1977年の録音でジャン・フィリップ・コラールのピアノ、オーギュスタン・デュメイのバイオリン他のやはりフランスの演奏家ばかりの演奏も定評がある。
(こちらはEMIの全集物の中の1枚。)
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はじめまして。フォーレの歌「スプリーン」は「巷に雨の降るごとく」ですね。歌曲は聴いてるんですけれど、その他はまだあまり聴いてないので聴いてみます。
2005/6/20(月) 午後 9:12 [ otheR wind ]
other windさん、こんばんは。こちらはフォーレの歌というとレクイエムとメリザンドの歌くらいしか知らないので勉強させて下さい。ちなみにピアノQ,1番はかつての朝ドラの「はね駒(こんま)」(斉藤由貴主演)のテーマにそっくりです。三枝茂彰がフォーレを真似たんだと思いますけど・・。
2005/6/20(月) 午後 11:51
ピアノをやっていたので、ドビュッシーはとても好きでした。しっとりとした感じがいいんですよね。ふと思い出した事があったので、トラックバックさせていただきます。
2005/6/23(木) 午後 7:39 [ うらん ]
フォーレ!ならちさはあんまり有名じゃないですが、小ミサ曲が大好きです☆歌いましたし、聴くのも大好き!素敵っ。レクイエムもいいんですけどね〜。もし機会があったら是非☆静かな湖面をみつめるような音楽(とちさは感じます)ですよ♪
2005/6/26(日) 午後 5:59
静かな湖面をみつめるような音楽ですか。聴いてみたいですね。グリーグも「北欧のショパン」といわれるほどピアノ曲が多いのに「抒情小曲集」しか知りません。またいろいろ教えて下さい。
2005/6/26(日) 午後 10:36
私もドビュッシー好きです・・。「牧神の午後」ってドビュッシーですよね。すごくいい曲だと思います。
2005/7/5(火) 午後 10:45 [ 月の雫 ]
フォーレのこれらの曲、隠れた名曲といっても良いのではないでしょうか。昔、吉田秀和さんがフォーレのこれらの曲、そしてフォーレを賞賛した評論の載っている文庫本を読んだのが聴き始めたきっかけでした。
2007/3/27(火) 午後 6:32 [ - ]
「フォーレを知ることは、特権を得ることだ」たしか誰かがそう言っていました。私も同感です。
2009/2/4(水) 午後 3:55 [ サティ ]
kazuさん、とんでもなく遅いレスポンスでごめんなさい。私も学生時代、「東京が空襲でやられる前にフォーレの室内楽のレコードを庭に埋めた」という吉田秀和の感動的な文章を読んだひとりです。
2009/2/4(水) 午後 10:30
サティさん、その通りですね。誤解を恐れずにいえば、フォーレの音楽を愛する人は「精神の貴族」足りえるでしょう。
2009/2/4(水) 午後 10:36